tommyさんのつぶやき2004年後半

 紀宮清子親王さまと都庁の職員である黒田慶樹さんのご婚約内定の発表がありました。かねてより発表の予定になっていたところ、たまたま新潟中越地震が発生し、その被害が大きくてお祝い事などを発表するタイミングではないとご遠慮され、発表が延期されましたが、その後でもまた、紀宮様のご婚約を楽しみにしておられた高松宮妃殿下が、ご養生の甲斐なくご逝去あそばされて、更に発表が遅らされて30日の発表となりました。今回もスマトラ沖地震の津波の被害で、大勢の被害者が発生しましたが、これ以上遅らせるわけにもいかないために年末でのご発表となりました。

 今年一年は、多くの悪いことが重なりました。ご婚約の明るいニュースで締めくくることになって、やっと良い新年を迎えることが出来そうです。

 世間を騒がせた、奈良の小学生女児の殺害者も、やっと被疑者である新聞販売店員が逮捕されて、小学生を持つ親御さん達もホッと一安心されたことでしょう。人の命の尊さを感じない人間が増殖している現代は、教育の問題だけでは解決できないような気がしています。イラクのテロにしても、アメリカのブッシュ大統領が不正義なのか、テロや反抗勢力が不正義なのか判然としません。
 また、多くの国民の反対を無視して、治安が悪化しているサマワに、非戦闘地域だとして、更に自衛隊の駐留期間を延長する小泉首相も、果たして正義の決断と言えるのでしょうか? このように正義が何か判然とせず、ずるずる政治が一方的に行われることこそ、世の中を益々悪くして行くような気がしています。
来年こそ、平和で明るい社会が拓けるよう、心から祈るとともに、期待したいものです。

 暖冬だと言っていた気候も、ここにきて、急に各地に大雪を降らせていて、厳寒の冬将軍の到来となっています。どうか貴方さまも風邪を召さないよう、温かくして良い年をお迎え下さい。( Dec. 31. 2004 )


 日本ユニセフ協会より、スマトラ沖地震緊急募金の要請がありました。

毎日の報道によって、現地の状況が判明してくるにつれ被災者の数がうなぎ上りに増え、被害の惨状も目を覆うばかりです。死傷者の数も皆目見当もつかないように思えてきました。いち早く、日本からも緊急医療救援隊や海上自衛隊の護衛艦等も馳せ参じておりますが、医薬品や食料品等も欠乏し、衛生状態も極端に悪化し危機状態になっています。殊に、多くの被災した子供たちへの救済が急務です。一人でも多くの方のご支援をお願い致します。

  募金先は、
    郵便振替: 00110−5−79500
    加入者名: 財団法人 日本ユニセフ協会
           ※ なお、通信欄に「スマトラ」とご記入下さい。
また、日本赤十字社でも義捐金を受け付けております。
    郵便振替: 00110−2−5606
    加入者名: 日本赤十字社
           ※ なお、通信欄に「スマトラ沖地震」とご記入下さい。
ご不明の点あれば、郵便局の窓口でお尋ね下さい。( Dec. 30. 2004 )


 津波の恐ろしさをまざまざと見せ付けられました! スマトラ沖で発生したマグニチュード9.0という史上最大のとてつもない大地震により、近くの島から、遠くは2,000Kmも離れたアフリカ東海岸のソマリアまで、多くの被害や犠牲者が出ました。海外旅行を楽しんでいた邦人のツアー客の多くも災害に巻き込まれました。被災された方々には心よりお見舞い申し上げます。

 津波の災害と言えば、1960年のチリ地震で、18,000Kmも離れた三陸海岸へ津波が押し寄せ、やはり多くの犠牲者を出しましたが、今回のスマトラ沖の地震による津波の被害は、地震・津波情報システムの未整備の国々が多かったために、予想外の大災害となってしまいました。

 津波と言えば、世界では“ツナミ”という言葉が国際語になっているそうで、地震国の日本では切っても切れない関係があるわけですが、不幸にしてインドネシア近傍では、津波の発生頻度は極めて少なかったようで、そこに今回のようなインド・オーストラリアプレートとユーラシアプレートとの攻めぎあいによって生じる大規模地震が起こったために、未曾有の大災害となってしまいました。

 地震国の私達でさえ、津波の恐ろしさを身をもって経験しているわけではありません。私の中学時代だったと思いますが、父が紀伊長島に出稼ぎに行っていた時に、大きな地震があって津波に遭遇したそうですが、たまたま当地は海抜が高く、10m程もある断崖絶壁の上まで波が被り、多くの魚が打上げられて、皆んなで魚を拾いに行ったそうで、父なども“カマス”など沢山の魚を持って帰ってきました。その時は、“津波”って便利だなあって思ってましたが、実際にはとんでもないことだったんですねぇ!

 これを教訓として、一刻も早く世界中をネットワークとした地震予知、津波警報システムや、災害救助などの危機管理システムを構築してほしいものですね。( Dec. 28. 2004 )


 北朝鮮から持ちかえった横田めぐみさんの遺骨と思われるものをDNA鑑定した結果、本人ではない他人の2人分のものと判って、北朝鮮のデタラメさが明らかになったようだ。めぐみさんの母親の早紀江さんは、遺骨を渡された時に「娘のものであるはずが無い(娘は生きていて助けを求めているはずだから)」と骨壷の中身を改めようとしなかったそうで、我が子に対する母親の愛情の深さと、子を守る母の強さと言うものに改めて大きな感動を覚えた。

 日本との関係が悪化することを承知で北朝鮮が、他人の遺骨まで渡して拉致疑惑の事実を隠蔽しようとする意図はわからないが、それに疑問を感ぜず日朝交渉を続けてきた小泉政権の外交戦略は何だったのだろうか?
何の前触れも無く北朝鮮に対して25万トンの食糧援助を独断で決めた小泉首相の意図も理解しがたいが、拉致の事実を認めながら、いまなお拉致被害者の生死の実態を偽装する北朝鮮の対応も全く理解できない。

 日経新聞の論説欄「風見鶏」の“「遺骨」が語った外交の敗北”によれば、拉致事件に対する小泉外交の戦略の失敗は、小泉首相の猪突猛進型で方針転換や軌道修正が出来ない硬直さの証明のようであるが、また、論説の最後に挙げられているニッサンのカルロス・ゴーン社長と小泉首相との対談の様子で、首相が、
「批判する人は何でも批判する」と述べたものに対して、ゴーンさんは、
「そう、何もしない人は批判されない。責任を負うというのは批判されることでもある」と同調した後、
「大切なのは批判の中に先見性があるものもあるということだ」
と強調されたと、正に小泉さんの盲点をズバリ突いていて、論説の宮本編集委員の見事な結びに喝采する!

