tommyさんのつぶやき2003年前半

 「いのちいっぱい」(ダイヤモンド社刊)。相田みつをさんが急逝される直前に遺された作品集ですが、以前は豪華版でしたが、この度、購入しやすい軽装版が出されましたので、さっそく入手しました。以前にも「育てたように子は育つ」という書籍を紹介しましたが、この「いのちいっぱい」は、相田みつをさんが本当に伝えたいことを選りすぐられただけあって、内容は、人生訓とでも言いましょうか、とても中味の濃いものとなっています。

 その中で一つ、「わけ合えば」を紹介しましょう。

    うばい合えば足らぬ
    わけ合えばあまる
    うばい合えばあらそい
    わけ合えばやすらぎ
    うばい合えばにくしみ     わけ合えばよろこび     うばい合えば不満     わけ合えば感謝
    うばい合えば戦争     わけ合えば平和     うばい合えば地獄     わけ合えば極楽
という詩ですが、正に現世への警告とも覚えますし、相田みつをさんの心の嘆きそのものではないでしょうか? 国連の決議を無視し、未だ果てしない戦闘を続けるイラク戦争を画策したブッシュ大統領に是非読んでもらいたいとも思いますし、有事関連法案や政策のゴタゴタで揺れる国会議事堂で、小泉首相から朗読して欲しいとも思います。

 相田みつをさんは、書家でもあり、詩人でもありますが、その上、曹洞宗高福寺の禅僧、故武井哲応老師に師事されており、仏の心を学ばれていたそうで、その書や詩文にはなるほどとうなづけます。口では世界平和を唱えながら、実際の行動は平和とは程遠い争そいに手を貸している大国(むろん日本も含めて)のエゴが、何とも悲しいことではありませんか?

 平成3年の暮れに67才で急逝された相田みつをさんですが、奇しくもその遺作を手にした私自身が、今年の暮れには同じ年齢を迎えます。偶然とは言え、何かしら因縁のようなものを感じています。( Jun. 18. 2003 )


 “飲む酢大ブーム”とかで、朝からテレビで酢の効用を報道していました。昔から酢は身体に良いということは言われていましたし、食事にはよく酢の物が出されました。キュウリの酢の物、ネギぬた等があり、調味料にも三倍酢が用いられ、一般的なお惣菜でしたが、最近の家庭では見かけないのでしょうか?

 私は元来、酸っぱいものは余り好まないので、酢の物も進んで食べる方ではありませんが、子どもの頃は、お酢を飲むと身体が柔らかくなって、体操などが良く出来るとか言われてよく食べましたし、身体の柔軟なサーカスの団員などはお酢を飲んで訓練するのだと聞かされました。
 番組では、酢は血液をサラサラにするし、黒酢の生産地のお年寄りたちは、健康のために毎日黒酢を飲んでいるので、元気で若さを保っていると言うのです。

 お酢が身体に良いから飲むのだという短絡的な論理が、私たちの悪い生活習慣を助長するような気がします。『カルシュームが不足しているから、牛乳を沢山飲みなさい』と、その昔、乳業業界と族議員との画策により、厚生省が国民に勧めたという噂もありましたが、私たちが、野菜と魚を主にした食事で、偏食をせずに、何でも満遍なく食べる食習慣をつければ、健康で元気に暮らせるのではないでしょうか?  ビタミンもミネラルも野菜には豊富に含まれていますし、たんぱく質の豊富な魚介類は、カルシュームも豊富に含んでいますから、栄養満点です。(でも環境ホルモンは大丈夫?/外国産の野菜や魚じゃないでしょうね?/食材のトレーサビリティにも気を使うねぇ!/もちろん、安全なのは地産池消ですよ!!)

“朝飯抜いて、お昼はラーメン、夕べはファミレス焼肉定食”では、健康な方が不思議ではありませんか? これから夏にかけては、キュウリのシーズンです。ネギも豊富に出まわってくるでしょう。ぜひ、小田原産のチクワやカマボコ、ワカメやヒジキも加えて、酢の物にして沢山召し上がって、若さと元気を取り戻して下さい! 但し、塩分や糖分を摂り過ぎないよう、調味料にはご留意下さい。以上「厚生労働省/農水省協賛 若さと健康のページ」でした! ( Jun. 16. 2003 )


 北朝鮮の貨客船“万景峰号”が、日本の厳戒警備体制に恐れをなしてか、新潟への入港を中止したことで、またまた別の事実が明かになってきました。と言うのは、北朝鮮と日本の間を往復していたのは“万景峰号”だけではなくて、他にも多くの北朝鮮の貨物船が出入りしていたというのです。それゆえ、“万景峰号”に積む予定だった貨物の一部を、別の北朝鮮の貨物船2隻に積み替えて出荷するというのです。これは一体どういうことなのでしょうか?

 国交の無い日本と北朝鮮の間を、多くの北朝鮮の貨物船が行き来していたのです。とても信じられません。それが事実としたら、拉致を実行したのは、北朝鮮の“不審工作船”ではなかったのでしょうか? ひょっとしたら、わざわざ危険を冒して“不審工作船”を使う必要もなく、日本と北朝鮮をどうどうと行き来する“万景峰号”か、もしくは他の貨物船が利用されていたのではないでしょうか? それらの貨物船で不正輸出が行われていた事実が明らかになってきているので、それなら、北朝鮮の工作員は、白昼どうどうと拉致できたのではないでしょうか? そんな重要なことを、なぜ国土交通省や外務省は、国民に隠していたのでしょうか? それとも、明かにできない何かがあるというのでしょうか?

