「医療」tommyのつぶやき2000以前

 NHKのクローズアップ現代「多発するインフルエンザ脳症」を見ましたか? またまた薬害による発症が問題になっています。先日は“スティーブンス・ジョンソン症候群”の話をしましたが、こんどは子供に多く発症しているインフルエンザ脳症です。これも同様に、発熱に対して解熱鎮静剤を用いた場合に発症すると言うものです。私達は、熱が出たときに、あまり高熱であると安易に解熱剤を用いますよね。子供の場合は、お医者様は解熱剤として座薬をくれます。座薬は効き目が速いので、私達も喜んで使っています。

 ところが、この解熱鎮静剤に含まれる“ジクロフェナクナトリウム”と言う成分が脳症を引き起こすらしいのです。もちろん、その他にも影響する薬品はありますが、この“ジクロフェナクナトリウム”は、先の“スティーブンス・ジョンソン症候群”でも影響を及ぼしている薬品なのです。単にカゼ薬、解熱剤と安易に用いている薬が、これらの症状を引き起こす主役なのです。薬の副作用については、以前から問題になっており、現在、病院で処方される薬については、副作用などについて必ず患者に説明するように義務付けられているはずですが、服用する際に、私達はあまり注意を払っていませんし、まして重大な問題を引き起こすなどとは思ってもいません。

 厚生省では、これらの問題について多くの症例が報告され、ホームページでも公開されています。しかし一般には、厚生省関連の当該ホームページを閲覧して、自分のこととして注意する人は何人居るでしょうか? 情報公開とは、単にインターネットで情報公開しただけでは、何の役にも立たないのです。その情報に基づいて必要な措置を取ることが重要なのです。必要なら、直ちにそれらの薬剤の使用を制限したり、禁止したりせねばなりません。被害が拡大してからでは遅すぎるのです。むろん、その薬剤を使用した全ての人が発症するとは限りませんが、予防するに越したことはありません。

 私達も、風邪だから、熱があるからということだけで、安易に市販の風邪薬や解熱剤を買って服用してはなりません。熱が出ると言うのは、身体が自然治癒力を総動員して、熱を放出して症状の改善を果たしているのです。それを無理やり薬剤で発熱を阻止する為に異常が生じるのです。熱が出たときには、ムリをせず休養して、水枕や氷で頭を冷やした方が安全です。それでも何日も高熱が続くようなら医師の診察を受けましょう。
 化学薬品は、必ず副作用を伴います。(薬の箱には必ず併記してある)西洋医学を過信してはなりません。昔から言い伝えられている“おばあちゃんの知恵”を活用しましょう。出来る限り、東洋医学、漢方などを用いることをお薦めします。( Dec. 6. 2000 )


 NHKのあなたのアンコール「サイエンス・アイ たばこ健康被害」が放送されました。朝寝坊をしていたので、テレビのスイッチを入れたら、この番組が始まっていました。急いで録画しようとしましたが、テープの準備が出来ず、もたもたしている内に半分以上過ぎていて、やっと後半を録画しました。よくお話ししているように、近くの高校の生徒の喫煙が増加して、注意して止めさせてはいますが、焼け石に水です。

 私の叔父が若くして肺ガンで亡くなりましたが、呼吸が出来なくなるため大変な苦しみようでした。最後は脳に転移してしまい、話しの途中で急に私が小さい頃のことをしゃべり出したりしました。この苦しみを味わわせない為にも、高校生の喫煙は止めさせなければなりません。学校長に電話しましたが反応は有りませんでした。是非この放送を見てもらいたいと思い、放送終了してすぐに、NHKに再々放送のリクエストをメールしました。

 以前にも話しましたが、WHOはたばこの健康被害、特に肺ガンはタバコが100%影響していることが実証済みですし、アメリカでは、たばこ会社が訴訟に敗れています。この番組でも、それらをデータで検証しています。ちなみに、タバコのニコチン含有量の表示は、実際より1/10も低い値になっていますし、ニコチン量が少ない軽いタバコでさえも、実際には大差なく悪い影響を及ぼすことが解っています。
 諸外国では、既にタバコに健康被害の表示が義務付けられていますが、日本では、「吸い過ぎに注意しましょう」位の表示しかされていません。厚生省では、タバコの健康被害についてはよく解っており、ホームページでも明らかにしていますが、たばこ産業圧力に押しきられて手も足も出ないのが実情なのではないでしょうか?

 番組でも紹介していましたが、タバコの健康被害やデータについては、アメリカ疾病対策予防センター厚生省の「健康日本21」のホームページ及び厚生省からリンクしている(財)健康・体力づくり事業財団などで見ることが出来ます。喫煙者の家族や次の世代を担う若者の健康の為に、禁煙や分煙の推進にぜひ協力して下さい。( Nov. 26. 2000 )


 新聞によると、厚生省は、地域レベルの健康づくり運動を展開するために、ヘルスサポータ(健康づくり支援者)を3年間で100万人養成すると言う。これによって国民100人当り1人の割合でヘルスサポータが生まれることになり、既に取り組んでいるヘルスメイト(食生活改善推進員)の任命制度と共に、国民の健康増進によって、財政の逼迫してきた医療費の削減に効果を挙げることが出来そうだ。
 これらの施策については、私も介護保険制度を実施する際に、予防医学の必要性を強調してきたが、財政が逼迫してきて、やっと厚生省も重い御輿を挙げる気になったと見える。昔から健康は国の宝と言いますが、健康と安全は何よりも一番大切ですよね! (Nov. 25. 2000 )


 “スティーブンス・ジョンソン症候群”。聞いたことの無い病名ですね。先日、フジテレビで放送されました「薬で発症する原因不明の奇病」ということで、最近とみに増え始めてきていて、それも発症すると死亡率が非常に高いというのです。この病気の恐ろしいところは、特定の条件で起こると言うことではなく、テレビに登場した主婦の話では、普通の風邪薬を飲んだときに突然全身に発疹が発生し、高熱に侵されついには失明に至ったと言うのです。もちろん、原因に心当たりは有りません。その風邪薬を飲んだことによるとしか言いようが無いのです。しかし、別の人では、そのような風邪薬ではなく、別の薬で発症しています。原因不明の恐ろしい病気なのです。

 これらの事例で共通して言えることは、何らかの薬を服用した時に発症したと言うことです。それも、或る時突然発症すると言う事です。今、服用していて何とも無いから安全だとは言えないのです。これは防ぐ手立てがないと言うことです。ちょうど、花粉症や化学物質過敏症が問題となっているように、環境汚染がかかわっているのかもしれませんねぇ。これらを防止するのは、環境汚染を無くすのは無論ですが、病気に対して化学薬品を極力使用せず自力で治せる様に、人間の自然治癒力を高める以外に方法が無いのではないかと考えます。化学薬品に頼ってきた西洋医学から、自然の薬草を用いる漢方や東洋医学が、西欧でいま注目を浴びていることも頷けることでしょう。

 自然治癒力を高めるには、「気」を養うことです。呼吸法とか気功などがそうです。科学万能の現代を反省する時期に来ています。化学物質を生み出してきた現代は、多くの利益を我々に与えてくれましたが、又逆に多くの弊害をもたらしました。自然というものがどんなに大切なことか、改めて思い知らされています。( Nov. 22. 2000 )


 NHKの「ためしてガッテン! 骨が喜ぶ・ミネラル健康法」を見ましたか?
ミネラルと言えば、ミネラルウォーターがすぐ思い浮かびますが、ミネラルって何? と聞かれると、ハテ? と言葉に詰まってしまいます。“mineral”は鉱物と言う意味ですが、栄養学的には人体に必要な無機質類として、カルシウム、燐、鉄、ナトリウム、カリウム、ヨード、マグネシウム、マンガン、銅、コバルト、塩素、亜鉛、セレニウム、硫黄、モリブデンなどを指すようですが、これらが人体に不足すると大変なんだそうです。

 そう言えば、戦後、カルシューム不足とかで、やたらと牛乳を飲むようになりましたがね。ところが、このミネラルの摂取も過剰になると吸収されなくなって、逆に不足すると言う悪い影響が出るので、やたらとミネラル、ミネラルとミネラル食品を取りすぎるのも良し悪しですね。(それゆえ、厚生省が摂取量の上限を定めたそうです)

 以前私は筋力が低下して爪先が挙がらず、階段の昇降が困難となり、カリウムの不足らしいとカリウムの点滴を受け、見事に回復してびっくりしたことがありますが、偏食せず、普段から野菜や果物など満遍なく取っていれば、必要量摂取できるそうですから、“みのもんた”が「カリウムはバナナが良い!」と言っても、スーパーへ殺到しなくても良いのです。(“みのもんた”さんを仇にしているわけではないですよ!)
例え不足しても、ミネラルは骨に備蓄されているので、不足分は骨から供給されるから大丈夫だそうですよ。但し、しょっちゅう不足するような偏食をしていては、心臓が動かなくなってしまうかも知れません。

 ミネラルが何で必要かと言うと、太古の昔、地球上に生命が発生した時、ミネラルの満ちていた海から生命が発生し、進化の過程で、海中の生物が陸に上がり、空気中で生活するためにミネラルを必要とし、ミネラルを骨に蓄えるようになったのだそうです。(講釈師、見てきたようなウソを言い、ではないか?)だから有害な重金属類も骨に蓄えられるわけですから、海を汚染すれば、食物連鎖で濃縮された魚介類を通して、結局、人間も汚染の被害を受けるので、農薬や化学薬品、重金属類などを垂れ流して河や海を汚染してはならないのですねぇ。思わぬ所で環境問題を教えられました。( Nov. 15. 2000 )


 NHKテレビの金曜フォーラム「増え続ける肺がん」を見ました。フォーラムのメンバーは、東京医科大学の加藤教授、国立ガンセンターの西篠内科部長、ジェノバ大学のモッタ教授、コロラド大学がん研究所のバーン教授、それに肺がん患者で実際に摘出手術を受けられた俳優の松村氏(1日40本もの)などの方々です。

 肺がんと喫煙との関係は既に明らかで、ここ10年来、イギリス、ベルギー、オランダなどの先進諸国が喫煙を抑制する政策を実施することによって、肺がんを減少させることに成功しているのに対して、日本では喫煙は女性も含めて漸増し、肺がんの発生も胃がんや肝臓がんなどを抜いて今や一位だそうで、世界一になっています。アメリカでも同じで、肺がんの死亡者数は男女とも第一位となっています。これは極めて重大な問題で、早急に手を打たないと取り返しのつかない状態になるということを意味しています。

