tommyさんのつぶやき1998以前

 インターネットにおいて自殺願望者に青酸カリを送付したことにより若い女性が自殺し、青酸カリを送った「ドクター・キリコの診察室」のホームページを開いていた青年も当局の追求を恐れてか、当人が自殺すると言う痛ましい事件が発生した。起こるべくして起こったと思われる事件であるが、当人はまさか本当に自殺するとは思わなかったのかもしれないし、また別の意味では、自殺願望者の願いを叶えてやったわけで、何も責められることではないと思っていたかもしれない。

 インターネットはもともとオープンネットワークであるため、このネットの中での情報は善悪取り混ぜて存在する。コンテンツの内容規制をしようとすれば、リンクを含めてホームページは星の数ほど存在するので、これをいちいちチェックすることは難しいし、日本だけで規制してもムリであろう。そもそもオープンネットワークであるインターネットを規制することは、折角のインターネットの利点が阻害されることの心配も考えなければならない。
 インターネットの意義をもう一度考え直す必要がありそうだ。インターネットが公共の情報通信手段であると考えて、まず利用者自らが正しい利用法や作法を身に付けることが必要だ。自分の発信する情報が有害か、有害でないかを判断する(何を基準に)ことも決して容易ではないが、これを機にインターネットの利用者は、改めて考え直さなければならない。
 この種の事件が起こるのも、一つにはマスコミがこぞってインターネットの面白さだけを取り上げて、誇張して宣伝しているせいもあるのではないだろうか? マスコミの責任と義務についても十分議論して欲しいものだ。( Dec. 28. '98 )


 少年法改正案で、心配していたとおり刑事罰対象年令引き下げが決まりそうだ。もともと少年法は、青少年の保護・育成を基本にして定められたもので、決して罪を犯した者を厳罰に処するということではないはず。今回の案が通れば、見せしめ的な要素が強いのみならず、犯罪が発生してからの対症療法的で、手におえないから法で有無を言わさずという感じが強い。現代の青少年の犯罪の増加と低年齢化の傾向は、大人社会の退廃の反映ではないか? 大人社会の正常化が先決ではないのか? 大人達(親達か?)が善悪の区別も無く、金儲けばかりに血眼になっていて、肝心の子供達のことに無関心になっているように見えるのだが。そう思いません? ( Dec. 22. '98 )


 「砂漠のキツネ」作戦!! 新しいカップラーメンの宣伝作戦か? と思ったらとんでもないアメリカのイラクに対する無警告のミサイル攻撃だったのだ! イラクの核兵器査察の拒否にいらだったクリントン大統領は、先に「事前警告無しに爆撃をする」と通告しており、国連の安全保障理事会に掛けることなく今回それを突然実行に移したのだ。これには同時にイギリスも参画しており、米英連合軍と言うことになり、なにやら第二次世界大戦(太平洋戦争)に様相が似てきた。イラクの国連の査察に対する拒否も問題ではあるが、アメリカに完全に無視される国連の権威の無さも大問題であろう! それに加えて、このアメリカの攻撃行動に対して小渕総理がいち早く(?)賛同の意を表明した。アメリカのヒモ付きの小渕をまたぞろ露呈した感じだ。賛同しているのは日本とコスタリカの2国だけと言うから、何なのか? いまさら真珠湾攻撃でもあるまいし、戦争を忌避し、戦争放棄を掲げる日本が、アメリカの武力攻撃を支持するとは....
 別の見方をすれば、クリントン大統領のスキャンダルや疑惑から国民の目をそらし、アメリカの国力を誇示するとともに不況化のアメリカに活力を与えることにより、クリントン政権を存続させるための戦略でもあるのではないかと疑いたくなる。
 また全く別の見方をすれば、ノストラダムスの予言にしたがって戦争を起こし、世界を支配するというフリーメイソンの存在もある。フリーメイソンは秘密結社として全世界に存在しており、アメリカの歴代大統領もフリーメイソンの会員だったというし、日本にもフリーメイソンの支社があると言われている。(「ノストラダムス大予言の謎」 アポカリプス21研究会著  天山出版刊 参照) ( Dec. 17. '98 )


 量子テレポーテーションと呼ばれる情報伝送方法が、ニコンとアメリカの研究グループで成功した。この方法を用いると光子1個にデジタル信号などの情報を限りなく無限に近く多重伝送できるという。特に優れていることは、伝送時に情報が盗まれないことで、現在インターネットなどでも情報のセキュリティが問題になっており、情報伝送の際に暗号方式をどうして安全性を確保するかが課題になっている。将来光通信に応用できる可能性が大きいと考えられる。誰でも知っている光の粒子と波動としての性質は、シュレーディンガーの波動方程式やアインシュタインの相対性原理で説明されるが、私も昔、夢中になって量子力学の本を読みあさり、それでも飽き足りなくて、生まれた長女に量子と名付けた。そして大きくなったら理科系に進んで、理論物理学を専攻してほしいと夢見たものだ。しかし、娘は文系の外語大に進み、残念ながら私の夢は実現しなかった。親というものは、勝手なもので自分の子供に過大な期待をかけるもんだね。( Dec. 13. '98 )


 エアガンの威力を試すために、14才と16才の少年達がホームレスの男性にエアガンで射撃し、更に殴って脳挫傷の重傷を負わせた。と言う記事を見て空恐ろしくなってきました。ホームレスは標的であって人間ではないとでも思っているのだろうか。逆に自分達は人間ではない怪獣だ!とは思っていないんでしょうね。人の尊厳、命の大切さ、それ以上に、風体や職業で人を差別する愚かしさ! いったい日本の教育は(親業も含めて)どうなってしまったんだろう?
 もっとも、世の中ではコスト削減のためなら、リストラと言う美名の下に、人減らし、労働強化、更には社員のパート化など労働者の人格を無視し、繁栄を維持しようとして賃金の安い発展途上国へ進出し、ついにはバブル崩壊が現実になったのだから、これらの少年達の行動も社会の縮図なのかもしれない。