 こうなってくると、現在北朝鮮から帰国してきている5人の拉致被害者の方々から、拉致の事実について、もっと詳しく事実を聞き出す必要があるのではないか? ひょっとすると、国土交通省や外務省は初めから事実を知っていたのではないかとも思えてきます。
 貴方もこの事実を知って、日本政府に不信感をもちませんか? 私たち国民は、すっかり騙されていたのではないでしょうか ??? ( Jun. 12. 2003 )


 新しい家に引っ越してから、ちょうど1年になりました。新築した家の壁や天井は、全て石膏ボードになっていて、釘打ちがきかず大変苦労していますが、日経新聞の「せいかつミステリー」欄に、“超高層住宅の死角”と題して、30階建てのマンションの内装工事で、隣との間の壁が釘抜きのバールで突き抜けてしまったそうです。これは欠陥構造ではないかと法律事務所に相談したところ、建築基準法では、遮音性、耐火性、耐震性などの基準が設けられてはいますが、衝撃を加えた破壊に対する構造上の取り決めは無いそうです。

 石膏ボードは、軽くて耐火性にも優れているため、高層住宅には多用されていますので、前述のトラブルは当然発生します。これは何も超高層住宅の問題だけではなく、私の家の壁や天井にも使われているわけですから、軽いだけではなく、コストも安く出来るからではないかと思います。(しかし、廃棄する際は問題です。今のところリサイクルできません)住宅を建てるに当たって、その構造や使用材料を細かくチェックできる人はほとんどいませんので(私自身、完成するまで分かりませんでした。親父が大工だったんですが…)、出来あがってからトラブルになることが多いのではないでしょうか?

 本来なら、住まう人のことを考えて建築材料や構造を設計するのが当然ですが、現代では何でもコスト優先になっていて、本当の意味での安心できる住まい(住宅)はなかなか見つからないのが普通です。(だからこそ“「いい家」が欲しい”松井修三著、“安くていい家”平 秀信著、“早くて安くて強い家”早川義行著、“いい家は無垢の木と漆喰で建てる”神崎隆洋著などが売れるのだ!)トラブルとなっても、建築基準法の基準を満たしておれば文句の言いようもありません。
何よりも先ず、住む人の身になって設計して欲しいものですね。そういう点では、法律は被害者を救済する構造ではなく、加害者の逃げ道を作っているのだということが分かりますね。もっと心の通った制度にしてもらいたいものです。

 貴方はどう思われますか? そんな被害を受けたことはありませんか? ( Jun. 7. 2003 )


 今年の阪神タイガースは前評判も上々で、優勝候補の筆頭に上がっていましたが、あまり誉めると萎縮して尻すぼみとなる心配があって、そっとしておりましたが、首位の座も安定してきており、連勝中でもあるし、2位とのゲーム差がダントツ8で、待望の阪神−巨人3連戦ときては、もう黙ってはいられません。

 星野タイガースか?、原ジャイアンツか?、手に汗握る熱戦ッ? と思いきや、第1戦は、ムーアの思いもよらぬ不調で、いきなり8点取られて0:8の大番狂わせ! もう見ているだけでカッカきて、血圧上昇!!! テレビに灰皿投げつける(いや、あっしはタバコは吸わないのだ!/じゃぁ、ビール瓶でも投げつけるか?/いや、缶ビールなのだ!)わけにもいかず、ふてくされて風呂へでも入るか?(でも血圧は大丈夫?)

 まあ、今日は連勝疲れを癒す休息日にでもしとこうか、とは星野監督の胸のうち? それでも最終回に何とか2点を入れて完封を免れましたが、7ゲーム差に詰め寄られては、もう後の試合は休息は許しませんよ! 半信(阪神)半疑の“優勝”目標(トラぬタヌキの皮算用にならないよう)まで、キッとガンバッてね!! ( May. 31. 2003 )


 “オナラは老化の警報機”と言うかどうかは知りませんが、腸内が老化すると、そこで発生するガスもより臭くなるということが常識になっているそうで、老化はともかく、出物・腫れ物ところかまわずで、自分の意思とは無関係に発生する体内のガスの放出は、近所迷惑ばかりか、時・所によっては本人の名誉失墜にもつながりかねませんからねぇ。

 いきなり下ネタで恐縮ですが、消臭用の活性炭フィルターのついたパンツが売られているそうで、日経新聞のNIKKEIプラス1の「せいかつミステリー」欄に“妙なパンツ”と題して載せられています。
それによりますと、大腸内には500種を超える細菌類が生息していて、これらのバランスが崩れて、善玉のビフィズス菌が減って腐敗細菌のウエルシュ菌やクロストリジウムが増え、発生する硫化水素やアンモニア、スカトール、メルカプタンなどが悪臭を作り出すのだそうです。

 老化するとこれら腸内菌のバランスが崩れるというわけですが、腸内細菌を研究している理化学研究所の辨野室長さんによると、「若い人の方が腸から排出するオナラがくさい」のだそうです。その理由が、インスタント食品やポテトチップス、ケーキなどの菓子類ばかりを食べて、まともな食事をしない食生活によるというのです。においの悪化を防ぐには、まずは偏食や不規則な生活を改め、ご存知のように食物繊維や醗酵乳をとるようにして、便秘をなくすことだそうですから、何しろ健全な食習慣と運動を心がけることが先決です。

 ところが、主題の“妙なパンツ”ですが、これを開発したブック・ウエイマーさんは、2001年の「イグノーベル賞」(笑える発明を表彰する賞)を受賞したといいますから、本当に笑えてきますねぇ。しかし〜活性炭に加えて、防音材も取り付けることが出来たら完全無欠で、爆発的なヒット商品になると思いません? 何っ? 真っ先に買うのはお前だろって? またぁ、女房と同じようなこと言わないでよ!( May. 18. 2003 )


