tommyさんのつぶやき2001年後半

 熱を良く伝えるプラスチック。日立製作所が、従来の5倍も熱伝導の良いプラスチックを開発したと新聞にありました。

 プラスチックと言えば、大体が熱を伝えない、熱を遮断するものというのが当然でした。だから、白い発泡スチロールの箱などはクール宅急便で送る生ものや冷凍品を入れるのに良く使われていますよねぇ。複層ガラスのサッシュにも熱を伝えやすいアルミサッシュに代って、プラスチックのサッシュが使われるようになりました。いずれも熱伝導が低いことを利用しているわけですが、今回開発された熱伝導の高いエポキシ樹脂などは、電気回路などで発生する熱を発散させてより性能を上げ、かつ小型軽量化することが期待できます。

 プラスチックの本来の性質を覆して素晴らしい機能を持たせて有名になったのは、最近では、ノーベル化学賞を受賞された白川英樹博士のポリアセチレンの導電性プラスチックでしょうか? 金属と違って、プラスチックは電気絶縁物として使われるのが当然でしたから…。
このように、プラスチックの特性を全く異なった物にすることによって、より有用な性質を付与されて素晴らしいものが生まれるのですね。これは常識を否定して初めて可能となるわけですから、(当然ですが)凡人の私などは想像も出来ません。

 これで、金属のように強くしなやかで、酸にも侵されず、錆びることなく、電気を通し、熱も良く伝え、ガラスのように透明で、屈折率も高いプラスチックとなれば、あと何を期待できるのでしょうか? 後は磁性でしょうか? これが可能になれば、軽い変圧器が作れるので電源の軽量化ができ、あらゆる電気製品が変身するでしょうね。
貴方ならプラスチックの特性として、他に何を期待しますか? ( Dec. 29. 2001 )


 不審船を発見! 威嚇射撃、抵抗発砲による巡視船の乗組員負傷、応戦そして不審船が沈没! 矢継ぎ早のニュースに考える余裕もありません! これは又、とんでもないクリスマス・プレゼントか? 天皇誕生日のプレゼントにしては物騒な話し!!

 一体これは何事か? テレビで見ると、2年前に見た不審船と良く似た形の船だねぇ。前回は北朝鮮の工作船で超高速船だったが、今回の船は、時速28Kmの逃げ足だったとかで、海上保安庁の巡視船でも(高速船足に改造したのか?)手早く捕捉作戦に成功した。同時テロのあとだけに、危機管理体制のシステムは万全だったか?

 ところで、益々深まる不審船に対する疑惑。何のために? 日本の警備体制や銃火器使用のチェックか? それにしても簡単に沈没とは腑に落ちない。ひょっとすると偽装で、本当は潜水艇に変身して潜航だったりして? それに、拉致疑惑に対する調査を拒否する態度を示したばかりの北朝鮮の出方にしては、余りにもあからさま過ぎるのではないか?

 この忙しい年の暮れに、大掃除も手につかない緊迫するニュースに、参った、まいった! 海上保安庁の担当の皆さん大変でしょうが、はやく真相を究明して、安心してお正月を迎えられるようにしてねッ! また、負傷された方々の1日も早いご回復を! ( Dec. 23. 2001 )


 何と、なんと! タイガースの新庄がジャイアンツに? ビックリしました! メッツで活躍していた新庄選手が日本へ戻ってきて、巨人ジャイアンツへ鞍替えかと一瞬ギョッとしました。しかし、ジャインツはジャイアンツでも、これはサンフランシスコ・ジャイアンツへの移籍の話しだとわかりました。ご本人でさえも「マジ?って10回位聞き返した」そうですから、意外だったんですねぇ。

 本家、阪神タイガースでは、星野前中日監督がノムさんに代ってタイガースの新監督におさまるとかで、星野さんの性格から考えて複雑な感情論が交錯していますが、うまくオサマれば良いのですが…。何しろ実績次第とは言っても、義理人情の神の国ですからねぇ。

 それはともかく、アメリカの大リーグのトレードは、本人の知らない所で話しが進むらしくて大変ですねえ。逆に、プロなんですからギャラさえよければどこで働こうがかまわない、実力次第だと割りきってしまえば当然なのかも? 終身雇用も崩れてきている昨今の日本でも、そう変わりはないんですよね? 私もどこかギャラの良いスカウトが来ないかなあ!(冗談でしょッ! 来るわけないじゃない!/でも、ひょっとして〜、期待してみたいじゃあない?/バカ言ってんじゃないよッ!)

 リストラの厳しい最近では、給料半分でさえ就職先が見つからないようですねぇ。まして、時給800円クラスの我々では、交通整理の旗振りやビルの清掃、旅館の布団敷き、皿洗い位しか見つかりません。ヤッパり、スポーツ選手ですねえ! ( Dec. 20. 2001 )


 ちょっとご無沙汰しました。やはり師走ともなると碌に仕事もしていない私ですが、何となく気ぜわしくなって右往左往していて、ホームページの更新も手につかない始末です。でも、心の片隅では愛読者(?)の貴方に申し訳ないとも思いながらイライラしているのですから、この心に免じてお許し下さい。

 皇太子妃殿下、雅子様のお子様のお名前も「敬宮愛子」さまという本当に愛らしいご命名に、すべての国民が親しみと慶びに満ちているのではないでしょうか?
 私事で失礼ですが、我が家も「愛子」さまに先立って11月末に群馬の長女と名古屋の末っ子夫婦にそれぞれ女の子が誕生し、一度に二人の孫が増えておおわらわでした。雅子様のご出産に合わせようとしましたが、なかなか思うようにはいかないのが出産日ですね。まあ、先導者を務めて露払いをしたことになります。どうか「愛子」さまがお健やかにお育ちになることを心よりお祈り申し上げます。

 ところで、問題は命名ですが、やはり生まれた子供の(孫の)名前は幸せになるようにと、にわか姓名判断に夢中になるのが常ですねぇ。ところが、考えてやった名前にはソッポで、夫婦で好きな名前を付けてしまっていますのでガッカリするのは、何時の時代の親も同じではないでしょうか? 私の親父は占い師でもありましたから、私も少々その道にはうるさい方なのですが、姓名判断で良い名前(大吉や吉)に合わせると言うのは、なかなか難しいことです。「愛子」さまのような愛らしい名前を考えても、必ずしも姓名判断上ではうまくいかないものです。まして、他人さまと同じにならない画期的な(?)名前を付けようとすると、コンピュータのお世話にならないと良い画数の文字が選定できないのです。

 無理に画数を合わせようとすると、とんでもない文字になってしまう場合があります。ご存知でしょうが、「朝日新聞」の“新”と言う文字は、そのために余分な“ー”を追加して画数を合わせているのです。実際には“新”とは読めないのですょ。
 「富さん」の“富”も、戸籍上は「冨」ですが、画数がよくないと言うので“`”を加えて“富”としたのだと私の親父から聞きました。まあ、そのお蔭で可も無し不可も無しの幸せな(?)現在の私が在るのではないかと、親父に感謝(?)している次第です。

 それでは、どういうふうに考えるのかと言うと、例えば、一般的な姓名判断法によると、「日本太郎」という名前の場合、

         ┌─日─┐       “日”の画数は 4
         │   ├天画( 9)
         │ 本─┤       “本”の画数は 5
   外画(18)┤   ├人画( 9)
         │ 太─┤       “太”の画数は 4
         │   ├地画(18)
         └─郎─┘       “郎”の画数は 14
          総画(27)
天画、人画、地画、外画、総画の全てが吉数であれば問題ないのですが、そんな幸運に恵まれることは稀で、少なくとも“人画”と“総画”は吉数にしたいものです。

 それでは、「吉数」とは、どんな数か?と言うことですが、詳しくは「姓名判断の本」を参照していただくとして、上記の「日本太郎」を観てみますと、外画と地画だけが“吉数”で、あとの天画、人画、総画は“凶数”となっています。
もし、「一郎」と名付けますと、“一”の画数は1となりますので、人格は6、地画は15、総画は24となり、全てが“吉数”に転じてバンザイ! と言うわけです。しかし、吉とは言っても“大吉”、“中吉”、“小吉”とありますから、全て大満足とはいきません。
ちなみに、“大吉数”は、21、23、33しかありませんから大変難しいわけです。

 参考までに“吉数”の一部を下記に挙げてみました。

  5,6,7,8,11,13,15,16,17,18,24,25,29,31,32,35,37,38

などがあります。さて、貴方の姓名判断は? ( Dec. 11. 2001 )


 今年の「流行語大賞」は文句無しに小泉首相の“米百俵”、“聖域なき改革”、“骨太の方針”など一連のものだそうですから、正に小泉旋風だったですねぇ!