 しし座の流星群見ましたか? 残念ながら私は寝坊をして、気が付いたら東の空は明るくなっていました。でも、TVでたっぷり観測(?)させていただきました。寒さに震えながら実体験で感動する機会が次第に失われて、安易にバーチャルで満足するようになってきてさみしい気もします。あなたもそうでありません?
 ところで、いよいよ宇宙ステーションの打ち上げが始まりましたね。11月20日には、カザフスタンのバイコヌール宇宙基地から、ステーションの構成部品の第一弾が打ち上げられました。なにしろ日米欧、ロシアなど16カ国の国際協力による宇宙基地建設だそうで、マンガの世界が現実になって、鉄腕アトムの愛読者としては感慨無量です。いよいよ廃棄物と大気汚染の地球から脱出する準備ではないかと、変に勘ぐっている次第です。汚された地球は誰が掃除するんですかね? 打ち上げた機能モジュールは「ザリヤー(日の出)」と言う愛称だったそうですが、景気が落ち込んでいる日本には何とも皮肉な「ザリヤー」でしたね。( Nov. 21. '98 )


 向井さん等を乗せたスペースシャトル「ディスカバリー」がいろんな新しい実験の成果とともに地球に帰ってきましたね。パラシュートが故障したとかで心配しましたが無事帰還できてほっとしました。日本人でかつ女性宇宙飛行士であり、また2度目の飛行と言うことも大変注目を浴びましたが(小渕総理の通信会話は何だか訳が分かりませんでしたが)、一緒に搭乗したグレン飛行士は何と77歳と言う高齢でしかも三十数年ぶりの飛行だそうですね。宇宙での実験の中で非常に興味を引かれるものが2つあります。その一つは、植物の生育実験で無重力状態では植物の根の伸長方向が定まらないが、電位を与えることで重力と同じ効果が得られるということが解った。もう一つは、グレンさんによる宇宙での老化現象の解明である。まだ詳しい結果は分からないが、時間を超越すれば年を取らないと言うSFの世界の話もまんざらSFだけでなくなるかも。(ちょっと考えすぎか?)( Nov. 9. '98 )


 驚きました!! 「tommy さんのつぶやき」について脅迫的な E-mail を送り付けられました。私がつぶやいた May. 23. '98 付けの「アグネス・チャンさんらが児童買春、児童ポルノの規制をもとめる法案の早期成立を期待する」という一文に対して、お前は法案の原文を読んでそんな意見を述べているのかという趣旨の内容で、最後に「法案の内容も知らずにいい加減なことを書かれるのは慎んだ方がよろしいかと思います。特に法律学のような分野は。(原文のまま)」というものです。
これだけなら良いのです。さっそく返信を出しましたら、発信先の "DSAO0154@niftyserve.or.jp" は存在しないと戻ってきました。これ何なんでしょう? 姿を隠して脅して口を封じる、脅迫じゃないですか?
 私はもともと「私の言っていることが正しいかどうかはともかく−−−ぜひ皆さんのご意見を聞かせて下さい」と、「tommy のつぶやき」の最初に書いています。世の中誰が正しいかは、だれもわかりません。DSAO0154さんの言うことが正しいとしたら、「法律学を勉強してない者は法律について意見を言う資格はない、政治学を知らない者は政治を批判するな、医学の知識がない者は医療に対する意見を述べるな」ということでしょうか? これでは現状打開は望むべきもありません。政治が悪いから、法が不備だから、現代医学が問題だから、今日本は混乱に陥っているのではないでしょうか? みんなが意見を出し合って、議論してこそ、道が開けるのではないでしょうか?
 オープンネットワークのメリットを封じようとする「 DSAO0154」さんのような人は、インターネットの敵です! 法律学よりもインターネットでの作法を(礼儀か?)勉強してほしいと思うのは私だけでしょうか?( Oct. 9. '98 )


   見事ですね! 和歌山での保険金詐欺事件。生命保険のシステムを逆手に取って、ああまで完璧に取れる金は全て取るという執念。そのためには多分自分達の命を縮めてまでも計画を遂行するだろうと思うと、人間の金に対する執着心と言うか、貪欲さと言うか、あきれるよりあっぱれですね。それに加えて、他人の命までももてあそぶ人間の業の恐ろしさ。カレーの毒入り事件への関連は、いまだ明らかにされてはいませんが、それもそうだとすると、殺人を目的にしたのではなくて、生命を危うくさせて傷害保険に加入させて、更にその保険金を収得しようとしたのではないかとも考えられる。他人名義の保険で自分が受取人になることが、これほど容易に出来るとは思いもよらなかった。
 話は少し違うが、私も数年前、生命保険の件で保険の勧誘員が自分の業績ばかりにこだわり、客である契約者への気遣いがなくて勧誘員を信用できなくなり、それ以来、直接保険会社に出かけて契約や保険金の支払等をするようになった。約款等についてもよく読まないで契約するのが普通で、だまされていても知らない。この事件が発生してはじめて、やはりそうかと実感した次第である。人を信じることが出来ないというのは何と悲しいことか。子供たちに「人を見たら泥棒と思え」と教えなければならないのか?( Oct. 6. '98 )


 セントルイス・カージナルスのマグワイア選手、やりましたね! 70本のホームラン大記録、すごいですね! これに対するカブスのソーサ選手の追撃、66本で終わったとはいえ最後まで気が抜けませんでしたね。それでも打率、打点(158打点でトップ)ともソーサ選手が上回りました。しかし、四球はマグワイヤ選手の方がはるかに多いと言うことは、敬遠されながらもホームランを打ったわけで、まさに驚異的ですね。
 それに比べ、日本のプロ野球では最近大型のヒーローがいなくて淋しいですね。阪神の岡田、掛布、バースの時代が懐かしいですね。今年も巨人、阪神は、泣かず飛ばずで終わってしまいました。後は横浜の優勝が待たれるだけですね。(夏の甲子園の横浜高校の活躍も、血わき肉躍るドラマでしたからね)
 話は変わりますが、アメリカの臨界前核実験の実施は何なんですか。それに対する小渕首相の「核爆発を伴うものではないので、包括的核実験禁止条約(CTBT)には違反するものではない」なんていう言い訳がましい見解はどういうつもりでしょう? インド、パキスタンの核実験を非難しながら、一方では臨界前核実験を公然と行うジキルとハイドのアメリカやロシアのような核保有大国を許しておいていいんですかね? ( Oct. 2. '98 )