 肺ガンの恐ろしい所は、その死亡率の高さに有り、治る確率は、抗がん剤や放射線の使用によって改善されてはいても、14%しか助かりません。また抗がん剤の使用は激しい副作用を伴い、ひとによっては使用を嫌うが、抗がん剤を使用しなければ助かる見込みは少ないと言うことです。但し、抗がん剤の使用によっても、必ずしもガンの根治とはならず、延命、ガンの縮小、症状の改善も含んでいると言うことです。
 また喫煙による影響は、喫煙者本人よりもむしろ副流煙によって周囲の人に被害を及ぼすことです。このことは、両親の喫煙によってその子どもに肺がんの発生する確率も高くなると言う事でしょう。いまや女性の喫煙も増えていて益々危機的状況となっています。

 そして、肺がんは転移し易く、早期に発見して転移する前に治療をしないと、ますます根治することが困難となってしまいます。肺がんの予防には

   @ 喫煙をしない。(禁煙…これが先ず第一です)
   A ディーゼルの排ガス、大気汚染の防止(これは石原都知事が主張している)
   B 偏食を避けて菜食によってビタミンA,B12などの摂取を心掛ける
   C 定期検診による早期発見
 酒は百薬の長と言いますが(むろん過ぎたるは及ばざるが如し)、タバコは百害有って一利無しと言いますから、迷わず今すぐに禁煙を断行して下さい!
 殊に女性の喫煙の増加は、子どもにも大きな影響を及ぼしますから、もしもダイエットの為だと言うのなら、肉食や間食(特に甘い物など)を止めて、菜食中心にして(腹八分目で)シッカリ身体を動かして仕事をすれば、簡単にスリムな身体に成れることを保証しましょう。必要以上のカロリーの摂取と運動不足が肥満をもたらしているのです。それに女性の喫煙はカッコ良くありません。今すぐ止めて下さい!(今や女性の肺がんは、乳癌の倍以上になっているのですぞ!)

 中学校や高等学校でも、この金曜フォーラムの録画を見せて、子ども達が正しい認識をして欲しいものですね。それまでは、今まで通り“タバコは止めなさい!!”と注意するしかありませんか? ( Nov. 11. 2000 )


 新聞によれば、禁煙運動を続けているNGO(非政府組織)の「子どもに無煙環境を」推進協議会が、WHO“たばこ規制枠組み条約の国際公聴会”に代表を送り、未成年者の禁煙などを条約に盛り込むよう訴えるとありました。

 先に厚生省が、業界の圧力で未成年者の喫煙を無くす計画を撤回したと述べましたが、日本のJT(日本たばこ産業)などが、一律に世界的規制を設ける条約に反対しているそうで、これに反論するのが狙いで

   @ 未成年者喫煙禁止法
   A (タバコ)自動販売機の禁止
   B たばこ関連業者からの政治献金の禁止
など10項目の規制を求める意見書を提出したとあります。
 青少年の非行化、犯罪などの防止と、健全なる青少年の育成が叫ばれているときに、未成年者の喫煙防止に平然と反対し、厚生省の方針までも覆す圧力団体たるタバコ産業界は、社会の敵と言われても仕方あるまい。我々市民一人一人も充分考えなければいけない問題ではなかろうか?( Oct. 8. 2000 )


 日経新聞によれば、アメリカ政府は、人間の凍結受精卵の細胞を使用する研究に対する政府助成を解禁した、とあります。従来は、生命倫理上の理由によって人の受精卵による研究は禁止されていました。日本においても、同じように人の受精卵を使っての研究には問題があると言う事で、禁止事項になっていたように思いますが、アメリカ政府の決定によって、日本でも行く行くは研究が認められるようになる可能性があります。そうなれば、言わずと知れたクローン人間の研究もなし崩し的に黙認されていき、医学における生命倫理の問題が再燃してくることを懸念しています。

 科学が全てでない事、科学技術を人間がコントロール出来なくなった時、科学技術をテロ等で悪用された時に地球上の生命体に重大な異常事態が発生しかねません。まして、生命は神の領域です。人間が勝手に操作すべきではないと思いますが、杞憂でしょうか? (Aug. 27. 2000 )


 新聞報道によれば、「国際ヒトゲノム計画」の科学者チームは、人のDNAにある31億文字からなるゲノムの86.8%を解読したと発表した。同時にアメリカのバイオ・ベンチャー企業のセレーラ社は、それ以上の約99%の解読を完了したと発表した。

 ヒトゲノムというのは、人間が持つ全ての遺伝子情報で、生命の設計図とも考えられており、その中にとびとびに存在する特定の遺伝子10万個、更にその内の数百〜千個を読み取ることによって、その人の特性を知ることが出来、遺伝的に持つ病気などを知ることが可能と考えられ、それによって有用な医薬品の開発には欠かせないものと言われている。そのため、セレーラ社のように医療ビジネスとしてゲノム解読を行っているものがある。

 人体を構成する60兆個の細胞の核の中にある染色体(23対)は、二重螺旋状になったデオキシリボ核酸(DNA)と言う物質で、4種類の化学物質、アデニン、チミン、グアニン、シトシンが31億個つながった構造になっているらしい。これら4種類の文字で表現された遺伝情報の全体をゲノムと呼ぶのだそうである。人間の遺伝子は、この配列の所々に書きこまれていて、それを読み取ることによって、遺伝的な性質や生命に関わることまで解明できるとされている。

 日米欧6ケ国での共同研究である「国際ヒトゲノム計画」は、解読した情報の公開を原則としている。しかし、ヒトゲノムの解読によって個人の身体の情報が明らかになるため、生命倫理委員会を設けて、ヒトゲノム研究に関する基本原理として、人の尊厳と人権の尊重を最も重要視している。
 人の生命は35億年の歴史を遡って、地球上での生命の誕生の歴史と同じものであり、その遺伝子の操作は、神の領域を侵すものだと考えられている。単に人類の難病に対する医薬品の開発という名目だけでなく、まかり間違えば人類の存亡にも関わるやも知れない。現代医療でさえ、身体障害者の出生を排除する為に生殖を人為的に操作することが行われつつある。

 現在、遺伝子の操作によって人間に都合の良いような、作物の遺伝子組換えが行われており、遺伝子組換え食品の“表示”、“非表示”の問題でも大変話題になっている。これに関して、ヨーロッパでは明確に規制強化の方向であり、それに対しアメリカの規制無用論と激しく対立している。もともとアメリカは自国の利益になることなら、戦争をも辞さない国であるから、自然に影響を与える可能性があるものは排除すると言うヨーロッパの考えとは相容れない。
 そこへいくと日本はあいまいで、日和見主義であり、自己主張の無いお国柄であるので、今回の沖縄サミット(主要国首脳会議)では、この問題に関しても森首相の試練の場となろう。( July. 8. 2000 )


 文部省が子どもの食生活の指針を「食に関する指導参考資料」を発刊するらしいのです。何ともはや、言う言葉もありません。子供達の親は何をしているんでしょうかね?
 最近は、その親でさえ金儲けのため忙しくて、子どもばかりか自分の朝食さえ満足に取らずに、朝食抜きだとか、パンと牛乳で済ませて、あたふたと仕事に出かけて行くようですね。子供にはお金を与えて、「これで適当にセブンイレブンで何か買って食べてね」だそうですよ。それだけではありません。若いお母さんは、赤ちゃんの離乳食をスカイラーク等に食べさせに行くそうですよ。それも朝早くからですって! 文部省がお節介やきたくなるのも解らないでもありません。子どもに成人病(生活習慣病)が増加しているのも心配ですね。

 私達の頃は、子どもに如何に栄養のあるものを、どうやって食べさせるか苦労したものです。なかなか食べない長男には、口をムリに開かせて積め込んだものです。今思えば笑い話です。私自身も、朝食を抜くことなんて考えられませんでした。毎朝きちんとご飯2杯を欠かしたことはありませんでした。今でも、具の多い味噌汁と1杯半のご飯は欠かしません。油物や肉類は少なくしています。何にしても、食事は健康と活力の元ですから。

 今、幼児や児童の虐待が大きな問題になっていますが、親に成り切れない幼稚化した親が増え、その親も子離れできず、生きることに何が大事なのか忘れ去られているのではないでしょうか? 私は元の会社に、育てていただいた恩返しのつもりで、生産設備の保全関係で手伝いに行っていますが、管理職の方に「管理することは、1に部下の健康、2に部下の安全、3に製品の品質ですよ」と常々話しています。生きるということは、他人のために働くことであると思っています。これは「神や仏(己自身)」の教えと同じではないかと思っていますし、教育の根源にも関わってくるものではないでしょうか?( Jun. 24. 2000 )


 大病院での医療ミスが続発しています。厚生省はもとより、病院関係や医薬品業界も頭を抱えているようです。日経新聞でも「続発医療事故 安全を求めて」を特集で連載しています。以前に医療事故の発生する病院の体質について述べましたが、先ずは医療機関に携わる人達の意識改革が必要なことは確かです。ヒューマン・エラーは無くせないのも事実ですが、それ以前に作業の標準を作って守ることが第1でしょう。安全のためには“KYT(危険予知訓練)”も必要でしょう。間違えても危険とならない“フェール・セイフ”や、バカでも誤った操作が出来ない“フール・プルーフ”などの設計や作業標準がどうしても必要なのです。企業では当然のこととして、このような安全管理が行われています。

 実は、私も先日ミスを犯して、大怪我をするところでした。
 その一つは、モータの冷却ファンを安全カバーを外したまま調整運転していました。作業標準には、安全カバーは必要に応じて仮止めする事になっていました。十分注意してはいましたが、モータの取付けボルトを締め付ける時、誤ってファンの羽根に接触してしまいました。むろん普通なら指がちょん切れてしまっています。幸いなことに安全手袋を着用していたおかげで、僅かな擦り傷で済みました。
 もう一つは、階段の下りで足を踏み外して、下まで転がり落ちて大怪我をするところでした。階段の下りは、安全のため手すりを持つように定められています。幸い手すりに手を触れていたために、手すりにつかまって事無きを得ました。この様に標準に定められたことは守らねば何の役にも立ちません。また、標準に不備が有れば直ちに改訂する必要があります。あとはそれを忠実に守り、実行することしかありません。医療関係者一人一人が、他人の命を預かっていると言う自覚が是非とも必要です。

 現在続発している医療事故の大半は、後者の自覚の欠如のような気がしますが、どうでしょうか? 医療器具や装置に前者の設計思想は必要でしょうが、扱うのは人ですから、もっと神経を使って、安全の上にも安全を確認して実行して欲しいと思います。( Jun. 1. 2000 )


 「ふたたびの生」(文献参照)生命科学者の柳澤桂子さんが、原因不明の痛みや痺れを伴う病気で医者からも見放され、30年間も苦しみ続けて生きる望みも捨てようとした時、奇蹟的な医師と抗鬱剤などとの出会いによって信じられないような回復を遂げて行く過程を、ご本人が綴られている。以前、NHKテレビのドキュメンタリー「いのち再び 〜生命科学者 柳澤桂子〜」のお話をしましたが、これにあたる著作が「ふたたびの生」なのです。人生の大半を原因不明の病気で苦しみながら、科学者として冷静に生と医療について考えておられる柳澤桂子さんに敬服すると共に、医療の無力さや、医師の傲慢さについて、改めて考えさせられました。

