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■2007年08月30日（木）　シリーズ日本のゆがみ(4)

本日は交通機関。
次回に改造内閣でも行きますか。

そして、本日の話題に入る前に。前回書き忘れたことを。
小沢･民主党首に関して。
この人はどう考えても政治家でのし上がったのではなく、数合わせの政治屋。
自民時代にのし上がったのだって、【傘下企業からの献金】。
その自民を辞めたのも、【勢力争い】が元。
どう考えたって、この人に期待しろってのはムリな話で、、、民主の高年齢幹部は多かれ少なかれ同じ路線。
この顔をみてる限り、自民と同列なんですよ。

｢是非私たちにチャンスをください。政権を与えてください｣
と力説するけど、その結果どう運営するのか、具体的な言葉では全くでてこない。
ここが、ダメな万年野党を今も引きずってるところ。
このままでは、また衆院戦で負けて、元の状態。
選挙前に明確なストーガンを出す作戦にしても、小出しに出来る核の部分は出すべきで、ただ、｢政権｣と言っても、誰が納得するでしょうか？

さて、本日の本題。
地方に限らず、人口の多い都市部でも、バスを中心に地方では鉄道まで公共交通の廃止が続いてます。
道路作るより、こっちが先なのでは？
ただでさえ、CO2削減が国際的に緊急の事態となってる今、道路行政が復活したらたまったもんじゃない。

問題点は、
①都市部⇒ずさんな経営戦略。
②地方⇒人口の減少⇒不便になり更に減⇒悪循環。
ここがメインになってるはずですです。
他の先進国では、、、多額の予算が公共交通機関には注ぎ込まれ、「生活の為のインフラで、黒字でなくても支えるべきもの」が徹底されています。
日本では、、、「特定企業に予算を分けるのは筋違い。赤字ならさっさと廃止」。
あまりに温度差が違いすぎます。

まず①の都市部から行きますか。
バスに関してですが、都市部のバスの特徴は、多彩なルートを作って、ターミナル付近では路線が重なるという無駄があまりにも多い。

8個くらい路線が通ってて、並んでやってくるバス停だって少なくありません。
循環バスなんか、半分は他の路線と重なってるのも多い。
同時に来たバスで、前は50％くらい。後ろ２両はガラガラなんて、よくあること。
放漫経営がなせる業で、無駄ですよね？
個人的に思うのですが、駅のような集中してる地域をターミナルにしてるのでこうなるのでは？？？
中間地にミニターミナルを多数作り、そのミニターミナル間をつなぐ路線を作り、ターミナルから駅や病院や公園などの路線を作る。

乗り継ぎを前提にして(料金体系も含めて)作れば、呆れるほどシンプルで無駄のない路線が出来るはずです。

もうひとつ、行政のナァナァ経営も痛い。
乗務員の賃料不正搾取が横浜で億単位になってるという事件が出てきましたが、これも外部の監査を入れない体質の問題。
（完全に、お役所仕事のツケ）
公共のカネを入れて、その代わりに経営監査を強化。
当然で当たり前の流れなんだけど、何故か日本ではタブー。
今のままでは、ダメだ。

②の地方。
これこそ、税金投入すべき事例なんだけど、自力再建が原則の日本では、当然成り立たない。
これには都市部に全て集中させて、地方は言いなりになってろという、中央官庁の方針が強く影響してる。
産業も行政も全部中央に集中させて、地方に何も残らない。
その結果、産業の役に立たない公共事業でカネをばら撒いて、ご機嫌取り。

使われない無駄に多い空港、通行料が圧倒的に少ない無駄に豪華な高速道、必要ないけど支持基盤の建設業を潤す目的だけのダム工事。
こんなことやってて、地方が活性化できるわけがない。

都市部の大企業でなく、地方の中小企業を伸ばして、雇用拡大⇒産業化⇒人口の回復って路線の方が、圧倒的にカネの使い道として得策なのでは？
具体例のひとつとして、市町村別で商工業従事人口をベースにした偏重法人税。
今は、ほぼ全国一律。
これでは便利な都市部に更に集まるだけ。
都市部を100％としたら、従事人口が少ない地方に20％から徐々に人口が多い地域に割合を高く。
５年で最も少ない年を税率にして、毎年度更新。
地方から伸びる企業や、大企業の一部を移転など、地方活性のひとつの具体策になるのでは？
これだけでなく、中央集中の今の状態を是正する政策のほうが、ばら撒き公共事業より建設的ってのは、国民誰もが思ってるでしょ？