 鯉のぼりの子どもの日は過ぎて、天気が一向にすっきりしませんが、鯉のぼりと言えば、元気の良い“鯉の滝登り”を思い起こすのではないでしょうか? 急流を遡る鮎(あゆ)以上に、滝の流れを遡る鯉の勢いは、男の子を持つ親の理想ではないかと思います。

 雑誌「大法輪」(大法輪閣発行)の5月号に、青山俊堂師が連載の“道元禅師に学ぶ”のなかで、鯉のぼりと子どもの出世を祈る親心について、次ぎのように述べられています。

「中国の伝説上の天子“舜(シュン)”に、黄河の氾濫をおさえるため、その治水を命じられた“鯀(ソ)”は失敗し、その子の“兎(ウ)”が、亡父の遺志をついで工事に当たり、ついに成功して“舜”から天子の位をゆずられ、夏(カ)王朝を開いたという。“兎”は黄河上流の龍門山を三段に截っておとして水を排除したのであるが、その結果、そこに瀑布ができた。いわゆる『龍門三級の瀧』である。多くの魚たちが瀧の下に集まり、この三級の瀧を登ろうと試みるのであるが、おおかたは失敗に終わる。稀に登りきることができた魚は、雷火で尾が焼かれ、頭上に角をいただき、たちまち龍と化し、雲を呼んで昇天するという。
世に立身出世の難関を『登龍門』といい、…さらには端午の節句に鯉のぼりを立てるのも、この龍門三級の瀧を登りおえた魚が龍となって昇天した故事をふまえてのことである」

 単に、「鯉の滝のぼり」のような元気な子どもに育つようにと思っていましたが、なかなか深い意味があったんですねぇ! しかし、今や、氾濫する黄河よりも、黄河の流域で水が減少し、干上がって問題になっています。環境問題が黄河までも大きく変えてしまっているそうです。

 今日はまた「母の日」とかで、心優しい子ども達が、女房に洋服やバラの花を贈ってきてくれました。私は早く母に死別したため、母の日の楽しい思い出はありませんが、父母を敬い、愛してくれる子ども達がいることは無上の幸せですね。世界中の母親やその子どもたちが幸せになれる平和な世界が早く実現できると良いですね。( May. 11. 2003 )


 五月晴れに鯉のぼりと喜んでいたら、またまた天気は気まぐれで土日の天気が心配になってきました。何しろ土曜日は久しぶりにハイキングを計画して、下見に山へ登ったら、登山道が荒れていて足腰は痛むし、予定時間はオーバーするはで苦労しました。これで天候が荒れたら目も当てられません。計画の練り直しです。

 イラクの武力行使も一段落で、フセイン政権壊滅宣言を出してアメリカは喜んでいますが、嘘か本当か、フセインの声明がビデオで流されました。本人か、影武者か、定かではありませんが、なかなか素直にはいきませんねぇ。ひょっとすると、これがサダム・フセインの本格的な徹底抗戦の宣言とも受け止められます。核爆弾を使うかも知れません。何しろ、未だに大量破壊兵器は発見されておらず、今回のアメリカの武力行使の目的が達成されずに、後味の悪い戦争ゴッコになってしまいました。敵討ちが怖いですねぇ。

 ところで、国内では、元オーム真理教(改名アレフ)の松本智津雄の公判が開かれて、死刑の求刑が確定して結審するのも近いようですが、またまた、白装束集団とかいう正体不明の、いや「バナウェーブ研究所」と名乗るワゴン車20台もの集団が、長野県や山梨県付近に出没して世間を騒がせています。電磁波の障害を検知するとか、しないとか、実態はわかりませんが、そのために白装束の覆面や、車の窓という窓にもシール(御札?)をベタベタ貼りつけて不可解な行動をとる意味が解りません。世の中狂ってますねぇ!

 狂っていると言えば、今しがたも、変な電話が掛かってきて、「商売ではありませんが、浄水器の見本を送らせてもらっているのですが…」商売でなきゃ何なんですか?

 又もう一つは、「ゲルマニュウムの説明をしたいんですが? お宅の奥さんの名前は変わった字ですねえ、何と読むんですか? 私の姉の名前も同じ字ですが○○と読むんですよ…」一体何を言いたいんですか? 貴重な忙しい時間をつぶさせて、マニュアルに沿った会話の練習でしょうか? バカバカしくて付き合っていられません。自分中心で相手のことを考えてもいません。口先だけバカ丁寧なんですよ! ふざけるなって電話を切ってしまいました。礼儀を知らない大人が増えてきました。こんな親を持つ子ども達はどうなるのでしょうかねぇ?

 一方では、アゴヒゲアザラシのタマちゃんが、目のあたりに釣り針が刺さって、釣り糸がアゴヒゲに絡まっているとかで、どうしょうかとお役所では大騒ぎ。「タマちゃんを想う会」とかが、捕獲して治療しようと捕獲訓練をするとか、しないとか? 相手は自然に生きる動物ではないですか? それとも全国に釣り禁止令でも出しますか? そんな暇あったら、イラクやアフガニスタンなどで困っている多くの難民の支援を考えて活動でもしたら如何? 世の中何が大切で、何が必要なのかが判断できずに、狂ってしまっているんですねぇ。

 貴方はどう思いますか? そんなこと、大した問題じゃあないって? ( May. 8. 2003 )


 今日は快晴のメーデーですねぇ! 昔なら、赤旗とジグザグ行進のデモが当たり前でしたが、最近ではそれもほとんど見られなくなりました。暮らしが楽になったのなら良いのですが、この不景気とリストラばやりでは、昔のデモよりも明るさはありません。表面面ばかりの小泉政策も先行き不透明ですねぇ。

 統一地方(痴呆)選挙の結果を見ても、あまり明るい材料は見当たりません。当地の市会議員選挙は、またまたどうにもならない狂騒曲でした。22定員に対し23人の立候補者でしたが、まともに選択できるのは3人ほどで、あとは本当に市政を任せられるのか心配です。当地の選挙投票率が74.1%と、比較的良かっただけが救いです。ご当地は如何でしたでしょうか?