 最近の新聞報道でもご存知だとは思いますが、医療ミスによる死亡事故が後を絶ちません。それも大病院での単純なミスが原因で、大切な命が失われています。人の命を預かる医者が、考えられないようなミスを犯しています。ここに何か思い上がりのようなものがありはしないだろうか? 医学部へ入学できた子供を、周囲でちやほやし過ぎてはいないでしょうか? 勉強が良くできるということと、人間として良くできると言うこととは、必ずしも一致してはいません。むしろ逆で、学問をひけらかして傲慢なことがあります。だから、この著作の中でも、原因不明の病気は「心因性で病気ではない」、とか「その内に良くなるでしょう」とかで、相手にされず30年もの間、家族ともどもボロボロになって苦しみ続けなければならないのです。「検査で顕れないものは、病気ではない」と言うのです。

 私の妻も、昨年の交通事故の後、甲状腺ホルモン分泌異常となり、手足の痺れや痛みを訴え、筋肉や内臓に震えがきて夜も眠れなくなり、夜中に救急患者として近くの県立病院に行きましたが、医者は「この病気では、そんな症状は無い! 気のせいだ! それでも心配なら精神科へ行きなさい!」と相手にしてくれませんでした。私達は、柳澤さんのように立派な人間ではありませんから、医師への不信、医療不信に陥りました。それでも医者に頼らざるを得ません。良い医者に巡り会えることを祈るだけなのです。

 しかし、この「ふたたびの生」の柳澤桂子さんの夫、柳澤嘉一郎さんの「あとがき――家族に病人がいるとき――」を読むにおよんで、涙が止まりませんでした。仕事を抱え、幼い子供を抱え、さらに老いた両親を抱え、原因のわからない病気で苦しむ妻を支え、ついには支えきれなくなって苦しむ姿は、涙無しでは読めません。それでも妻のために、家族のために献身的に尽くされる嘉一郎さんに、頭が下がります。とても文字では表し得ない苦しみだったに違いありません。今は少しばかりホッとされたそうですが、十分身体をおいとい下さい。桂子さんの益々のご回復を心よりお祈り致します。
 医療に携わる人や、命の大切さを知らない、今の若い世代の人達にも読ませてやりたいとも思いますが、是非、皆さんにもご一読いただきたい一冊です。( Apr. 21. 2000 )


 “子どもが壊れる もはや「生き物」としても危うい体”「AERA」4/17号の記事の見出しです。子ども達の背骨の異常が増加しているそうです。原因は背中を丸め、前かがみで長時間テレビゲームなどに熱中するため、成長中の柔らかい背骨等が湾曲し、背面の皮膚までもが角質化してしまうらしい。それだけではない。背筋力や視力の著しい低下や、運動能力の低下が目立ち、大学の新入生の持久力は70年代の40才前後の持久力しかないと言うのだ。平らなところをすり足で歩くため、少しの高低でも転んでしまうし、鉄棒や雲梯をさせると自分の体を支えきれずに落ちてしまう子が多くなっていると言う。
 そればかりではない。生理学的にも、自律神経や免疫など体を守る機能に異常が目立ってきていると言う。もともと子どもの体温は大人より高いのが普通であるが、低体温児が目立って増えてきているらしい。

 私の娘の4才になる子供も体温が低く、異常ではないかと言ったところ、そんなことには無関心で、かえって“発達が早いからだ”くらいの認識しかなかった。近所に遊ぶ仲間も少ないし、両親とも仕事で十分面倒が見られないため、ついついテレビやビデオを見させておけばおとなしく手が掛からないため、小さい時から過保護な生活が身についてしまっているのではなかろうか? 私の長男の子供も、小さい時から“たまごっち”、小学生頃にはテレビゲームを与え、親も一緒になって何時までも遊んでいたようだ。一億総白痴化ならぬテレビゲーム人間と化している。

 以前、リブリブ・ハウスで大人のための「高電圧高電位治療機」の無料体験に、肩こりや腰痛の子供たちが沢山来ているのに驚いたと述べたが、これが現実であり、憂慮すべき事態であることを再認識した。高学歴、高所得、共稼ぎ、過保護、自分本位の結果のツケがこうなったのではあるまいか? 現在の生活を見直して、正しい生活習慣を身に着けないと今に日本の子供は大変なことになるし、子供が親を介護する構図から、逆に親が子供を介護しなければならない事態にならないとも限らない。( Apr. 16. 2000 )


 久しぶりに「交流高電圧高電位治療機」のお話です。
昨年暮れに購入してから3ケ月になりますが、効果についての中間報告を致します。先ず、使用条件ですが、最初9000Vでやり始めましたところ、少し強すぎて調子が悪いようなので6000Vに設定して、昼間1回20分、夜風呂を出てからブログラム(3000Vから9000Vまで変わる)で20分をしばらく続けました。1ケ月位してから、9000Vで朝夕各20分づつと風呂上がりにプログラムで20分にして、現在続けています。

 特に異常はありませんが、効果がでてきたのは、肌がきれいになってきた事で、妻の腕のシミが薄くなって消えてきました。私の手も、どす黒い色だったのがきれいな肌色になって、とても自分の手と思えないくらいです。肝心の耳鳴りは相変わらずですが、良く眠れるようになったし、疲れも良く取れて、朝は快調です。妻の便秘も無くなって喜んでいます。
 今年は杉花粉の飛散がひどく、鼻炎に大変悩まされた方が多いようですが、私達も毎年困っていましたが、今年は逆に鼻炎は比較的軽くて済みました。きっと効果があったのでしょう。妻は、昨年夏の東名での追突事故を受けてから、体調が優れず通院を続けていますが、少しづつ良くなっているようで、手足のしびれもよくなってきているようです。これも「交流高電圧高電位治療機」が多少寄与しているのではないかと思っています。

 具体的な病気に対する効果はご報告できませんが、血液の汚れが無くなる事によって新陳代謝が促進されて、皮膚などがきれいになるのと、交流高電位を用いる事で全身の筋肉に働きかけて、運動をしたと同じような効果で、疲れや便秘が治るのではないかと考えています。反作用(副作用)は、今のところ無いようです。しかし、知人で、9000V で一日に2時間も使って、夜、熟睡どころか目がさえて眠れなかったという人がいましたから、1日トータル1時間以内が良いのではないでしょうか。更に長期的な効果に付いては、またご報告致します。( Apr. 4. 2000 )


 気功教室も最終日となりました。なかなか難しくて覚えられませんでしたが、ここでも立禅での瞑想リラックスと意識や「気」ということを大切にします。自然治癒力を得るためには、「気」が大切だと言います。現代生活にどっぷり浸かっている私達は、本来、動物が持つ自然治癒力が働かなくなっているのです。現代生活を捨てるわけにはいきませんから、座禅や呼吸法や気功などによってリラックスし、「気」を養う必要があるのです。

 意識と「気」については、別のコンテンツを見ていただくとして、最後に教わった全身健康法をお教えします。まず全身の力を抜いて(リラックスして)仰臥します。目を閉じて意識を働かせます。頭の方から順に、「両目が有る」と目があることを意識します。むろん目に「気」を働かせるのです。次に「鼻が有る」と鼻を意識します。そのようにして「口」、「あご」、「両肩」、「両腕」、「両肘」、「両手」、「両手の指」(特に中指を意識すれば良いでしょう)と意識することによって、経絡に沿って「気」が巡るのだと言います。更に「頭の頂点」(経絡の集合点)、「首」、「胸」、「腹」、「おへそ」、「丹田(へその下)」、「両足の太腿」、「両膝」、「両脛」、「両足首」、「両足の指」(親指を意識すれば良いでしょう)そして今度は身体の裏側、「背中」、「お尻」など脚の裏側に及びます。こうすることによって全身に気が巡り、自然治癒力が強められ回復して行くのだと言います。風邪を引いて臥せっているときなど試してみたら如何でしょうか? ( Mar. 26. 2000 )


 気功講座でいろいろ教わっていますが、気功の中には武術の鍛錬のための硬気功と、健康のための軟気功があるそうです。

 硬気功というのは、西野流呼吸法や高岡英夫氏の文化気功等でしょうか。
軟気功には次のものが含まれます。いま私達が講習を受けているものは、動功という一種のストレッチングと考えて良いようです。

   1.静功 ‥‥‥ 瞑想、リラックス、呼吸法
   2.動功 ‥‥‥ 全身の筋肉を緩やかに伸縮させるように動く
   3.按功 ‥‥‥ 経絡につながるツボを揉む(按摩、マッサージ)
   4.打功 ‥‥‥     〃     打つ(ハリや灸も含むのでしょうか)

 一口に気功といっても、なかなか奥深いものですね。私のように武術としての気功を知りたいと思っている場合は、健康のための気功とは少し違うようですが、本質的にはきっと同じではないかと思っています。
 気功を実際にやってみると、なかなか難しくて、形を真似するだけでも簡単にはいきません。(文献参照)それに、かなりの運動量で、夜はぐっすり眠れます。( Mar. 18. 2000 )


 市の体育課が主催する「気功(健康法)教室」に申し込んで参加しています。一回1時間半で7回の講座です。以前から“気功”に大変興味を持っていて機会を狙っていましたが、やっと体験する機会に巡り会えました。もともと私は合気道をやっている関係で呼吸法を訓練していて、呼吸法を大切にする気功とは同じ道であると思っています。
 ご存知かもしれませんが、“気功”は中国の太極拳として知られていて、中国では多くの人が早朝に広場に集まって健康増進のために実行されているようです。元々は武術ですが、今は健康法として広く親しまれています。

 市の気功講座の講師も中国の大学の医学院の各員教授で気功太極拳連盟の師範の先生です。第1回は実技に先だって講義は「東洋医学と気功拳」についての話しです。中国で3〜5000年の歴史を持つ中国医学には次の4つのファクターがあるのです。

  (1) 気功  息(腹式呼吸や発声法)
          姿(屈伸運動)
          心(瞑想、リラックス)
  (2) 薬膳  食性(自然の植物の薬となる特性を利用する)
  (3) 経絡  生命力を高めるライン(ツボへの刺激)
  (4) 薬草  漢方薬