 党首討論会などでの、小泉さんのカッコいい(?)答弁にだまされて、実際は答弁をはぐらかして、ちゃんとした説明責任を果たしていないことの隠れ蓑を剥がせず歯がゆいが、与党の中にも(批判をしながらも)見てみぬ振りをして共に責任逃れをして、政治を歪めている輩が多い状況には、今回の北朝鮮の拉致疑惑への解決をますます困難にするのではないかと、日本の外交戦略の危うさを心配するものである。

 各国がイラクから撤退する中で、サマワが非戦闘地域であると強調し、自衛隊派遣の延長を与党内だけで決定して、またもや野党や国民の批判を無視し、ひたすらアメリカに同調して突っ走る小泉政府のやり方に、中国でなくても靖国の怨念を見る思いがする。( Dec. 12. 2004 )


 自民党の武部幹事長と大野防衛庁長官が、イラクの自衛隊派遣期間延長をふまえて、サマワの治安状況を確認するために、サマワの自衛隊基地を視察に出掛けました。会議のための出張でもあるまいし、高い出張旅費払って、たった5時間留まったのみで何の確認ができたのか何とも不可思議ですが、そこはそれ、安全性よりも駐留期間延長の理由付けですから“サマワを視察するということ”が目的なのです。うっかり長く逗留してテロを誘発でもしたら元も子もありませんからねぇ。今後の自衛隊憲法改正も控えているわけですから、そんなパフォーマンスがどうしても必要なのでしょう。

 馬鹿げていますよねぇ! まったく国民をバカにしています!! もっとも、狂牛病でバカげた牛肉試食のパフォーマンスで笑い者になった武部さんの適役でしょうが、締まらない臨時国会を閉めた小泉内閣もいよいよですねぇ!!! ( Dec. 7. 2004 )


 混沌!?、混乱!?、「三位一体改革」。誰のための改革? 7歳の女児を誘拐して、何の意味も無く殺害してケイタイでその子の写真をメールしてあざ笑う? 殺人のやり方がインターネットで示唆されていたとか? インターネットで自殺者募集、見知らぬ仲間同士が、自動車の中に七輪を持ちこんで練炭を燃やし、一酸化炭素中毒の集団自殺! 何が何やらワケのわからないことばかり多発症候群!!! かと思うと、韓国映画の「冬のソナタ」ブームとかで、ヨン様来日で、30,40のオバ様方が送迎に押し寄せてケガ人が出る始末。帰国の飛行機に向かって“帰らないでッ!!!”と涙の絶叫! 世の中、どうなっちゃってンの?

 困惑!? 気味のtommyさん、“つぶやく”気も起こらず、あきれ果てています。これら全ては、政治の貧困! おんぶに抱っこの“甘えの構造”のもたらすすべか? 一体どうしたら世の中マトモになるの? 毎日悩みっぱなしのtommyさんです。どなたか良い考えありませんか?(“下手な考え休むに似たり”ですか?)( Nov. 30. 2004 )


 国籍不明の潜水艦がわが国の領海内を潜行航行し、自衛隊の哨戒機や護衛艦が追尾を続けているらしいが、その潜行能力からみて中国の原潜ではないかという噂である。先般の排他的水域での石油発掘調査の事件など、北朝鮮の拉致問題や脱北者のかけ込み、小泉首相の靖国参拝や歴史教科書の問題なども含めて、中国と日本との間がギクシャクし始めているような気がしてならない。

 アメリカ寄りの小泉政権の政策によって、人道支援、復興支援の名目ではあっても、イラクへの自衛隊派遣の継続問題や、自衛隊の軍隊化などの改憲問題などもいよいよ緊迫感が出始めており、アメリカ大統領選でのブッシュ大統領の再選続投によって、世界情勢も益々混迷を深めてきそうだ。心配していたパレスチナのアラファト議長が亡くなって、また、イスラエルとパレスチナとの紛争解決も先行きが不透明になってきている。更に、北朝鮮が日本との実務者会議で、6カ国協議の早期開催にも難色を示しており、日本を取巻く大国アメリカと中国の間にも何となく不安感が漂ってきた。

 世界平和の問題はもとより、環境問題についても、日本を核にして、アメリカと中国の2超大国を抜きにしては語れないのが実情ではないだろうか? ここにきて日本の姿勢如何が、国連を中心とする世界平和問題と温暖化防止という地球環境問題をも左右しかねない危うさがでてきた。( Nov. 12. 2004 )


 イラクで武装勢力に拘束されていた香田証生さんが、ご家族の皆さんの願いも空しく、予告通りクビをはねられて殺害されているのをバグダッドで発見されました。心からお悔やみ申し上げ、ご冥福をお祈り致します。

 この問題は、全て国連決議に基づかないで、アメリカのブッシュ大統領と小泉首相との約束で、アメリカ軍の後方支援と抱き合わせで自衛隊のイラク派遣を決めたことに端を発していますが、それにしても、救助に当っての政府の対応には、今1つ納得いかない気がします。確かにテロ組織は殺害し、世間に恐怖を与え、自分達の主張を通すことが目的の集団かも知れませんが、今回の要求である「日本の自衛隊の早期イラク撤退」であるなら、早急に自衛隊の一部の撤退行動を示して、「要求に応じるので、香田さんを解放してほしい」との声明を出すことが解決を導き出す1つの手段だったのではないか? それでも香田さんが殺害された場合は、無念ではあるけれども仕方が無いが、要求に応じるという方便を用いずに、何が何でも“テロの要求には断固として屈しない、自衛隊の撤退もありえない”などと居丈高に見栄を切って、結局拘束された香田さんを殺害されたのでは、人の命の大切さを無視したとしか思えないし、そうでなければ、テロに対する危機管理の甘さがあるのではないか?

 それにしても腑に落ちないのは、香田さんの行動であろう。ニュージーランドに居たかと思うと、何時の間にかイラクを目指して、100ドルそこらの所持金で、物見遊山でもあるまいし、周囲の反対を無視して、現地の現状も知らぬまま、何のためにイラク入りか目的もハッキリしない。既にイラクの緊迫した情勢は、日本大使館職員2名の犠牲に始まり、ボランティアの、高遠さん達3名の邦人が拘束され、イスラム聖職者協会の働きかけによって、危うく殺害の危険を逃れたり、車で移動中のフリージャーナリストの橋田さんたち2人が襲撃され、凶弾の犠牲になっている。また、日本に対する国際テロ組織アルカイダの声明も出ている。そのような危険な場所へ、現状をこの目で確かめたいなどと、尋常な神経の持ち主ではない。

 どうか今後とも、素人が命の危険を冒してまで、イラクへ実情視察に出掛ける意味も無いので、イラクが安全になってからに願いたいものだ。自衛隊も現地では歓迎されていないようなので、早急に撤退して、国連を通じて、本当にイラク人の要求を満足できる人道支援や復興支援を計画してもらいたい。当面安全が確保できるまでは、ODAなど(経済支援)で良いのではないだろうか?( Oct. 31. 2004 )