 イラク戦争もアメリカ軍中心の爆撃・破壊にかかわらず、フセイン政権の崩壊は実現できたのかも知れませんが、肝心の大量破壊兵器は見つからず、多くの民間人にも被害を与えて、ブッシュ大統領はどう言い訳をするのでしょうか?

 また中国で蔓延している前代未聞の新型肺炎、重症急性呼吸器症候群(SARS)の恐怖と、全世界へ感染が広がってくる心配があります。原因特定もできず、効果的な感染予防対策も打てないようで、益々心配ですねぇ。
北朝鮮問題といい、株価下落が続く市場不安といい、明るい材料はありませんか? たった一つ、皇太子様のお子様の愛子さんの笑顔は、とっても明るいですねぇ! ( May. 1. 2003 )


 今日は当地では県知事選挙の投票日でした。あいにくの雨が心配されていましたが、どうやら天気はゆっくり回復して絶好の選挙日和となりました。いずれが勝者になるか楽しみですね。今回ではインターネットでも開票速報が見られるそうです。

 ところで最近では、選挙に無関心な若者が増えていて、私も、市長選挙を前に地域行政に重要な市長選に、投票の意義を話して回っていますが、“私だけが真剣に投票したって市の行政が変わるでも無し…”と嘯く若者(と言っても既婚者だったりして)に出会ったりすると、自分の活動がむなしい気がします。

 「新世」5月号の巻頭言で丸山敏秋氏が、クブチ砂漠の緑化の植林ボランティアに視点を当て、「心の荒れ野に木を植える」と題して、“砂漠という厳しい環境において、一本の木は弱くても、互いに支え合うことで、たくましい森に生長できます。人の世の中も同様ではないでしょうか。”と述べています。また、木を植えようとする、その思いが尊いのです。ジャン・ジオノの『木を植えた人』に出てくる荒れ果てた見捨てられた土地に、黙々と30年間、ただ一人でドングリの実を植えつづけて、大きな森を育てた羊飼いのブヒエのように、

“ほんとうに世を変えるのは、権力や富ではなく、また、数と力を頼む行動や声高な主張でもなく、静かな持続する意思に支えられた、力まず、目立たず、おのれを頼まず、速効を求めず、ねばり強く、無私な行為です。”という作者の言葉を紹介しています。

 ともすると、感動する心や相手を思いやる心を忘れて、いつのまにか心の中に無関心の世界が広がってきてしまいます。

“心の荒れ野に木を植えましょう。…自分の心に勇気という一本の「木」を植えれば、それができるはずです。”と結ばれています。( Apr. 13. 2003 )


 アメリカ・イギリス軍のイラク攻撃がバグダットの市街戦になるに至って、一般市民の犠牲者が日増しに増えてきました。こんな暴挙が許されて良いのでしょうか? 誤爆だと言う言い逃れは通用しません。もともと市街戦になれば市民への被害は避けられません。それに空からのクラスター爆弾の使用は、無差別な破壊・殺戮を目的にしています。これが大量破壊兵器でなくて何なのでしょうか?

 ユニセフより、イラクへの緊急支援募金の要請がM-mail で届きました。戦争による停電が、イラクの飲料水の供給に支障をきたしているといいます。水の供給がストップすれば生活環境は悪化し、弱者である女性や子どもたちの命は大きな危険にさらされます。医薬品なども不足しているといいます。どうか緊急支援にご協力下さい。

 インターネット募金も受付けているそうです。郵便局からは下記の通りです。

     口座番号  00110−5−79500

     口座名義  (財)日本ユニセフ協会

※ 通信欄に「イラク」と明記して下さい。

貴方の心からの優しい支援をお待ちしています。( Apr. 8. 2003 )


 看板のぬくもりについて、足立則夫さんが日経新聞の「せいかつミステリー」欄で、江戸時代の広重の浮世絵に描かれた看板に関連して述べられている。

 江戸時代の看板「○やき 十三里」と言うのは、今は懐かしいお薩(さつ)即ち“さつまいも”の丸焼きのことで、“十三里”とは、“クリ”(九里)より(四里)美味い“サツマイモ”と、洒落た言葉で女性の心をとらえようとした商人の遊び心が感じられるが、「現代の看板は、色もまちまちで、夫々が目立とうと主張しあい、しばらく眺めていると不快感を覚える。遊び心を感じさせるものなど一枚も無い」と慨嘆される。

 看板もそうであるが、テレビ・コマーシャルに至ってはもっとひどい。エロ、グロ、ナンセンスはむろん、変態趣味で目を引こうとしたり、子どもには聞かせられないような言葉使いや行儀の悪さには目を覆いたくなる。そして、商品の誇大宣伝の表示には、公正取引委員会もいつの間にか無感性になっていて、何でこんなコマーシャルが許されるの? と思わず灰皿を投げつけたくなるのです。商売は“あきない(商い)”であると言った松下幸之助翁も、今ごろは草葉の陰で嘆いているのではないか? リサイクルを象徴した毛糸ほぐしのナショナル・テレビのコマーシャルは、誇大妄想的だけれども“あきない”ねぇ!( Apr. 5. 2003 )


