■2008年05月28日(水)
合衆国の大統領選に関しては初めてでしたっけ。1回あったかな?
|
今回の大統領選挙戦は、どうにもこうにも人気投票の雰囲気がありました。 ちゃんと社会福祉に関する国内議論は行われていて、日本の選挙戦よりしっかりした選択をできるように、有権者に政策方針を与える努力もしていたのも事実です。 過去と比べてということで^^
おかしいな?と感じたのは、正月過ぎ頃。 やたらと日本でも各種の報道はあるけれど、肝心な日本に対する政策・方向性に関するニュースが全く届いてこない。 小さな発言でも大きく取り上げられる、日本にとって最も大きな関心事なはずなのに、今回はその報道が全くない。
何故か。 中国の影響もあるのかもしれないですが、最大の同盟国・英国との関係は過去ほとんど大統領選では語られなかったのも事実で、それに近いくらい成熟したとか牛肉以外の問題が発生していない(むしろ牛肉はFTP無視しようと狙う韓国が話題をさらってる)という推測は成り立ちます。 が、やはり相手陣営叩くことが最優先で、国民に訴えるために外交より身近な内政を優先したと思えるのですが…。 結局、候補はほぼ絞られて一騎打ちの状態になってから、ついに共和党のマケイン氏から「中国より同盟国の日本が優先」という発言が正式に飛び出しました。 北の問題もあるので、中東より関心が薄いながら極東に関しても無視できない外交方針がやっと示されました。 なんとも、国連安保理常任理事国入りへの努力を支持する・アジアでの体制強化に日本を第一とした同盟国との関係強化が最優先と、日本にとっては聞こえのいい内容が目立ちます。 しかし反面、同盟国として地位が上がったならば、当然発生する協力へ【注文】も強く出ていて、日本の報道では小さいですがレポートにもしっかり明記されてるのも忘れてはいけないかなぁと。
第三者的な視点で私が分析するならば。。。 日米同盟への発言で一喜一憂するのは解るけれど、合衆国にとって外交・経済で当然あるべきパートナーの一人になったのは事実と見ていいと思う。 立場が変われば、当然、友人として日本も当たり前にすべき事はしないとダメでしょ。 最も疑問に思ったのは、ミサイル防衛で北からアメリカ本土へ向かったミサイルを、集団的自衛権で議論しないとできないから日本が率先して撃ち落すのは憲法違反だという議論が当然のように行われたと言う事実。 「友人たる日本を攻撃した場合、米国へ攻撃したのと同等の行為とみなす」とまで言ってくれた唯一の国なのにです。 友を守るのに、人の命を奪わない「非」侵略行為の物に対して何の問題がある?と、言えない人々ってどうなの?
そんな状況だから、無視されると不安になるのかなぁと。語らずとも立場が確立されたという判断ができない後ろめたさ感じてないかい? そう思った、今回の大きな海外ニュースでした。 (次回もこの続きかも知れないし、そうでないかも)
| | |