 NHKの「天うらら」のテーマミュージックのトランペッターのセルゲイ・ナカリャコフさん(20才)の演奏を見ました。トランペットでこれほどまでに柔らかく滑らかで繊細な音が出るものかと驚きました。更に、彼がトランペットを吹きながら、同時に鼻から息を吸うと言う「循環呼吸法」なるものを会得しているために、いくら吹き続けても息が続くと言うのです。水を満たしたコップにストローで息を吹き込みながら息を吸い込む実演を見て驚嘆しました。5才からトランペットを訓練しながら、この方法を身につけたのだそうです。既に超能力の域でしょう。トランペッターは頬を膨らませると言う常識はもはや通用しないのです!
 比較の対象にはなりませんが、私も尺八を習いはじめて、やっと音が出せるようになりましたが、10秒も息が続かないのです。それ以上吹こうとすると、頭が酸欠状態になってひっくり返ってしまいます。あと15年で「循環呼吸法」なるものを会得できるでしょうか?(もう生きていないよっ!) 天才ではないから無理ね。せいぜい20秒位続けられるようカンバローっと!( Sept. 25. '98 )


 青天の霹靂! 北朝鮮から弾道ミサイル一発! 日本の金融不安にカツ!を入れようってか? このミサイルは射程距離が1500Km以上と言うから、日本全土何処にでも着弾可能ではないか。インド、パキスタンの核実験の応酬も他岸の火事ではない! 日米安保条約を再認識させるために仕組まれたアメリカの罠じゃないの? とも思えるタイミングと見るのは僻目か? 日本でも台風めがけて、射程距離1000Km位のミサイルで公開発射実験やってみたら?( Sept. 1. '98 )


 局地豪雨の被害は、那珂川の氾濫による洪水の被害や土砂崩れの被害などで、人家や農作に大打撃を与えた。不幸にして犠牲になられた方々やご遺族に対して心からお見舞い申し上げるとともに、被災地の皆様にも一日も早く復興されることをお祈り申し上げます。私もかって伊勢湾台風の際、櫛田川の増水により床上浸水の苦い経験がある。自然の驚異をまざまざ思い知らされるのであるが、何よりも大切なのは、治山治水である。山に木を植え、都市のコンクリート化を避け、雨水がいっきに河川に流れ込まないような貯留池を配置し、日常には貯留池より河川に水を流し、豪雨時には雨水を貯留してバッファの役割を果たす仕組みを作るべきだと考える。田畑を埋め、山を削り工業団地を作ったり、必要でもないゴルフ場を造るなどという愚かな開発はいいかげんで止めるべきだ。雨水を中水として再利用する方法を早期に推進すべきだ。洪水防止のために河川の堤防を更に高くするなどと言う愚かなことはすべきではない。
 今回は幸いにして台風の同時直撃を免れたからよかったものの、台風が直進していたら大変なことになっていたろうと、ゾッとする。(災害を教訓にして、治山治水になら公共事業費を大いに使うべし)( Aug. 31. '98 )


 ケニアとタンザニアの米大使館爆破テロに対するアメリカのテロ報復攻撃は、「目には目を、歯には歯を!」と言う好戦的なアメリカを再び世界に印象づけた。核軍縮、核不拡散条約を唱えながら、その反面報復攻撃と言う名目で示威行為を行う大国アメリカは、世界の異端児と言っても過言ではない。
 新聞報道やTV報道でもミサイル攻撃されたのが民間の化学工場や関係の無い施設だと言う。それが事実だとしたら、とんでもないことだ。たとえ特定が難しいテロ組織相手だとしても、十分な確認なくして攻撃すべきではない。戦争を無くして平和な世界を目指しながら、他方で戦争を誘発するようなアメリカの行動は不可解だ。
 小渕総理は今回のアメリカの行為に対して理解を示したとあるが、アメリカの原爆によって広島や長崎で多くの犠牲者と廃墟を見たのは、53年前の今月ではなかったか! 戦争放棄を憲法とする日本国が戦争に準ずる行為を認めてはならない。多分、世界世論もアメリカの行為を認めはすまい。( Aug. 23. '98 )


 今年の天候の異常な状況は、大気汚染に基づく地球温暖化のせいではないかと大変危惧しています。
気象庁は東北地方の梅雨明け宣言を放棄してしまいました。この辺も雨が続いて、夏のさなかだと言うのに異常に寒くなったかと思うと、急に日照りが続いて熱帯夜で眠れない夜にいらいらしています。打ち水したところでアスファルトの道路は蒸し暑さを倍増させるだけです。何で車もめったに通らない露地までも舗装したがるのでしょうかね?
 ところで、小渕内閣が誕生して手腕は如何に? と国民全体が固唾を飲んで見守っているうち、先ず当面の景気対策として「所得減税」、「公共事業費の7%上乗せ」です。所得減税は、国民の消費を刺激して景気を引き上げると言うのです。本当ですか? すずめの涙ほどの減税で、しかもほとんどのサラリーマンは現金ではなく、銀行振込の明細書で「減税されてるなぁ」と感じるだけで、結局「たまには家族でファミリーレストランで食事をするか」とか、「今夜はうなぎの蒲焼きでも奮発するか」とか、「女房にブラウスの一枚でも(ブラウスごときが○万円もするとは知らなかったのだ!)プレゼントするか」位で終わってしまうのではないかと思う。後は家計の穴埋めで終わるに違いない。大型消費につながるならともかく、一体これが景気対策につながると言うのだろうか。
 また「公共事業費の7%上乗せ」は、確かに従来景気対策として公共事業は有効でした。しかし環境問題が大変大きな問題になってきている現在、どのような公共事業を進めるのか、事業計画の中身が問題となろう。
従来環境を破壊してきた公共事業を環境整備のために復元し、自然を取り戻すための事業なら文句はないが、相変わらずの整備新幹線、高速道路の新設や地方道路の新設でやたらと信号機のある交差点を増やし渋滞を助長し、環境を更に破壊する計画なら受け入れられないだろう。
 国会の予算審議を聞いている限りでは、各党の議員の皆さんとの質疑応答が大変まともであることだけが、まだしも救いですね。(Aug. 18. '98 )