企業が増え、産業が出来上がれば、自然にカネが集まって必要最小限な道路を作る動きが出来る。
まず、道路ありきだから、無駄に豪華な箱物道路を作って、維持費ばかりかかるような使い物にならない計画が出てくる。
考え方が全く逆なのでは！？

こういう政策をするにも、地方の交通機関はつぶしてはならない。
従来の公共事業に頼る行政は、既に破綻してるのは、周知の事実でしょ？
イヤな所を目をつぶってたって、歴然としてる。
活性化させリターンを生み出す。当然の戦術です。リターンを生まない予算をばら撒けるほど、今の国と地方の財政は甘くない。
（これが明日の改造内閣の話題に繋がるわけですね。。。）

■2007年08月20日（月）　シリーズ日本のゆがみ（3）

前回、周囲の顔色をうかがうだけの無能首相について書いたところで、ではそれに代わる党はあるのか？ということに。
書くのもおっくうになるほど、現状は惨憺たる状態で嫌なんですけど。

最初に書きますが【政治にはカネがかかる】と、自民･民主議員が揃って言うのは、間違ってると提起したい。
カネがかかるのは、支持団体にばら撒いてるからで、挨拶回りや冠婚葬祭での金品でつなぎとめる方法は絶対に直さないといけない。
【それ以上に悪いのが、貰うのが当たり前だと思ってる『支持者』】だ。洗剤渡さないと契約しないと新聞勧誘に言う奴と同じレベルで考えてるんだろうケド…。
違反行為である。

あのね、インドで実際に最近あった話なんだけど、選挙で勝ったら、国費でテレビを持っていない家庭全部にテレビをプレゼントします！
という公約で大勝したってことがありましたが、、、
日本人の多くは『未開地の買収選挙だな』と笑ったかもしれない。
しかし、日本で行われている『支持者』へのばらまきは、このインドの選挙と全く変わってない。
むしろ、公に公表せず、こそこそやってる分、このインド以上にタチが悪い。

国民が変わらなければ、国は変えられないのです。
確かに、ポスターにしても最低限の事務所も必要で、カネはかかる部分はある。しかし常識の範囲内で済むはずで、【常識の範囲内では手厚い】補助金で済ませる選挙をできない政党は、政治をする資格がない！と断言しても間違ってないと思いますが、皆様はいかが思います？
これでは足りないと裏帳簿で金を作り、ワイロを使わないと選挙に勝てない無能議員は、全て議員を辞めてもらいたい。
国にとって、彼らは害でしかない。

●では、今日の主題である各政党を

・自民から。
改造党三役に「核の議論が必要」と発言して、各国から核推進派と見られた人物の名が有力候補に。
慌てて、反対だけれども議論するのは自由と訂正はしたけれど、本心は別と考えるのが通常の人間の思考。
これはどう考えても問題ありすぎる。ごく最近の出来事なんですよ？

改造前内閣では日和見で、支援層にも一般国民にも、当たりの良いどっちつかずの状態。
この危機的財政を前に、こんなことをやっていたら、悪化を加速するだけってのは誰の目にも明らか。だから、一方を強烈に変えようとした前首相が支持を集めた。
恐らく頭の中では、前首相が強烈に変動させたから、一旦両者のバランスを取って、次の首相で変えればいいとでも思ってたんだろうケド、そんな悠長なことは１秒単位で膨大に増えている借金が許してはくれない。
クッション役で、どっちつかずの内閣で任期を終えようなんて、視点のズレも甚だしい。
こんな人しか出てこないって時点で終わってない？