「人間て、なかなか死なないもんだ」という、1ヶ月間も太平洋を漂流し、奇跡的に救助された武智さんの言葉も選ばれていますが、それにしても平気で人を殺したり、罪も無い子供を虐待死させたりする親の増えている現代の世相は悲しいですね。2002年は、右から読んでも、左から読んでも“2002”ですから、アフガニスタンの問題も、平和的に解決して、更に国内の経済も好況に転じて、きっと良い年になることを祈りましょう! ( Dec. 4. 2001 )


 おめでとう御座います! 皇太子妃殿下の雅子さまに女の御子(内親王)がご誕生になりました。国民が待ちに待ったその日が来ました。分娩のご兆候があって宮内庁病院に入られてから、僅か2時間の後に内親王(皇孫)のご誕生となりました。体重も3100g余りで無事出産されました。

 我が家も、末っ子の嫁が先日長女を出産し、引き続いて長女が第3子の、これも女の子を出産しましたので、お蔭で女房は掛け持ちで世話をしにおおわらわです。おかげで私はほったらかしで3週間、独身生活を謳歌(?)しました。(本心で?、本当は弱ったと思っていたんじゃあないの?/いやいや、独身は自由で良いねぇ、気を使うことが無いもの!/ウソつけ! 女房の有難さを思い知ったのだろうが!/全く…)

 何にしても、雅子さまにあやかって良い子に育って欲しいものです。(育ちが違いすぎますがねぇ!)
 暗いニュースが多い中で、特大の超明るいニュースで、マスコミもほっと息をついたことでしょう! とにかく良かった! 良かった! お陰で今日は、久しぶりに乾杯のビールで超ご機嫌なのです!!( Dec. 1. 2001 )


 久しぶりに、不朽の名作映画「シェーン」をみた。むろんテレビから録画してあったのを引っ張り出してみたのです。少年の頃にみたこの西部劇の中の哀愁は、今も心の中に失われずに残っています。

 流れ者のガンマンがガンを捨てるために、開拓者の中に入って働こうとするが、結局ならず者に立ち向かうために再びガンを抜いて去って行くシェーン。その後姿に、少年ジョーイの「Shane ! come back !!」の声がこだまする。バックに流れる切なく心にせまるVictor Youngの旋律「The Call Of The Far-Away Hills(遥かなる山の呼び声)」

 アラン・ラッド扮するシェーンに、ほのかに心をよせるスターレットの妻マリア。シェーンの銀の拳銃に憬れる少年ジョーイ。開拓者を追い出そうとするライカー一味の嫌がらせと用心棒の二丁拳銃の殺し屋ガンマン、ウィルソン。撃ち合い西部劇のスタイルを根底から覆したこの映画は、エポックメーキングなものとなった。主題歌のスコアを手に入れて、ハーモニカに夢中になった少年時代を懐かしく思い起こします。

 強がりの南部軍くずれのドーレが、だまし討ちでウイルソンに撃たれて死ぬと、開拓者の仲間達は浮き足立つ。その時、シェーンはスターレットに代って皆に語り掛ける。

「何のために働いてきた? 一番大事な者のため、それは家族だ。女房や子供だ。小さな子供達の将来のため、明日のためなんだ。子供達が幸せになる権利がある。その尊い権利を守ってやるのが、大人の努めじゃないか?」

 少年時代には気がつかなかったこの台詞が、今になって重く心に響いてきて、名作の名作たる由縁だと納得される。

 現代では、児童虐待や児童買春が問題になりこそすれ、子供の権利を真剣に守ろうとする大人がどれだけいるだろうか? 親の見栄だけで、受験競争のために子供を煽り立てる大人のどれだけ多いことか? 自分の仕事や金儲けのために、子育てを保育園に任せ過ぎてはいないだろうか?  父親だって、子育ては母親の仕事だと知らん顔を決め込んではいまいか? もう一度、シェーンの言葉にじっくり耳を傾けてはどうだろうか?

 今もって、この新しい西部劇、名作映画の光は失われてはいない。シェーンよ、永遠に!( Nov. 30. 2001 )


 日経新聞のSunday Nikkei 欄に、九州大学の都甲教授が「味覚のナゾ」について連載されていますが、味覚の基本味が“塩味”、“甘味”、“酸味”、“苦味”の4つに加えて“うまみ”の5つなんだそうです。何だか“うまみ”と言うのは捉えどころがなくて、味覚の基本味のようには思えませんがねえ。

 “うまみ”と言えば、第1に思い浮かぶのは“味の素”に代表される昆布味のグルタミン酸ナトリウムでしょう。この味の発見は、東大の池田菊苗教授だそうですが、確か、昆布を煮詰めて最後に残った白い粉をなめたところ、“うまみ”が感じられたと聞きました。

 それだけでなく、グルタミン酸ナトリウムなどのアミノ酸は脳の栄養となり、舐めれば頭が良くなるとかで、信じ易い私などは、生まれた長男に“味の素”を一生懸命舐めさせましたよ。(バカだねぇ! そんなことで親伝来の悪い頭が良くなるわけないじゃないの!/いやいや、万が一ってこともあるからね/じゃあ、それでどうなったの?/そりゃあ、そのぉ…)
しかし、グルタミン酸ナトリウムは、実際には、昆布からではなく製紙会社などのパルプ廃液から抽出すると聞いて、その後、全く使わなくなってしまいましたが…。

 その後、鰹節の“うまみ”のイノシン酸ナトリウム、椎茸の“うまみ”のグアニル酸ナトリウムなど“うまみ”成分の発見は全て日本人によるもので、英語でも“umami”と表わされるそうですから、日本人の“うまみ”への拘りは国際的なものですねぇ。

 ところが、味の感覚は“うまみ”だけでなく、全ての味は体調によって変わることは、よく体験することではありませんか? 特に、調子の悪い時のビールは苦いし、久しぶりに飲んだ酒の“うまさ”は、胃の腑にしみわたるといいますから、心理的や生理的な条件によって左右され易いですね。それに、“うまさ”についても、個人的な好みが加わってくるでしょうから(実際、私と女房では相当感じ方が違ってますからねェ)、そう言う点では、絶対的な“うまさ”が、果たして、どんな単位で計測できるんでしょうか? これからの展開が楽しみですね。( Nov. 25. 2001 )


 ブルータスお前もか? ではありません。またもや狂牛病にかかった牛が北海道で発見された。

 あれほど安全が確立されたと、農水大臣や厚生労働大臣、おまけに塩爺までもが、大勢の国会議員と一緒に牛肉を食べるデモンストレーションまでして安全をPRした結果がこれです。肝心の肉骨粉の流通ルートも疑惑の対象となる畜産群も明かにしないで、安全だと宣言した大臣や役人達の責任はどうなっているのか? 責任を曖昧のままにする官僚体質を変えない限り解決しない問題だ!

 お役人の不手際で迷惑をこうむるのは、畜産農家と食肉業界、それに私達一般消費者でしょう。おまけに後追いで対策のために使われる多額の税金を無駄遣いされている国民ですよ! まったく、何が問題なのかが解ってないんですよね。
それにしても、焼肉屋で“狂牛病? 気にしてませんよ、牛肉はおいしいからね!”と言うルポを平気で流すテレビ局の神経にもあきれています! 貴方も“牛肉おいしい!”派? ( Nov. 22. 2001 )


 おめでとう! オ・メ・デ・ト・ウ、イチロー選手。アメリカン・リーグでの価値あるMVP!! 新人王とMVPダブル受賞は26年ぶりだそうですね。

 MVPと言えば、ベーブルースやジョー・ディマジオ選手などの豪快さを誇るパワー野球を思い浮かべますが、細い小さな身体で、右に左にコツコツと打ち流し、バントでさえも俊足を活かしての内野安打、塁に出れば2盗、3盗と、相手ピッチャーを震撼させる多彩な攻めっぷり。守備に至っては、広い守備範囲に加え、華麗なファインプレーと、その肩の強さに目を見張らせる送球に、3塁走者もホームでタッチアウトという信じられないありさま。これこそ野球の面白さではないかと、本場アメリカでの高い評価は、私達日本人の誇りでもありましょう。(小泉首相もそう言っていましたね。さぞや自民党内の抵抗勢力を、イチローばりに、きりきり舞いさせたいことでしょうよ)何はともあれ、イチロー選手の益々の活躍を期待しましょう。( Nov. 21. 2001 )


「日本賞」の授賞式が、皇太子殿下ご臨席の下に行われました。「日本賞」は、NHKが主催する世界の教育番組の国際コンクールで、優れていると認められたものに対して与えられる賞で、1965年の第1回から、今年で28回目になり、世界50ケ国から175の作品が参加されました。
今年は、時代に即応して、インターネットやCD/DVD−ROMなどのメディアを用いた“マルチメディア・コンペティション”が新設されました。

 今までは、どちらかと言うとアングラ的で日の当らない小規模な番組で、優れた番組を制作しているプロデューサを発掘し、その功績を評価する感じでしたが、年を追って「日本賞」の意義が各国の放送関係者によって認められ、多くの参加を得るようになって来たようです。

 部門別には、「子ども部門」、「青少年部門」、「一般教養部門」、「教育ジャーナル部門」があり、今年は新しくマルチメディア・コンペティションから、インターネットの「ウエブ部門」、CD/DVD−ROMなどの「パッケージ部門」が加わりました。 それぞれの部門で、優秀な作品には賞が贈られますが、総合的に審査して、最優秀と認められた作品にはグランプリが贈られます。