これは対症療法(原因よりも検査の結果を重視する)である西洋医学に対して、予防医学的な色彩の強い東洋医学は、人の病気を自分の自然治癒力を高め、自分で回復させることだとも言えるでしょうか。昔から“病は気から”と言われるように、“気”が衰えることによって病気になり易くなるのです。即ち、“気”が人間の身体を支配しており、“気”は全ての人に備わっていますが、現代生活がその“気”の発現を妨げていると言うわけです。だから、その“気”を養い、自然治癒力を高めるのが“気功”と言うわけです。
 既に、“意識と「気」について”のコンテンツもあり、“気”については幾度も述べていますので省略しますが、やはり瞑想とリラックス、腹式呼吸が大切で、ゆっくりした気功の動作の中に、手足の経絡のツボを刺激するようになっています。私の訓練していた西野流の呼吸法とも共通しています。(むろん、西野流も中国の気功を取り入れています)

 まだ始まったばかりですので、先生の動作を真似るのに精一杯ですが、身体には大変良いように感じています。現在身体の不調を訴えている妻も、気功を始めて具合が良くなってきていると言っています。皆さんも一度体験してみられることをお奨めします。( Mar. 13. 2000 )


 NHKの「世紀を越えて クライシス突然の恐怖 細菌の逆襲」を見ました。ご存知のように、今大きな問題になっている抗生物質の多用による耐性菌の発生による恐怖です。私達は、ちょっとした風邪にでも、病院で知らず知らずの内に抗生物質を処方してもらっています。20世紀の医薬品の中で、フレミング博士の発見したカビの殺菌力から抗生物質であるペニシリンの発明は、偉大な功績でしょう。しかし、既にその時、博士は抗生物質の使用による耐性菌の発生の危険性を指摘していたと言います。

 昭和20年、終戦のときに私の母と姉を同時に結核のために亡くしました。既にペニシリンは発明されていて、結核の特効薬として知られていましたが、とても高価で私達の手には届きませんでした。もし、当時ペニシリンを入手しておれば母も姉も助かっていたに違い有りません。しかし、その後、ペニシリンによる耐性菌のために、更に強いストレプトマイシンが造られました。それからは更に多くの抗生物質が開発され、最近ではバイコマイシンという耐性菌にも強い抗生物質が使われるようになりました。それでもやはり、この抗生物質に対する耐性菌が発見されています。更にそれに対して、新しい抗生物質のダプトマイシンという薬が開発されようとしていますが、副作用の強いことで問題になっているといいます。

 人間の病気の治療に使われるだけでなく、家畜の飼料に広く抗生物質が使用されていて、家畜で発生した耐性菌が、肉を食べることによって人に感染することが問題になってきています。特にアメリカなどから輸入される食肉から耐性菌が発見されていると言うのです。
 昔は、私達も肉を食べることはまれでしたし、それも放し飼いの鶏や自分で飼っているウサギの肉を食べていましたし、多くは鯨の肉を食べていましたのでそのような心配はありませんでしたが、現在は肉食が多くなって、それも価格の安い輸入肉をふんだんに食べています。国内での家畜の飼料にも抗生物質を多く使用していると聞いています。

 医療だけでなく、食材の中にも抗生物質による耐性菌の危険が潜んでいます。確かに、抗生物質は医療には欠かせない重要な位置を占めているかもしれません。病気を治すために新しい病気の原因を招いていることにもなります。ですから、私達自身の健康を守るためにも、抗生物質の安易な使用は避けなければなりません。できれば、使用しないことが一番です。また、健康のためにも肉食から野菜中心の食生活に戻ることも必要でしょう。いまこそ正しい選択が求められています。
“安い食肉の供給のためには家畜の飼料に抗生物質はどうしても必要なのです”と言う生産業者の言い分に耳を貸してはなりません。また医療においても、投薬の内容に十分注意し、医師に説明を求めることも必要です。( Feb. 20. 2000 )


 厚生省が少子・高齢社会を迎え、予防医学(疾病の一次予防)を重点的に推進するため重い腰をやっと上げたようだ。
「21世紀における国民健康づくり運動」と言うのがそれです。各論を見ると
   1.食生活について
    @ 適正体重の維持(飽食肥満にタバコで減量なんて最低!)
    A 1日最低1食を家族でゆったり楽しく摂る(パンとジュース、コンビニ弁当  
      ってなことにならないようにね!)
    B 野菜の摂取量を増やす(農薬に汚染された野菜でもいいの?)

   2.運動について     @ 運動人口を増加させる(お金のかかることはダメ! 毎週、運動会でも?)     A 一日の平均歩数を増やす(万歩計つけて歩け、歩けか?)

   3.歯の健康について     @ 歯周病の罹患率を減らす(歯科医師連の圧力?)     A 60才で20歯(8020‥80才で20歯ではなかったの?)

   4.タバコについて     ・ 成人喫煙率を50%減らす(未成年者は良いか?)

   5.アルコールについて     @ 1日平均1合程度との知識を普及(いらぬお節介!)     A 未成年の飲酒をなくす(当然!、しかしタバコの方が有害じゃないの?)

 その他いろいろありますが、具体的にはどうするんですかね? 医療(国民健康保険など)・介護保険に対する財政危機が明らかになってきてからでは、遅すぎるんですがね。しかし、ラジオ体操なども気功の原理を取り入れた、ゆっくり筋肉を伸ばす(イスに腰掛けたままでもできる)年配を考慮したものが出来ましたからね。仕方なく御輿を挙げたって事でしょう。
なにはともあれ、疾病予防に真剣に取り組むことになって良かった!( Jan. 22. 2000 )


 再び「高電圧電界治療器」のお話です。
スーパー「やおまさ」の駐車場でのリブリブハウスの無料体験キャンペーンは、8月から始まって延長すること2回で4ケ月に及び、ついに12月20日で終了することになりました。私も相変わらず通いつづけて難病の耳鳴りの解消を目指しましたが、ついに時間切れとなり十分な効果を見られませんでしたが、これも時間がかかることで、キャンペーンの期間だけでは無理なのだろうと考えます。
 なにしろ短期間に効果を見るため、好きなビールもやめ、食事も野菜中心に変えました。会社の食堂ではあまり自由にはなりませんが、それでもご飯は胚芽米にし、おかずは出来る限り野菜や魚介類や海草を使った酢の物などを選びました。努めて運動もし、一日1万歩以上歩く努力をしました。それゆえ通風気味だった足の痛みも無くなりました。しかし、耳鳴りは相変わらずです。

 これ以上の効果の検証には、当のLive Max 9000 を購入して、長期間使用するしかありません。と言うわけで、ついに購入を決意しました。なにしろ高い医療器ですから余程の決心が必要です。
 しかし、アドバイザーの則子さんの説明のように、この機械だけに頼ってはいけません。血液の汚れ(酸性化)は、毎日の食事や不規則な生活、それに過労やストレスによることが多いのですから、先ず規則正しい生活とバランスの良い食事(食べ過ぎにも気をつけましょう! 「もう少し食べたいなあ!」でガマンすること)、お酒もほどほど、タバコはやめましょう!

 運動はなるべく全身を使った運動、例えば速歩やジョギング、水泳やダンスも良いでしょう。そして何よりも肺に十分な酸素を取り入れてきれいな血液にするため、腹式呼吸を努めて実行することです。そのためには腹から声を出す謡曲や民謡、詩吟などがお勧めです。カラオケは一般に喉声ですから、ストレス解消の方に効果があるでしょう。本当は呼吸法(気功)や座禅による瞑想法やヨガなどが良いのですが…。
 その上で「高電圧電界治療器」によって身体の血液の血清中のPやMgなどの不純物を減少させて、血液を弱アルカリ性に保つことが、自分自身の自然治癒力の回復に寄与することになるのです。

 既に購入された方も、私が推奨しているからと言って、ユメユメ「高電圧電界治療器」が病気を治すものと勘違いしないように! 病気がちっとも治らないじゃないか! と機械のせいにしないように、先ずは正しい生活態度で「気」を養いましょう! また姿勢の悪さは「高電圧電界治療器」では直せませんから、無理な姿勢は避け、痛めたときは早期に操体法なり整体師や鍼灸師により正常な骨格に直してもらいましょう。
 それではまた後ほど、長期試運転の結果をご報告致しますのでご期待下さい。( Dec. 17. 1999 )


 「ヒトゲノム計画」(人間の遺伝子情報の解読をめざす国際プロジェクト)で、22番目の染色体(人の染色体は23対ある)に含まれる遺伝子情報のほぼ全てが解読された。

 これによって人間の全遺伝子情報の1/60が解読されたそうで、いよいよ人間の設計図であるDNAの記録の解明が近づいた事になる。これによって病気の原因や、それにたいする新薬の開発に弾みがつくが、それによって人間創造の「神」の領域に踏み込み、人の誕生に選別が加えられる心配がある。完全でないのが人であり、ハンディキャップを持つ人を蔑視し、差別する事は人の道として正しい事ではない。いわゆる多数決の論理がここにもまかり通っているのである。

 ハンディキャップを持つ人にきれいな正しい心や礼儀正しい人が多いことに比べ、健常者に悪い心の持ち主や他人に気遣いの出来ない心の持ち主が多いとは思いませんか? 人の痛みが分からなければ心の優しさは育まれないのです。
 今年の「日本賞」(NHKの世界の教育番組グランプリ)に、聴覚障害者を扱ったイギリスの4Chの“シリーズオフリミット「負けるもんか」”が教育ジャーナル部門で受賞しましたが、私たちは改めて人間についてよく考えてみる必要があります。

 短絡的な考え方かもしれませんが、DNAの解読が人間に利益をもたらすよりも、障害者を排除し、人間を改造し、人間のクローンを造り出して、悪魔の世界をもたらすことを心配しています。科学がこれ以上人間の誕生に関わらない事を望んでいます。( Dec. 2. 1999 )


 医療改革を進める中で、薬価審議会がもめています。
 しかし、病院に行けば、持ちきれないほどの薬が処方されています。いま私は、健康診断の内視鏡検査で十二指腸潰瘍が発見され、この再発を防止する目的で、ヘリコバクター・ピロリ菌(胃の中に寄生するバクテリアで、これが潰瘍やガンの原因となるそうだ)の除去のために、2週間のあいだ毎日5種類もの薬を飲まなければなりません。それだけではなく、その後も4週間は毎日2種類の薬を飲みつづけなければならないのです。これも大丈夫なのでしょうか?