・民主。
ここも、淀んでる。ドロドロに。
なんせ、看板の３役が結党以来変わってないんだから。それに続くのが、短期党首となり、安倍さんより更に無能ぶりを見せ付けた若手。
新人は女性の人気を優先に顔で選んだような若手が連なり、数で勝負って状態では、国の舵取りを期待していいのか疑問だらけ。
ずっとなんでも反対するだけで「存在感」などととぼけた寝言を言い続けていたのもマイナスで、その負の遺産が【インド洋の自衛隊派遣】の期間延長問題。
アメリカ側は、この延長が同盟の将来を左右するとまで明言しているのに、NOと言い切る。
（問いたい）
アメリカの核の傘・軍事力なしに、極東のいつ戦争が起こっても不思議でない不安定な状態を、どうやって乗り切るのか？
ミサイル防衛のシステムを導入しても、それすらアメリカの軍事衛星等のサーチ能力を前提にしてる技術。
この依存状態を短期間に改造できるなら、その方法をハッキリ明言してくれ。
できないなら、反対して、その先のビジョンを実現可能な範囲で示してくれ。
（以上の提示は最低限の義務である）
これでは、明らかに無能集団の集まりにしか見えない。

・公明。
これは論議の余地なし。
政教分離が私の大原則なので、創価学会という宗教団体が名前を変えてるだけのここは、論外。
元々、金持ち層に絞って勧誘して、その資金で広がった宗教団体。
とてもじゃないけれど、一般市民のための政策なんか出るわけがなく、今の大企業最優先の税制政策の旗頭なのでは？と勘繰るくらいの過去を持つ。

・社民・共産。
本来は一緒に書くべきではないのですが、、、読んでいただければその理由は解ると思うし、一緒に書いた理由も。
共通してるのは、９条の書き換え反対という点。
社民はこれが唯一のアピールポイントです。
でも、憲法9条に照らせば、自衛隊は現状明らかにライン上で微妙な存在（違法といってもいいでしょう。他国が軍とみなしてるから）。何をしても9条問題と称して、活動を制限という堂々巡りで、効率が悪すぎる。
それ以上に、自衛隊にだって多額の予算を割いているんだ。
それを、9条があるから、自国の沿岸警備にも出せなければ、災害派遣だって延々と許可の連続で出動が遅れる始末。
何のために予算を出して、装備を整えてる？
国民の日常のピンチに使えない軍隊なんか、要らないとはとても言えず、、、過剰に制限してる9条を変えるべきというのは、合理的な判断だと思うが？
自衛隊員は頑張ってるのに（nyなんかやって自分の首を絞めてるバカもいるが。うちのHPはnyの反対サイトです。改めて確認しますが、アニメファンを自称するなら絶対に使ってはいけない。売り上げがなければ、新たな質の高い作品は生まれてこない）報われないし、海上警備隊は軽装備で死の危険に常に晒されている。
『専守防衛を旨とし、日本国並びに世界の平和を維持するための自衛隊を持つ』
と、他国の侵略だという反論を許さない、【明確な文章】で一般の軍とは明らかに違う性質の軍備を持つことを明言するべき時期になっていると考えています。
現在の解釈次第でどうにでも運用できる憲法の不備状態では、自衛隊を巡って近隣諸国には軍事行動と見られるし、欧米には治安維持に消極的と言われるし、いくら防衛用と言っても、次の瞬間は違うと思われても仕方ない。
今の日本の、＜＜世界一古い、化石化した憲法＞＞を感情論で保存しようって神経がどうにも理解できない。

・で、ここからは共産の単独記述。
イメージは国民の中で最も悪い政党ですね。名前と過去で損をしてる。
過去には、ワンマンリーダーを持ち、いかにも共産だって方針を続けていました。
確かに、中国やロシアの共産方向だったら、問題がある。私だって、もし、一党支配の有無を言わさない管理政党なら願い下げ。
しかし、90年代でしたっけ、ワンマンが一線を退き、今のトップコンビが就任した時にソフト化路線を打ち出して、大幅に方向転換。
フランスやアメリカの共和に近い方向の政党に緩やかに代わることに成功しているように見えます。
本来、資本主義で格差が広がっても競争による経済発展を目指す、自民・民主・社民　VS　格差を抑え共栄を目指す共産の２大勢力になって欲しいはずなんだけど、イメージと過去がそれを邪魔してしまった。
フランスがいい手本なんだけど、共和が素晴らしいかと言えば、非常に微妙。
共和党政権が長く、経済は停滞。ワークシェアリングも停滞したが為に、ますます個人収入が悪くなる悪循環。
理想的な共存共栄も長く続けば停滞するいい例になってます。
しかし、交替でこういう流れを呼び込んでバランスを取る方法があってもいいのでは？
その手段が低迷してる日本は悲劇と言うしかないと私は感じています。
（２大政党を形だけまねて、その結果の旗頭がプチ自民の民主では意味がない！）
また、厳しい内部規約で、帰宅時の料亭等の会食＆談義を禁止して、無駄に的確に対処し続けている唯一の政党。
政党助成金を受け取っていない唯一の政党。
国債･地方債を減らすには、このクリーンさが絶対に必要で、他の党に出来るとは思ってません。
（自民が2011までに収支をゼロにして転換点にするという、2007年版の骨太方針は、数字合わせで先送りしたいつものダメパターン。いい加減に責任逃れは辞めて欲しい）
注文ですが、共和党に名前を変えて欲しい。今の共産は実質その方向だし、共産の看板を頑なに守る意味がないと思うのは私だけでしょうか？
もうひとつ、共産は卓上の無意味な議論が好きで、卓上の議論のしすぎで方向が狂ってるってのが支持できない理由（現状で動けとは言えないけれど、初心見失う議論はいかがなものか）。
投票しようと薦めるわけではないし、一番いいと言ってるわけでもない。ただ、個人的に消極的消去法でここしか残らなかったのを告白です。

