心地よくうろつくための注意書き

このサイトの多くの場所で「文字化け」したかのようなページに出会うかもしれませんが、それは文字化けではありません。原因は、私の XHTMLファイルの作り方にあります。

ほとんどのページは、基本的にタイトルと本文からなっています。本文の多くは少々異様な文章になっているはずです。種明かしをすれば、これらの本文は TeX の書式で書かれています。 要するにこれは「文字化け」ではなく「TeX の書式」なのです。したがって、本文を正しく画面に表示させたり、または印刷するためには、TeX もしくは Adobe Reader などのソフトウェアが必要になります。

もし、あなたが TeX を手に入れているか、dviファイルのプレビューアソフトを持っているなら、タイトル横の [dvi]マークをクリックしてください。そうすれば、正しく表示された文章を見ることができるはずです。その際、".dvi" の拡張子を持つファイルが、プレビューアソフトで開かれる設定になっていなくてはなりません。また、dviファイルはほとんどが 20 〜 30KB 程度(中には 100KB を超えるものもあるが)なので、ダウンロードの負担もほとんどないはずです。

しかしながら、TeX はインストールに少々の手間を要します。その手間をかけたくない場合は、[pdf]マークをクリックしてください。Adobe Reader がインストールされていれば、正しく表示された文章を pdfファイルで見ることができます。Adobe Reader がインストールされていなくても、Adobe Systems 社のサイトから無料でダウンローができます。そして、TeX の出力がどのようになるか理解できたら、ぜひ TeX を使ってもらいたいのものです。

pdfファイルで正しく表示された文書を見るだけでなく、実際に TeX を体験するには次のようにしてください。Basic Math FAQ、Numerical Magic、Topics of Mathematics などにある適当なページを開いて、そのすべてをコピーします(編集メニューの『すべて選択』をクリックしたあと『コピー』すると簡単です。このとき、左サイドのメニューまでコピーされてしまいますが気にせず先へ進みましょう)。ただし、上から数行目に\usepackage{tmtmath}が書いてあるものはうまくいきませんので、それがないページにしてください。\usepackage{tmtmath}が書いてなければ、\usepackage{pict2e}が書いてあっても大丈夫です。コピーをしたら、「改訂第4版 LaTeX2e美文書作成入門」の著者である奥村晴彦氏が運営するサイトに「TeXを使ってみよう(UTF-8版)」というページがありますので、そこへ行きます。すると、


    \documentclass{jsarticle}
    \begin{document}
    
    ここに何か書いてください。
    
    \end{document}

という画面が現れるので、これを全部消して、さっきコピーしたものを『貼り付け』ます。そして[処理]ボタンを押すと何やら処理が行われて、いくつかのファイルができますので、出来上がった「番号.pdf」をクリックして文書を見てください(このとき、日本語がうまく表示されなければ(EUC-JP版)を試してください)。この体験で興味を持ってもらえたら、ぜひ TeX を使ってみましょう。

また、何の画像もなくて殺風景だと感じるでしょうが、ご勘弁ください。単に、自分自身の負担を減らしているだけのことですが、それは同時に閲覧者の負担も減らしているかもしれません。低速なモデムでアクセスしたり、テキスト主体のブラウザで閲覧する場合もあるかもしれないからです。待たされずに各ページを見ることができれば、自分の趣味に合うかどうかを瞬時に判断できると思います。無駄な時間を費やした挙句、趣味に合わないことが分かるよりはよいでしょう。

さて、このサイトは、数学の話題とわずかばかりの TeX の知識を提供しているだけですが、ところどころ専門家の目に堪えかねる記述は存在します。中・高生の知識で収まる書き方をしているのと、私の能力不足が原因です。すべてを鵜呑みにせず、十分納得できないところは、ぜひ専門書に目を通して確認してほしいものです。


TeX

TeX (テフまたはテックと発音されている) は、Stanford 大学の Donald E. Knuth 教授が開発した組版(くみはん)ソフトです。TeX を手なづけるには少々の労力が必要です。どのくらいの労力を必要とするかは、各ページを見てもらえば分かると思います。

私がこの mathemaTeX page! を作成するために使ったのは「日本語 TeX 統合環境 TeX for WINDOWS」と「Macintosh 用 pTeX」ですが、その後は「TeXShop (Macintosh 用 pLaTeX2e)」を使っています。TeX は様々なルートからフリーウェアで手に入れられますから、興味があれば、書店・Internet などを通じて入手するとよいでしょう。書店には、TeX の CD などが付いている書籍が多くあります。また、Internet を通じて入手する場合は、「LaTeX」等の単語で検索すると色々見つかると思います。

また、このサイトの主なページは TeX のソースファイルそのものですから、タイトルを除く本文をコピー & ペーストすれば TeX でそのまま利用できます。ただし、\begin{document} の直前に \usepackage{pict2e} や \usepackage{tmtmath} が書いてあるものは準備が必要です。準備と言っても、tmtmath.styファイルをソースファイルと同じディレクトリに置くだけです(tmtmath.styファイルは [TeXのマクロ見本] にあります)。tmtmath.styファイルは私が日頃使っているマクロをまとめたものですが、TeX は、このように自分用のマクロを自由に使えるような仕組みになっています。pict2e.sty は図形を描画するためのパッケージで、新しいバージョンの TeX ではあらかじめ使用できるようになっているはずです。そうなっていなければ、pict2e.sty を組み込む必要があります。詳細は、TeX の書籍などで調べるのが確実です。

dviファイル

dviファイルは TeX が生成する印刷用のファイルです。dviファイルのプレビューアソフトがあれば、このファイルをコンピュータの画面上で見ることができ、それを印刷することができます。dvi は「DeVice Independent(装置に依存しない)」の造語ということで、プリンタの機種を問わず、同じ表示・同じ印刷ができるようになっています。私は dviファイルを「日本語 TeX 統合環境 TeX for WINDOWS」と「Macintosh 用 pTeX(pLaTeX2e)」で生成しました。生成されたファイルは Windows 用の TeX でも、Macintosh 用の TeX でも、正しく表示されることは確認しています。もし、dviファイルを正しく表示させられない場合があれば、原因は機種の違いではなく、フォントの種類が不足しているためだと思われます。足りないフォントをインストールすれば、正しい表示と印刷ができるようになるでしょう。

pdfファイル

pdfファイルは Adobe Systems 社が提唱する汎用形式のファイルで、Adobe Reader と呼ばれるソフトウエアで表示・印刷ができます。私がサイトに置いた pdfファイルは、Adobe Acrobat Reader 5.0 以上のバージョンで読めるはずです。pdfファイルも dviファイル同様、Windows や Macintosh などの機種を問わず表示させることができます。しかし、まれに正しく表示させられない場合もありますが、そのいちばんの原因はフォントの種類が不足しているためです。足りないフォントをインストールすれば、正しい表示ができるようになるでしょう。ちなみにこれまでは、次のようにして pdfファイルを作成していました。

  1. pLaTeX2e(Macintosh 用 pTeX)で dviファイルを生成
  2. dvipsk(Macintosh 用 pTeX)で 1. の dviファイルを psファイル(PostScriptファイル)に変換
  3. Acrobat Distiller で 2. の psファイルを pdfファイルに変換

「TeXShop(Macintosh 用 pLaTeX2e)」を使えば、組版の際、pdfファイルと dviファイルが自動的に作成されるので、現在はそうしています。