 リンゴやミカンやカキなどは何度も消毒され、見た目はきれいですが食べても大丈夫でしょうか? 野菜なども売っているものはきれいで、虫も食っていません。いや虫も食わないほど農薬が付着しているのでしょう。こう考えると、安心して食べられるものはありません。これを杞憂と言えるのでしょうか?
 私達は化学薬品に対する感覚が麻痺してはいませんか? 現代病の多くも、これらの化学薬品で生み出されているのではないでしょうか? 医療そのものを見直す時がきています。対症療法では病気は治りません。病気にならないようにすること(予防)と病気に打ち勝つ体質(自然治癒力)を造ることではないでしょうか? (Nov. 27. 1999 )


 介護保険制度が揺れに揺れています。自民党は保険料の徴収を一時凍結するように決めたようです。
 報道によれば、かなり高額な保険料の徴収が発生する可能性もあって、近々の選挙戦を予想して、介護保険を主軸とした展開に不利があるためともいわれますが、来年4月1日からの実施に向けて、各市町村では混乱が生じる事も考えられます。

 介護費用を税金によって賄うつもりのようですが、いずれにしてもそのための費用を確保しなくてはなりません。もしも現在計画中の介護保険制度に問題があるのなら、至急、超党派により再検討の必要があるのではないだろうか? 報道のように、選挙のための対策だとしたら本末転倒もはなはだしい。
 そればかりか、在宅介護者に対する家族介護支援手当ての支給制度を実施しようとしている。心情的には分からぬでもないが、現金支給となると歯止めが利かなくなり、せっかくの介護保険制度が崩れて行くような気がする。それならば、問題が出てきた現時点で、現在の介護保険制度自体の大幅な見直しを行って“改正介護保険制度”を4月1日までに成立させる位の意気込みがほしいものである。

 現在、私も地域福祉推進協議会の活動をしており、地域住民の高齢化と老人介護にも少なからず関心があって、今回実施される介護保険制度にも注目している。“老人”=“介護”は必ずしも成り立たないが、否、成り立たないように地域での高齢者の生き甲斐・活性化と健康管理を推進することこそ重要である事は論をまたない。( Oct. 26. 1999 )


 “♪♪母さん、お肩をたたきましょう〜” これは、私たちの子供時代の唄であり、たいへん懐かしい思い出の唄でもありましょう。私も母が元気だった頃、よく肩たたきをさせられました。一回10円だよと言ってお小遣いを貰ったものです。でも、肩たたきは嫌で、何とか理屈を付けては外へ遊びに逃げ出したものです。

 ところが、今、多くの子供たちが、肩凝りや腰痛で困っているのだそうです。「高電圧電界治療器」の無料体験コーナーに、お年寄りではなく、多くの子供たちが通ってくるのです。若い人達も少なくありません。
 日本人の平均寿命が79才だと喜んでばかりはいられません。その年代の人達の多くは、明治・大正生まれの「欲しがりません、勝つまでは!」の食糧難の時代に育った人達なのです。食糧事情もよい(飽食の時代ですよ)、生活環境も良い(自然環境は別としても)現代の若者や子供たちが、“♪♪母さん、肩をたたいてよ〜”と言うような、異常な事態になってきています。成人病(生活習慣病)は、いまや子供も大人も区別が無くなっていると言います。

 リブリブ・ハウスが、子供たちで溢れかえるようでは困ります。世の中、どこかおかしくなっているのではないでしょうか?

 世のお父さん、お母さん達! 子供の健康管理は、親の役目ですぞ! いい学校へやるため、家庭教師を付け、塾へ通わせ、年がら年中、子供の尻をたたいて「学歴こそが全ての幸せのもと!」などという価値観を植え付けて、本当の幸せの元である健康管理を疎かにしてはなりませんぞ! 今時、学歴なんて何の役にも立ちませんよ。学校では、子供たちの反逆が始まっています。学問だけが全てではありません。リブリブ・ハウスに通わなくても良いような、元気な子供に育てて下さい! ( Oct. 12. 1999 )


 またまた「高電圧電界治療器」のお話です。
以前、何度もこの高電圧電界治療器の体験談についてお話しましたが、また、この無料体験コーナーが、近くのスーパーの駐車場でやっている事を知りましたので、またまた出かけていったのです。
 以前の場所が遠かったので、今度は近くの、ここのスーパーでやってくれるように頼みましたが、もうこの近所では開催しませんということでした。近くで何度も行うと宣伝にはなりますが、販売にはつながらないのかも知れません。
 ところがどうしたわけか、やっぱりやってきてくれたのです。気が付いたのは遅かったのですが、何はともあれ、出かけてみました。前回のアドバイザーの美由紀さんは、よく頑張ったので課長に昇進して、こんどのアドバイザーの方は、後輩の則子さんという、やはり25才のしっかり者(?)です。美由紀さんは福島出身でしたが、則子さんは広島出身だそうです。

 最近は、人だけでなく具合の悪いネコやイヌなどのペットもたくさん持ち込まれ(?)ています。目が悪かったり、動けなくなった動物が元気になっていくのです。人間にも効果があるのですから、動物にも効果があるのは当然です。この治療器に関する文献の中でも、動物実験が行われて効果が確認されていますから不思議ではありません。

 3日程通った時、ひざの裏にピンポン玉ほどのグリグリがあって正座もできなかった人が、何時の間にかグリグリがすっかり無くなってしまったという話を聞きました。そうしたらちょうど一緒に無料体験中の美人の奥さんが「あら、私も首にできていた3つ程あったグリグリが無くなっているわ!」と言うのです。触ると痛くて困っていたというのです。
それを聞いて、私は何となく自分の左足首に在るピンポン玉の半分くらいの軟骨(と思っていた)の出っ張りが気になりました。この軟骨の出っ張りは、柔道をやっていた時に出来ていたので、気にはなっていましたが、40年近く付き合ってきたし、それほど痛みがあるわけでもないし、「左足払い」や「左支え釣り込み足」を得意とする私の象徴のように考えていました。
 ところが、グリグリが無くなっていると聞いて、急に気になって左足首を触ってみたのです。あれっ!軟骨の出っ張りがありません! 出っ張りが無くなってしまっているのです! 俄かには信じられない気持ちです。軟骨が無くなるはずはありません。アドバイザーの則子さんの言うように、水の固まりだったのかもしれません。

 この高電圧電界治療器は、血液を汚れを無くす(血液の酸性をアルカリ性にするという表現で宣伝されていますが)のが目的で、そのため、血液の汚れによって起こる症状、とくに慢性疾患の改善に効果があるものです。でも疲れ、肩凝りや腰痛なども簡単に良くなるので不思議です。
 皆さんも是非試して下さい。病院で治らず困っている人がいたら教えてあげて下さい。私の体験は、開成町の円通寺のそばのスーパー「やおまさ」の駐車場の「リブリブ・ハウス」です。木曜日は休みですが、好評なら10月末位までやるようです。( Sept. 22. 1999 )


 予防医学を50年も以前から実践してこられた立派なお医者様がおられました。NHKテレビで平成9年3月12日に放送されたというのです。NHKのETV特集で「医の心 村を癒す 〜医師 若月俊一〜 」と言う対談によるドキュメンタリーです。

 長野県臼田町にある佐久総合病院で総長(元院長)の若月さんが現在の医は“技術主義になりすぎて、人を愛する心を失っている”と嘆息されます。この病院では、村ぐるみの健康診断や病気を予防する生活改善に長い間取り組んでこられたそうです。
 若月さん自身は医学生の時に、マルクス・レーニンの共産主義にのめり込み、当時の社会にあっては共産主義の活動は非合法として認められず、志半ばで挫折し転向せざるを得ませんでした。
その際、恩師の紹介で佐久の病院へくる事になり、農村の生活の実態を知ることで、労働者だけではない農民の医療のためにこそ働き、その一生を捧げる使命感を持つようになったと語られます。

 また、人の健康は平和につながり、自分の命を大切にする事は、人の命を大切にする事で、そうなれば戦争は無くなる。戦争というのは、弱いものをいじめる事である。とも語っておられます。
 人は正しく生きていく、楽しく生きると言う事は、人を愛する心だというのです。現代の医療は、単に長生きをさせる(時には、植物人間になっても生き長らえさせる)ことが可能になっている。本当は人間らしく生きる、つまり“ノーマライゼーション”ではないかと語りかけられます。

 これは、単に言葉だけの事ではなく、実際に、農村の中での農薬の毒性の研究にも取り組み、技術主義偏向となって人を愛する事を失っている都会の医科大学に対して、農村の中での真の医学を目指す農村医科大学の構想を立てられたそうですが、そこに政治家が入り込むとだめになる事を痛感せられたようです。
 医療の民主化は、社会の民主化であり、そのためには、人々の意識が変わる必要があります。現在の選挙を見ても、政・財・官の癒着を見るにつけ、それらの政治家を選んでいるのは、そこの人々なのですから。とも述べておられます。

 医師として、また病院の経営者として、自分のためでなく地域住民のために最良の医療を提供し、後のため(次の世代のため)に良いものを残すのが私の務めだと締めくくられています。
 やはり、まず一人一人の意識を変える事が重要なのではないでしょうか? ( Sept. 18. 1999 )


 TBSテレビの報道特集「海の向こうのバリアフリー」を見ました。
 これは日本とアメリカでの身体障害者に対する人々の考え方の違いが全く異なっている事を明らかにしています。日本では、障害者は社会弱者であり、社会の厄介者あるいは特別な存在と考えているのに対し、アメリカの社会では、身体に障害を持つために健常者(と言う言葉は使いたくないのですが)と同じように生活するためには、障害者のために必要な環境や設備を必要とする、いわゆるバリヤフリーな社会構造が必要だと言う考えに基づいています。当然そのような環境を要求し、障害者と健常者の間には差別が無く、同等な扱いをすることが自然であると言う考え方になります。

 この考え方の延長からは、遺伝子操作をして身体に障害を持つ可能性の在る子供の出産を防止(阻止か?)するという思想は出てこないのではないでしょうか?
 神より授かった全ての生命を、全て同じように大切にして育み、お互いに支え合っていく社会を実現することが福祉社会であり、当然共生の社会でもあると思うのです。弱者だから保護すると言うことは、弱者だから社会に甘えられる制度を作ると言うことでは無く、弱者であるからこそ一般の人と同じような生活の権利が保障されるような社会構造にすると言うことではないでしょうか? 身体障害を持つ者に対し、哀れみを持つとか援助をすると言う考え方は、明らかに健常者優位の差別的な考え方に思えるのです。

 このことは、社会構造を整えたからと言って、何も社会弱者に対し気遣いをしないと言う事ではありません。大人が子供に対して危険の無いように心遣いをするように、特別に何かをすると言うことではなく、自然に心から気遣う(「気」を出すことと同じでは?)ことではないかと思います。
 その点、日本では身体障害者やその他生活弱者に対し、まだまだ特別扱いで、障害者側も援助してもらうと言う引け目を感じているのではないでしょうか? どちらも平等に同等の権利を有するのだと言う意識が、日本の社会全体に広まることを願っています。( Aug. 31. 1999 )


 遠隔医療診断のためのエックス線画像や病理検査の画像などのデジタル情報の高速電送する実験が、慶応大学とNTTとで始められたとある。
 過疎地や離島などでの患者の救急診断や、高度な診断技術を要する場合の専門医の少ない中小病院などの診断に福音をもたらすものと期待する。その点でデジタル画像、デジタルデータ等の有効性は高いだろう。
 単にデジタルTV等で闇雲に商機を増やすだけが能でもないと考える。家庭用のTVは、まだまだアナログでも十分と思うが? ( Aug. 22. 1999 )