 アメリカのイラクへの武力行使(戦争)が国連の決議を経ないまま、また多くの国の反対を押し切って開始されてしまいました。

 アメリカと国連との関係については、以前NHKテレビで放映された「苦悩する国連」によると、もともと国連は、アメリカが自国の利益のために設立したものであって、アメリカを国連によってコントロールできるシステムにはなっていない。民主主義では、通常、多数決による議決をとるが、国連の場では、常任理事国による決議が多数決とはならないシステムとなっている。

 今回のアメリカによるイラクへの武力行使は、果たし状を突きつけて、返事をしなかった相手に対して、大挙して抜刀した軍団が、土足で相手の家に踏み込んで皆殺しを図るという、日本の武士道には無い暴挙というほかは無い。そのアメリカの暴挙に日本が荷担していることこそが大きな問題であろう。破壊しておいて“人道援助”や“復興支援”などあり得ないのである。太平洋戦争の際の“鬼畜米英”と言う言葉が現実味を帯びてきているのは、空恐ろしい気がする。今回はそれに日本自身が加わって“鬼畜米英日”と言えようか?

 世界が日本に対してもっとも期待していることは、唯一、原爆被災国であり、憲法に“戦争放棄”を掲げ、太平洋戦争終結以来、50年以上の平和を保ち、発展途上国に対して多くの援助の手をさしのべてきた、他国が理想とする経済豊かな技術立国であり、世界平和に対して最も貢献してくれることを期待しているのである。日本はその期待に答えることが必要だ。自国の利益のためだけにアメリカに追随してはならないのである。

 破壊と殺戮は、どんな理由であれ許されない行為であり、人の命は、市民であろうが兵士であろうが、善人であれ、悪人であれ同じ価値を持っているのである。大国の横暴を決して許してはならない。既に、国力を誇示して世界平和を標榜する時代ではない! 世界中がネットワークを結んで、相互に助け合い、共存していく、政府機構ではないNGO主体のシステムに移行しつつあるのである。時代を無視したアメリカの暴挙に“NO!”と言おう!! ( Mar. 22. 2003 )


 アメリカによるイラク攻撃は時間の問題となってきたようです。当初から、アメリカのイラクに対する大量破壊兵器の査察と廃棄は、単なるイラク攻撃に対する言い訳みたいなもので、イラクが査察に応じようが、ズルをしようが、イラク攻撃が最終目的だったのではないかと思えてきます。

 ただ、イラク攻撃の目的が何なのかは誰にも分かりません。石油の確保が目的であったり、アメリカの保有する旧い武器・弾薬の処分や新開発の武器の試用のためだとか、平和のために低下しているアメリカ軍の士気高揚のためだとか、戦争によってアメリカ経済の立直しを図るだとか、色々な憶測を生んでいるようですが、本当のところ真の目的は不明です。

 しかし、争いは、破壊や遺恨、反発を生みこそすれ、人類の平和共存に何の意義もありません。もしも、あくまでイラクの大量破壊兵器が世界の平和を脅かすものだとしたら、アメリカが単独でイラクを攻撃しなければならない理由はどこにもありませんし、イラクの軍事力を牽制する平和的手段は他にも色々あるような気がします。

 いずれにしても、国連が有効に機能して、平和的に解決され、真の世界平和に向けて前進することを祈っています。( Mar. 17. 2003 )


 またまた政治資金の裏金操作で国会議員の逮捕者が出たようだ。確かに“政治家の頭の中は、金と票のことしか無い”とは言っても、政治資金規正法違反で“法を作って法を守らず”では、現に騒がれている企業倫理不在のコンプライアンスの問題とチョボチョボではないか? (世の中どこか狂っているよね)

 先に、当事者の政策秘書が逮捕されているが、そういう政治資金のごまかしや裏金造りの手腕こそが、有能な政策秘書と言われる所以だったのだ! しかし、当の坂井議員自身が、闇献金を断ろうとした企業の元社長に“献金が無ければ仕事を回してやらないがそれでもいいのか”と言ったとか言わないとか、まるで暴力団顔負けの凄み方ではないか? いっそのこと議員派閥の○○会などやめて、“自民××組”に代えてしまったら如何?

 自民党は手回し良く、逮捕が決まった坂井議員を早々に除名処分にしたとか? “臭いものにはフタ”、疑惑が他に及ぶことを恐れたか? それとも、次ぎの選挙に人気を落とさないための配慮? 政治家は真剣に政治のことだけをやってよね。子どもに“ウソつきは泥棒の始まりですよ!”と言われたらお終いですよ!( Mar. 8. 2003 )


 アメリカのイラク攻撃の布石は着々と進んでいるようですが、前線基地としてのアラブ諸国では、頼みとするトルコが米軍の駐留を拒否する決議をしたことで、またまた先行きが不透明になってきました。アメリカは国連の決議が無くても、フッシュ政権はイラクへの攻撃をも辞さないと強い姿勢を表明しており、小泉首相が後方支援については、容認するとかしないとか、きわめて曖昧な(ご本人は明確だと申していますが…)答弁をしていて、野党連合はあきれ返っています。

 「地球村通信」3月号で、小川氏のイラク現地報告がありますので、現実がどうなのかをお知らせしましょう。
イラクでは、12年前の湾岸戦争でアメリカの空爆で使用された“劣化ウラン弾”で放射能汚染が広がり、収入源のトマトの汚染はむろんのこと、地下水なども汚染され、ガン・白血病等が異常に増えていて、多くの子ども達が苦しんでいます。アフガンでは戦後の子ども達が、「お医者さんになって友達の病気を治してあげたい」などと夢と希望を語ってくれていましたが、湾岸戦争後10年以上になるのに、イラクでは夢を語る子どもさえいないというのです。

