playground で砂遊び

Apple社の製品で動作するアプリを開発する統合環境に Xcode があります。Xcode は Macintosh 用のソフトウエアで、Apple のサイトから無料でダウンロードできます。Xcode は本格的なアプリを作ることはもちろんですが、手軽にコードを実行して動作を確認できる playground がついているのが特徴です。playground は本来、動作結果を確かめならがプログラム作成をするための補助機能でしょうが、数学のちょっとしたシミュレーションに使ってもかまわないのではないかと思います。

そこで、邪道と知りつつ見本を示すことにします。実際にコードを試すとよいでしょう。以下の [solvswft.code]、[grphswft.code]ファイルに Swiftコードが記述されています。そのまま playground にコピー/貼り付けをしてください。詳細は(こちらの→)"playground用プログラムコードについて"を読んでください。ただし私はプログラミングの専門家ではないので、動作はするもののプログラミングの記述が正統でない可能性があります。Swift によるプログラミングを学習しようと考えるなら、Swift Playgrounds を利用するのもよいでしょう。

ところで playground で遊ぶのであれば、手持ちの機器にアプリとしてインストールしたくなるかもしれません。もちろんそれでよいのですが、そのためには Apple Developer Programに登録して年間メンバーシップ料金($99 := 12,980円(税込)/年、2022年時点)を収める必要があります。つまり、Xcode でプログラムを組んで実行するところまでは無料でも、それを配布するには費用がかかるわけです。私が playground を勧めてるのは、ちょっとした学習なら playground で十分だと考えているからです。


playground と Swift Playgrounds

playground と Swift Playgrounds はまぎらわしいので注意してください。

playground は Xcode の機能の一部で、Swift で書いたプログラムを手軽に動作確認することができます。したがって、Xcode を起動した上で利用します。Xcode の機能の一部なので、メニューから "File" > "New" > "playground..." をたどって起動します。

一方 Swift Playgrounds は、Swift でのコーディングを体験しながら学べる、iPad および Macintosh 向けの App です。Swiftコードを使用しながら楽しくレッスンや課題に取り組み、コーディングの基本的なコンセプトを習得することができます。これは Xcode とは別物で、Apple のサイトからダウンロードしたものを起動して利用します。