 たまたま不要になった資料を整理していたら、その中に「いきいき年金ライフ 快適生活のススメ こころとからだの健康づくり」と言う(社)全国厚生年金受給者団体連合会発行の小冊子が出てきた。何が書いてあるのかと開いてみたら、“中国4000年の知恵気功”と題して、気功についてもっとも基本的なものが解説されているではないか。

 そして枠囲みの中に「気功で一番大切な事は心とからだをリラックスさせて行うことです。心身ともに静かで、なごんだ状態になり、どこにも無理がなく、そして“信じる”とか“疑う”とか“あれこれ思う”とか、そういった心の動きや作為を図ることをやめて、自然のありのままの状態で行うことです。そのようなとき、“気”は全身をとどこおりなく巡ります」とある。
 それだけではありません。別のページには、心の健康のために「座禅」や「写経」が解説されていました。
 現役を退いて、「老人」と呼ばれる定年後の生活について、現役時代とはまた違った形でのストレスや生活環境の変化が待ち受けています。益々高齢化時代となって介護を受けなければならない様になっては、ますます自己嫌悪に陥ることになります。そうならないためにも、自らが健康を保つためには、全身に“気”が巡るように、日頃からの精進が必要なことに違いありません。はからずも、最近「気」について述べていたので、その偶然に驚いています。( Aug. 1. 1999 )


 BS討論「健康保険が危ない」を見ました。少子高齢化に従い、老人医療費の財源が不足している事と、財源拠出が企業の健康保険への負担が非常にに高く、負担率の低い国民健康保険の負担率に対して、不公正さが明らかである事が分かりました。
 これに対して、健康保険改革の提案が、老人医療費(75才以上)を各健康保険よりの負担とはせずに、独立して全額税(目的税)によりまかなうとする医師会側の案と、企業健康保険は同じグループのみを、国民健康保険ではそれらのグループを独自に負担する「つきぬけ案」として、企業健康保険組合側から提案して討論がありました。

 確かに、それぞれの言い分は間違ってはいないとは思いますが、ここには、肝心の患者となる高齢者を中心にした討論がなされてはいません。老人医療の改革が、そのまま財源の討論に終始しています。いったい、老人医療の一番の問題点は何なんでしょうか? 老齢化による老人の罹病率が高くなるからでしょうか? それとも、必要以上の医療を望むからでしょうか? はたまた病院側が必要以上の検査や多くの高価な薬を処方するからなのでしょうか?

 いずれも当たらないと思います。何故なら、老人でなくても病気になれば(身体の具合が悪くなれば)症状の程度にかかわらず、病院へ行くより他に方法が無いのではないでしょうか? (別に、予防医学への取り組みの問題もありますが)それから後の問題が、老人医療費の問題なのではないかと思います。
 まず、現在では病院の診察所見などの情報は、患者には公開されませんし、例え尋ねてみても、3分間診療では、ろくな説明もされず、(素人に何が分かるかと)うるさがられるのが落ちでしょう。また、治療に関しても、複数の選択肢が示されることもなく、患者自身が自分で選択できる余地はありません。即ち、病院側が一方的に治療方法や治療費を決定しているということです。

 そこで問題は、これらを改善することが、先ず必要な事なのではないでしょうか? 医療情報の公開と、治療について患者の選択を可能にする事、そしてそれらに対して、適切な治療と適正な医療費(“実施した結果これだけ費用がかかった”ではなくて、“実施するにはこれだけの費用が必要になる”ということを事前に提示する)であるかどうかの監査体制を定める事ではないでしょうか?
 現に、アメリカなどでは、保険会社などが施された医療方法や請求された医療費が適正かどうか監査していると聞いています。これは老人医療に限った事ではありませんが、システムの不備にもかかわらず、ともすると財源の問題が改革の中心であると言う短絡的な思想が、最近特に蔓延しているように感じるのですが、如何なものでしょうか? ( July. 25. 1999 )


 厚生省の調べでは、1994年10月に予防接種の義務性を廃止した結果、中学生の風疹ワクチンの接種率が激減し、特に女子は妊娠初期に風疹に罹ると障害児の生まれる可能性が高まるので問題となっている。将来の介護問題にとっても憂慮すべきことで、早急に未接種の女子に対する緊急措置と啓蒙が必要と思われる。

 先日のNHKのTVレポート「やせたい女子高校生の意識調査」でも、女子高校生のやせたい願望は、標準以下の体重にもかかわらず、なお5Kgもダイエットしたい、あるいは食事を制限しているというから、健康という面からの生活指導がどうしても必要だと考える。
また女子高校生の喫煙は、カッコイイと言うよりダイエットの意味があると思われるので、新生児に対する喫煙の害も心配される。親が黙認している(私が近くを通る女子高校生に注意したら、「親が吸っても良いと言った」にあきれたことがある)こともあるので、PTAでの啓蒙がどうしても必要だと考える。( May. 12. 1999 )


 遠隔医療システムの拡販について、富士メディカルシステム(富士フイルムの子会社)とメロンシステムが提携したという報道を見ました。
それによるとパソコン、医療画像のデジタル処理装置、ISDN対応の送受信装置、スキャナーなどで構成されているようです。レントゲン写真あるいはCT、MRI等の診断装置については、すでにデジタル画像処理を用いており、これらを電話回線あるいはインターネットなどの情報通信網を通じて医療センターへ送ることによって、全国どこででも適切な診断サービスが受けられるようになります。

 更には、個人の医療情報もディジタル化された情報によって、何時、何処ででも適切な処置を受けることが出来、大病院と個人病院の差も無くなる時代が来つつあるのではないでしょうか? 特に難しい病気や事故による傷害に対する初期診断の見誤りを無くすことに威力を発揮できるのではないかと期待しています。

 インターネットを通じた医療相談が、すでにNHKの健康相談室の番組で試験的に実施されており、画像を見ながら双方向の通信診断の可能性が明らかであり、今後の医療の方向性が示唆されているといってよいと思う。( Apr. 13. 1999 )


 「一本の手」(原作:松山善三 原題は「ご親切は半分に…」)を妻と一緒に見ました。この映画は、南足柄市の『夢のある映画を観る会』が主催して、収益を社会福祉のために役立てるようです。

 この映画は、ある有料老人ホームで起こる問題を、新任の介護福祉士・浦島ミツ子の活動を通して、介護とは何か、ぼけ老人の問題とは何かを問い掛けています。
 人は誰でも何時かは老人の時期を迎えます。少子高齢化社会を迎えて、益々この問題を避けては通れません。映画では、家族と動けなくなった(寝たきりの)老人との確執については、ことさら触れてはいませんが、暗にこの問題の大きさを、他人への愛情の問題として、ボケや寝たきりから自立する過程の問題として描いています。
それだけでなく、これら老人介護に対する行政の立ち遅れに対しても、それとなく訴えています。

 人に対する愛情、他人に対する心遣いは、現代人に忘れ去られています。私の義父もボケ老人になり、私が誰かを思い出せずに亡くなりました。義母も先ごろ亡くなりましたが、やはり動けなくなると、人は希望を失って生きる力を失うのでしょうか。
 この映画でも、寝たきりになって息子達から厄介物扱いされ、ホームに入所してきた元中学校長も言いますが、老人は厄介者で、廃物なんだ! 早く死ねばいいんだ! しかし、実際には、自分の過去の栄光を生きがいにして、生きているに違いありません。自分が世の中から必要無いと宣言された時から、希望を失い、ボケが始まるように思います。

 介護を必要としないためにどうすべきか? 今、私達は、真剣に考えなければならない時期にきています。介護保険が何故必要なのか? 私達一人一人がよく考えなければなりません。老人の尊厳、いや人の尊厳について議論が必要な気がします。( Apr. 3. 1999 )


 最近、大病院での治療ミスが続発していますね。われわれ素人が考えてみても、とても理解しがたいミスばかりです。手術患者の取り違え、手術の際の器具や異物の体内への置き忘れ、注射液の取り違え、消毒薬を注射して患者が死亡するなど(看護婦は注射の資格があるのでしたかね?)、とても常識では考えられないことばかりです。

 医師や看護婦は人命を預かっているわけですから、決して間違えてはならないのです。当然、処置方法には再三の確認が必要です。ところが、確認もしないで処置したとしか思えない事故の発生が、あちこちの病院で起こると言うことは、どこか狂っているとしか思えません。医療以前の問題です。
「今後このようなことの無いよう管理をしっかりします」ではなく、原因は何かを明確にして、再発防止に歯止めをかけることでしょう。お役人の言い訳ではないのですから。むろん、病院の管理体制が一番問題ですが。
 かなり以前から、いつも利用している(私は救急車利用や入院のベテランです)県立病院の看護婦さんの質が低下している(落ち着きが無く、患者の訴えを十分聞かない)ことが気がかりになっていたのですが、どうも看護学校の教育にも問題があるのではないのだろうか。
また、若い男の医師と看護婦のいちゃつきなども結構気になっていることです。

 心ここにあらざれば、ミスも発生するし、間違いを起こす率も高くなるだろう。自分の義務と責任は何か、常に心していなければならない。医師や看護婦だけではないが、何事においても、仕事に神経を集中することが大切であろう。
 これは現代の教育の問題と同根なのかもしれない。( Mar. 20. 1999 )


 脳死による臓器移植が、臓器移植法成立後はじめて行われました。この事件は、脳死の判定やら、臓器提供者(ドナー)とその家族との合意のとり方や臓器移植希望者の選択の問題点やら、臓器提供者とその家族のプライバシーの問題など、多くの問題が提起されました。

 脳死とは何か? という原点に立ち返った問題(もう一つの死、心臓停止をもって死とする)や、臓器移植の実施段階までの情報公開とプライバシー保護と言う相反する大きな問題を含めて、マスコミの報道がどこまで許されるのか、臓器移植後に発生する問題点(人は自分の体組織に害となる異物は、自然に排出したり、異なる組織体が入ってくれば拒絶したりして、外界から自分を守っているので、当然他人の臓器を受け入れないという拒絶反応がおこる)も今後大きな課題となるに違いない。臓器移植後どうなるかという諸外国での事例を明らかにすべきだと考えるがどうだろうか?