■2007年08月19日（日）　シリーズ日本のゆがみ(2)

>自民党
閣僚の失態、年金問題、メディアでは目先の失策を盛んに報じていますが、今回の敗戦はもっと根が深い。
もちろん、その失策がなければ、土着の癒着系･利益誘導系の支持層は強いのでここまで大敗はなかったかもしれない。

問題は小泉政権にあったと、私は見てます。
あったというか、引き継ぎたくても引き継げない、結局は自民党は自民党という本質が出てきた。
良くも悪くも、安部政権は【小泉政権の引継ぎ内閣】であり、国民も誰もがそれを望んで送り出した首相でした。

小泉前首相が就任した当初、【改革】という言葉だけが今メディアに残ってますが、本質は
●痛みを伴う後退なき改革。
●自民党をぶっ潰す。
この２本柱で支持を取り付けた政権でした。
しかし、私は｢自民党に居る限り、１代の首相の力だけでは絶対に不可能｣と、発足当時から断言していたし、当然投票もしなかった。

蓋を開けて小泉政権。
痛みは確実に伴った。中域～底辺からの徴収(租税･年金･医療保険)が各方面から増え、企業に対しては逆の緩和策で経済の上方修正を行った。政府高官の腐敗による公的資金の無駄も部分的に改善する流れを一応は作り始めた。
しかし、年数が経つにつれて、成果が上がらないのが、国民の目から見て明らかになりはじめ、段々と支持を失っていく。
でも、、、残念ながら、自民党の他の人が首相になったら、苦しんだこの小泉期間が無になるから、支えるしかなかった（これが長期政権化の原因）。
これが、安倍政権発足時に国民の深層にある視線だった。

現実は、小泉政権の改革は全て失敗だった。ある程度の成果はあったけれど、完成したものは何ひとつない。
｢騙された｣
と思った人は多かったのでは？
（私は自民党に居る限り出来るわけがないと最初から言ってるので、ここまでやれたことにむしろ感銘を受けている。２期目の選挙で噂された小泉新党を作るのが前提で打ち出したスローガンだと思っていたのに。。。それすらなし）

・経済面の改革も、今の経済の復調は、アメリカ頼りであって、自民党や政府の功績では断じてない！
⇒それを、自分の功績と勘違いしてるから継続して、企業や資本を持ついわゆる、カネモチ層の優遇策を維持し続けている。
⇒支えてきた自分たちだけ痛みを受け、その間に裕福層は更に裕福になり、好景気の恩恵は全てそこに集中してしまっている。
これが、今回の焦点のひとつになった【格差】の問題。

それも、運の悪いことに、緩和で金持ちになった代表格が、メディアでスター気取りになり、なんでこんな奴が金持ちで自分は苦しまなければならないんだ。
と、今まで一応カリスマ性で線引きしていたのが、納得できないという人が増えてきた始末。
市場開放の抜け穴を使って、犯罪スレスレでカネを稼ぎ、成り上がれば天下って風潮は、最も悪いパターン。
これでは、真面目にコツコツ働いてる人を、完全に馬鹿にした政策と見られても仕方ない。。。