 日経新聞の「交友録」に、北里研究所の大村所長が日本画家の堀文子さんについて書かれています。

 “顕微鏡をのぞいてみたい”。80才のその女性は子供のような目で“その世界を絵にしたい”と言う。それが絵画収集が趣味で、女子美大の理事長に就任した時、著名な卒業生十人の絵を使った版画集を企画した際、許可をもらうために会った1人が、堀文子さんだったそうだ。それが契機で、堀さんは自ら顕微鏡を購入して「極微の宇宙に生きるものたち」という作品を2点描かれ、そのうちの1点を大村さんが所有しておられるという。

 ご存知かもしれませんが、堀さんは、81歳のときに幻の花と呼ばれるブルーポピーを探してヒマラヤに登ったという、とても凡人の真似の出来ない好奇心と行動力の持ち主なのです。来年には70歳になるいう大村さんは“堀さんをみていると、「まだまだやることは多い”と痛感させられる」と結ばれている。

 70歳にはまだ2年もある私なのですが、最近は時々弱音を吐きそうになる日々で、堀文子さんから見れば“洟垂れ小僧”でしょうから、もっとしっかりガンバらなければ、と思いますねぇ。(何がぁ? 比較の対象じゃなかろうが!/そう言わないでよ! 精一杯背伸びして言ってんだから…)お互い元気に死ぬまで頑張ろう、ねッ。( Oct. 26. 2004 )


 やってくれました! 田中耕一さん。(気楽に呼ぶな、ノーベル受賞者だゾ!/いやいや庶民の憧れ、中高年の星!/お前なんかは老人だから、対象外だッ!)しかし、さすが田中耕一さん、韓国の学会に招かれ講演すると言うので、韓国では、通例ノーベル受賞者の場合一千万〜二千万ウオン(約百万円)程度の謝礼と最高級ホテルに宿泊となるが、田中さんは、往復の旅費と宿泊費以外は辞退して、学会の役員たちと同じワンランク下のホテルを要求したそうです。

 “実るほど頭を垂れる稲穂かな”、今時の政治家やお役人に聞かせてやりたいような話ですねぇ! 大記録を達成したマリナーズのイチロー選手も、政府からの国民栄誉賞を辞退したと言いますから、さすが、さすがのお二人さん!
 どこかの誰かさんみたいに、大臣の椅子の取り合いに精力を費やしたり、叙勲の順番を待ち焦がれたりするのとは、ワケが違いますねぇ!(一億円の政治献金も“くれるものは拒まず、呉れなきゃ要求する”、受け取った覚えは無いとシラを切るのもお手のものか?)

 間違っても貰えないとはわかっているものの、そんな心配の無い我々庶民は、わびしいねぇ!( Oct. 22. 2004 )


 有機ELテレビの出現も案外近いのではないかと思われる記事が、日経新聞の「次世代技術 本命を争う」に掲載されました。

 それによりますと、テレビやパソコンなどの薄型ディスプレーとして、液晶やプラズマ方式に競合して、新しく有機ELやFED、SEDなどの方式が開発されていますが、最も薄く、というよりペラペなディスプレーとして期待されている有機ELですが、従来寿命の点が問題とされていましたが、日本の有機ELプロジェクト・リーダーの城戸淳二教授が、耐久性を大幅に高めて、従来5000時間程度でしたが、新技術の開発で、10000時間を超え、テレビに必要な5万時間さえも上回る、10万時間が達成されたという。

 また、大型化も中々難しい課題でしたが、カシオ計算機が、アモルファスシリコン基板の開発により、30インチ以上の製品化に目途がつきそうだし、セイコーエプソンもインクジェット印刷技術で、40インチの試作品を発表したそうですから、私のテレビ買い替え目標は、32インチで、消費電力が100W以下ですから、案外早く製品化できそうですねぇ! 当地域がデジタルテレビ放送圏となる頃には、きっと売り出してね!! ( Oct. 8. 2004 )


 今朝の5時から放映されたマリナーズの最終の対レンジャーズ戦で、今シーズンのマリナーズの全試合が終了しましたねぇ。最終戦でも、イチロー選手は、更に2本をセンター前にヒットし、シーズン最多安打記録を262本と伸ばし、シスラーの257本を5本も上回る大新記録を樹立しました。また併せて、3割7分2厘の打率首位の記録も獲得しましたね。
イチロー選手本人は、喜びの談話と共に、結果として自分自身をも苦しめる来季からの新しい目標を作ってしまったと苦笑いでしたが、外野席の私達には、またうれしい期待と楽しみが生まれましたねぇ! 本当におめでとう!!! 益々の活躍を期待しています。

 それに比べて、日本のプロ野球界のゴタゴタは何とかならないものでしょうか?
打って、走って、守って、投げて、本当にプロ野球の醍醐味と、真摯な態度で努力すれば出来るんだという希望を与えてくれたイチロー選手の生き方を、見習いたいものですね。( Oct. 4. 2004 )


 パンパカパ〜ン、パンパンパンパ、パンバカパ〜ン!!! やりましたーッ!!! ついにシーズン最多安打、84年ぶりにシスラーの257本の大記録に並びました。むろんマリナーズ、イチロー選手のシーズン最多安打記録達成の瞬間です!

 今か今かと待ちかねた瞬間でした。昨日は、早朝4時からの試合開始で、テレビにタイマーをセットして寝ましたが、タイマーより先に目を覚まして、寝不足です。しかし、タイ記録まであと2本となりましたが、なかなか打たせてはくれませんでした。しかし、そこは巧者イチローです。しぶとく粘って5打数1安打であと1本と迫ります。
毎日、テレビに釘付けで、肝心の省エネ、地球温暖化対策もそこのけになっています。早く達成してよッ! と言うことで、今日の試合はマリナーズが待望のホームグラウンドに戻って、いきなり第一打席でのイチローの快挙でした!!!

 ところが、まだまだ興奮は続きます。2打席目のイチロー選手が、またまた快音、打球がセンターに抜けて、連続安打を258本に伸ばして大新記録になりました。観客席もダイヤモンドも興奮のルツボです!!! 後続のバッターも黙ってはいません。何と!!! 連続7安打でイチローを祝福します!
またまたイチローに打席が廻ります。打ちました〜! 大きい、大きいッ!!! センター背走、また背走ッ! ジヤンプしました! 捕りましたッ!!! 残念ッ! センターのファインプレーに記録更新を阻まれました!!

 しかし、まだまだイチローの挑戦は続きます。第4打席のイチロー、またもやセカンドを攻めて、内野安打ッ! 更に記録を259に伸ばします。球場内の興奮は収まりません!

 あと2試合で今シーズンは終了ですが、まだまだイチロー選手の挑戦は続きます。終了まで記録の更新がどこまでいくか楽しみですね。貴方の予想は260+いくつ?( Oct. 2. 2004 )


 毎日暑い日が続いていますが、何としたことか夏風邪を引いて中々治りません。もうすぐ20日になってくるのに一向回復しないので困っています。風邪を引くなどということはめったにありませんが、地球温暖化のせいで、真夏日が90日以上となるような記録的な猛暑となってクーラーのかけ過ぎでしょうか? 新聞によれば大阪では、真夏日が100日になったとか?