 イラクについて、私たちは無関心でいますが、日本は湾岸戦争でアメリカが爆撃した費用の3割近くも負担しているのです。言いかえれば、湾岸戦争の1/3は、日本が攻撃に参加したことと同じ結果なのですよ! イラクでも、また日本は同じことをやろうとしているのです。

 現地で、何人ものイラクの人達から、
「この戦争を止めるカギは、あなたたち日本人。日本人が動けば、何万人ものイラク人の命が助かるのです。お願いだから平和の声を日本で広げてほしい。あなたたちこそ私たちイラク人の希望なんだ!」と訴えられたと言います。

 如何に私たち日本人が、他国の争いや苦しみに無関心なのかがわかるではありませんか? それとも、平和ボケしているのではないでしょうか? また、自国の政治に無関心なのと同じではないでしょうか?(この四月以降に行われる統一地方選挙にも、的確な意思表示をして下さいね)

 今、私たちに必要なことは、世界平和への意識を高め、行動すること。「NO WAR!」と声を上げることではないでしょうか? それが、唯一、原爆被災国であり、憲法に“戦争放棄”を掲げる日本の最大の使命なのです!!!

 ネットワーク『地球村』では、全国の都道府県市町村議会で「平和の意見書」(「あらゆる戦争や紛争を平和的に解決することを日本の姿勢としてください」という趣旨)を提出してもらう運動を続けています。既に、採択されているところもあります。ぜひ、貴方も参加して下さい。( Mar. 6 2003 )


 やりましたねぇ! ニューヨーク・ジャイアンツの松井選手。オープン戦第一試合、第2打席でホームラン!! 文句なしの鮮烈デビュー!!! 重圧を跳ね返しての活躍は、用意周到な練習と訓練、それに謙虚で真面目な松井であればこそでしょう! これからが本番!! ガンバってね、応援してますよ!
イチロー選手も、見事な三塁打! ほんとに、日本選手の活躍はうれしいですね。戦争好きなブッシュさん、いつそのことイラクに野球の試合など申し込んで、ゲームで争ったらどうですか? 国連の決議は“緊急、世界首脳国ベースボール大会開催!”だったりして…。( Mar. 1. 2003 )


 ご存知、第一生命が募集する“サラリーマン川柳”、昨年の12月に集まった句は、何と2万4千余り。その中のベスト100から一般投票でベスト10を選びます。締め切りは3月14日ですから、貴方もふるって投票して下さい。

 ちなみに、私が選んだベスト3はこれです。

   @ 田中さん 選んだ人に ノーベル賞
      (よく選んで下さいました。しがない技術屋の父さんにも、ひょっとしたら…?)
   A 現代病 医者より今は みのもんた       (何と放送中にバナナがスーパーで売り切れたとか。不景気なお店に大救世主!)
   B 大掃除 今年も娘が かたづかぬ       (少子高齢化がうなづけます。でも我が娘は孫3人、表彰ものの反逆児ですゾ!)
リストラや企業の合併、インターネット関連の句も沢山ありましたよ。残念ながら、世界情勢にまでは目がいっていませんでしたねぇ。( Feb. 21. 2003 )


 コンピュータが“量子コンピュータ”と呼ばれる、今までとは全く異なった原理で働くものが実用化されようとしています。日経新聞の報道によれば、NECと理化学研究所が共同で開発しているもので、量子力学の原理を応用し、計算には複数の素子が協調して動く現象(量子のもつれ)によるもので、これらの現象を確認できたようです。

 現在一般に使用されているコンピュータは、ノイマン型コンピュータと呼ばれフォン・ノイマンが発明したもので、プログラムされた命令の一つ一つを順番に処理していくもので、一度に多数の別のプログラムを処理することが出来ないため、自ずと処理する速度に制限があって高速に処理するためには多数のコンピュータを並列に並べて同時に処理していく方法しかありません。(スーパー・コンピュータと呼ばれるものでは、数十台のコンピュータを並列に接続してその問題をクリアしています)

 量子コンピュータでは、全く原理が異なる方法を用いるため、例えば、素子数を百個に増やせば10の30乗(千兆×千兆)の計算を同時に実行できるといいます。既に、オーストラリアのインスブルック大学のF・シュミットカーラー博士らが初期的な装置を試作し、簡単な計算を実行させることに成功したそうです。この装置は、浮遊させたカルシウム・イオンにレーザーを当てて様々な状態をとらせることで計算の結果を出すと言う、従来の電気信号のオン・オフで計算するのとは全く異なります。

 従来のコンピュータは、電気信号のオン・オフによって論理的な思考として理解しやすかったのですが、量子コンピュータではそんなわけにはいかないので、正常なのか異常なのかはどうして判断するのですかねぇ? もし、故障したらどうやって直すのでしょう?(素人が悩むことは無いさ、頭が禿げるぞ!/下手な考え、休むに似たりか?)
 まあ実用化には、あと数十年はかかると言いますから、生きているうちには実現しないと思いますので(100歳まで生きてたら、どうしよう?/心配無い!、心配無い!!、その頃には、もう痴呆老人になってるよ)安心してお休み下さい!