 今年の「日本賞」グランプリには、視聴覚障害者が人工内耳を取り付けるかどうかの問題を、家族や周りの人達との葛藤を描いた“音のない世界で”というアメリカの作品が選ばれました。視聴覚に障害を持つ人達の内面の苦しみや、それを取り巻く人達との葛藤を深く掘り下げ、生命の倫理まで踏み込んだ感動的な作品でした。

 テレビ番組やインターネットなどの新しいメディアで、益々教育番組の重要性が高まってきています。36年も前から、マスメディアの中で放送番組の質を高め、教育番組の重要性をバックアップしてきたNHKと、この「日本賞」の企画に対し敬意を払うと共に、日本人として誇らしく、地道に36年間も続けられてきたNHKの関係者の方々に感謝の意を表したい。
 また、民放の放送番組の中でも、決して見劣りしない良い番組もあり、ぜひ「日本賞」を目指して、なお一層、放送番組の質の向上に努めてほしいと思います。( Nov. 20. 2001 )


 ここのところ、急に冷え込んで秋が深まったようですねぇ。キラキラ、星の輝く夜空も多く見られることでしょう。
久しく星空を眺めて空想にふける心のゆとりを忘れていましたが、日経新聞の「サイエンス」欄に、今月の18日(日曜日)の深夜から19日(月曜日)の未明にかけて、しし座流星群の流星の雨が眺められそうだ、ということです。

 しし座流星群は、テンペル・タットル彗星が残すチリが流星となるそうですが、前回の時は、あいにく天気も良くなくて流星を観ることができなかったように記憶していますが、今年は、イギリスのその道の権威、アッシャー博士が「今年は日本が当り年」とのご託宣ですから、天気さえ良ければ、きっと素晴らしい流星の夜空が見られるでしょう。

 本命は、19日の午前2時31分と午前3時19分だそうですから、忘れずに双眼鏡などを準備して、18日は徹夜体制をとりましょうね。軒先にテルテル坊主を吊るして、乞う! ご期待!! ( Nov. 12. 2001 )


 新聞によると、労働厚生省の「2000年乳幼児身体発育調査」によれば、タバコが出産に与える影響が無視できないようだ。特に、調査した乳幼児の母親10021人のうち喫煙者は1005人、10%にも及び、前回調査より4.4%も増加しているという。

 乳幼児へのタバコの影響は、身長、体重が喫煙本数に応じて低下しているという。また母親の年代別の喫煙率が、

  15〜19歳   34.2%
  20〜24歳   18.9%
若い世代の妊婦ほど喫煙率が高いと言うことは、今後益々多くの乳幼児がタバコの影響を受けると言うことである。ここでは、単に、身長、体重への影響でしか見ていないが、最も心配のある、脳や精神(神経系)への影響や、身体機能に対する影響についても至急追跡調査する必要があるのではないか?

 以前より私は、近所にある高校の通学生の喫煙防止に躍起になっていたが、それが男子生徒から女子生徒に及び、注意すると“親が良いというから”と言う返事に唖然としたことを書いたが、最近は、喫煙が中学生に蔓延してきていて、注意しても知らぬ顔で行ってしまうのに危機感をおぼえている。企業でも、若い女子社員の喫煙者が増え、禁煙の努力をしている男子に比べ、女子は減量の手段としての喫煙だから減少の傾向はない。(食べなきゃ痩せるのにねぇ! 健康セミナーのあとカロリー計算した食事を続けたら、私も妻も、4日で2kg減ったよ!)

 タバコや酒と癌の関係は明らかになっているため、WHOでもタバコの禁止を決めているが、アメリカと日本のタバコ産業の反対で難航していると言うから、日本はタバコ天国なのだろうか? ( Nov. 2. 2001 )


 秋の叙勲シーズンになりましたが、新聞によりますと「栄典制度の在り方に関する懇談会」がこの制度改革についての報告書を提出したとありました。それによると、

  @ 12段階ある等級を、6段階に簡素化する。

  A 功績評価の基準を見直す。

  B 一般国民が候補者を推薦する制度を創設する。

などを提案しているようですが、これを現在の制度の運用で改善するという。しかし、問題は、どのような分野でどういう基準で選出するかが問題で、国民の税金で賄われている政治家や国家・地方公務員などに偏っている叙勲制度を改善する為には、栄典制度そのものの見直しこそが必要であり、運用の改善による対応では何程の期待も出来ない様に思われる。その点では、「栄典制度の在り方に関する懇談会」のメンバーも“いつかは私も勲章を…”と考えて、自分に不利になるような改善は提案しないのではないか? と、邪推している。
先ずは、“何故、このような栄典制度が必要なのか?”から始めるべきで、それから“誰が表彰されるべきか?”を明確にすべきではないか?
いやいや、人に優劣はない。優劣をつけるような制度は必要がない。“東大”は偉い、と言うのとたいした差はない。また、その勲章を有難がっていることにも問題であろうが…。(勲章に縁のない人は気楽でいいね!/そうさ、これでもタンポポの勲章くらいは貰えるんだゾ!)

 物や金、地位や名誉には何の価値もない(色即是空、空即是色)事を知るべきで、人として大事なことは、他人への愛であり、自分の全てを与えること(貰うことではない!)こそが、人として成すべきことであろうが…。( Oct. 31. 2001 )


 野沢温泉へ行ってきました。健康保険組合主催で、3泊四日の健康セミナーに参加したのです。日頃から健康に気をつけているつもりでも、正しい食生活や生活習慣が身についているとは思いませんし、運動をするといっても、思いついたときに何かをやるくらいで、とても計画的とは言えないのです。思いきって正しい方法を身につけようと決心したのです。(本当を言うと、勧められて行ったのですが)

 野沢村は、長野で開かれた冬季オリンピックで道路が整備されたお蔭で、観光客も多く訪れるようになったようですが、スキー競技のゲレンデなどの設置の際に、自然環境保護のため施設の造成に十分な配慮がされたようです。その為かどうか知れませんが、温泉地である野沢村は、村民(商工会や有志が中心で)が率先して自然を守る村作りに取り組んでおられるようです。健康のための環境作りにしても、町の財政は十分でない為、有志が資金を出し合って自らがボランティアで進めているのだと聞きました。

 村には、13の外湯と呼ばれる共同浴場が有りますが、全てが手造りで、有志の自主的な管理で運営されているそうです。むろん、誰でも無料で利用することが出来ます。私も3ケ所の外湯を体験して、地元の人と裸の付き合いをしてきましたが、なかなかこのような貴重な体験はできません。それに、湯屋の入口を開けると、すぐ周りに脱衣の棚があるだけの浴槽ですから、ちょっと入るのにも勇気がいりますね。
 また、セミナーで山の自然観察に歩きましたが、自然を壊さないように造られた遊歩道も、村の有志の方々で守られているとかで、ブナの原生林なども大切にされていて、勝手に踏み込んで荒らされない様に管理されているようです。どこかの“水と緑の郷”のように、見えない所でやたらと林道や農道を造って自然を破壊し、猿までが街中に追われて出てくるのとは、わけが違います。それだけ住む人達の意識が違うと言う事でしょうか?

 山も、一見整備されていないように見えるのですが、これが自然なのでしょう。人間に都合のよいようなやり方でなく、あくまで木や森や、そこに住む生き物が住み易く、かつ、山を訪れる人達にも優しいように考えて管理されているのでしょう。特に観光客が山を荒さない様に注意しているそうです。

 生物が必要な酸素と水を作り出しているのは植物(人間を含めた動物は、それを消費するだけで、何も生産しない、ゴミを出すだけ!)ですから、それらの恩恵をこうむっている人間は、山が命の源であり、山に生かされている存在なのです。地球上に植物が存在しなかったら、人類も存在し得ないのです。だから、人間はもっと謙虚にならなければいけません。好き勝手に二酸化炭素を排出し、森林で吸収して自然環境を守ろう等と傲慢な考え方は慎まなければなりません。

 やたらコンクリートの建物や自動車用の道路を造って、信号機ばかりの街並みで交通渋滞を増やし、排気ガスで空気を汚した上、木や森をCO2の吸収の手段だと考えている人達は、一度、野沢村にゆっくり滞在して、自然を守る人達とじっくり語り合って見たら如何でしょうか? 貴方も、スキー目的だけの近視眼的な滞在ではなく、じっくり村造り、街造りを見てきてくださいね。( Oct. 29. 2001 )


 何と! なんと! ナント!! 14:2 でシアトル・マリナーズがニューヨーク・ヤンキースに圧勝! 2連敗で湿っていた打線が、こともあろうに、ヤンキースの本拠、ニューヨークで爆発したとは? (テロの爆発でなくて良かったねッ/当たり前だッ!)