 また、国立環境研究所などのチームが、大気中の二酸化炭素濃度からスーパーコンピュータ「地球シミュレータ」によって計算した結果によると、2100年では、最高気温が今よりも3〜4度以上も上昇し、真夏日の発生が120日にも達する見通しだそうですから、またまた大変な気候になって、ツバルだけでなく、日本沈没の心配も現実問題になるかもしれません。今から、クーラーなど使わないで省エネに徹して、団扇で涼を取る位の風流さが必要です。

 風流は別としても、最近人間の感覚が麻痺してきているように思いませんか? 季節の変わり目が来ても、何時もスーパーでは色々な野菜や果物が並べられていますから、春だの、秋だのという季節感もありません。春の薫風や、爽やかな秋風を感じることなく、車で買い物に行って、エアコンで快適なスーパーやデパートでは、年中同じ季節ですねぇ!

 夜中まで煌煌と照明のある都市などでは、宵待草のほのかな開花も知りませんし、秋の夜長のマツムシやコオロギの競演も聴くすべもありません。星空なども、とんと見忘れてしまいました。散歩の野道に咲く小さな草花なども、とんと見向きもしないで、健康のために歩くのに一生懸命、わき目も振らずではありませんか?

 道路も路地も舗装されていて、下手をすると庭までも車のためにコンクリートで固められ、土の上を素足であるくこともなく、家の中も掃除機で綺麗になっている上に、何時も靴下を履いているので、足の裏の感覚も鈍り、ちいさな石ころやゴミなどにも何の感覚もありません。全て無感覚の生活になってきてはいませんか?

 何故こんなことを言うのかということですが、最近の犯罪は、人の命は無論、人の気持ちや心までも無関心で、唯、自分のことだけにしか関心が無い人達が犯しているような気がするのです。そこで、「新世」9月号(倫理研究所発行)の特集“五感をみがく”が、ちょっと気になってきたのです。
 それによると、
“ストレス社会の現代では、私たちが本来持っている「五感」があまり使われなくなっています。しかし、外の世界と自分とをつなぐ「五感」をもっと使えば、ささやかな感動が生まれ、人とのかかわりも、さらに楽しくなるかもしれません。”というのです。
 “五感をみがく”と言えば、無論、座禅を組んで“瞑想する”ということに気が付かれるかもしれません。

 “「五感」で真実を見る。
 禅的生活とは、分別心に振り回されない、自分の本心に素直になること。わがままになれということではなく、起きたことや目に入ったものを頭で考えず、そのまま受け入れることです。つまり身体で感じるということ。……何かの判断に迷ったときは、あるがままにものを見て、自然と腹の底からわき上がってきた思いに従えばいいのです。それが、おのずと自分を見失わない生き方につながるのです。”

 今、「五感」を使わなくなっている子どもたちが増えていると言うのです。無論、同様に、「五感」を失った大人が沢山生まれているということでしょう。『五感生活術』(文春新書)の山下柚実さんは「五感喪失」に危機感を持っていると言います。
 現代の社会が、「五感」を必要とせず、自分の感覚よりも、人工的な環境や情報が基盤になっているのです。それを科学的と言うのでしょうか? だから、人が人らしく生きることを忘れてしまっているのではないでしょうか? 自分と言うものを見失っているために、相手の気持ちを考えることも忘れ、心から“ありがとう”も、“ごめんなさい”も言えなくなってしまったのです。だから今、“「五感」をみがく”必要があるのです。( Sept. 22. 2004 )


 ことさら言うわけではありませんが、今日、9月19日は毎年天気に恵まれる特異日で(そんなこと聞いたこと無いぞ?)、何を隠そう私の誕生日なのです。もし天気の悪い地方があったとしたら、その地方の人達の行いが悪いのです。それにしても、開闢以来初めて、プロ野球のストライキが実施されるというオマケまで付いていますが、野球大好きな子ども達の希望の星が、何てことをするんでしょうね? 労働組合が賃上げのために、金科玉条のストライキ権を振り回した、昭和30年代を懐かしく思い起こします。

 しかし、年俸何億円を云々するプロ野球選手が、一般の労働者と同じだとはとても信じられませんねぇ! その頃の私の賃金は、基本給で1ヶ月8,850円でした。それからアメニモマケズ、カゼニモマケズ…風雪に耐えて42年、定年退職で受け取った退職金が1,300万円+αですから、プロ野球選手一人の年俸(お前如きヒラサラと比較できるかッ!/しかし、俺だって、草野球では三振王、四球王だったんだゾゥ!)で、苦節42年間のサラリーマン約10人分の退職金が払えるというものです。

 まあそれはそれとしても、今回のプロ野球界のイザコザは、あまりにも醜いもので、経営者であるオーナーと被雇用者である野球選手との対立関係だとしても、私たちファンの側から見たときに、残念ながら、どちらにも同情する余地があまり起こりません。ファンがあってのプロ野球ですから、もっとお互いがよく話し合って、報道陣に騒ぎ立てられないようにうまく収められなかったものですかねぇ! これでは、ファンの皆さんも白けてしまいますょ! 何だか、私の誕生日まで白けてしまいました!! (いいかげんに誕生日を放棄しろッ!/などと言わないでね? まだまだ長生きするつもりなんだから…)

 アテネでは、パラリンピックが始まり、多くのハンディを克服しながら、沢山の選手が、スポーツを通して人間の可能性を示してくれています。みんなで声援を送りましょう!!
 プロ野球も例外ではなく、スポーツ精神に則って、お互いの主張のみに拘らず、謙虚に話し合いたいものですねぇ。( Sept. 19. 2004 )


 ロシアで、始業式中の学校に立てこもったテロ軍団は、ロシアの特殊部隊との戦闘となり、テロリストの準備していた爆弾が爆発して、人質となっていた子ども達を含めて300人余の死傷者と行方不明となっている200人程を含め非常に多くの犠牲者が出てしまいました。罪も無い子ども達を犠牲にしてまで、任務を遂行するテロリストには、目的が何で有れ、許しがたい気がします。

 テロは今に始まったことではありませんが、ニューヨークの同時テロに始まり、イラクへのアメリカの武力行使から、未だに果てしなく続く反アメリカの抵抗勢力との戦闘や、イスラエルとパレスチナとの紛争など、本当に世紀末の様相が濃くなってきたのではないかと心配でなりません。

 お釈迦様が心配された“末法の世”が一万年も続くのでしょうか? 誰もこれを止めることは出来ないのでしょうか? 人間は“アダムとイブ”以来、精神的に少しも進歩していないのでしょうか? 科学に頼って便利なものを発明したのは良かったのですが、人を殺傷出来る爆薬や武器を手に入れたことが、そもそもの始まりでしょうか? 何故、お釈迦様のいう“法(真理)と智慧”を手に入れるのを忘れたのでしょうかねぇ!