強烈な改革路線をワンマンで作り上げた小泉政権に続くには、実力のある豪腕でなければ勤まりません。

（さて、安倍政権の問題点。）
①小泉政権を継承というのは名ばかりで、元に戻す第一段階を実践。
【自民党をぶっ潰す】
という、小泉政権のもう一点の功績を逆に、昔の形に戻してしまった。
・郵政反対で除名になった議員の復帰
・組閣人事を旧来の派閥優先に戻し、更には自分に功績のある人材を宛がう、適材適所を無視した、賞罰型の人事にした。
・政府（官僚および元官僚の天下り）の腐敗は止まらず、抜け道を作る法案で急場をしのいで、結局は元に戻すどころか、更に無駄な個人を利する支出が増えているのではないかと思わせる動きの連続。

②首相は、大敗北の原因を【メディアの一方的な誇張的報道】と言い、いかにも責任逃れに見える発言がありましたが、、、
ハッキリ言って、流れを読めない＆自分で舵取りが出来ない能なしが招いた当然の結末だったと。
族議員の反発を許した挙句、形だけ【改革の継続】の看板は小さく掲げてしまい、これがまた国民からは、【痛みはこのままか】という、負の遺産がクローズアップされた。
やることなすこと、裏目というか、失策だらけ。
（いや、言ってることとやってることが逆で、信頼失った最大の原因はここかも）
（こう考えると、無能首相でなく、口だけ内閣と称した方が正しいか？）
挙句の果てが『美しい国』ときたもんだ。
【逃避行動・言い逃れ・苦し紛れのその場しのぎ】としか、多くの人には映らなかったのでは？？？

③所信で「成長を実感に」というが、政権を握ってから的確な政策はなく、多くの人には好景気･成長なんて感じる機会がないまま（給料は上がらないのに物価は緩やかに上昇。もっと悪くなってる人も多いはず）、恩恵は大経営者･投資機関に集まりる格差は広がる一方。
（地方と都市の格差と騒がれているが、そんな小さな問題ではない！）
（小さなと言うと、地方の方は怒るかもしれないけれど、私はそれだけの視点で比較してるメディアの温さに嫌気が来てる。都市に金持ち層が集まってるから、都市は恵まれているように見えるだけで、実態はそうは変わらない。ただ、娯楽･商店等のサービス･交通などのインフラは圧倒的な差があるので、都市は恵まれていると言うのは正しいが、今回の選挙の格差問題ではそれは本質ではない）
これが根底に流れている、今回の投票行動の原因だと私は思ってます。

④年金問題です。
税金を私物化し、個人の懐に入れるこの政府体質は何も変わってないことに国民は気付いてしまった。
ずるずる問題を先送りして、その結果、年金の財源が破綻。
この助長を、【自民党が行っていた】と、国民は見たわけですね。
（そもそも、私物化を優位にするために、各省庁から元官僚を議員として一定数自民党に送り込んでいるので、自民党が体質を改善できるわけがない）

かくして、自民党は大敗北。

長い・・・民主やその他政党などを絡めた話は次回・・・ですね。

■2007年08月17日（金）　シリーズ日本のゆがみ(1)

日記を復活させようと画策。
［シリーズ日本のゆがみ］と称して、いくつか私の視点で見た問題点を提起していこうかなぁと。
殿堂曲は不定期で。これを必ず出すってことで更新が停滞していた背景があるので、紹介したい（というか、自分の満足の為に絶賛したい）曲はまだまだ多く残ってますけど、一旦中断して試してみようかと思います。
また別の機会にまとめて殿堂曲一覧なんて作ってもいいかもですね。
今回は、ゴミと地球温暖化をテーマ。
次回は、参議院選挙で惨敗した自民党の敗戦までの流れを小泉政権から振り返る。
ってことで。その後は未定です（続くのか？　笑）

観測史上最高気温が更新された今年の夏。関東南部の私の地域もさっぱり雨が降らず、かなり暑い日が続いていました。
(昨日下書きして、1日コールドクリーンしてからと思ったら、本日夕立。でも、冷めるほどの雨ではなかった)
TV番組でも数多く取り入れられ、異常気象と地球温暖化も日本の中に浸透して、意識はだいぶ変わったと見ていいと思うのですが…。
その方向性がどうしてもおかしな方向に向いてないかな？
と、思うことが多いのもまた、日常感じる部分です。