国連の児童の権利委員会は、日本政府に対して校内暴力、体罰等の問題について監視する「子供オンブズマン」制度の設置を検討するよう勧告した。オンブズマン制度については、行政とは別に、各都市の行政を監査するための全国市民オンブズマン協会があり、各市町村でも活動している。自治体オンブズマンとしては「福祉オンブズマン」があり、特別養護老人ホームなどにたいする苦情を、弁護士を含む第三者の監査機関が市民に代わって行政に対して是正を求めている。神奈川県では、横浜市のほか、独自の「湘南ふくしネットワーク」が活動している。また企業倫理の遵守を目的として、企業内にオンブズマン制度を導入して「購買オンブズマン」が取引業者の苦情処理を行っている日本IBM等もあり、急速にオンブズマン制度の導入が進んできている。
 従来、行政を市民あるいは第三者が監査することは「お上」にたてつくこととしてはばかられてきたし、情報公開にしても行政の広報資料で我慢してきた。、市民あるいは利用者一人で行政に対して苦情を申し立てることは困難を伴い、それをよいことに行政官庁が腐敗してきたことは明らかであろう。国連で指摘されるまでもなく、制度的に自治体のオンブズマン制度が推進され定着することを望みたい。( July. 19. '98 )


 12日に参議院選挙(半数改選)が終わった。自民党が多くの議席を失い橋本政権も終焉を迎えた。橋本総理は自民党の敗因は自分の責任にありと自ら自民党総裁の座を降りたが、私は決して彼だけの責任ではないと思うし、辞職することで首相としての責任を逃れるべきではないと思う。更に行政改革を推進することでその責任を果たさねば、国民に申し訳が立たないのではないか? 国会で橋本内閣の不信任が決議された時にこそ潔く辞職するべきだろう。
 今回の選挙の投票率も58.8%という低調さで、前回の衆議院選挙の投票率とほとんど変わっていない。TVや新聞などでは、自民党の敗北がいかにも国民が政治に関心を取り戻した結果だと、僅かの投票率のアップをおおげさに喧伝しているが、投票時間を2時間も延長した結果であって、政治に無関心な層に関心を持たせたとはどうしても思えない。2時間延長した結果どれだけの人がその時間帯に投票に行ったか(何%か)を正確に報道してもらいたいものだ。また年代別の投票率も公表して欲しいと思う。
 今回私は共産党に投票しなかった。前回の衆院選のあと述べたとおり、今回の共産党の言う不況の一因である消費税5%を3%に引き下げる政策は、前回なぜ野党連合で3%据え置を主張した際、共産党だけ0%を盾に反対したのか? それを今回臆面も無く3%へ引き下げを公約に出すとは恥知らずも甚だしいではないか? だから共産党の言うことは信用できない。日和見主義だ! 主張を通すなら消費税撤廃しかないはずだ! 今回議席を伸ばせたのは、長引く不況で自民党にうんざりしたのと、従来の共産党臭さを無くした選挙戦略の成功の結果でしかないだろう。( July. 17. '98 )


    13年前のロス疑惑の三浦和義被告の逆転無罪が決定した。当時、これほど世間を騒がした犯罪はない。妻の一美さんを銃撃して殺害したとして無期懲役とした一審の判決が覆された。この事は事件の報道のあり方も含め、今後の裁判のあり方に大きな影響を及ぼすものと思われる。裁判が長期にわたることも問題点の一つであろう。「真実は神のみぞ知る」か。( July. 4. '98 )


 6/3にドイツで発生した高速鉄道での列車脱線事故の恐ろしさは、日本の新幹線での事故の際の危険性を改めて感じさせた。確かに日本の新幹線は、開業以来大きな事故は無く安全性の高さを誇ってきたが、事故の可能性は皆無ではない。列車が高速になればなるほど、大型になればなるほど事故の際の被害は大きい。この際、自動車、旅客機を含めて便利さ中心から、安全性中心への見直しがなされることを望みたい。
 通信手段が未熟だった時代には、確かに交通機関の高速化に期待がかかっていたかもしれないが、通信衛星やインターネットの発達によって、必ずしも人の移動が高速である必要がなくなってきているのではないだろうか。既に企業もSOHOの時代に入りつつある。通勤電車にもまれて・・・は昔話になるのかも。( June. 5. '98 )


 アグネス・チャンさんらが児童買春や児童ポルノを規制する法案の早期成立を求める陳情書を自民党本部へ提出したとあった。これについては異論はないが、問題は女子中学生、女子高校生(むろん女子大生も例外ではないが)が自分の欲しいものを買うための小遣い欲しさのために、援助交際やAV女優などという名目で売春行為を平気で行うと言われているし、それらの画像のCD−ROMが本屋で誰にでも入手できることが問題であろう。印刷物と違って中身は見えないが、コンピュータを持っていれば、小学生でも容易に再生できるのである。(コンピュータ音痴の親は何にも知らないのだ!)
 ここには2つの問題点があって、それら女子高生達の倫理観の欠如をどうするかということと、それらのCD−ROMの販売をどうして規制するかである。とりもなおさず教育の問題とマスコミ、マスメディアに係わる経営者の倫理観の問題であろう。はたしてそれらのことが十分考慮されている法案かどうか心配ではあるが、とにかく一日も早い法案成立を期待しよう。( May. 23. '98 )


 なんとバカげたサッカークジ法案の成立ッ! 多くの政党(自民党内部にもあり)の反対をも押し切って多数決の決定。国が公然と賭博行為を認めるという何という不可思議さ! この収益で国の(?)スポーツ振興を図ると言う矛盾に満ちた考え方。
 私は父が競輪、競艇などの公営賭博に溺れ、そのため家庭を破壊され、食うものもなく苦労した忌まわしい少年時代がある。競輪、競艇の存在をどんなに呪ったことか。多分日本国中で同じように犠牲になった家庭がたくさんあると思う。まして少年達が憧れるスポーツ、サッカーの夢を大人の勝手な都合で踏みにじってはならない!( May. 12. '98 )