 ところで話は変わりますが、ここのところ大きな事故が続いていますね。今回の韓国での地下鉄の火災事故は、原因が放火であるとは言え、このような大惨事に至るのは異常とも考えられます。トンネル内の大きな火災事故は、スイスで起きたケーブルカーや高速道路の日本坂トンネルの事故などがありますが、今回のような多数の死亡者が出た事故は聞いたことがありません。

 駅に停車した列車に加えて、火災発生後に入線してきた対向列車まで火災に巻き込まれたことで、設備の不備に加えて危機管理の甘さが指摘されそうですが、他人事ではありません。わが国も早急に対策を講じてほしいですね。

 事故に遭われた方々にお見舞い申し上げると共に、亡くなられた多くの方々のご冥福をお祈りし、ご遺族にお見舞い申し上げます。二度と同じような事故が起きないよう、万全の体制をとってもらいたいものです。

 便利さの陰にこのような危険性が潜んでいるとは、科学技術の盲信でしょうか? それとも、技術の未熟さにあるのでしょうか? いずれにしても先端技術と危険性は表裏の関係にありますね。利用するにもKYT(危険予知トレーニング)が必要です。( Feb. 20. 2003 )


 大変な事故が起きました。スペースシャトル「コロンビア」が地球に帰還する途中で分解、炎上落下し、乗組員の宇宙飛行士7人全員が死亡するという結果になってしまいました。

 その原因については、まだ明らかになっていませんが、1986年に打ち上げ直後、爆発炎上したチャレンジャー号以来の大惨事です。どんな些細な故障でも、宇宙の往復や滞空時では致命傷になってしまいます。今回の事故機「コロンビア」は建造後22年を経て老朽化が心配されていたそうです。また、宇宙開発事業は、多額の資金を必要としていますので、コスト削減が年々厳しくなって、構成部品の削減や支援スタッフの削減も行われていたようです。日本のH2Aロケットと同じような状態だったのではないでしょうか? ただ、飛行士が搭乗して宇宙を往復するスペースシャトルと無人ロケットとでは、安全性と信頼性は格段の差があります。何よりも人命には換えられません。

 この惨事を踏まえながらも川口外相は、この事故が米国の対イラク政策に与える影響について“事故は悲劇だが、米国が内向きになるとか、国際社会のリーダーとしての責任を放棄することはないと理解している”との見方を示した、と日経新聞に報道されていますが、その真意がイラクへの攻撃も辞さないと言う意味を含んでいるとしたら、その攻撃によって失われる命と、この事故で失われた命とを差別していることになりはしないか? 全て人の命は尊いもの、まして人為的な殺戮によるものは決して許されるものではない。「日本国憲法」第九条の“戦争放棄”はそう言う意味で重要なのではあるまいか? ( Feb. 3. 2003 )


 朝青龍(モンゴル名ドルゴルスレン・ダグワドルジさん)が14勝1敗で連続優勝して「横綱」に昇進を果たしました。先に“デキチャッタ婚”で才色兼備の奥さん(タミル夫人〜ドイツのバイロイト大学留学中)と関取二世のベビー(四月に出生予定)を確保して、益々おめでた続きで笑いが止まりませんねぇ! 相撲界の新しいヒーロー誕生です! 

 強力武蔵丸も休場でしたし、久しぶりに復帰した横綱貴乃花も、ケガに勝てず残念ながら引退して土俵もさびしくなりましたが、ハワイ出身力士の曙、武蔵丸に続いて、今度はモンゴル勢の活躍でもっともっと面白い相撲が見られることを期待しましょう。(外国勢に負けずにガンバれ日本力士!)

 先の大阪国際マラソンでは、渋井陽子を押さえて野口みづきが初マラソンから、日本最高の高橋尚子の記録に次ぐ日本歴代第二位の2時間21分18秒で初マラソンに続く2連勝で優勝し、新しいヒロインが誕生しました。これまた初マラソンの坂本直子が、千葉真子に次ぐ4位で、野口に約30秒差の2時間21分51秒という快記録で入るという、スポーツ界もまた新陳代謝が進んでいます。新陳代謝がなかなか進まないで停滞しているのは政界だけではないでしょうか? 老獪議員に負けず若手議員ガンバれッ!! ( Jan. 29. 2003 )


 フォスター・プランニュースの2002年度の年次報告号が届きました。国際NGOのフォスター・プラン日本事務局がこの5月1日に20周年を迎えるのだそうです。フォスター・プランは、発展途上国の恵まれない子供達やその家族、及びそれらの地域の貧困や衛生、教育・就学の改善・推進などの支援を行っていますが、多くの子ども達が病気や栄養不良などでかけがえの無い命を失っているのが実情です。

 フォスター・プランの皆さんがそれらの状況の改善に取り組んでおられますが、私達は、少しでもその手助けをするために、恵まれない子ども達、フォスター・チャイルドを支えるフォスター・ペアレントや、マンスリー・サポーターという制度で支援をしたり、ささやかな寄付金などを提供して協力しています。私のフォスター・チャイルドは、ボリビアのDario Martines君ですが、今届いた近況写真では、軟弱な日本の子どもたち(!)と違い、見るからにたくましく元気に育っています。もう小学校に通い始めて二年になりました。勉強はあまり得意ではないらしいのですが、絵は大変上手なのです。家計を助けるために、毎日学校へ行く前、朝早く働いていますが、元気で学校に通い続けられるといいのですが…。
 最近ではアメリカのクリントン前大統領夫妻がフォスター・ペアレントになり、ウガンダとタンザニアのフォスター・チャイルドと交流をもたれるそうです。

 今度フォスター・ペアレント制度が新しくなり、援助金の月額が5000円、4000円、3000円の中で選択ができるようになりました。毎月のお小遣いの内から恵まれない子ども達のために用立てて頂ければ大変うれしく思います。詳しいことは日本フォスター・フラン協会のホームページをご覧下さい。なお、これらの援助金は、確定申告の際に寄付金として控除の対象になります。貴方のご援助を心よりお待ちしています。( Jan. 19. 2003 )