 1,2戦では徹底的に敬遠策で送られ、3,4番の不調で泣いたマリナーズですが、あのヤンキースのトーリ監督をして「イチローさえ打たせず、塁に出さなければ…」と言わせるほど、イチロー選手は相手にとって脅威となっているのです。しかし、打力だけでは有りません。守備の良さに加え、判断力と肩の良さで、サードへの走塁さえもライトからの返球でタッチアウトになってしまうのです!  セイフティ・バント、足を活かした内野安打、ピッチャー返しでセンターへ転がすヒットなど野球の基本を再認識することにもなりました。しかし、短打だけではありません。左右自在に打ち分ける長短打と共にホームランをも打てる力を持っているのです。そして、アイドル性までも備えているのです。

 今、NHK「あなたのアンコール ICHIRO・自ら語る162試合」で語っているように、試合の後で結果をじっくり検討し、自分の欠点を補正する研究を怠らず、勝負は自分の感性(五感)を磨くことであると断言する。だからこそ、どんなピッチャーに対してでも恐れず、攻略できるのではなかろうか? コーチの言葉よりも、自分自身の感覚の方が確かなのだと言ってのけるところに自信の程が覗える。正に「気」が出ていると言うことだろうか?

 これからの試合が益々面白くなりそうだ! イチロー選手の一層の活躍を期待し、みんなで応援しよう! イチロー頑張れ! マリナーズ優勝まで頑張れ!! ( Oct. 21. 2001 )


 当初心配していた通り、狂牛病の問題はだんだん泥沼に入ってきました。坂口厚生労働大臣が、検査結果について疑わしきは全て結果を公表すると約束した前言を突然翻して、精密検査を行って確定したものについてのみ公表すると発表した。そのため既に簡易検査の結果について公表する準備を進めている都道府県では混乱が生じていると言う。

 これは、先日検査方法の研修において、29頭もの検体が狂牛病の判定にひっかかり、慌てて精密検査をした結果、疑いが晴れたとした(ほんとに?)。この前段階での疑惑により風評が高まって、牛肉の市場に悪影響をおよぼす恐れ有りとして(本当に?)急遽、公表を取りやめることにしたらしい。この辺りが、如何にも業界の圧力に左右される官僚体質を如実に表しているのではないかと思いませんか?

 では、なぜ信頼性の低い検査を採用するのでしょうか? 最初から検出力の高い検査方法で検査すれば良いではないか? いやいや、それでは検査が面倒だし、時間がかかると言うのでしょう。

 では、信頼性の低い前検査でスクリーニングして、必ず狂牛病の疑いの有る牛を選別できると言う保証はあるのでしょうか? ひょっとして、反応がマイナスに出る可能性は全く無いのでしょうか?

 ここのところが明確になっていません。“疑わしきは排除する”のが原則ではないでしょうか? それがスクリーニングの役割であり、消費者の安全を確保することなのではないのでしょうか?

 そのたびに変わるお役所の見解では、益々国民は混乱し、果ては、安全と判定された牛肉までも敬遠するようになって(実際に私の家では、安全が宣言されるまで、全ての牛肉製品を使用しないことにしました)、業界の思惑とは反対に市場は冷え込んでしまう恐れがあります。

いま一度、厚生労働省と農水省は良く協議し、経験の深いヨーロッパ各国と連携して、我々国民の安全を守り、不安を解消する最善の措置・対策を実施してほしいと思います。( Oct. 17. 2001 )


 これぞ、日本の平和外交! アルゼンチンのブェノスアイレスでの“NHKのど自慢大会”を見ました。日系二世、三世に混じって、現地の演歌好きの人達の達者な日本語での歌を聞くと、歌こそ国境を越えて世界共通の言葉ではないかと思いました。

 アフガニスタンでのアメリカのテロ報復攻撃が続く中で、アメリカとイスラム主義者の対立が深まって、更なるテロ再発が心配されていますが、対立と破壊は益々傷を深めるばかりです。日曜討論でも述べられていましたが、テロの防止・根絶は確かに必要ですが、その前に、テロが発生する原因の究明と、その対策こそが重要なことではないでしょうか? タリバンやオサマ・ビンラディン氏の声明にあるように、過去にアメリカが行ってきた中東政策やイスラム社会に対する偏見などが、最大の原因となっているのかもしれません。

 テロ根絶を理由に、不必要な軍事行動を起こす前に、自分達の行いを謙虚に反省しなければいけません。日本も、ただ単にアメリカに協調するだけでなく、徒に軍事行動を支援することなく、豊富な技術と経済力(アフガンの貧困に比べれば)で、平和的な援助の手を差し伸べることによって、世界平和に少しでも貢献できるのではないかと思います。貧しい国には、食糧と生活用品や医療技術や工業技術での支援と、そして明るい歌声が必要なのではないでしょうか?

 太平洋戦争での敗戦の荒廃した国土を立ち直らせたのは、敵国だったアメリカの物資援助と、たくましく生きる子供達の笑顔と、暗さを吹き飛ばす歌声だったのではないでしょうか? そら、懐かしい“リンゴの歌”が聞こえてくるではありませんか?
 紛争と干ばつで食糧や医療も十分に受けられずに失われる幼い命を、救わなければなりません! 大人の論理で、これからの未来を荷う多くの子供達や若者を犠牲にしてはなりません! 今こそ、悲惨な戦争の過去と国土復興の経験を生かした、日本の平和外交が求められている時ではないでしょうか? ( Oct. 14. 2001 )


 ノーベル化学賞授賞!! 名古屋大学の野依良治教授が共同研究者のウィリアム・ノーレス博士とバリー・シャープレス教授との「触媒による不斉合成反応の研究」で選ばれました。おめでとう御座います!

 連日のテロ報復爆撃の暗いニュースの中でのホッとするような明るい話題ですねぇ。“不斉合成”などと言うような化け学の話しは苦手ですが、合成反応では、必要とする物質とは正反対の物質も同時に出来るとかで、それが有用な物である場合は良いのですが、有害な物があるようで、それを選択的に合成することができる画期的な方法だと言うことです。

 野依教授は研究一途の“鬼軍曹”という厳しい方だそうで、今までも多くの特許を持ち、沢山受賞されていますから、ノーベル賞にならなかったのが不思議なくらいだったようです。(私も昔は“鬼軍曹”と呼ばれ、いくつかの研究成果と特許も取っていましたが…?/バカ、バカッ! 比較の対象じゃあねぇよ! 育ちも、頭の程度も違うんだよ!!)
いずれにしろ、やっとその夢が果たされ「ノーベル化学賞」を手にされたことは、ご本人にとっても喜ばしいことであり、日本にとっても誇らしいことですね。

 日本でのノーベル賞授賞は湯川秀樹さんから10人目、化学賞では福井謙一さんと昨年授章の白川英樹さんに次いで3人目となります。野依教授は研究者を育てることにも優れているとお聞きしていますから、これからも多くの後輩の研究者が成果を挙げられ、後に続いて「ノーベル化学賞」を量産されることを期待しましょう! ( Oct. 12. 2001 )


 何? なに? ナニッ? シカゴ・マラソンで、2時間18分47秒! ケニアのキャサリン・ヌデレバが、女子世界最高記録で優勝ですって!! つい先日、高橋尚子選手がベルリンで、ぶっちぎりの女子世界最高記録、2時間20分を破ったばかりじゃぁないですか? 高橋選手にしてみれば、世界最高記録はうたかたの夢だったのか?

 それにしても、ヌデレバ選手は、同じ29才でも4児の母だといいますから、さすが母は強し! でしょうか? 高橋尚子選手も、早々に次の目標18分を付き付けられて、気を抜く間もありませんね。でも自然児の彼女のことですから、しゃあないや! やってやろうじゃあないの! と、新しい挑戦目標を目指して心新たに練習に励むでしょう! リラックス、リラックス! 30の声を聞かないうちに達成しようね! 応援してますよ!!(お前の応援じゃあ、力にならんよ!/じゃあ、誰が応援する?/心配するな、まかせとけ!?)じゃあ、ガンバッてね!

 それはそれとして、イチロー選手すごいねぇ! 打率3割5分でリーグ1位、更に、盗塁56個でこれも1位の2冠王! それがまた、新人の首位打者は1964年以来、2人目。盗塁王とのダブルタイトルは、1949年以来、52年ぶりと言うから、これまた、すごい記録だねェ!!! あの内野安打の足の速さ! ありゃあ、神風だぁ!! キャスターが言ってました。「これからは、内野安打のことを“イチロー・ヒット”って言うようになるかもね?」

 また、レッドソックスの野茂投手も、奪三振220個で最多奪三振のタイトルを確保したようですから、圧巻ですねぇ! 最近は国内リーグは魅力が無くなって、もっぱら米リーグのテレビ観戦に変わってしまいました。国内のセ・パ両リーグの監督、選手諸君! 野球人気までアメリカに輸出してしまわないようガンバッてね! ( Oct. 9. 2001 )


 憂慮すべき事態が発生しました!! アフガニスタンで、アメリカによってテロに対する軍事攻撃が開始されたのです! これは正に武力による戦争の状態に突入したと言えるでしょう。私達が望んでいる、国連を介して平和的に解決しようとしてきた努力が無視されました。あくまで武力行使にこだわるアメリカのやり方が、果てしない泥沼抗争に発展しなければよいのですが…。

 こうなれば、一体何が真実で、何が正しいのかを判断することは大変難しいことです。テレビ報道も新聞報道も中立ではあり得ないと考えてよいでしょう。湾岸戦争で経験したように、それぞれが戦闘状況をプロパガンダとして利用する為に、事実を歪曲して伝える危険性があります。あくまで冷静に判断する必要があります。

 紛争に巻き込まれたアフガン難民に対して、医療や食糧などの支援をしたところで、破壊しながら建設を手助けするようで、何になるでしょう! 紛争を未然に防止して、干ばつや内紛による荒廃に苦しむアフガン難民の人達に人道的な支援をすることこそ重要なことではないでしょうか? 日本の後方支援と言うのも形ばかりで、戦争に参加している国と同類ではないでしょうか!