 また臓器移植と簡単に言うが、新聞によれば、心臓移植にかかる費用は約1000万円、その後の生存期間に必要な費用が、平均800万円/年という。我々サラリーマンでは、到底支払うことが困難な高額医療であることも問題であろう。(Mar. 2. 1999 )


 NHKテレビで「がんに生きる」を見ました。
 乳癌の手術では、乳腺より全身に転移することを恐れて、従来は乳房ごと切除することが当たり前と思っていました。しかし、女性にとって乳房をなくすことは、女性でなくなることと同じで、生きる喜びを捨てるほどの悲しさだと言うことを知りました。
男の私には、癌を摘出し、転移を押さえることが先決で、乳房をなくすことよりも、なくしても生きることを選ぶほうが良いことだと思っていました。
 しかし、本当の医療とは、患者の、女性として生きることの喜びを残して治療することが、最も大切だと言うことが分かりました。実際に、そういう治療を、やれば出来るということが、この番組を通して分かりました。私自身が、お母さんのオッパイで育ち、乳房の温かみに触れて安心して眠ったことを、もうすっかり忘れているんですねぇ。

 いま私には、大きな後悔が心を塞いでいます。それは、以前、私と一緒に働いていた女性で、子宮筋腫で苦しんでいる人がいました。生理の時にはとても痛みがひどいらしく、仕事や人間関係にも支障が生じていました。なるべく、気がね無く休めるように、リリーフできる人を付けましたが、彼女自身は、人一倍仕事が出来る人でしたから、かえって気を遣われるのが耐えられなかったようでした。
 その後、仕事が自分のペースで出来るように、技術関係の部署へ配転しましたが、かえって恨まれる結果になりました。しかし、身体のほうが大事だと思い、思い切って手術するように勧めましたが、彼女は、手術すると女でなくなると嫌がりました。結局は、苦しみと癌の転移を恐れて手術を決心しましたが、今思うと、私は、彼女に大変無礼なことを言ったものです。女性を捨てろと言ったことになるわけですから。今あらためて、彼女に本当の心遣いができなかった自分を恥じています。「ごめんなさい!」( Feb. 23. 1999 )


 受精卵の遺伝子診断の実施について鹿児島大医学部の倫理委員会で承認された。
 受精卵の分裂段階で一部を取り出して染色体を調べて男女の性別を判定し、遺伝病であるデュシャンヌ型筋ジストロフィが女性に遺伝しにくいことを利用して、受精卵が女性であれば子宮に戻して出産させるというものである。
 このことは、生まれてくる子供を選別するということであり、その根底には身体障害者の出生を排除するということであって、明らかに人を差別することである。この行為は健常者と身障者の共生を阻むものであり、福祉の思想に反することではなかろうか?

 先日、全盲のピアニスト梯 剛之さんのすばらしい演奏とその生い立ちをNHKテレビでみた。また、パラリンピックやニューヨーク・シティ・マラソンでの身障者とボランティアの数々の感動的なドラマを見ている。「健常者」と言う言葉自体も「差別用語」だと思うし、そういう思想こそ排除すべきだと思う。
 遺伝子操作や生殖細胞の操作は、現在は特定の制限の元に行われていても、いずれは、なし崩しに行われて歯止めが利かなくなるに違いない。
 生命誕生は、神のみが操作される神聖な行為であると信じている。( Jan. 30. 1999 )


 心配していた人のクローンについての実験が韓国で行われ、その可能性が確信できる結果が得られていたことが明らかになった。クローン羊で既にその可能性はわかっていたが、これに対し、国際的な医学分野で人に対するクローンに関する実験について禁止を決めていたが、その掟(?)を無視したことになる。
 しかし、こうなることは予めわかっていたはずで、生命操作あるいは生殖操作に関する医術については全て禁止すべきで、例え医学的な研究の範囲でも許すべきでなかったのではないか?

 先日、日本でも不妊治療の人工授精で、夫の了承なしに他人の男性の精子を用いて人工授精を行い女児を出産したが、夫は嫡出子と認めない裁判を起し、勝訴した。
 どちらが認められたにしても生まれた子供に罪はない。この子が大きくなった時、誰を父と呼べばよいのか? 大人は自分の身勝手で神を冒涜し、子供を不幸にする。子供を産めても産まない夫婦もいれば、子供を産んでもすぐに離婚したり、父親の無い(?)子供を産み育てる未婚女性も増えていると聞く。全て大人の身勝手であり、親としての義務や子供の人権をどう考えればいいのだろう。この事は教育の問題にも深く関っている。( Nov. 20. '98 )


 エイズ治療でカクテル療法と呼ばれる複数の種類の薬を投与されているが、それらの薬が効かない耐性ウイルスが増加し、これらに効果のある新薬の開発が急務となっているらしい。エイズ患者の6割近くが耐性ウイルスに変化しているというから大変である。今の医療が薬に頼っている限り、ウイルスと新薬とのいたちごっこになることは、自明であろう。抗生物質が効かなくなるとわかったのは最近のことではない。

 今こそ予防医学に力を注ぐべきで、化学薬剤に頼らないシステムを作ることこそ急務ではないかと考える。人の生来から持つ自然治癒力を高めることにより病気を克服し、あるいは病気にならないようにすることで、このことは将来大きな問題となる高齢者の介護の問題にも寄与するものと考えている。東洋医学と呼ばれているものも、その一部ではないだろうか? ( Dec. 13. '98 )


 またまた「高電圧電界治療機」のお話です。実は私は定期的に県立病院の脳外科に通って検査と投薬を受けています。この薬が副作用はないと言われていますが、実際には別の疾患に関わるような副作用や苦痛を伴うような副作用の症状はありませんが、服用することによる身体の異常は感じられるので、副作用が無いとは言い切れないのです。

 そこで今回の検診の時に「高電圧電界治療機」 LIVE MAX9000のカタログを持参し、担当医の先生にご意見を伺いました。むろん、私の無料体験での見聞もお話した上です。
先生はカタログに目を通してからこうおっしゃいました。「この治療機で治る場合もあるだろうが、必ずしも期待は出来ないでしょう。たまたまこの刺激によって回復の機能が働いたと考えられます。しかし、治療費に比べこの治療機は高価すぎるのではないですか? これを利用すること自体は問題無いと思うし、利用しても大丈夫と思う。医療器(医療用具の承認を受けているので)なので高価なのでしょう。」と言うことで、「高電圧電界治療機」 LIVE MAX9000は、立派に脳外科の先生から使用を認められました。もっと安価になって誰でも利用出来るようになるといいですね。メーカーさんもっと安くできません?( Nov. 21. '98 )


 脳の神経細胞が成人してからでも再生される!! これは驚きです。
 従来、脳の神経細胞は生まれた時に既に整っていて12歳頃までに樹状突起(シナプスも含む)が成長し、成人するまでに神経網が完成され、それ以後は老化現象により年とともに脳細胞は死滅し減少して、80歳には2/3になってしまうと言われていました。
ところがアメリカとスエーデンの研究チームが、50〜70歳の人でも神経細胞が新しく出来ていたことを発見しました。阪大の岡野教授は「環境さえ整えれば脳神経細胞は再生できる」との談話を発表しており、脳の障害によるアルツハイマー型痴呆症やパーキンソン病、脳梗塞等の治療にも応用できると考えられます。

 飛躍するようですが、「高電圧電界治療機」で脳梗塞などによる身体障害が回復するなら、ひょっとして脳神経細胞の再生に寄与するのではないかと考えるのです。どなたかこの因果関係を明らかにしてくれませんか?

 NHKの列島福祉レポート「戦後53年 苦しみ続ける毒ガス障害者」を見た。 旧日本軍の毒ガス工場で働いた人達。広島県大久野島で毒ガスの後遺症で慢性気管支炎に苦しむ人達に対して、国として、いや厚生省としては「戦後53年も経っては毒ガスと慢性気管支炎との因果関係が証明できない限り民間人に対しては特別手当を支給する制度を作るつもりはない。」のだそうである。
 大蔵省管轄の軍属に対しては支給されているようである。日本の福祉政策が机上だけで血の通っていないことがわかる。毒ガスの障害者については、別に相模海軍工廠でも発生しており、こちらは大蔵省管轄で救済措置がとられる予定になっているとか。やはり厚生省は医療のガンか? 一日も早く大久野島の毒ガス障害に苦しむ人達(高齢化していて今年で2374人の方が死没されているそうだ)に救済措置が取られるように念願したい。

 ところでお気づきの通り、このように苦しんでおられる大久野島の慢性気管支炎の人達に「高電圧電界治療機」が効果ないものだろうか? 例え恢復できないまでも、少しでも喘息の発作の苦しみを和らげられないものだろうか? 喘息の苦しさは、喘息や肺ガンを経験した人でなければわからないだろうが「高電圧電界治療機」のメーカーさん、採算度外視で広島の大久野島へ飛びませんか? それとも厚生省にこの「高電圧電界治療機」を持ち込みません? ( Nov. 9. '98 )


 続・続「高電圧電界治療機」のお話です。はたして本当に血液のPHが正常な弱アルカリ性に保たれて、慢性あるいは突発性の病気の症状の恢復に効果があるのでしょうか。幸いにして、現在、無料体験を行っているところが好評のため、無料体験期間を延長しています。私も2ケ所を通算して1ケ月以上通いました。そのため色々な症状の方達の状態を見聞きすることが出来ます。
 ここには一日に300人位無料体験に来ているそうです。特に著しい効果が現れているのが、脳梗塞等による半身不随あるいは局部麻痺の状態で手が動かせない、または歩くことが困難な人で、現在28人程通って来ているそうですが、その内のほとんどの方が手を動かせるようになったり、杖も持たずに一人で歩けるようになってきて喜んでいます。

 もちろん今まで閉ざされていた世界から、同じ苦しみ、同じ悩みを持った人達との出会いと会話を通じて、あるいはアドバイザーの美由紀さんの明るい巧みな話術と励ましによって、自らが立ち上がろう、少しでも良くなって動きたいという意識が芽生え、それが更に自らのリハビリへとつながって回復を早めているのかも知れません。
 でもこれは驚くべき事ではありませんか? 病院に何年も通い、苦しいリハビリを耐えてきても回復しなかった機能が、この「高電圧電界治療機」のお陰で何の苦痛もなく回復してきています。いま私自身、目を疑っています。私自身の五十肩はまだ恢復してはいませんが、効果が著しい症状と効果が出るまでに長い時間がかかるものとがあるのかもしれません。

 皆さんのお話を聞いていると肩凝り、腰痛、高血圧、便秘、静脈瘤、皮膚に関係する症状の恢復は比較的容易で、それに打ち身、内出血等も痛みがやわらいで恢復が早くなっているようです。美由紀さんは、切り傷は血液がサラサラになるから、かえって「高電圧電界治療機」はやめた方が良いと注意してくれましたが、私は仕事で怪我をして出血していましたが、それを隠して「高電圧電界治療機」にかかりましたが、悪化せず、かえって痛みも取れて早く治りました。そのほか視力の回復にも効果があるようで、私自身も眼鏡が合わなくなるほど変化してきています。

 ほとんどの病気は血液が酸性に傾くことで起こっているのでしょうか。だからこそ生活習慣病対策として、規則正しい生活と毎日の食事の栄養のバランスにも留意しなければいけません!(美由紀さんの受け売り? タバコは血が汚れるから、絶対いけませんよー!!)だから、いったん慢性化した症状には、この「高電圧電界治療機」しか血液のPHを回復させる手だては無いのかも知れません。

 この「高電圧電界治療機」は、正式には「交流高圧電界電位治療装置 LIVE MAX 9000」と呼ばれています。(詳しい問い合わせは バイオテック株式会社 Tel. 03-3401-5306 へ) 同じような原理の治療装置が、ドクタートロンとかコスモドクター YK-9000 とか ビーオス 9000 等の名称で他社から販売されています。

 ところで、私はこの無料体験を通じて多くのことを学びました。1つは「同病相憐れむ」というか、同じ悩みを持つ人同志が胸を開いて語り合い、手を差し延べ合うこと。そして年寄りも子どもも、健康な人も障害を抱えている人も同じ仲間であると言う意識。いわゆる福祉の基本ではないでしょうか?
 そしてもう1つは、明るさ、笑いが病気を恢復させるために一番大切なこと。これは、アドバイザーの美由紀さんが精根傾けて、皆さんに演じて下さる長い経験からのパフォーマンスです。それに加えて病気への正しい知識と指導でしょうね。そして、これをやれば必ず良くなるんだという信念でもって、患者に安心感と信頼を抱かせること。美由紀さんの全てが支えになっています。(ちょっと誉めすぎじゃないですか?)アメニモマケズ、カゼニモマケズ、美由紀さんガンバって下さい!(きっとボーナスがたくさん出ます。ねぇ、社長さん?)

