本家「孔雀の実家」インターナショナル Menu

荻野真作品の利用について

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怨霊侍

  • 怨霊侍、第1巻表紙です。
    怨霊侍
    第一巻
    初版:2005/03/23発行
  • 怨霊侍、第2巻表紙です。
    怨霊侍
    第二巻
    初版:2005/07/24発行
  • 怨霊侍、第3巻表紙です。
    怨霊侍
    第三巻
    初版:2005/10/24発行

「おぼこ」の連載中断、入院中の病院のベットの上で、思いついたネタがこの「怨霊侍」です。

この時のBJ編集長の某氏がムチャな男で、心臓手術後の私の見舞いに訪れるやいなや発した言葉が、「退院したらおぼこの連載、もっとエロシーンを増やしてよ。やっぱ青年誌はエロでなきゃ売れない!」

・・・2010年末に石原東京都知事がうちだした「エロ・暴力漫画規制法案」もわかる気がします。売り手側がこんな調子じゃいくら「表現の自由」を主張しても逃げ道を自分から潰しているようなモノです。

ま、表現ウンヌンは別にして、私も男ゆえにエロが嫌いなはずがありません。どーすっかなと担当のY君と相談した結果、「とりあえずSEXは無しのパンチラアクションにしよう」という線で攻めることになりました。しかし「おぼこ」をムリヤリパンチラにするのは無理があるため、「おぼこ」は一時休載、新しく連載をおこすことになりました。

この頃からハヤりはじめたファッションに「ゴスロリ」があります。全身黒づくめで邪悪さを主張しつつ、姿形はミニスカロリコン。いかにも日本らしいエロ表現で、これにやはり幼稚で邪悪なヤンキーファッションが妙に食い合わせがよさそうで(チャンプロードとか見てると、私は仮面ライダーに見えてしまう)、私なりにこの組み合わせを消化した結果が、「孔雀王風戦隊オンリョージ」と、なったのであります。

しかし、いざ始めてみると仮面ライダーがゴレンジャーに変形するまで数年の時を経たように、一人主人公が複数主人公に発展するまでに単行本一冊をまるごと使い(BJ誌は隔週刊なのでおよそ半年間)、お客さんの反応が出たのは単行本が三巻になった頃でした。 おまけに仕掛けに時間がかかった上に、連載半年を過ぎたあたりからまた体調が悪化。これが原因の雑誌掲載台帳の編集トラブルで、ムチャ編集長と大ゲンカをしてしまい、私の漫画人生初の「連載打ち切り、BJ誌出入り禁止」の処分をくらってしまいました。

先にゴスロリとヤンキーの食い合わせ、という表現を使いましたが、編集者と漫画家にもこの関係は大いにあり、この頃のYJグループはあの大J誌からの移動者が多くなり、元からいた気の合う旧YJ出身の編集者にも漫画誌以外への移動が急速に増え、「J誌の編集システムこそが勝ち組の必勝パターン!」と旧YJ誌派からも相次ぐ転向者が現れ、私としては体調の問題もありましたが、こちらの状況の方が作品を創る上でやりにくくてしょうがなく、旧YJ派だった先のムチャ編集長のアセリとムチャぶりも今はちょっぴりわかるような気がします。会社組織というモノは本当にメンド臭いものです。

いわばその結果としてのYJ誌との「曲神紀トラブル」ですから、「ま、しょうがねえや」と気分一新、現在は他社でお気楽に漫画を書かせて頂いております。

しかしそのおかげで見えてきたモノもあります。2011年5月にはその結果がようやく読者の皆さんにお見せできるハコビとなりました。私の漫画家生活の集大成としてのこの作品、もうしばらくお待ち下さい。(荻野真・2011/02/03)

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