 また、あくまで徹底抗戦を宣言しているタリバン政権にも考え直して欲しいものです。ジハードを金科玉条としているオサマ・ビンラディン氏と一部の過激なイスラム原理主義者の人達にも、聖戦よりも人の命の大切さに気付いて、1日も早く無意味な抗争を収めてほしいと願っています。( Oct. 8. 2001 )


 恥の上塗り、“牛肉を大いに食べる会”のパフォーマンスに「バッカ〜!!」と思わずテレビに灰皿を投げ付けた人もいたのではないでしょうか? 

 狂牛病の安全対策や危機管理体制もいいかげんなところで、大臣や国会議員がこのような馬鹿げたパフォーマンスを、何のためにやるのか気が知れないッ!! これが、わが国の政治と官僚行政の実態を表しているような気がする。貴方はどう思われましたか? ( Oct. 4. 2001 )


 ベルリンマラソンを見ていましたか? 高橋尚子選手一色です! 何しろロルーペ選手の世界記録に挑戦し、それを凌ぐ世界新記録が目標のレースだというのです! そのために厳しい練習をこなし、満を持して望んでいるのだそうです。

 今回のコースは、あまりアップダウンが無いから思いきって走ればそのまま走りきれるのではないかと考えていたそうですが、いきなりハイペースで、ロルーペ選手をおいてけぼりです。表情も真剣そのものです。以前のようなのんびりした笑顔はありません。決意の程が見て取れます。高橋尚子選手のすごさは、42.195kmを通してペースが変わらない理想的な走り方で、30kmを過ぎてもコンスタントに3分19秒/kmでした。

 さすがに37kmを過ぎてからは表情も厳しく、ペースもややダウンしてきました。目標の3時間20分が微妙になってきました。顔が歪んでいます。苦しい表情ですがどこまで耐えられるでしょうか? あと500mです。ゴールが見えてきました。高橋尚子選手の顔にホッとした表情が見えました。ゴールです!

やりましたッ!! 2時間19分46秒!! おめでとう!!! むろん世界最高記録です。

 何と! 走り終わっても平然とした顔つきです。息も切らせず笑顔で答えています。何という体力の持ち主なのでしょう? 信じ難い気持ちです。今回はロルーペ選手以外にはマークする相手もいないので、男子ランナーとの競り合いになっていて、かえってペースが出来てプラスになったのではないかと思います。

 最初は、小出監督の方が心配そうな顔でしたが、ゴールしてからホッとした様子で、高橋尚子選手の出来は“花○”だとご満悦でした。しかし、まだまだ目標は高く、18分を目差すそうですよ。何はともあれ、お疲れさまでした。ゆっくりお休み下さい。( Sept. 30. 2001 )


 パンパカパ〜ン、パンパンパ、パ〜ン!
 お蔭様で、私の拙いホームページも皆様のご愛顧によりまして、念願の10000カウントを超えることができました。益々勉強させて頂きながら、もっと充実した、楽しいホームヘージとして、しかも何かのお役に立てれば幸いと、より一層努力致しますので、今後とも何卒よろしくご指導、ご鞭撻下さいますよう、心からお願い申し上げます。

 メークドラマの幕が下ろされました。近鉄が梨田監督の下に、早々とパ・リーグ優勝を決めたのと対照的に、優勝に今一歩及ばず、巨人ジャイアンツの長嶋監督が辞任を決めたことは、栄枯盛衰世の習いとは言いながら、あの陽気な長嶋節が聞けなくなると思うと、大変淋しい気がします。

 豪華絢爛たる選手陣を擁しながら、最下位の我が阪神タイガースに手も無く連敗する優しさ(?)に涙したファンも多いことでしょう。それがまた長嶋ジャイアンツの可愛いところだったのです!(弱い阪神に華を持たせただけだよ!/いやいや、巨人にだけはどうしても負けたくなかったんだよ、阪神は!/腐っても鯛ってことか?)

 後任には、原辰徳コーチがミスター・ジャイアンツ、いや野球の神様、スーパースターとも呼ばれた長嶋監督の後を継ぐことになるそうですが、ちょっと荷が重いですねぇ。決して野球の実力や人気ではひけを取らないかもしれませんが、年輪の差は埋められませんよ。しかし、若い力で、もっと巨人野球を面白くしてください! 
 65才で第二の定年を迎えた私と同い年の長嶋監督も、勇退の潮時でしょうか。(単なる同い年というだけじゃないか!)リーグ優勝できなくて残念でしょうが、第三の人生で野球の魅力をもっと伸ばして、人気の出るリーグ経営に向けてガンバッて下さい! 私もまだまだガンバリます。(比較になるかッ!お前は、勝手にガンバレ!/そんなぁ、つれないこと言わないでよ!)( Sept. 29. 2001 )


 日経新聞の「私の履歴書」で、日清食品会長の安藤百福さんがインスタントラーメンの開発の裏話を書いておられますが、これがまたとても面白いですね。何しろ、インスタントラーメンと言えば世界に名高いファストフードの先駆者じゃあないですか? その最初のチキンラーメンを考え付いたのが百福さんだそうですから、百万の富もアイディア次第ってことですよ。無い知恵は絞れませんが、食い物の開発に命を賭けるってことも、面白いですねぇ。

 開発のヒントが、とんでもないところに転がっているわけですが、それがなかなか素人は気がつかないのですよ。世界中へ即席めんを広げるためにロサンゼルスで、箸とどんぶりではだめなんだと気付いて、紙コップとフォークで食べられるカップヌードルが出来あがったのだそうですから、コロンブスの卵じゃあないですか? ところが、カップヌードルを作ることは意外と難しい問題があるのだそうです。麺をすり鉢状の紙コップの中に固定することで苦労していて、めまいがして天井と床がひっくり返った時“そうだ麺の上にコップをかぶせて入れれば良いのではないか?”と、逆転の発想で成功したそうですから、ヒントはとんでもないところに転がっているものですね。

 それだけではありません。即席めんが爆発的に売れ出した為に、(その頃は、海外出張にも必ずインスタントラーメンを持っていくほどの人気でしたよね)いろんなメーカーが参入し、一時は360社もあったといいます。当然、偽造品や粗悪品が出まわり、品質問題をきっかけにして製品に製造年月日を表示するようにしたといいます。むろん世界で初めての試みだったようで、後に厚生省が食品衛生法で制度化し、他の食品にも適用されたそうです。

 また日本ラーメン協会を設立して、成分表示や日付表示、製造基準など細かく検討し、監督官庁の農林省に法的措置を要請して65年に「即席めん類の日本農林規格(JAS)」が施行されることになったそうですから、昔から相変わらず官庁は何も言わなきゃあ何もしなかったんですねぇ。だから今回の狂牛病の事件でも、問題が起きるまでは知らん顔を決め込むつもりだったんですよ。
 それに比べて、百福さんは偉いですねえ。先の先まで考えて、その上、消費者が安心して食することが出来るようにと考えられていたわけですから、厚生労働省や農水省のお役人もちょっと見習ったらどうでしょうか? インスタントラーメン信奉者の私めも、日清食品の百福さんの方に足を向けては寝られません。しかし、私は“明星チャルメラ”党なんですが…。 ( Sept. 28. 2001 )


 勝負はこれで決まりか? 9回裏、3点差。無死満塁のチャンスも代打北川のカウントは2−1。諦めかけた次ぎの1球スライダー、北川の起死回生のフルスィングにボールはぐんぐん左中間スタンドへ! 満塁ホームラン!! 一挙に逆転、そして近鉄はパリーグ優勝! 信じられない奇蹟。まるでマンガの世界、とキャスターの言葉に思わずうなづいてしまいました。

 久しく明るい話題が途絶えていましたが、これで、何となくほっと心が和みました。ところがですよ。北川は、阪神から近鉄に移籍した選手ですよ! なのに、阪神は、今静かに最下位の道を粛々と歩んでいます。私は、諦めもせず、未だ阪神のファンなのです! 新庄だって、アメリカのメジャーで大活躍しているじゃあないの? ノムさん、シッカリしてくださいよ! 近鉄だって去年の最下位から、一躍リーグ優勝ですよ。いつまで優勝を待たせるんですか? ついつい、愚痴になってしまいました。でも、近鉄優勝おめでとう! 勝利の美酒に酔いしれてください!! ( Sept. 28. 2001 )


