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■2009年10月29日（木）
料理の話が出たついでに
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日本って世界一野菜嫌いの国だよね〜って話を。
・フランスやイタリアやドイツをミックスして、日本向けにアレンジした洋食という日本独自のジャンル(どんなに値段が高くてもファーストフードにしか見えない)。これなんか野菜付け合せか生コールスローくらいでしか存在感ないってのが、奇妙です。
・イタリア料理＝パスタになってしまい、前菜などで豊富に出る野菜を省いてるのが日本のスタイル。
・カレーやラーメンなど、炭水化物大好きで、それに塩と油があれば言うことなしというものが、国民食に。和食も油がないだけで寿司やそば・うどんなど、炭水化物と塩の濃いスープのみのものが多く、贅沢なものには脂の乗った魚や海老の天ぷらなど、これも油がつきまとうが、野菜の陰はなし。
外食を眺めてみるだけで、これだけ挙がります。
ところで、
・好きな野菜の調査などでは、必ずジャガイモやとうもろこしが挙がりますが、これは野菜ではなく穀物の分類になる栄養価です。
・そして、スーパーで出回る野菜は、野菜本来の香りやビタミンなどの栄養は低い代わりに、【糖度】を基準に品の良し悪しが決まるという文化(癖なく、果物化されたのしか認められないってことですよね)。
なんでなんでしょうねぇ、この状態。
とずっと考えていたわけで、自分なりの答えが少し出てきました。
日本には野菜を真に料理して味を引き出す文化がなかったことによる、生か醤油で茹でるものという固定観念が、安く粗末なものを言うイメージに繋がったのではないかと。
野菜をペーストにしてダシにするなんて、西洋料理をこだわってみようって人にしか解らないですよね。
ソースといえばウスターソースしかないし、ケチャップにしても、どこも同じような味で、真にトマトの味を出してるものはなく、ソースというよりちょこっとかけて使ってねってデザイン。
結局、煮物か生サラダしか使い道がないから、嫌いになってしまうのかなぁと。
西洋料理を日本に持ち込んだときに、醤油文化に合わせて、画一化された商品として流通されたのが、今になっても残ってるんだと、思ってます。
野菜好きには寂しい限りの、スーパーのラインナップだと常々…。
それ以上に、店で食べる姿をみてると、健康はどうなってるのか心配になったりします(笑)
料理屋に行って野菜だけの秀逸な料理が出てきたら、味やテクニックよりも、野菜ということで貧相で安物と見られてしまうのは嘆かわしいものです。
私は、野菜の調理が優れていないと、料理人とは認めませんよ♪
というか、肉と炭水化物だけの料理なんて、低俗でfat&diseaseってイメージしか出てきません… | | |