⇒⇒⇒
日本だけでなく、世界で頻発するようになった巨大地震。
私は、これが温暖化の影響（全てではないにしても）があると思ってます。

メディアでは、地中温度を測れない為に証拠のない報道を避けてるのかもしれませんが、、、
温室効果で外に熱が逃げないなら、逃げる先は地中しかない。
地震の元になる、地殻変動はマグマの影響。温度が高くなれば、それだけ液体であるマグマの粘性は下がり、活動は容易になりますよね？
預言します。
今後、巨大地震の頻度は、温暖化が進むにつれ増えるでしょうと。

冷房嫌いの私から、我慢できる日はエアコンを消しましょう。
近場の買い物なら、車を使わず徒歩か自転車を使用。近場で済むなら遠い所は避けるか電車やバスを使うなど、身近な部分でエネルギーを使わない末端改革が急務。
と訴えたいです。
前置きが長くなりましたが、
以下は、見てて無駄というか、努力の方向性が間違ってると思われる温暖化対策について、ずばりと。

●最も感じるのは、菓子や加工食品の包装。
スーパー・コンビニ等で買い物袋は持参という流れはどんどん進むのですが、、、
生産する側は便利さ追及の最前線。
買い物袋を減らすより明らかに過剰な包装の商品が目立ちます。
例えば、徳用ジャンボパックの菓子など。
【大きな袋を開けると、通常サイズが４個】【更にそれを開けると、１個ずつ包装された菓子が出てくる】と言う状態【それも、４個用トレイの中に１個用トレイが入ってる】始末。
確かに、日持ちさせるには１個ずつという包装は便利ではあります。
ですが、こういう過剰消費が今の流れを作り出した反省を思えば、もっと簡素化すべきではないかなと。

（買い物袋を出さないという部分は、一見無駄がないゴミを減らす決め手になりうると思いがちですが、、、）
（買い物袋をゴミ袋に使っていた家庭では、代わりにゴミ袋を購入して捨てなければなりません。このエコバッグ運動が資源保護の役に立ってるかと側面では微妙（無駄ではないけど）。）
（以上を考えると、買い物袋に課税するのではなく、生産企業の使う包装用プラスチックの量に課税するべき、だと思いません？）
日本人は右向け右で全員が同じことを考える傾向が強いけれど、間違った方向もまた多い。
「右向け右」と「間違ってても気付かない」の両方に共通してる原因は、【自分で判断する力の欠如】だと思います。

●もう一点。リサイクルの在り方。
特に例を挙げれば、ペットボトル。
真にリサイクルをしようとするならば、【ペットボトル⇒再生⇒ペットボトル】でなければ、循環型リサイクルではありません。
現状は【ペットボトル⇒加工⇒フリース等衣料】程度がせいぜいで、生産/需要の等号が不等号に変われば、崩壊するリサイクル。
もっと悪いことに、最近流行の地方飲料の全国化に際して、回収再生のビンを諦めて全国展開する為にペットボトルに変更する企業が続出。
飲料業界全体で、楽な使い捨てペットから、全国規模で再生可能なビンに変えるべきところを、逆の展開になってます。
リサイクル最先端の欧州では、詰め替えボトルを持参して、それに満たして帰るというスーパーが当たり前。
「この差ってなんなんだろう？」と思いません？

今の非循環型リサイクルが無駄とは言いませんが、おかしな方向だと、誰かが気付かねば。

●温暖化の原因とはハッキリ言えないけれど、
「おかしいな、何故誰も言わないんだろう？」と日々思うのが、炭酸飲料。
あの泡自体が、温暖化の原因である（と言われてる）【二酸化炭素】。排気ガス等で温暖化ガスと称しているのと全く同じものです。
ついでに、ペットボトルで怪我をさせた事件が最近報じられたドライアイスも同じ【二酸化炭素】の塊。
ビールは仕方ない。発酵させて作る時に発生する副産物で、別に二酸化炭素を添加しているわけではない。
除去しても大気に流れるし、ビール禁止したところで、植物を焼けば発生するのと同じ量。ビールを禁止したところでその小麦を人間が食べてエネルギーにして呼吸しても二酸化炭素になる。
しかし、同じ炭酸飲料でもジュースは工場で作った二酸化炭素を低温高圧で大量に含ませた製品。
炭酸飲料を減らせば、二酸化炭素を無理に作る工程が減るのでは？と思うのは私だけでしょうか？
【炭酸＝温室効果ガス】という知識が欠落してる人が多いのでは？？？