 4/19付の日経新聞の読書日記欄に、牛尾治朗氏が「現代の帝王学(伊藤肇著 プレジデント社)」が、東洋の古典をたずねるに「国に重い病気が四つある。第一に偽、第二に私、第三に放(放埓)、第四は奢(贅沢)である。また、荀子の挙げた乱世の徴では、ソノ服ハ組(いろいろな布地を組み合わせてつくった華美な服装)、ソノ容ハ婦(男性の女性化)、ソノ俗ハ淫(風俗が淫らになる)、ソノ声楽は険(歌でも音楽でも、とげとげしくて云々)」で、二千年前の予言に現世を重ねあわせての感想に、さもありなんと感じ入った次第。
国の政治が乱れるとき、人心また乱れる。さてどうするか?( Apr. 25. '98 )


 埼玉県立所沢高校の入学式の騒動で、学校の管理の難しさを改めて認識させられました。
 正直言って教師も、生徒も、そして父兄も学校の管理者が誰であるかを認識していないことに驚きました。学校の最高管理責任者は校長ですし、学校行事である入学式は校長の方針にもあるはずです。一般教師や生徒の自主的行事ではないはずです。もちろん校長一人の独断で強行するものでもないでしょうが、校長の方針に逆らって勝手に行うことは出来ないはずです。生徒の自主性を尊重し、入学式の企画に参加させることも大切ですが、勝手に別の入学式を行わせることではないはずです。
 国の最高責任者は首相であるし、企業の最高責任者は社長であり、家庭での最高責任者は親であり、これらの責任者の方針に逆らって勝手に行事や行動を起すことは出来ないのが普通でしょう。
 今回の事例でも、あらかじめ校長の方針にしたがって教師や生徒会で十分検討した上で校長の承諾を得て、望ましい入学式を企画すべきでしょう。今回の事件では、当事者である新入生を無視した勝手な行動の結果、祝福されるべき入学式が台無しになってしまいました。この責任は誰がとるのでしょう? 貴方はどう思いますか? ( Apr. 11. '98 )


 花粉の飛ぶ季節になってきましたね。花粉アレルギー、鼻炎で困っている方も多いことでしょう。かくいう私も、目がかゆくて、鼻水が出て憂うつな毎日を過ごしていました。ところが日経新聞で花粉アレルギーによく効く「クロモグリク酸ナトリウム」配合の目薬が町の薬局で買えるようになったと言う記事を見て、さっそく近くのドラッグストアにとんで行きました。新聞に出ていた佐藤製薬の目薬は見つかりませんでしたが、1400円と言う価格を便りに探したところ、ありました! ロート製薬(藤沢薬品製造)から「アルガードCT点眼薬」というのが見つかりました。さっそく同症の妻と一緒に試して見ました。これは効きます! 一度の点眼で見事に、目のかゆみはすっかり良くなりました。1日に4〜6回とありますが、朝晩だけですっきりしました。あとは鼻水ですが、これは藤沢薬品が販売(佐藤薬品製造)している「持続性フジサワ鼻炎薬」のカプセルが効きました! 一日1カプセルを、朝飲んで鼻水もすっきりしました。私同様困っている人、ぜひお試しあれ。

 昔はこんな病気はありませんでしたよね。環境破壊で空気が汚染されてきたり、食品の添加物などで体の免疫系に異常が発生しているんでしょうね。すべてを政治の悪さのせいにするわけではないですが、昨今の世の中の乱れ方を見ていると、そう思いたくもなりますよ。
 何とかしてください、橋龍さん!( Mar. 12. '98 )


 最近のマスコミの報道を見ていると、なんだかバカバカしくなってきてホームページを更新する気が失せてきます。そう思いませんか?
 何しろ大蔵省の収賄、証券取引検査官がよくもまあ!と言いたくなりますよ。前にもありましたが、警察官が泥棒するというのと同じじゃないですか。いくら監査を厳しくしたって裏で取引しているのではお話にならないですね。それにまた、新潮社の少年法第61条を無視した報道。それだけではない。法務省からの指導に対しても無視し、あまつさえ今後の報道姿勢も変えないという。山一証券の簿外債務の粉飾決算といい、まさに法あって無きがごとくの振る舞いは許されるものではない。毎日これらのニュースに接している青少年に、法を守れ、規律を守れと誰が言えようか。
 現代の青少年の凶悪犯罪の元はといえば現代の大人たちの倫理欠如の結果ではなかろうか。男子高校生だけでなく、女子高校生までもが、堂々とタバコを吸いながら我が家の近くの道を下校していくのを、私は追いかけてタバコを捨てさせる自分が、ふと間違っているのではないかと不安になるときがある。今何が正しいのか、誰が判断すればよいのだろうか?

 話は代わりますが、明日香村のキトラ古墳での石室の天井に描かれた天文図の発見は、 七世紀末と言いますから大変な驚きですが、またそれを発見したのが科学の粋をあつめた最新式の探査カメラだから対照的ですね。なんだか人間の文化は少しも進歩しないで、自然を破壊する科学技術だけが肥大化してきたような感じがしましたね。( Mar. 7. '98 )


 突然の大雪に、雪に慣れていない関東地方では、大混乱になりましたね。たかだか10センチや20センチのべた雪位で、電車や道路の通行に支障が出るなんて、何と軟弱なんでしょうね。実際、私も勤め先から自動車を運転して帰って来ましたが、東名高速も60キロがやっとで、あちこちの路肩では、スピンしたり、動けなくなったりした車が止まっていました。ICに降りようとしたら、スリップして衝突したらしい前のつぶれた4WD車が道をふさぎ、料金所までたどりつくのに30分もかかりました。一般道路に出ると、ここもスリップした車や故障したらしい車、はては迷惑も顧みず道路の真ん中で、慣れないチエンの装着に四苦八苦している車などで前に進まず、仕方無く別の道に進んだところ、橋の上で大型トラックと小型車が衝突して道を塞いでいて、何時になったら通れるやら分からない様子。仕方無くUターンして別のルートへ。こんな時にも徐行している私の車の後に車間も取らずぴったり付けてあおってくる非常識な4WD車。いくらスタッドレスを履いていたとしても、私の車が急停止したり、スピンしたりしたら事故をまねきかねない。バカも程々にしてもらいたい。
 いつもなら30分もかからない通勤道を2時間かかって、やっとわが家にたどりついた。ヤレヤレ! それにしても、これくらいの雪なら、1速にして走ればノーマルタイヤで何でもないものを、娘もそうだがDドライブでスリップに冷や汗でのろのろ運転してきたとのこと。オートマは負荷が軽くなれば自動的に回転数が上がって車速が上がってスリップしやすくなるってこと、気が付かないのかねぇ? 私は、厳寒の岩手で工場建設をやった時に、現地の自動車のデーラーの人やタクシーの運転手さんから「雪道は1速で走ること。ブレーキをなるべく使わないでゆっくり走ること」と教わったし、実際岩手のアイスバーンの道路も走って見て実感した。自動車教習所でもチエーンの装着訓練の前に、このことを教えておけば、こんなに混乱せずに済むのではないだろうか? ( Jan. 8. '98 )