 浅間山の噴火や昨夜の近畿地方に起きたマグニチュード7.2の近東南海地震まで、何となく“世紀末”の予兆のような気がしてくるではありませんか? テロ対策は別としても、地震や洪水など、最近多発している自然災害に備えた対策は万全ですか? ( Sept. 6. 2004 )


 マリナーズのイチロー選手が、4年連続シーズン200安打の記録を、何とホームランで飾りました。

 あと2本のところでちょっと足踏みしましたが、さすがスーパーマンのイチロー選手です。不振なマリナーズにあって、“俺がやらなきゃ、誰がやる!”と観客やファン、チームのためにも、見せるものが無ければならないと、自分には過酷なエポックメイキングな課題を与えて達成する努力を惜しまないという、野球という舞台で、あくまでエンタテナーに徹するイチロー選手は、野球だけでなく、人間が生きることの尊さを示してくれています。

 “金メダル”のためには、ノンプロの選手の出番を封じて、プロ野球の、それも選りすぐった精鋭をオリンピックという、世界スポーツの親善の場に繰り出して、やっとのことで“銅メダル”とは、ドウでもいいとは言うものの、ドウにもしまらない話のように思いますが、真剣に競技するアマチュアリズムを、単なる競争(狂騒)に駆り立てるだけのオリンピックに仕立てては、勝つためだけに狂奔するドーピングの問題が、「Newton」10月号の“遺伝子ドーピングは検出可能か”に掲載されているように、検出できない遺伝子操作までエスカレートしてくるに違いありません。

 そろそろ“オリンピック狂騒”は終わりにしたいものですねぇ! 参加資格を60歳以上にして(お前が出ようってのか?/そうよ、そのため2.2km余りの早朝ランニングを始めたのさ!/ところで、タイムは?/昨日ガンバって、やっと12分15秒!/バカバカしいッ!!! )、メダルもやめて、オリーブの冠だけ、というのも良いのではないでしょうか? また、各国(先進大国だけか?)が超多勢の選手を繰り出すのも、いいかげんに止めたらどうかとも思いますが…。参加費用だけでもばかになりません。(オリンピックのための強化練習の費用はそれ以上なのだ!!! )
 しかし、既に商業オリンピック化して、オリンピックを自国に招致して、経済を立て直そう(?)などと招致狂騒をも繰り広げ(何でクジ引きかジャンケンで決めないのかねぇ?)、IOC委員の贈収賄が問題になっているんですから、やはり現代は全て“金”の世の中ってことでしょうか?

 はたまた横道へそれましたが、イチロー選手の、あの右に左に打ち分ける神技は、どんな訓練をやれば体得できるのでしょうか? 私も、若い頃はピッチャーで鳴らしたものですが(ウソ言え! 三角ベースじゃないか?/三角だろうが、四角だろうが、野球は、野球、打っては三振王、四球王で大活躍!!! /結局は、打てないってことか?/まあな…)頭ではわかっていても、ピッチャーの玉を打ち分けて、野手の間を抜くってことは至難のわざですねぇ!
改めて、イチロー選手の偉業に、拍手喝さい、パチ、パチ、パチッ!!! ( Aug. 28. 2004 )


 ロシアで航空機2機が墜落し、多くの犠牲者が出ているようです。同時テロによるものではないかと疑われているそうですが、該当するテロ組織は否定しているそうです。偶然に事故が重なって発生したということもあるため、慎重に調査しているとのことですが、大きな事故が発生するたびに、テロだ! テロだ! と騒がなければならない世相には、やりきれない気がします。

 テロリストの壊滅作戦とかで、いまだにイラクでは、アメリカ軍が特定の地域に軍事力を集中して、抵抗勢力に対し徹底的に殲滅作戦を実施するようですが、それによってテロとは無関係の老人や婦女子など、一般市民に多くの犠牲をだすことは、決して許されるものではありませんし、元はといえば、アメリカがイラクの大量破壊兵器を見つけるためといって、一方的に武力行使を実施したわけで、それによってイラクの人達が被害を蒙りさえすれ、何の恩恵も受けてはいないではありませんか? 長期にわたる戦闘でイラクが破壊され続けていて、アメリカの独善的なやり方に、フセイン政権を批判していた人達までも敵に回しているためではないでしょうか?

 既に何度も述べていますが、武力によっては何も解決しません。テロが起きる原因をどうして無くせるのか、よく検討する必要があります。その原因が貧しさにあるのかも知れません。チェチェン共和国のように、ロシアが彼らの独立を認めないというようなことが原因であるかもしれません。あるいは、国民が望まない独裁政権の君臨に、民衆が抵抗しているのかも知れません。

 かといって、他国が武力で干渉すべきことでしょうか? 世界中の全ての人々が平等に幸せになる権利があるはずですし、そのために国連という地球全体の平和や環境問題を審議する機関があるのではないでしょうか? 国連のシステムを根本的に見直す必要があるのかも知れません。大国のエゴを許してはなりません。平和には戦力は必要ありません。私たち一人一人が、そう決意することこそが、世界を平和にする元だと思います。

 テロが無くなるように、“地球上の全ての人々が幸せになれるような環境を作り出すこと”こそが、紛争や武力による争いを無くするために必要なこと、ではないでしょうか? テロを無くすために“軍事力”の増強が必要だ、国連軍(多国籍軍?)の配備が必要だと考えるのは、本末転倒ではないでしょうか?

 世界のあらゆる所で、平和を築くために多くのNGOの方々が、身の危険をも顧みず、黙々と活動しておられます。
 軍事力に多くの資金を注ぎ込むよりも、平和や自然環境の保全のため必至に働いているNGOの人達のために、その資金の万分の一でも、有効に使ってもらいたいものですね。それが“政治”というものではありませんか? ( Aug. 26. 2004 )


 どうして? まさか、マサカ? 柔道100キロ級で金メダル確実のはずの井上康生選手の予選での敗退! 日本柔道陣の快進撃の中での晴天の霹靂!! 驚きで目が点になってしまいました。  女子柔道陣の期待以上の活躍でウキウキしている時に、オランダのファンデルヘースト選手にてこずっている井上選手を見ていて、何となくぎこちなさを感じはしましたが、手強い相手ではあるが、井上選手の柔軟な内股が、一瞬にして相手を畳に這わせると思っていましたのに、最期の最期で相手の背負い投げに乗っかってしまいました。最後にきて気が緩んだのかもしれません。しかし、何時も慎重な井上康生選手とも思えません! 日本柔道陣、いや日本選手団を代表した金メダルの重圧に押しつぶされたのかも知れません。