 アメリカによるテロ報復攻撃が現実味を帯びて、大きな問題を抱えたパキスタンですが、パキスタンの4700万年前の地層からクジラの祖先と考えられる化石が発見されたそうです。

 クジラなども、最初は陸上で暮らしていた動物のようですが、いつの日にか住処を水中に移して、最後には海中での生活に適応したというわけですから、私達人間も、陸上での醜い争いに嫌気が差して、水中生物への適応を得る時が来るかもしれませんね。
おまけに、クジラなどの哺乳類の祖先が「偶蹄目(ぐうていもく)」と呼ばれるカバの仲間と言いますから、猿から進化したと言われる人類が、猿知恵ならぬ科学に溺れ、自分達の欲望を満たす為に、テロやら戦争やら猿にも劣るくだらない争いを、飽きもせず何千年も続けているのを“バカ”にしているのではないでしょうか? ( Sept. 25. 2001 )


 NHKテレビの「課外授業 ようこそ先輩」の時間で、“君の体は心が動かす”という題で現れたのは、F1レーシングドライバーの片山右京さんです。スピードの限界に挑戦する片山さんは、レーシングカーを動かすのは機械ではなく人であり、頭で考えるのではなく自分の身体全体の研ぎ澄まされた感覚であり、その感覚を支配している心なのだ。だから片山さんが出来ることは誰にでも出来るのだという。これは正に意識の世界、精神世界の話ではないか? 非常に興味をそそられて番組を見ました。

 実際にどんなやりかたでそれを理解させるのかと興味津々でしたが、片山さんは、体育館にミニサーキットのコースを作ります。そしてレーシングカーが走るコースを、素足で走らせます。

 レースと同じように青のランプでスタートします。最初は何も言わずに走らせて、記録を取ります。次ぎに、もっと早く走るためにはどうすれば良いか、最初の経験をもとにして考えさせます。特にヘアピンカーブの走り方が問題です。そこで改めてコースの図を渡して、自分の走り方をイメージさせます。これによってイメージトレーニングをするのです。それによって、明らかに2回目の走りでは記録が向上しますが、片山さんは、まだまだ速く走れるのだと言います。自分自身の心に“もっと早く走ることができる”という意識を植え付けるように、気合を入れます。

 そうして、3回目の走りでは、驚いたことに更に良いタイムでゴールインします。感激して涙ぐむ生徒もいます。速く走ることに意識を集中して、みんなの姿や声援も目耳に入らなかったといいます。

 意識(心)と身体の関係を、これほど明快に体得させた片山さんに敬服しました。
 今日も、同じNHKの「こころの時代」で、仏教の“唯識”の話しが進められていますが、人の可能性についても心(阿頼耶識)が大いに関係するのでしょう。“意識”が人(身体)を動かしているわけですから、意識しなければ可能にならないし、意識に上らせれば、不可能と思われることでも可能性がうまれるのではないでしょうか? その可能性に賭けて、片山さんは今日もレーシングカーを駆ッているのでしょうか? ( Sept. 24. 2001 )


 アメリカのテロへの報復はエスカレートしてきていますが、テロの相手が犯行声明を出して明らかにしていないため、大変難しい問題ですね。確かに、アメリカの捜査当局の調査で、テロの黒幕はオサマ・ビン・ラディン氏だと名指ししていますが、当人は否定しているようです。国際的なテロ集団の犯行だとしたら、何とも奇妙な感じがします。

 更に複雑なのは、アメリカが交渉しているパキスタンとラディン氏との間にラディン氏を擁護しているタリバンが入っていることでしょう。この事件は、どうも湾岸戦争以降のアメリカのやり方に不満(恨みか?)を持つイスラム主義者らしく、イスラムの戒律の中に聖戦(ジハード)が明記されていて、「イスラムを妨げるものには聖戦をもって立ち向かうべし」となっていて、これによって命を奉げた者は、殉教者として崇められるという事のようです。ですから、聖戦(ジハード)に参加するイスラム教徒には、死の恐怖は全く無いのかもしれません。また聖戦には、相手に民間人や公人の区別は無いという事のようですから、正に手の施し様がありませんね。

 とは言っても、どんな場合でも人の命は一番大切だと考えますし、無差別テロを許せるものではありません。しかし、その報復攻撃だと言って戦争のような行動を起こして、何の関係もない市民を巻き込み、犠牲者を出すようなことも許せないような気がします。

 憎しみや恨みによる敵討ちでは、その繰返しとなり、止まることなくテロや戦争が続くことになり、世界の平和は築かれないのではないでしょうか? 紛争の解決にこそ国連の存在を活かすべきなのではないでしょうか? 国連が無力ではないかと言うことをよく聞きますが、世界の各国が国連を信頼し、国連に協力することが必要なことではないでしょうか? とにかく、武力に頼る争いは終わりにしてほしいものですね。( Sept. 20. 2001 )


 何と恐ろしい自爆テロでしょう!! 民間機を乗っ取り、何の関係も無い多くの国の乗客を犠牲にした史上稀なこの残虐なテロ行為は、目的の如何にかかわらず決して許されるものではない。

 たまたま当日の夜10時に、何の気も無くテレビのスイッチを入れました。テレビ画面には、昔訪れたことのある懐かしい羊羹形のビルディングの上層部から、モクモクと煙が上がっていました。双子のニューヨークの貿易センタービルだと気づきましたが、飛行機がビルに突っ込んだと放送しています。まさか、映画かドラマの画面ではないかと思いました。しばらくすると、そのビルの裏側の方で、又爆発のような光と煙が噴出しました。放送では、又別の民間機がもう一つの貿易センタービルに突っ込んだと言っています。それらの民間機はハイジャックされたものだと叫んでいます。まぎれもなく実際の映像です! 自爆テロだと叫んでいます! もう目が点どころではありません。心臓が凍る思いです!

 しばらくすると、何と言う事でしょう! 110階建てのその大きなビルが突然崩壊したのです! まるで古いビルを爆破して壊す時のように、たわいなく崩れて行くのです! 信じられない光景でした。何故! なぜ! ナゼ! 世界の秩序はどうなっているの? 救助に当っていた多くの消防士や警官も、一瞬にして瓦礫の下に埋もれてしまいました。 ビルの中や周辺にいた数千人の人達も巻き込まれたようです。打つ手もなくみんな呆然としています!

 それだけではありません! ワシントンの国防総省にもハイジャックされた別の民間機が突っ込んだそうです。もう1機、同じようにハイジャックされた航空機が別の場所で墜落していることがわかりました。はたして、その飛行機はどこを狙ったのでしょうか? 巧妙に計画された組織的なテロ集団による犯行と考えられます。犯行に関わったテロメンバーは、航空機の操縦にも精通していたようです。

 貿易センタービルにあった日本企業の事務所でも、多くの人がこの事故に巻き込まれました。しかし、ここで、その生死を分けたのは予め作成されていたテロに対する危機管理マニュアルと管理者の判断の的確さだったようです。マニュアルに基づき、直ちに退避し、それもマニュアルに示された退避場所は危険と判断して、更に4kmも離れた場所に避難したグループは、全員安全でした。部下を避難させ、職責を全うしようと現場に残った管理者は、お気の毒にも予想もしなかったビル崩壊の犠牲になってしまったようです。

 アメリカの当局もテロの危険は察知しており、世界の各国に向けて危機管理を促していたそうです。なのに、不思議なことには、一度に4機ものハイジャックが発生し、乗客からの携帯電話や乗務員からの通信でハイジャックを知らされていながら、軍がスクランブルをかけなかったのは何故でしょうか? 非常に疑問に思うところです。きっと、それらのことも考慮に入れた綿密に計算されたテロだったに違い有りません。

 まだ、テロの危険が去ったわけではありません! これだけ正確に計画を敢行するテロ集団のことですから、どういう方法で犯行を実行するかわかりません。いとも簡単にハイジャックが実行できたように、意外な盲点が他にもあるかもしれません。十分な警戒と監視が必要です。これ以上の被害が発生すれば、世界の金融や交易が麻痺し、世界経済が崩壊する危険があります。アメリカで起こったことだと傍観していてはなりません。危機管理体制を直ちに見直すことが必要です。敵は、目的に対して手段を選ばず、無差別にテロを実行する危険性があります。( Sept. 12. 2001 )


 驚きましたねぇ! 女子中学生が、中国自動車道で手錠を掛けられたまま放り出されて殺害された事件で、犯人として逮捕された男が、テレクラで知り合った中学校の教師だと言うではありませんか? 世の中どうなっているんでしょう?