 新年明けましておめでとうございます。どうか今年もよろしく。皆さんお元気で良いお正月をお過ごしのことと思いますが、新年早々にも交通事故や雪山での遭難事故が報道されていますね。さっきも救急車のサイレンが聞こえていました。くれぐれも気を付けて、今年こそ安全第一、健康第一でいきましょう! 仕事も程々、遊びも程々、腹八分目に医者いらず、暴飲暴食謹んで、スピードは控えめに、健康のためCO2削減のため歩きましょう! しかしこれがなかなか出来ないんですけどね。とにかく良い年でありますように!(平成10年元旦)


 ソニーの井深さんが亡くなった。昭和30年代の高度成長期の希望の星だった。常に本田技研の本田宗一郎氏と共に語られた技術者のあこがれの人だった。まだソニーとは言わず、東通工(東京通信工業)が初めて国産のトランジスタを作った。今まで真空管しか見たことのなかった私は、小指の先ほどの平ぺったい飯ごう型の3本足のものが、何故真空管と同じ働きをするのか不思議だった。入社したばかりのフイルム会社の研究所で、東大出の新進気鋭の上司に「これでアンプ(増幅器)を作ってみろ」と言われて、出来もしないのを分かっていながら、本屋を探し回り、参考書らしきものを読みあさって、理屈は分からないながらも何とか信号を増幅するものを作って面目を保った?(ちなみに私は機械屋)ことを昨日のように思い出します。後にトランジスタを用いた超小型の磁気録音機の試作に取り組むことにもなり、これらによって私の人生も少なからず方向転換を遂げたのです。また井深さんは、後に幼児教育にも熱心に活動されて、これまた影響を受けてきています。
 高齢とはいいながら、本当に惜しい人をまた失いました。衷心よりご冥福をお祈り致します。( Dec. 20. '97 )


 聞きましたか? トヨタのハイブリッド・エンジン車「ブリウス」の受注が月度の販売目標をはるかに上回って、生産可能台数をも上回りそうな様子。215万円という「採算度外視」的価格とはいえ、まさか損をしてまでということもあるまい。環境問題が大きくなっている自動車工業界で戦略的な攻勢をかけたと言えようが、さすが世界のトヨタと感じいった。それに比べると○○会社などは、よそがRVで売上げれば、後追いでRVを何でもかんでも出してくると言う感じで、世の中の環境問題も無関心という儲け至上主義と言おうか、戦略なき企業方針とでも言うか、車は「走る」「曲がる」「止まる」のバカの一つ覚えの技術屋集団でしかない。今何が問題で、企業として何をしなければならないのかがよく分かっていない感じ。
 これからは、ゼロエミッションに向けてどう戦略を立てるか。中古車の排ガスをどう改善するか、リサイクルと廃棄物の処理をどうしていくかが、これからの大きな課題であり企業のサバイバル・ゲームとなろう。もうグローバルな環境問題を避けては通れまい。( Nov. 12. '97 )


 神戸の中三少年の児童連続殺傷事件で、神戸家裁が異例の処分決定理由の一部開示をしたことは、事件の背景(犯行を置かした少年の生育状況を推定できる)を知る上で非常に有益であり、開示を決定された勇気に対して賛辞を送りたい。これだけで少年犯罪の全てを未然に防止することは出来ないが、世の親として子を育成・教育していく上で何が必要で、何が大切なのかが幾分でも知り得ると思う。更に、この内容が細かく分析されて、私達の親業に欠けているものが明らかになれば、教育の核心に迫れると思う。( Oct. 25. '97 )


 悲しい事件が発生してしまった。ダイアナ元英国皇太子妃の交通事故死である。8/31未明、休暇中のパリでゴシップの報道車の追跡を逃れようとして、トンネル内で事故を起こしてしまったとある。美しいがため、みんなに愛されていたからこそ、なお悲しいことである。ダイアナさんには何の非もない。英王室の名誉のために犠牲となった。もう一般人となられたダイアナさんを、なぜこうまで報道陣が事故を起こさせるような執拗な追跡をしなければならないのか? ダイアナさんの人権は無視されてもよいものなのか?
 日本でも同じようなことが繰り返されている。スターだから、有名人だからといって無謀な報道取材を我慢しなければならないのか? 災害が起きた時もそうである。悲しみに耐える人たちを無神経にも執拗に質問し、カメラを向ける。報道だからという不遜さはないか? 他社、他誌に負けまいとするスクープ優先の姿勢だけではないか? 
 今回のダイアナ元英皇太子妃の事故死事件が、英国やフランス等で正しい報道のあり方についての世論に発展し、日本でも報道倫理についての議論が行われるようになることを期待し、ダイアナさんのご冥福をお祈りするとともに、この死が無駄にならないように心より願っている。( Sept. 1. '97 )


 52年前の今日、昭和20年8月6日午前8時15分、広島に原爆が投下され多くの人たちが犠牲になった。忌まわしい戦争の爪痕も、語り継ぐ人たちも年老い、私は当時8才であったが戦争の悲惨さを知る最後の世代かもしれない。アメリカでは今でも原爆の投下を正当視する世論が幅をきかし、未だ核実験を止めてはいない。核廃絶に向けて橋本首相の決意が述べられたが、世界で唯一原爆の被災国としてアメリカの原爆投下責任を追及するとともに、戦争の愚かさと非核平和の大切さを世界に対して訴えていかなければならない。科学技術は、戦争や自然を破壊することなく、地球上のあらゆる生物の存続と幸せのために利用されねばならない。( Aug. 6. '97 )