 日経新聞の「日本病(ニッポネンシス)を断つ」という連載が行われていますが、これは、現在の経済不況の原因が経営者にあるのではないかとも思わせます。この中の“私の処方箋G”に、京セラ名誉会長の稲盛和夫さんはこう言っておられる「人間は生来、純真さや勇気、正義感を備えているが、50歳を超えると、こうした美徳を『書生っぽい』などといって軽視し、妥協に甘んじる自分を正当化しがちだ。そういう連中に今の日本の危機を救えるはずがない…。“若ければいいのか”などと言って世代交代を拒む経営トップは本質に気づいていない。(いまだに自分の)成功体験を引きづっている…。」

 確かに、稲盛さんのおっしゃるように、老人が何時までもトップの座に在るということは、企業の体質を刷新する機会を先延ばしにするだけで、現在の繁栄が何時までも続くわけではないことを失念しているのであろう。『奢る平家は久しからず』とも言うが、それを如実に実感したのは、カルロス・ゴーン社長(48才)のニッサン改革ではなかったろうか? 世界の秀でた経営者は40才台が目立つ。アメリカのAT&TのD・ドーマン(48才)、ヒューレット・パッカードのC・フィオリーナ(48才)、しかも女性経営者だ。デル・コンピュータのM・デルに至っては(37才)である。巨大企業IBMのルイス・ガースナー会長でさえ、60歳でS・パルミサーノ(51才)へバトンを渡している。それに比べて日本の経営者は、若返ったと言っても、ほとんどが60歳を超える。中には会長とは言いながら、80歳を超えても実質権限を持つ代表取締役に在籍の経営者も多いと聞く。

 これは何も企業の経営者だけの問題ではない。部落のトップである自治会長の選出に当たっても、若返りを主張する私達に対して“やはり自治会長は長い経験と貫禄がなければなあ…”といつまでも老人の会長が幅を利かしている。正に「日本病(ニッポネンシス)」はここまで来ているのである。“老害”が刻々とわが国を侵食し続けているのではないか? 「100年の計」を忘れて、目先のコスト削減にリストラに名を借りた社員の労務費削減や、安い賃金の海外生産で大量生産を続けようとする、素人ハダシ(?)のサラリーマン経営者も多いのではないかと、『日本丸』の先行きを心配する毎日でもある。( Jan. 10. 2003 )


 “ブラジルのサンパウロ駅に、東京よりのマントル超特急が、只今到着しました!!”。新年を日本の故郷で過ごした人達が、航空機の便より速く、朝一番のマントル超特急でサンパウロに戻ってきたようです。何しろ、地球の裏側にあるサンパウロには、地下を掘り抜いて造られた最新式のリニア新幹線「マントル超特急」が、速くて安全です!

 お正月にお酒を飲み過ぎて、ヨッパライの寝言じゃあないかって? そうなんですよ! 寝言は寝言でも、ひょっとしたら本当に実現するかも知れませんょ。鉄腕アトムのマンガの中に確かにありましたねぇ。鉄腕アトムは10万馬力ですから、「マントル超特急」だって10万馬力のリニア・モータを装備しているんでしょう!

 日経新聞によれば、海洋科学技術センターの依頼を受けて、三菱重工業の長崎造船所が地球深部探査船、その名も「ちきゅう」号を580億円かけて建造するそうです。
水深2500mから更に7000〜8000m掘削できる地殻下のマントル層掘削が可能になるというものです。2007年には本格的なマントルの探査を始める予定らしいので、ひょっとしたら、私の目の黒い内に「マントル超特急」も夢ではないかも知れませんよ。

マントルの高熱の中をどうやって走るかって? そりゃあ、リニア超特急ですから、液体窒素で冷やしながら、つッ走るにきまってるじゃありませんか!!! ( Jan. 7. 2003 )


明けましておめでとう御座います

 昨年はいろんなことがありました。一番のニュースはノーベル賞ダブル受賞でしょうか? 前例のない一般人の田中耕一さんの受賞は、ひょっとして、私にも受賞の可能性をも予感させ(何をバカなことを! お前はいつものノーメル賞だ!/たった一字違いじゃないか?)、田中さんの謙虚で飾らないキャラクターが好感を呼び、タレントそこのけの騒ぎとなりましたね。

また、北朝鮮拉致帰国者の5人の問題は、明るいニュースでもありましたが、またそ家族の帰国問題や更なる拉致被害者の問題から北朝鮮との国交正常化交渉の行先不透明、そしてアメリカを巻き込んだ核疑惑の問題を引き出し、韓国の新大統領選挙とも絡んで、益々複雑さを増してきましたねぇ。

政治の方は、景気回復の見通しも悪く、郵政三事業や道路公団の民営化の問題も、自民党内部の族議員の反発もあり(何故、族議員がはびこるの?/何時までも古顔で政治の世界に留まっているからだ!/何故、定年退職制度が無いのかねぇ?/自分達に都合の悪い制度は作らないのさ!)先行きが見えなくなってきました。そこヘきて、民主党の分裂騒ぎに、国民は少なからず政治不信を募らせています。

 今年こそ、景気が回復し、地球温暖化などの環境問題も解決して、私達の信頼を裏切らない政治が行われるとともに、拉致被害者ならびにその家族に明るい春が訪れることを期待し、併せて、貴方やご家族のご健康とお幸せを、心よりお祈り申し上げます。

 勝手ながら、この拙いホームページにも、相変わらずのご愛顧の程をお願い申し上げます。   平成15年元旦 ( Jan. 1. 2003 )


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