 子供達を守るべき大人、それも教師や法を守るべき警察官、裁判官などが、未成年者との性犯罪に関わっている事件報道が続いていますね。単に彼らの倫理観の欠如(麻痺か?それとも不感症?)として片付けられる問題ではないような気がします。親と子の関わり方やマスコミを含めたマスメディアの倫理上の問題や風俗業の規制などの法整備の見直しが、至急必要ではないかと考えます。
更には、儲ける為には手段を選ばず、人減らしや賃金の安い途上国への工場の移管など、働く人に対する優しさを忘れてしまっている企業の経営者の人格や倫理も問われなければならないのではないでしょうか? 私たち親としても、改めて愛情をもって子供達と向き合い、正しいコミュニケーション(心を通わせる)を構築しなければなりませんねぇ!

 貴方は親と子の間で心が通じ合えていると確信をもって言えますか? お互いが尊敬できる間柄ですか? 勿論ですって? そりゃあ良かった! 親子の間だけでなく、他人にもその愛を分けてあげて下さいね。( Sept. 9. 2001 )


 全国防災の日の9月1日に、新宿・歌舞伎町の雑居ビルで発生した火災で、44人もの尊い命が失われました。報道によれば、非常階段が設けられておらず、おまけに、ビルの窓は看板などで閉ざされていて脱出する手立てがなかったといいます。そのため、消火作業にも手間取り、ビルの内部は通路もないほど雑然としていて、避難するにも支障が有ったのではないかと思われます。

 東京消防庁によれば、立ち入り検査は通常5年に一度で、建物使用開始届は1985年9月、2回目が1987年1月、防災に対する多くの指摘があり、改善通知が出されていたといいます。しかし、これらのほとんどは自主的な改善を求めるだけで、厳しい罰則を伴う改善命令ではなかったと言うことです。今回のように多数の犠牲者が出て初めて、改善命令が出されるという後追いのお役所仕事ではないでしょうか? この災害もはっきりいって起こるべくして起こった人災ではないでしょうか?

 私も、むかし岩手県に工場を建設した際に、花巻市の消防署に建設会社の担当者と一緒に出向いて、工場の防災関係の設備について説明し、立ち入り検査をお願いしました。工場の防火設備である火災報知器や消火栓設備、消火器などの種類や配置、非常灯、非常通路の確保と非常口の設置等を自分自身で決めて設計しましたので責任がありました。
何よりも人命が優先ですから、消防関係者の指導もしっかりしてほしいし、ビルの管理者、テナントの責任者も、儲け以前に人命優先の防災対策を考えてほしいものですね。( Sept. 2. 2001 )


 H2Aロケットの発射が成功しましたね! 発射直前までトラブルが続いて大変心配しましたが、遠山文部科学大臣や宇宙飛行士の毛利衛さんたちの見守る中、無事に発射できて良かった!! 何しろ、前回のH2ロケットの失敗もあって、コストダウンが尾を引いているのではないかと心配しました。何をおいても発射が成功しなくては、コストダウンどころではありません。それに、失敗すれば、コストダウン以上の損失が発生するわけですから、目的と手段を履き違えてはなりません。

 今回、成功したとは言っても、衛星を搭載しているわけではなし、ダミーの小さな模型(?)を運んだだけですから、信頼を取り戻し、世界の宇宙開発の仲間入りするまでには、まだまだ時間がかかるようです。たかが発射成功したからと言って喜んでいる暇はありません。税金の無駄遣いにならないようにガンバッて下さい。( Aug. 30. 2001 )


 奈良・薬師寺の玄奘三蔵院の「大唐西域壁画」が平山郁夫画伯によって奉納されましたが、この大壁画に要する和紙は、高さ2.2m、幅2.6〜3.2mと言う特漉の和紙が13画面使用されているのだそうですが、この特製の和紙を漉いた岩野平三郎さんの苦労話が、日経新聞の8月23日の文化欄に掲載されました。

 ともすると、大壁画の偉大さは、17年を費やし、厳寒の中でスケッチされた平山画伯のご苦労などを聞くにつけ、氏の偉大さに目を奪われてしまいますが、その壁画の完成までの絵の台となっている特大和紙の制作の苦労は、あまり知られていないものですね。何しろ、特大和紙の製造には、特大の設備や用具、作業において熟練技術などが必要になるそうで、そのために2000万円をかけて工場ごと新設したそうですから、大壁画の偉大さは、この特製和紙の完成にあったのかも知れません。
いずれにしろ、自分独りで偉業を達成できるものではないことを、つくづく感じました。多くの人の善意や協力によって自分自身が生かされ、自分自身が成長していくのですね。だから、何の取り柄も無い私も、そうでない貴方も、共に、微力ながら他人のために何か役立てるよう努力しましょうね。( Aug. 25. 2001 )


 やっと暑さも峠を越えたようですが、暑さ負けして随分ホームページの更新をサボってしまいました。長いお盆休みだと思ってご容赦下さい。

 ところで、政府が力を入れているITですが、アメリカも失速気味ですし、アジアの盛んな国々にもいささか翳を落し始めてきているようです。ITの問題点もよく検討しないで闇雲に“IT”、“IT”と騒いでみても、インフラ整備が立ち遅れ、地方自治体の体制もシッカリしていないままではなかなか進みませんね。本当に“IT環境”が日本の経済再建に重要な役割を果たすのでしょうか?

 「日経パソコン」誌の8/20号に“e都市ランキング”として、全国527都市について、高速通信回線ADSLなどブロードバンド環境の現状を調査し、かつ、地方自治体にアンケート調査を実施し、行政サービスへの活用状況の順位付けを発表しています。ランキングの上位は、やはり首都圏のようですが、ダントツの東京都の中でも23区とその外では差があります。

 総合得点では、1位は世田谷区の82点で、以下同様に23区が多数を占め、やっと6位に大阪、8位に横浜が入っています。新しく合併して生まれた“さいたま”が66.6点で16位、20位に静岡、22位に札幌、23位に名古屋、岡崎、26位に京都が続いています。
神奈川県では、横須賀が57.8点で31位、日本IBMのある藤沢が56.8点で33位と健闘しています。

 ところで、わが南足柄市はどうでしょうか? 総合では21点の“349位”、行政サービスだけで見ても“337位”というお寒い状況です。このままでは、市町村合併による広域行政化による改革の対象にならざるを得ませんねぇ。ちなみに小田原は、総合では42点の89位、行政サービスでは24位となっていて、サービスの電子化が進んでいるようです。あなたの町はどうでしょうか?( Aug. 20. 2001 )


 日経新聞のNIKKEIプラス1のページで“「ぬめり野菜」で夏乗り切る”と、オクラ、モロヘイヤ、ツルムラサキ、明日葉(あしたば)などが紹介されています。「ぬめり野菜」は身体に良いと言われていますが、これらに含まれているカロチンやビタミン、カルシウム等、なるほどと思わせます。

 特に、モロヘイヤは他に比べて抜群に多く含まれています。意外にも、カルシウムが断然多く、畑の牛乳ではないかと驚きました。私も、家庭菜園でモロヘイヤとオクラを作っていますが、毎日それらを豊富に摂取していますので、この猛暑にもビクともしません。

 “ぬめり”が主役なわけですが、これは“ムチン”と言う成分で、これには、たんぱく質を分解する酵素が含まれていて、肉や魚の消化を助けるのだそうですよ。ビタミンB1やB2等が疲労を回復させるそうですから、もう夏の食卓には欠かせません。しかし、本音で言えば、お世辞にもおいしい物とは思えませんがね。( Aug. 7. 2001)


 「ヤワラちゃん」こと、柔道の田村亮子選手がケガをものともせず、ミュンヘンの柔道世界選手権で優勝し、史上初の5連覇を達成しましたね。下手をすると自分の選手生命にも影響するかもしれない重傷だったそうですから、V5達成の宿願とは言うものの、その執念たるや大したもんですねぇ! ただ、決勝で1本勝ちできず、判定に持ち込まれたのは残念でしたねぇ。

 それと対照的だったのは、4回戦でミハイリンに14秒で1本負けした篠原選手です。シドニーでも不運の銀メダルでしたが、その陰を引いていたのかどうか分かりませんが、精彩がありませんでした。敗者復活戦で銅メダルにはなりましたが、今一つシックリしません。全て1本勝ちの井上康生選手の目の覚めるような闘い振りとは正反対ですねェ。まあ何時のときでも、傍観者は無責任な批評をするものですが…。しかし、現在検討中だそうですが、将来、判定勝ちはなくなり、時間延長による勝負になるやも知れませんし、田村選手のように、何が何でもと言うくらいの闘志と精神力を備えないと、格闘技の未来はありません。

 私達の頃は判定勝ちなんてありませんでしたから、時間延長に対するスタミナ不足に対しては大変な努力が強いられ、最後は、足を引きずりながら死にもの狂いでしたねぇ。勝ち負けは別にして、闘志と根性が大事です。それが勝負師ですよ! 最後は自分の意識が勝敗を決めるのですよ!(かく言う私は、根性も闘志もありませんでした! 負けた試合より勝った試合を数えた方が早いのですが…)とにかくガンバッて下さい! 姿三四郎に和尚が言いました。「悟りは脚下にありッ!」です。( Aug. 1. 2001 )


 世界水泳選手権での自由形200m、ソープ選手とファンデンホーヘンバント選手の宿敵対決をご覧になりましたか?