 毎日30℃を超える暑さで皆さんはクーラーのご厄介になっているのでしょうね? 私は自然の風と扇風機で汗水たらしてホームページの更新に精を出しています。省エネルギーの一環です。車を運転する時も、自分1人の場合は、ほとんど窓を開けてクーラーは使いません。むろんアイドリング・ストップ励行です。夏は暑いのは当然ですからね。どこかの会社では、クーラーで寒いので長そでのシャツにひざ掛け姿の事務員というのを聞きましたが、何となくばかげてはいますがそれが現実ですね。
 毎朝6時前にジョギングを30分位やっていますが、最近はこんな田舎でも土の道は探さないとありません。あの朝露を踏みしめてかける爽快さは格別です。幸い裏のたんぼが農業振興地域に指定されていて、ほとんど舗装のない草の道です。そこを8の字に約10分走った後、山に上がって、みかん畑の農道を往復15分位走って全部で約30分の工程です。朝早くから農家の人たちがたんぼの手入れやら草刈りをしています。「おはようございます!」のあいさつがお互いの心に響きます。
 ところが今日、ジョギングの途中で2人の女の子を連れて散歩している親子に行き合いました。歩いている子に「おはよう!」と声をかけました。無言です。次にお父さんらしい人に「おはようございます!」と声をかけました。これもまた無言です。2人の女の子とは楽しそうに話をしているので言葉を知らないのではないのです。驚きました。朝のあいさつもできない親がいるのです! 都会の街中ではないのです。子供のしつけができないのは当然でしょうね。でも様子から察すると子供には甘い良いパパなんでしょう。
 ここで教育を持ち出すのも何ですが、文部省の「飛び入学制度」の発想が分かるような気がします。人間教育をめざすのではなくて、学力優秀な人物を(特化マシンとでも言おうか)優先しようと言うわけでしょうね。バカは粗大ゴミ扱いなんでしょうか?( Aug. 3. '97 )


 見たかね? 大蔵省の検査官の処分。第一勧銀の不正当時の担当検査官に対する処分が戒告で、監督責任者は厳重注意だそうな。いつも思うことだが、官庁での処分の大半は、「戒告」、「訓戒」、「厳重注意」なんだよね。一体何が処分なのか分かってないんだよ。だから、いつまでたっても不正がなくならないんじゃないのかな。報道も報道だよ。こんなものを鬼の首を取ったみたいに、トップの見出しで載せるなんて気が知れないね。書くなら「第一勧銀の検査官、接待で戒告」と小さく隅へ載せるか、問題点を論説すべきだと思うよね。しかし、「ペンは剣よりも強し」は、すでに死語か?( July, 30. '97 )


 また鹿児島で大雨による土砂崩れの大惨事です。突発的な自然災害を防ぐのは、大変難しいことなのかも知れません。しかし、そのほどんどが自然を破壊した結果による人為的なものが多いような気がしてなりません。
 今回の場合も 洪水を防止するためにといって、河川を広げ、水の流れを良くしたために起こる流砂を、砂防堤を設けることによって防止しようとして、かえって出水時の土石が砂防堤でつっかえて、水の勢いで一気に激しい土石流となったのではないのでしょうか? 洪水を防ぐのは、まず山を守り、川へ大量の雨水や排水が一時に流れ込まないように、周囲の環境を造り、かつ、瀬もあり淵もあり、長い時間をかけて形作られてきた自然の川の流れを大切にすることこそ必要なことではないでしょうか。
 何百年に1回起こるかどうかの洪水対策のために、自然の河川や堤防を見境なく改修することこそ慎まなければなりません。土木技術で自然を征服できるという思い上がりが有りはしないでしょうか?
 この災害の本当の原因究明を期待すると同時に、犠牲になられた方々には心より哀悼の意を表します。( July, 11. '97 )


 久しぶりに明るいニュースがありましたね。アメリカの無人探査機が火星の表面を、これまた無人探査車が調べて、赤茶けた地表に青い岩石を見つけたそうだ。その昔、火星人がいて火星の表面にはたくさんの運河があるといって心躍らせたものだったが、本当に何かがいるのかな? ちょっと楽しみなことですね。それにしても、一方国産の地球観測衛星「みどり」は太陽電池パネルの破損とかで機能しなくなってしまったという。技術力の差は大きいね。( July, 9. '97 )


 40.8%という都議員選挙の投票率。都政に無関心と言うよりは意識レベルの幼稚化が進んでいると見るべきてはないか? 自分たちの代表を選ぶための選挙投票の権利と義務を、「よく分からないから」、「投票したって都政が変わるわけでもないから」、「忙しいから」。これらの理由の別はともかく、投票に行きたくないと言う事の正当化の理由付けでしかないと考える。
 神戸の中三の殺人犯についても、凶悪犯罪の低年齢化と言うよりは、むしろ14才にもなって事の善悪の判断が付かない幼稚性であろうと考える。通常なら中三といえば親父の後を継ぐか、将来何で生計を立てようかと真剣に自分の進路について考える時期であろう。
 近くに高校があるが、彼らの日頃の言動を見ても、大方が勉学に励むとは程遠い幼稚園児の集団と大差無いように思えてくる。国民の総幼稚化現象をどうくい止めようか? 単に制度をいじるだけでは済まないような気がする。幼稚化している大人の再教育を、さてどうする? ( July, 8. '97 )


 またタンカー座礁の原油流出事故だ! それもこの間、ロシアタンカーの事故があったばかりだというのに。「度々の餅はあごに着くぞ!」と言いたい。 今回は、航行ミスで東京湾の浅瀬に乗り上げたというのだが、タンカーにはソナーは備えていないのかね? 水深位分かりそうなものなのに。どうでもいいから、簡単に壊れないゴム製のタンカーでも建造したらどうなの? ( July. 4. '97 更新 )