 体操個人総合で、金メダル確実と期待された、富田選手の鉄棒でのまさかの落下や米田選手の失敗も、同じようにメダルへの期待からの重圧の結果なのでしょうか? しかし、水泳の北島康介選手の平泳ぎ金メダル2冠、それもムリかと思われた200mで、万全の、オリンピック・レコードも併せて達成する豪快さや、女子柔道では、コーチの平成の三四郎こと、私の敬愛する古賀稔彦さん譲りの速攻で、谷本歩実選手のアレヨ、あれよ? という間に連続一本勝ちの金メダルで、何と平成の女三四郎。反対に、期待しても無理か(?)と思っていた阿武教子選手が、あれよ、アレヨというまま、待望の金メダルなど、運、不運も、魔物の住むオリンピックならではでしょうか?
“参加することに意義がある”わけですから、親善とスポーツ外交を無事果たして、堂々と笑顔で帰ってきてください。

 悲喜こもごも、まだまだ競技は続きます! これからが、また楽しみの陸上が始まりますし、最後はマラソンが待っています。テレビに釘付けで、地球温暖化防止対策が心配な毎日です。テレビも程ほどに、毎晩徹夜視聴して、寝ぼけマナコで仕事にポカをしないようにして下さいね。では、お休みなさ〜い!! ( Aug. 20. 2004 )


   アテネ・オリンピックも5日目になりました。柔道の軽量級の女子48キロ級“やわらちゃん”こと谷亮子選手と、男子60キロ級中村忠宏選手がそろって優勝し、金メダルを獲得して、幸先の良いスタートを切りましたが、期待の女子ソフトボールやサッカー、女子バレーボールなど、予期しない苦戦に驚いています。

 体操男子が、何と28年ぶりで団体総合優勝し、金メダルに輝きましたねぇ!!! 予期しない快挙です!! バン、バンザ〜イ、おめでとう!!!

 今回から体操演技の判定が厳しくなって、通常の演技は完全でなければ良い点数が付きませんし、今までより難度の高い技を沢山盛り込まないと、高得点が得られないようになっているそうです。なるほど、神業とも思える演技の連続に、手に汗を握り、ハラハラしながら観戦しています。まるでサーカスを見ているようです。

 金メダル確実と思われていたルーマニアが、鉄棒の演技で落下するというアクシデントがあって、残念ながら3位に落ちてしまいました。採点がだんだん厳しくなって、一体、これからの体操はどうなって行くんでしょうね? まだ、個人演技が残っていますから、楽しみなような、心配なような、複雑な気持ちです。

 水泳も、期待の北島康介選手が、100m平泳ぎで期待を裏切らない泳ぎっぷりで逃げ切り、金メダルをものにしました。ゴール後の“雄叫び”も他を圧倒していましたねぇ!水泳と柔道、それに体操は、日本のお家芸ですから、まだまだ期待できますし、ガンバってほしいですねぇ! 陸上とマラソンは、これから後ですから、まだまだ楽しみは続きます。

 野球のプロ選手の活躍には興ざめですが、やはりオリンピックは“勝つことではなく、参加することに意義がある”国や人種を超えた平和と親善の祭典であり、記録にかかわらず、世界各国から参加している選手、特に小国から参加している選手の健闘には感動しますねぇ!! ( Aug. 17. 2004 )


 今日、8月15日は、59回目の終戦記念日です。太平洋戦争(第2次世界大戦)は、アメリカによる広島、長崎への原爆投下による未曾有の大量殺戮と原爆後遺症に苦しむ多くの被害者をもたらし、戦争の悲惨さと無意味さを世界に示す結果となりました。それから59年間、憲法9条に戦争放棄を掲げて、世界に核兵器の廃絶と戦争や紛争の中止を訴え続けてきたわけですが、その願いもむなしく、大国アメリカは、自国の利益のためには武力行使も厭わず、核兵器の廃絶は無論のこと、核実験も中止することなく続けており、むしろ世界最初の日本の広島・長崎への原爆投下を誇りにする傾向も垣間見えていて、世界中から戦争や紛争を無くす努力さえも、空しく感じられてきています。

 今年の広島・長崎での原爆平和記念大会での小泉首相の挨拶では、初めて“世界中の核廃絶への努力と憲法9条の戦争放棄を含む平和憲法を遵守して行く”ということが表明されましたが、いまだ憲法改正により、自衛隊の国外派兵をも容認するような法改正が進められているという噂もあり、その真意を計りかねています。

 イラクでは、テロ撲滅という理由でアメリカを中心とした武力行使が今も続けられ、多くの罪の無い市民や子ども達が巻きこまれて殺傷されています。今こそ、戦争放棄を掲げて、59年もの間平和を維持してきた日本が先頭に立って、世界平和を推進する役割を果たす時ではないでしょうか? そのためには、私たち一人一人が何をなすべきかを、良く考えなければなりません。( Aug. 15. 2004 )


 「君のためにできること」。不治の病を背負って生まれてきた少年が、その命と引き換えに手に入れた憧れの君のために、その君の足の怪我の痛みを少しでも和らげたいと、病室のベッドからできることは、ただ、君のために祈るだけ。自分の命はもう明日にも尽きるかも知れないのだけれど、最期の力を振り絞って、君への手紙の末尾に、いつものように“あなたの足がいたくならないようにおいのりしています”と乱れた筆跡でしたためられていました。その手紙を受け取った数日後に、その少年の生涯は閉じられたのです。

 これは、日経新聞の文化欄に投稿された作家の大崎善生さんの、妹さんで将棋棋士である27歳の高橋和(やまと)さんと、その高橋さんをどこかで知ってファンとなった、生まれた時から死を宣告されて9歳まで必死に不治の病と戦い、生き続けてきた少年との、予期しない出会いと、たった3ヶ月の間の文通と、儚い永久の別れのお話ですが、私はこの話を読んで涙が止まりませんでした。

 少年の最期の手紙には、末期ガンの症状で“いたいです、くるしいです”と、今の自分の姿を素直に書いてきています。もう自分の命が残り僅かであることを多分察知しているに違いありません。でも、高橋さんが小さい時に交通事故で足に重傷を負って、小学生の時に何度も何度も手術をしたことを、お父さんから聞いて知っていて、もう自分にできることは“あなたの足がいたくならないようにおいのりすることだけ”なのです。

 少年のお父さんの話では、その少年は亡くなる前日まで、高橋さんの足が痛くなることのないように祈っていたそうです。自分の死をまえにして、君のために祈りつづけることができるものなのでしょうか? 自分の祈りが、あなたの足の痛みを和らげられるかどうかは分からないけれど、あなたのために必至に祈るのです。そして死に行く自分のためにも、そうするしかないのです。そんな素直な、汚れ無き純粋な愛があったのです。

 久しぶりに私の心は満たされました。この少年に有難うを言いたいと思います。清純な愛を心から本当に有難う!!! そして、この少年に愛された高橋さんをとても羨ましいと思いました。しかしまた、この別れを迎えなければならなかった高橋さんに慰める言葉も見つかりません。でも、きっとあの少年は“世界一”幸せだったに違いありません。本当の愛を見つけたのですから。

 きっと天国に行っても、“高橋さんの足が痛くならないように”お祈りしていてくれるに違いありません。( Aug. 2. 2004 )