 3分間診療では無理かもしれませんが、これらは今の大病院での医療に欠けていることではないでしょうか? 検査と薬漬けだけでは病気は治りません。(でも、やっぱり心配で薬を止めることができませんよね?) かえって検査データを過信して隠れた兆候を見落として診断を誤ったり、あるいは薬害で病気を併発したり、併発しないまでも副作用を起こしたりする危険性は否定できません。それを防ぐには病気にならないようにすることこそ一番必要なことです。

 いままで病気を治すということが医療と思われてきました。今回の経験から、予防医学こそ全ての人を救う医療の道であると改めて確信しました。( Oct. 17. '98 )


 お彼岸なので、久しぶりに故郷の三重県へ父母の墓参りに帰りました。そこにはたった一人の姉がいます。先に述べたように姉は「高電圧電界治療機」を持っているのでそれも見に行きました。驚いたことに2台もあって、1台目は息子の嫁(教師をしていますが、今学校は大変ですからね)に取られてしまって2台目を自分用に購入して使用していました。ベッドにセットされた「高電圧電界治療機」で、寝ている間に昼間の仕事の疲れがとれると言っています。

 ところが話はそれだけではないのです。町営の地域福祉センターに同じような「高電圧電界治療機」が設置されていて、自由に利用できるようになっていると言うので、さっそく見学に行ってきました。
この施設は老人や身障者のデイサービスや温泉、カラオケ室、乳幼児の遊戯室や図書室も備えた総合福祉施設で、その一角に9000Vの「高電圧電界治療機」の椅子が7台設置されていました。常に電源が入っていて、いつでも座って利用できるようになっていました。使用時間は一日に一回で20分位と表示されていました。電極は座席と背もたれの頭の部分に接続されています。座って見ましたが、足を置く部分がプラスチックのような絶縁板になっていた以外は、特に違和感はありませんでした。

 これこそ私の考えている予防医学としての利用方法ではないかと思います。他の都道府県、市町村でも福祉施設や健康管理センター等に積極的に導入されたらどうでしょうか? メーカーさんもその方面に積極的に働きかけたら如何ですか? それでは儲かりません? ( Sept. 25. '98 )


 ありました!「交流電圧静電位負荷の血液電解質におよぼす影響について」という医学論文が東京都立衛生研究所の柳沢博士の指導の下に、原 平助氏が自ら考案した交流高圧静電位負荷療法装置を用いて、動物ならびに患者の臨床実験を行った結果について詳細に記述されている。(この文献は、昭和36年の新潟医学雑誌 第72年第2号 別冊に収録されています)

これによれば「この装置を毎日一定時間用いることにより、血液中の血清Caおよび Caイオンが著しく増加し、血清PおよびMgが減少して、各種慢性疾患に効果があり、かつ副作用は認められない」とある。実は、この文献は、高電圧電界治療機の無料体験コーナーの美人で独身の人気者の美由紀さんというアドバイザーの方に無理を言っていただいたものなのです。これでこの高電圧電界治療機の効果が検証できました。
 なぜ高電圧電界のデータに拘るかと言うと、実は私もまた「高圧電界および磁界が流体(水およびゼラチン溶液)に及ぼす影響」について若かりし頃研究していて、特願 昭和40−79507号他があるからなのです。
 ありがとう美由紀さん! これで安心して今夜もぐっすり眠れます。

慢性疾患で困っている皆さんも安心して是非体験して確かめてみて下さい。( Sept. 11. '98 )


 先日、友人から電話があって「今、高電圧電界治療機の無料体験コーナーがスーパーの駐車場でやっているから、だまされたと思って行ってみないか?」 私がここ半年以上五十肩で苦しみ、車の運転も出来ず、パートの仕事に電車で1時間もかけて通っているのを知って知らせてくれた。彼も腰痛で1年以上も、好きな合気道も出来ず苦しんでいた。その彼が先日、私が道場をのぞいたら元気に練習しているではないか。この成果が「高電圧電界治療機」の無料体験に通った結果らしい。「高電圧電界治療機」の効果なるものは、以前、わたしの姉が教えてくれていて知ってはいたが、体験する時が無かったが、まあ話半分、タダなら損はない。体験して見りゃわかることと、妻と二人で体験コーナーに出かけてみて驚いた。超満員なのである。何と医者で治せない病の多いことか!

 単に9000Vの電極の埋め込まれた座布団の上に、ただ、じっと20分間座っているだけなのだ。ちょうど2、3日前にはしごで軒先の修理をしていて腰を痛めて困っていた時でもあったので、この腰痛が治りでもするならまんざらウソでもない機械かなと思っていた。一日目は何事もなく過ぎて、何だ腰痛の痛みも治らないではないか!と2日目に出かけていったところ、電極の座布団に座るなり腰の痛みが何と無くなっているではないか! 信じられないことだ!
 しかし、まだまだ、五十肩は治っていないぞ、とそれから毎日、5日通ったところ、今度は妻が全身の湿疹(汗疹)で夜も眠れずに困っていたものが、何時の間にか湿疹が無くなり、肌がすべすべになっており、うそのように治ってしまった。これには驚いたが、なにしろ無料体験は数日で終わりとなってしまっており、それ以上の成果は得られず、はたして五十肩が治るのかどうかはわからない。尚、妻の湿疹も無料体験後に、また元に戻ってしまった。

 販売のお姉さんの説明では、本機は病気を治すものではない。高電圧電界により血液をアルカリ性にして、血液の流れを良くして新陳代謝を促進するため、血液の流れや、働きに原因の有る、肩こり、便秘、高血圧、腎臓病等には効果があり、自然に治癒する。と言うのだ。
事実、効果のあった友人も購入し、私の姉も購入して使用しており、効果を確信している。
しかし、50万円以上もする高価な機械だ。理屈が分からない限り信用できないのも事実だ。もしも、効果が本当なら、これからの老人医療費の問題解決のためにも、また、予防医学上も大変有効な「高電圧電界治療機」でもある。
どなたか明快に「高電圧電界治療」なるものを説明して下さい。( Aug. 18. '98 )


 非配偶者間の体外受精を行った長野県の医師に対して、学会の倫理規定違反として学会より除名の決定を下した。
 しかし、不思議なのは除名されても医師としては医療行為を続けられる事である。であるから、当然その医師は医療を続けると同時に、非配偶者間の人工授精を続ける事が出来るし、続ける事を宣言している。この事はうまれた子供の親が、関係のない他人の男性または女性ということになり、間接的な不倫関係というか、婚姻関係、親子関係の倫理に関する問題を含んでいる。
 そうでなくても現代の医術は、受精卵の遺伝子診断、臓器移植なども含めて大きな問題を抱えており、科学技術に溺れた人間の、宗教と哲学の喪失の結果が人の正しい判断基準を失わせているような気がする。( July. 4. '98 )


 またまた論争を呼んでいるクローンの問題は、昔やっぱり問題になったことがあって今更の感がないでもないが、動物の(人間も含めて)生命の操作に係わる問題であり自然に対する神への冒涜であろうか。
 確かに研究者にとってはクローン技術の確立は魅力のあるものであろうが、たかが羊や猿の問題ではない。もしもこれらの技術がテロリストの(例えばオーム真理教のような科学技術集団の)手に落ちたらとんでもない事態が発生するだろうし、そのことを考えるとクローン技術の完成は世紀の終わりを意味するだろうと考えている。それでなくても人に対する人工受精等の生殖の操作は、場合によっては親子の関係を否定するものであり医の倫理が問われるものである。( Mar. 23. '97 )


 あなたは病気なんて関係無いって? そりゃあ結構。しかし、健康ドリンクのんでない? これも現代病の一種じゃないかなあ。一つにはTVでのコマーシャルにも一因があると思う。何となく飲めば直ぐに効くと思わせられて、少し具合悪いなと思うとつい買って飲んでみる。確かに効く場合もあるが、気のせいでもある。「5時から男の○○○○○!」これほど現代の企業戦士の弱点を突いたヒットコマーシャルはないだろう。

 病院へ行けば、検査、検査で○○値が平均より上だ、下だとすぐに病人扱いで、また薬、薬の薬づけが待っている。昔はやたらと医者には行かなかった気がする。子供だってそうだ。鼻水垂らして元気に遊んでいた。今の子はどうだ。鼻水垂らしている子なんて見かけたことがない。おかげで小児科は、いつも満員だ。

 しかし、もっと恐ろしいのは薬害であろう。抗生物質の使い過ぎにより耐性菌が生まれ、それより強い抗生物質が開発される。また更に強い耐性菌が生まれる。MRSAと呼ばれている院内感染がそうだ。
 それだけではない。人間が自然を制圧できるという思い上がりが遺伝子の操作であり、バイオテクノロジーである。HIVの原因となった血液製剤だってそうだ。(純真な学生をだまして大キャンペーンでごまかそうとした厚生省はさておいて)医学が進めば進むほど双刃の剣だ。使い方を誤れば、取り返しのつかない危険が待ち構えているのを知らなければならないだろう。医の倫理がいま真に必要とされる時であろう。

 我々自身も、コマーシャルや医者の言葉をうのみにしない体質を作り上げなければならないだろう。それにはまず現代病(多くは過剰なストレスからくる)から防御する方法を身につけることだ。


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