 何んということだ! 神戸の小学生殺人事件の犯人は、近所に住む中学生だったとは。新聞の報道で見る限りでは、40才前後の屈強な男が自動車を駆使して犯行に及んだとしか思えなかったが、予想を覆して中学生が、多分顔見知りだった小学生を推理小説もどきの殺人事件に仕立て上げたとは。犯人の罪は罪としても、その裏にあるバックグラウンドをきっと究明してほしい。今の世の中の歪の原因(闇の部分)を突き止めて、今後同じような犯罪が起きないようにしてほしいものだ。
 こういった場合、いつも心理学者や教育評論家らしき人物が出てきて、決まっていう言葉が「これは犯罪を犯したこの子の責任ではない。この子が犯罪を犯さざるを得えなくした社会環境(交友関係も含めて)あるいは命の大切さを教えなかった学校教育の責任である。再発を防止するには、現在の教育のあり方を見直すことや社会環境を整備することこそ必要なんです。」と、もっともらしくTVなどで力説するのである。しかし、これは責任の所在を不明確にするだけで、何の解決策にもならない。特別な場合(例えば精神異常等)を除いて、例え幼くても、あくまで犯罪の責任は本人にあって、本人の自覚を促すためにどうするかが今後の問題なのである。責任の重さから言えば、本人の次には親にあり、それから、その引き金となった学校も含めた社会環境と言えるのではないだろうか。
 だからこそ人間教育の重要性があり、社会環境を形作っている我々大人たちの責任は大きいのである。いくら親や学校を責めたとて、犯罪を悪とする本人の自覚が無ければ無意味なのではないだろうか。これはイジメとか自殺の問題とは違うのである。( July. 1. '97 更新 )


 な、な、なんとッ!人の死が2通りあるという奇ッ怪な脳死判定を含む臓器移植法案の成立。人の尊厳に係わる重要な問題について十分な審議が行われないまま、ごまかしみたいな修正案でキツネにつままれたようにあっという間に可決されてしまった。我が国の議院政治の大きな問題点がまたまた明らかになった。
 脳死が人の死であると言うことが問題ではない。臓器移植のために人の死の判定がごまかされ、あるいはそのためにだけ心臓の活動が機械的(医術的か?)に維持されるということさえ考えられるのだ! 私の兄の時も無理やり機械と薬で延命治療なるものがなされた。この苦しみは肉親でなければ分からない。医は仁術ではなく、単なる技術になってしまったのだ。臓器移植が出来るのは、当該患者のほんの一部の人たちだけで、ほとんどは高価な医療費を負担できず、その恩恵にはあずかれないだろう。だから臓器移植の道を閉ざせというのではない。だからこそ十分な審議が必要なのではないだろうか?
 外圧で政治が曲げられることこそ問題にしなければならない。国会の不信、言うなれば政治に対する不信がさらに高まるに違いない。( Jun. 18. '97 )


 どうですか? 愛知県の万博開催決定のバカ喜び。今、なぜ万博の必要があるのか? お年寄り連中の回顧主義じゃなかろうか。明治の文明開花の夢を今にひきずっているんじゃないだろうね。海上(かいしょ)の森を切り開いて大規模な会場を建設する計画で、環境に配慮した世界に類を見ない設計とのふれこみと聞くが、橋本首相までもが、会期終了後は元の自然に戻すとの計画にご満悦という。自然を破壊して元に戻すことなどは、到底不可能なことは知れている。自然破壊に反対する世論の高まりへの、単なる言訳け、ごまかしのための隠れ簑であることは明らかであろう。
 オリンピックでさえ、もうこれからは新しい施設や道路を建設することなく、既設の体育施設を利用して、やたら大勢の無駄な選手団を送らない方向に変わりつつある時代だ。競技大会にしろ、各国の貿易・物産展や科学技術展などにしても、日常茶飯事のごとく開催されている現在、万博などは無用の長物であろう。建設族と地元議員の票集めの為に、自然破壊と国費(税金)の無駄使いはもうゴメンだ!( Jun. 16. '97 )


 第一勧業銀行の不正融資事件、トップ経営人の不信はここのところ金融、証券関係で続けて発覚している。多くの企業経営者の人格が地に落ちたということだろうか? 経営とは一体何なんだろうか? お偉い人とは人格者とは関係無いのだろうか? 信用というのはお金で買えないし、失った信用を回復するのは大変なんですよね。いつも割りを食っているのは、まじめに働いている平社員なんですよ。まあ学歴社会の成れの果てでしょうか。教育改革もよく考えてよね。
 それに心配なのは、神戸で起きている土師淳君の惨殺事件。殺人をゲーム感覚で楽しんでいる性格異常の犯人。警察はむろん、地域の人も他人ごとではない。全力を挙げて犯人を見つけ2度と起こらないようにしてほしい。人の命の尊さをよく考えてほしい。学校でのイジメ問題も決して無縁ではないと思う。( Jun. 11. '97 )


 それにつけても、私は、今、日本の将来について、とてもとても心配しています。(ちょっとオーバーかな)。毎日、マスコミをにぎわしている日本の指導者と思われていた政治家やお役人(官僚)の腐敗ぶりや、多くの脱税、横領、贈収賄事件あるいは残忍なイジメや人殺しの増加など。
 それにもまして、前回の衆議院選挙のあきれるほどの投票率の低さ。あれは何なのでしょうね?
2人に1人が投票に行っていないんですよね?
テレビの街角インタビューで若い人が言ってました。「誰に投票したって政治は変わらないでしょ。だから投票したってしょうがないんじゃないの?」。----- これ、どう思います?
これ聴いて、こんな若い人(皆さんはそうでないでしょうけど)に日本の将来任せられないってね、本当に感じました。
 イチローの「変わらなきゃ!」ってコマーシャル知ってるでしょ?(ちょっと古いか?)
私たち1人1人が、ほんとうに変わらなきゃ世の中変わらないのよね。
 そこで、富さんは一大決心をして、今を流行りのインターネットで、自分の意見を率直に言ってみたくなったわけですよ。
 私の言っていることが正しいかどうかはともかく、自分のご都合主義ではなく、日本の将来のために、自分たちの子孫のために(また、ちょっとオーバーかな?)自分の意見を主張し、行動することが大切だと思ったんですよ。(頭の老化を防ぐためにもね)
 今まで自分を育ててくれた諸先輩および社会に対して、残された自分の人生の時間をこのために使おうと考えたんですよ。
 インターネット・ディベート、これが実現できれば最高です。ぜひ皆さんのご意見を聞かせて下さい。


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