一点、申し訳ないのは、工場で二酸化炭素またはドライアイスを作る過程を知らないので、ビール同様循環してるから構わない可能性があるってことです。
完全になくすことは出来なくても、減らす努力はすべきではないかと、自動販売機を見て毎日思ってます。
でも、コスト減目的とかで石油由来の原料使ってるんじゃないかなぁと…（業界に携わってる方、是非教えてください）。

●バイオエタノール燃料
過去、日本も推進すべしと、ここに書いたのですが、日本なら日本の方向性が必要。
穀物価格が上昇して、このまま進めては高騰⇒食糧不足⇒生産向上⇒森林破壊の懸念が出てきましたが、日本は後から参入して同じ方向性を踏襲してる。
これはあまりにも能がない。
日本で技術開発中の原料は、、、トウモロコシ、サトウキビ、小麦、全て日本の生産環境＆歴史環境に合ってない作物ばかりです。
外国から輸入してきた技術をそのまま使ってるだけなので、こうなる。
なぜ、【米】を使わないのか？

脱穀等、食用と違う手間要らずで、刈り取ったらそのままエタノール加工という方向性で考える人は居ないの？
長く保護されてきた作物で、買い取り価格が異常に高いのは解るけど、減反続きで農家廃業･荒地化が進む農地を統合して、大きな集団農場で生産性を高める努力もあっていいのではないかと。。。
土地の権利等で難しいのは解る。でも、この状態になってしまったのは、長く農業政策の改革を放置して来た国の責任では？
呆れるほど多くの生産できる土地を放置して、荒地化してる責任は国にあると、私は思ってます。

米が生産に手間がかかりすぎ、大規模生産に向かないという問題があるならば、サトウキビはエネルギー加工用なら品質関係なしで陽射しのある本州の大部分でも作れるはず。
食品用であれば、高い品質が要求され、限定的な産地でなければ作れないけど・・・エタノール用ならば、そこまでこだわる必要はない。まさに、質より量が求められるのでは？

もし、農業の全てが、ブランド化して高くしないと利益が出ないという時代になってしまっているならば、それはもう【国の食料政策が崩壊】してる証拠。
大規模化して安く生産する農業の方向性を模索する時期は、世界的に見ればとっくに過ぎてはいるけれど、今の日本で一番必要なことなのではないでしょうか？

●最後、消費期限の切れた食品
恐るべき量が期限切れで廃棄されている。
もったいないからと言って、再利用は言語道断なんだけど、この問題は避けて通れない。
現在、（大量陳列＆品切れ回避⇒売れ残りは早めに返品）が小売店の常識なんだけど、ここから覆さないとこの問題は解決しないのでは？
資源より、売ることが最優先されている。
もっと言うならば、食品業界にもブームの波が恒常化して、それに乗ろうと手を変え品を変え消費者を掴もうと製品を投入。数ヶ月前まで完売続きだったのが、途端に売れなくなり廃棄の山ってことも当たり前。
食料の廃棄の問題だけでなく【包装の廃棄も減らせば、環境効果も上がる】と言うものです。むしろ、こっちが大事。

もうひとつ、アメリカの教会系の団体が世界中で廃棄される食品を、孤児を預かる施設に配る運動をしてる時に、日本特有の障害を口にしてる番組を見たことがあります。
それは「消費期限の切れそうな食品は出せない。出すなら新品を出します」という企業の回答。
過度の潔癖症社会となった日本で、万が一期限ギリギリの食品を渡して、それが食中毒等の問題を起こしたら、善意が企業を揺るがす大問題になるという、切実な事情が垣間見えてきます。
大局を無視して１点に殺到する報道も悪いけど、消費者の過剰反応が根本に横たわっています。
こういう社会になってしまったが故に、１年消費期限がある食品で、期限がまだ半分残っていても、もう買う側が敬遠して廃棄って流れはとどまる所を知らず。

（誤解と思い込みと身勝手に支配された環境意識のズレは挙げればキリがありませんが、今日はこの辺で）

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