 シドニーでは、まさかの敗北を喫したソープ選手でしたが、今回はソープ選手の方が冷静で、ラスト50mまで余裕を残していました。ターンするや否や、スパートしたソープ選手は、なんと一身長引き離して(競馬じゃないんだぞ〜!)、それも世界新での優勝で目が点です! ファンデンホーヘンバント選手の叩き付けるような豪快なストロークに対して、例の如く、オーバーオール水着のソープ選手のそれはしなやかで優雅な、流れるような泳ぎ方で、その昔、全盛時代の古橋選手と橋爪選手を見ているような気がしました。

 いずれにしても、期待にたがわない素晴らしいレースでした。日本の選手も大変頑張っていて、多くの日本新記録を生み出していましたし、今回の世界水泳選手権は観ていて張り合いがありますね。女子の200mリレーも、日本新記録を出しながら、残念ながらメダルに手が届かなかったようですが、立派なものです。あとから、上位入賞の2チームが失格とかで、銅メダルになりそうでしたが、判定に対する抗議でもめていて決定は持ち越されたようですが、日本新ならメダルなんて無くったっていいじゃないですか。心から拍手を送りましょう!( July 25. 2001 )


 新聞によりますと、NECは、マイクを通した音声を翻訳して合成音声で読み上げる、パソコン用の旅行英会話支援ソフト(29.8K円だそうですね)を発売したとあります。

 何しろ、英会話音痴の私めは、それでも英会話の勉強に、既にうん十万もかけていますが、いまだに英会話はものにならず、英語圏は言うに及ばず、ヨーロッパ旅行などにも家内と一緒に行く勇気さえも無いのです。それが、この旅行英会話支援ソフトさえあれば、こちらからの日本語はむろんのこと、相手の英語も日本語に翻訳して音声で通訳してくれるんですから、これさえあれば鬼に金棒です! さっそくこれを入手して海外旅行を申し込みましょうか?

 ただし、7000通りの例文以外については、当面、一般的な英会話までは翻訳してくれませんから、あとは、やっぱり度胸と勇気のカタコト英語に頼るしきゃ無いッ! と言うことらしいですねぇ。いやあ、今に世界各国で音声翻訳機が開発され、言葉の心配はなくなりますよ、きっと! そうなったら、女房を海外旅行に連れていってやりましょう! そんな頃には、もう金も暇も体力も無くなっているって? ( July 24. 2001 )


 “宇宙空間で『帆船』航行”。日経新聞によれば、太陽光(光子)の圧力を受けて推進する「宇宙帆掛け船」の実験機が打ち上げられたそうです。この実験は、アメリカの民間団体“惑星協会”がロシアの協力により実施したとのことで、アメリカ人の物好き(独創性?)には感心させられます。日本人には、このようなマンガチック(失礼!)な夢を持つ科学者はいないのでしょうか?(手塚治虫じゃあるまいし!)

 光子の圧力を利用することについては、もともと、光はエネルギーを持った粒子(光量子)であるというプランクの発見から予測できることで、それを宇宙空間での推進エネルギーとして使えれば、惑星間移動だけでなく恒星間移動も可能とも考えられる。また別に、宇宙空間はエネルギー粒子で満たされている(ダークマター説)と言う説もあるから、まだまだ、宇宙のことは良く分かっていないから、人間の想像を超える秘密があって興味が尽きないねぇ! それに、宇宙空間には歪みがあって、「トンネルを抜ければ、別の地球があった!」等と言うワープ現象も考えられるし、ますます長生きはしたいもんですねぇ!(長生きしますよ、きっと! 憎まれっ子、世に憚るというから…/それって、俺のこと?)( July 21. 2001 )


 ビールサーバーが大人気ですねえ! これだけ暑い毎日だと、仕事から帰った時のギンギンに冷えたビールの一杯で、生きている喜びが実感できます。(2杯目からは、更に幸せが全身に広がってきます!/また、またッ!) えッ? 貴方はビールが飲めない? それじゃあ、冷たい麦茶でガマンして下さい!

 報道によれば、拡販用に何となく作ったビールサーバーが(以前お店で見たときは、450mlのショットボトル用でしたが)、今や、2g、3g用の樽生用の物まであり、凝った物は、炭酸ガスで泡を出すと言いますから、本格的なビールサーバーですよ。見ているだけでも喉が鳴ってきます。これはもう買うしきゃない!(ダメですよッ! 稼ぎの少ない者、飲むべからずッ!/そんなイジワル言わないでよ! うちの大蔵大臣どの!)

 何はともあれ、健康第一ッ! 18K円位の出費、何をか言わんや! 外務省のハイヤー代の水増し請求に比べりゃあ、可愛いもんですよ、ねッ? 亭主が元気で長生きするんだから、安いもんですよ!(亭主元気で留守がいいって? なんだこりゃ?)( July. 18. 2001 )


 こう毎日厳しい暑さが続いては我慢の限界ですねぇ! 何しろ雨が降らないってことは、野菜にとっては大変な事なのです。どうしても朝夕の水やりを欠かすことはできません。家庭菜園だからと言って手を抜くことはできません。水遣りは大変な重労働です。お百姓さんのご苦労には改めて頭が下がります。

 ところが、スイカやキュウリ、トマトなどにとっては、雨が多いよりは乾燥の続く夏の方が、品質の良いものが出来るようですね。逆に、里芋やインゲン、ナスなどは、水分が欠乏すると枯れてしまって収穫が減少してしまいます。肥料だけではコントロールできないところが難しいところです。朝晩、野菜との対話を通して、何を必要としているかを確かめながら、水やら肥料やらを与えなければ良い野菜が育たないのは、ちょうど子どもの教育と似てはいませんか?

 ここ2,3年、空梅雨が続いていますが、これも環境破壊を続けている私たちへの、天の警告ではないでしょうか? 地球温暖化の原因である二酸化炭素の削減も、京都議定書の批准段階でEU連合と日本、アメリカの間で不協和音が生じていますが、参院選を待たずに、超党派で何とか早く解決したいものですね。( July. 14. 2001 )


 いよいよ参院選挙前で世の中が騒がしくなってきましたね。テレビは、何処の局も各党の討論会や党首対戦(?)の特番が目白押しですねェ。小泉旋風で、政治無関心派も思わずテレビに釘付けになってしまうのではないでしょうか? ところが、今まで政府与党に反対のノロシを揚げていれば良かった野党も、政策面では際立った特徴を出せずに四苦八苦していますが、自分たちも今までの殻を破らない限り、政治に関心を持ち始めた市民を納得させることは難しくなっていますよ。

 それだけではなく、小泉旋風が本物かどうかの見極めも大変難しいことは確かです。ひそかに既得権益を守ろうと機会をうかがっている旧態依然の与党議員が大勢いるやも知れません。テレビの世論調査では、投票率は確実に上がりそうなので、世間の常識が証明される選挙となるでしょうね。 貴方の票の考えは固まりましたか? 私? むろんこれからじっくり検討して得心のいったところで決定するつもりです。( July 8. 2001 )


 イチロー選手が大リーグのオールスター戦ファン投票で、ダントツ一位の 3,373,035 票で、ナショナルリーグ一位のボンズ選手の 2,140,315 票を大きく引き離して、しかも、新人選手として、両リーグを通して初の最多得点と言いますから、快哉を叫んでしまいます!

 我が家の床の間の対面の壁には、オリックス時代のイチロー選手の、大きなスイング姿のポスターが貼ってあります。特にファンではありませんでしたが、あの真摯なプレーと、ボールがまるでバットに吸い込まれていくようなスイングに、不思議な魅力を感じていました。かの高岡英夫氏も言う、天性の“気”を会得したスポーツマンで、どこにも無駄の無い運動能力を備えています。

 今や、アメリカの大リーグは、日本から輸出した(?)イチロー選手を初め、多くの選手が席捲しています。中国や韓国との、貿易問題や歴史教科書問題なども、イチロー選手のような平和な人的輸出で解消できれば良いのにねぇ! ( July. 4. 2001 )


私がホームページを作った目的

 私の言っていることが正しいかどうかはともかく、自分のご都合主義ではなく、日本の将来のために、自分たちの子孫のために(ちょっとオーバーかな?)自分の意見を主張し、行動することが大切だと思ったんですよ。(頭の老化を防ぐためにもね)
 今まで自分を育ててくれた諸先輩および社会に対して、残された自分の人生の時間をこのために使おうと考えたんですよ。
 インターネット・ディベート、これが実現できれば最高です。どうか貴方自身が私の考え方を批判したり、周りの人たちと討論して下さることを願っています。


[ホームページの最初に戻る]


[2001年前半の「tommyさんのつぶやき」を見る]

[2000年後半の「tommyさんのつぶやき」を見る]

[2000年前半の「tommyさんのつぶやき」を見る]

[1999年後半の「tommyさんのつぶやき」を見る]

[1999年前半の「tommyさんのつぶやき」を見る]

[1998年までの「tommyさんのつぶやき」を見る]