 サマワ復興支援について、イラクのムサンナ州評議会のアハメド・マルゾク議長は、

「(日本の自衛隊の活動は)われわれの期待をはるかに下回っている。高度な技術を持つ国に相応しくない…日本がすべき支援は、電気や水の供給、工場建設といったインフラ整備事業で、学校や建物の修復などといった単純な事業なら、きっぱりと断りたい」と共同インタビューで発言したそうですが、今までの政府の見解や発表とは全く食い違っており、国内世論の反対を押し切ってまで、何のために自衛隊をサマワの復興支援に派遣したのかさっぱり納得がいきません。

 また、こうも述べています。
「復興に関して、われわれは多くの提案をし、日本の自衛隊はそれを採用すると約束したが、何の進展も無い」と批判したとあります。確かに派遣された自衛隊の設備と技術で全ての提案事項を実行できるわけではありませんから、約束はしても実施できるまでに時間が掛かることもあるでしょうが、復興支援を要求している相手から、何でこんな批判を受けなければならないのか不可解ではありませんか? それとも、今まで、小泉総理や石破防衛庁長官が、全く真実を述べていないのでしょうか?
 そんなことなら、直ちに自衛隊を撤退させて、改めて必要な支援部隊(民間企業になるやも知れませんが…)の派遣を検討すべきではないでしょうか?

 イラクの現状に関して、私たち国民は実態を何も知らされていないのかもしれません。サマワの安全性に関しても、アハメド・マルゾク議長は「(サマワは)危険も脅威も感じていない」と述べていますから、実際はそうなのかも知れません。もしサマワが、本当に安全で非戦闘地域だとしたら、国連の要請に基づいた計画的な人道援助、復興支援を行えば良いのではないかと考えますが、もしも、この新聞報道による記事が本当だとしたら、日本の自衛隊派遣は、イラクの現地では全く歓迎されていなかったとしか受け止められませんねぇ。(歓迎されているような写真入りの新聞報道は、やっぱり政府のプロパガンダだったの?)

 これで自衛隊がテロ攻撃を受けたとしても、全く同情されることは無いのではないかと、やりきれない気がします。自衛隊派遣が、アメリカへの隷従だと言われても仕方ないですねぇ! これで、与党自民党政権で憲法改正して、うっかり自衛隊を軍隊まがいにでもして、日本で、再び9.11テロまがいの事件でも発生したら、目も当てられないですね。杞憂なら良いのですが…。( July 27. 2004 )


 小6女子の同級生殺害や女子中学生の幼児投げ落とし殺害未遂事件。先日は女子高校生二人による祭りの警備に当っていた青年殺害事件等、女子学生の凶悪事件が多発していますね。それも犯行理由が極めて単純なことと、殺害目的が不明で、単に自己の不満解消や気分を晴らすために犯行に及ぶという、今までにない防止対策の難しい常識では考えられない行動になっていることである。

 子育て支援や学校教育の改善が叫ばれている昨今ではありますが、これらの犯罪の発生する原因はもっと根の深いところにあるのではないかと思います。最も危惧されることは、大人自身の心が荒荒しくなってきていて、他人に対する気遣いや感謝する心が失われ、金や名誉を重視し、常に他人と比較し、見栄にとらわれ、日本人の美徳と言われてきた“礼儀と謙虚さ”を忘れつつあるのではないかと思われます。特に、女性解放が叫ばれ始めてから、女性差別を盾にして男性も女性と同じように育児や家事を分担すべきだと言う論理が強く顕わされるようになってきたように思います。

 男女差別により女性が男性より不利になるような、いわゆる“男社会”は決して望ましいものでは有りませんが、“男女同権”が男性と女性が同じことをやらなければならないということではないと思います。お互いがお互いの“性”を尊重して、互いに補完しあって、良い家庭、良い社会を構成することが望ましいことではないかと思います。

 たびたび訴訟問題となる企業に中での“男女差別”の問題の多くは、“男女賃金格差”の問題や役職・管理者への“昇進の機会均等”の問題が多いと感じています。何れも、自分の能力の査定は、あくまで他人(上司)が判断することで、自分が自分の能力を判断し主張することではない、と考えますが(当然、数値だけで表わせるものは別ですが…)、同年だから、同職種だから、同じ待遇であるべき、という考え方は必ずしも通用しないのではないかと考えますし、役職者が平社員より偉いという考え方ではなく、役職は単に役割分担であって、野球で例えれば、監督はチームの戦力を効果的にまとめ、チームを勝利に導いてチームの収益性を高める責任と義務があります。コーチは各選手の技能を高め、戦力の増強につながらなければ責任を果たせません。又、各選手個人は、コーチや監督の指示に従うと同時に、自分の技能を高めて、チームの戦力となって結果を出さなければ、当然レギュラーからはずされて給与にも影響します。夫々が、夫々の役割を果たすことが、夫々の責任と義務であり、給与は、最も貢献したものが高く評価され与えられるもので、監督やコーチよりも選手の方が高い場合だってあるはずです。(当然です! 年俸○億円もザラだ!!/監督は、優勝できなきゃ“クビッ”だものなッ!!! )

 野球のように夫々の能力が成果(勝利)に直接顕われてくる場合は比較的問題は無いのですが、(それでも自分の能力を正しく評価されないとしてチームを離脱する選手もいますが…)日本の企業の場合は、多くがチームプレーであり、各個人の能力や成果の判断が難しく、考課が分かれる場合がありますし、教育能力や将来性など直接数値に表れないものの考課も含まれてきますので、能力や成果を含めた考課は常に問題となります。

 このように、自分を主張することが良いことだと言う戦後教育論理が、“男女性差”の問題や“男女同権”の考え方に大きく影響をしていて、“謙虚さは損をする”という短絡思考と、“地位・名誉・金銭志向”が他人を気遣う心を失わしめているように思います。親が自分の子を思うのは当然ですが、他人の子を気遣うことの方が優先するのではないかと思います。どうしても自分の子の方が可愛いし、対立した場合は例外無く他人の子よりも自分の子を庇護してしまいます。犯罪を犯した場合も、自分の子を庇うのが普通です。しかし、犯罪は社会ルールを無視した結果ですから、いくら弁護しても正当化できるものではありません。特に、最近の青少年犯罪で、その両親が自分の子どもの犯罪に対して世間に謝罪する例を見たことがありません。

 私達大人は、自分達が育て上げた子供たちに対して、大きな責任と義務を持っていることを再認識する必要があります。そして社会ルールを遵守することが私達の義務であり、責任でもあります。自分さえ良ければ良いという現代の世相が、青少年犯罪の根っことなっているのではないかと危惧しています。
貴方は、最近の世の中をどのように見ていますか? 私達自身にも責任があるとは考えませんか?( July 25. 2004 )


 新潟の豪雨で河川の堤防が決壊して大変な被害が発生しています。被災地の皆様には心からお見舞い申し上げます。

 私も以前、伊勢湾台風の際に、近くの川が氾濫して冠水し、泥沼と化した道路で歩くにも困難で、救援に向かって大変な思いをしました。水害の後は、泥水に浸った家具類は、バラバラに壊れて、中身も含めて一瞬にしてゴミの山となってしまいますし、泥水をかぶった畳などは重くなって動かすのさえ大変でした。汚物などもあふれ出るので、衛生状態も最悪となります。1日も早く復旧させてほしいものですが、現地は未だ雨が続いており、後片付けはおろか、更に被害の拡大も心配されています。

 河川氾濫が起こるたびに思うのですが、これらの災害のほとんどは人災で、先ず第一に、河川の付近の河川より低い土地に多くの住宅が密集しています。それに、道路は舗装され、側溝はコンクリート造りで、雨水は地面には浸み込まず、そのまま河川に流れ込むようになっています。河川の堤防もコンクリート造りで水を流す用水路と化しています。貯水池としての役割を持つ田んぼも、ほとんどが宅地化されていて、多少の田んぼは有っても、その用水路までもコンクリート造りになっていて、それも行く先は全て河川に放流されているのです。雨が降ったら河川が氾濫するのは当然ですし、河川が氾濫したら、川沿いの住宅は浸水するのが当然と思われます。いわゆる都市計画が不完全なのです。住民も自分達がまさか洪水で被害を蒙るとは考えてもいないのです。むろん度々洪水が起こるようだったら大変ですが、めったに起こらないからこそ油断していて、被害が大きくなってしまうのです。

 昔は、洪水の被害を少なくするために、川の堤防を2重にして堤防の決壊を外側の堤防で保護したり、堤防の近くに川の流れを弱めるために中州のようなものを造ったりしたと文献で見たことがあります。現代はコンクリートで堤防を固めて強度を強めたり、堤防外に排水ポンプを設置して、低地の水を河川に戻すようにしていますが(川に戻せば、更に川の水位は上がりますねぇ、逆じゃあないですか? 方法は別として、河川の水位を下げることが先決だと思いますがねぇ?)人間の知恵は、たかが知れています。災害時の自然エネルギーの大きさは人知を超えたものですから、科学的な予想強度を簡単に上回って、それらの設備を瞬時に破壊してしまいます。災害が発生した時こそ、直ちに各自治体は災害時に備えた都市計画の見直しをすべきですし、政府は、各都道府県に災害時の危機管理体制の見直しと計画を提出させ、早急に検討すべきではないでしょうか? 今回の新潟水害が、次に起こるであろう類似の自然災害を未然に食い止める参考事例となり、効果的な災害防止対策が取られることを念じています。( July 16. 2004 )


 カシオ計算機が、次世代のテレビのディスプレイ装置として期待している有機ELの明るさを3倍に高めることに成功したそうです。日経新聞の報道によれば、同社は2006〜7年度に有機ELを事業化する計画で取組んでいるそうですから、いよいよ有機ELディスプレイのテレビの実現が近づいてきました。カシオ計算機では、アモルファスシリコン型基板に高分子型の発光材料を用いており、量産に適していると云われていますが、低温ポリシリコン型基板で低分子型のものの方が発光効率が高く、寿命も長いと云われていて、技術が進めば欠点の克服も目前です。

 先日の日経新聞でも、北陸先端科学技術大学院の三谷教授と小松精練の研究チームが、有機ELの保護膜を低コストで形成する技術を開発したとありましたから、従来問題となっていた点、

   @ 明るさ(輝度)
   A 寿命
   B 大型化
   C 製造コスト
等の実用化における技術的なブレークスルーが急速に進展しつつあるように感じます。既にお話していたように、大型有機ELディスプレイパネルが実用化されれば、テレビなどの表示装置や広告媒体、光源など多くの分野で予想できないような革新が期待されます。既に富士フイルムなど多くの企業がそれらの技術開発に参入を表明しているので、一挙に開発が進み、実用化も程遠くないような気がしてきました。

 我が家のテレビの買い替え時期がそれによって決まるのです。プラズマも、液晶も、FEDのディスプレイを飛び越えて、一挙にペラペラな夢の有機ELテレビに変身です。再々来年の事を言うと鬼ではなく、閻魔様が笑うか?( July 4. 2004 )


 20000カウント達成の記念でもあるまいが、インターネットのウイルスの侵入によってか、コンピュータが突然、ウェブの画面もメールの文字も滅茶苦茶な表示となって読めなくなってしまいました。

コンピュータ本体はリカバリーを実行して、インターネットにはどうにか接続できるようになりましたが、メールサーバーにはログインできず、オフラインでは何とか使えるようになりました。

 オフラインの作業用には別にあって、夫々を作業別に分けて使っているため支障は無いので、これを何とか回復させようと、ヤッキになっていますが、未だにダウンしたままで、この拙いホームページの更新も出来ず、ご迷惑をお掛けしました。
仕方が無いので、別の一台をインターネットに繋いで使えるようにして、メールも使えるようになりましたので、やっとホームページの更新作業に復帰しました。

 梅雨の晴れ間(五月晴れと言うそうですが…)を見て、浜松の花博覧会に出掛けてきました。バスで4時間くらいでしょうか、会場は広くて歩き回るのは大変だと考えて、涼しいところで遊んでいようかなと思いましたが、何処に居ても暑いので、やっぱり歩き回ることにしました。でも、花博と言えば自然のたたずまいではないかと思ってましたが、やっぱり自然を破壊して会場ができているのですねぇ〜。(当ったり前だ〜! 愛知万博だってそうさ!!/やっぱり? そりゃ、しようがないか?)

 花ばっかり見てても飽きてきますねぇ! しかし、来た限りは、みんな見て元を取りたいッ(?)と順番待ちしないで見られるところを巡ってきました。“モネの睡蓮の池”(フランスから空輸してきたワケでもないのですょ/当ったり前だ〜!)では、ハスの花が開いていました。早朝だと40ケ位咲いているそうです。また、珍しい“青いバラの花”(「青龍」と名付けられていました)も見ましたが、青というよりは、白いバラの花に薄く青味がさしていると言ったほうが良いのでしょうか? 青いバラを作るのはとても難しいのですねぇ!!(しかし、青いバラって、気味悪いですねぇ!)

 ところが、今日(7/1)の日経新聞に、サントリーが世界で初めて“青いバラ”を開発(?)したとありました。青色色素を作る遺伝子をパンジーから取り出して組み込んだのだそうです。2007年までに、年商3000億円規模の商品として育てるのだそうですョ! 自然交配など待ってられるかってワケか?(商売、ショウバイ!!!/自然は何処へ? 人間も何時かは? /“チンパンジー”の遺伝子を人間に組み込めば? 時間の問題だッ!)

 我が家の庭は、み〜んな自然だものね!(バ〜カ、雑草だらけだって言うだけじゃぁないかッ!!! /それが自然ってことょ!)
メダカも、タニシも、ホタルも、カブトムシやクワガタも、みんな養殖だものね。それを売って商売にして、夏休みの自然観察に貢献してるってワケだ!( July 1. 2004 )


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