すたあと長田からのインフォメーション |
わたしたちの活動のひとくくりとして、震災から現在までを、今までの活動を通して伝える特集号−「Don't Forget 神戸長田」をつくりました。全24ページA4版です。
これは無料ではないのですが、ぜひ読みたいという方は、すたあと長田までご連絡下さい。
1996年1月21日(日)、神戸・長田神社にて開催される「つづら折りの宴」〜沖縄・韓国・大和民謡・はやり唄〜へのご協力のお願いです。
様々な波乱が噴出した95年。「阪神・淡路大震災」により大きな被害を被ったここ神戸でもまた、文字どおり「激動」の1年が終わらんとしています。
神戸のいたるところは震災前とその様相が激変しました。住居をなくした数万の方々は「仮設住宅」にその身を寄せ、ガレキだらけだった町は今は「更地だらけ」となり、人の匂いを感じさせない「空間」があちこちに点在しています。元の場所で生活を営む人は2〜3割にも満たないのです。
そんな状況の中で迎える震災後1年。神戸最古の長田神社において、無料コンサート
「つづら折りの宴」を行います。
この催しは、地震後まもない頃から長田を中心に避難所・テント村・仮設住宅などで民謡などの自主演奏活動を行ってきたプロの若手ロックグループ「ソウルフラワーユニオン」と、神戸のボランティア有志による企画です。ぜひこの「宴」を機会に、神戸内外に散りぢりになった多くの方々に馴染み深い「長田さん」に集って頂き、旧交を温め、和んで下さればと願ってやみません。
出演者としては、沖縄・八重山民謡の第一人者である「大工哲弘」、韓国・朝鮮民謡を携え世界を飛び回る「朴保(パクポウ)&切狂言」、大和の民謡をちんどん形式で謡う「ソウルフラワーもののけサミット」など多くの方を迎え、民謡や懐かしの唄を中心に若者からお年寄りまで幅広く楽しんでもらえる内容を予定しています。
《多くの方の協賛、求めます》
現在私たちはこのコンサートを資金面でご支援して下さる方を求めております。この企画に携わるスタッフ・ミュージシャンは、全て手弁当・無報酬で参加して下さってます。より多くの方の支えなしに「宴」の成功は有り得ません。
個人・企業を問わず、皆様の温かいご理解とご協力の程、よろしくお願いします。振込口座: さくら銀行長田支店 普通口座 6818273
口座名: つづら折りの宴※この協賛金は1996年1月21日だけの為のものです。
JR鷹取駅から、広がる更地を横目にまっすぐ南に向かって歩いてくると、鷹取カトリック教会にたどりつきます。教会内のあちこちには可愛くて、ちょっと色っぽい原始人や、動物たちのイラストが描かれており、楽しげな雰囲気。いわゆる教会のイメージからはちょっと外れた鷹取教会のなかに「FMわぃわぃ」のスタジオがあります。
「FMわぃわぃ」はこの長田で、震災を契機に生まれたコミュニティーFM局。震災からちょうど一年後の1月17日に開局する予定です。放送局といえばほとんど中央区に固まっているものだけに、区内に出来るというのは嬉しい。長田に馴染んだ者としては地元のちょっとマニアックな番組が聴けそうで結構楽しみだったりします。
「FMわぃわぃ」のちょっと他とは違うところがあります。「わぃわぃ」では7ヶ国語で放送があるのです。ベトナム語、ハングル、英語、スペイン語、タガログ語、中国語、そして日本語。長田区は実は、中央区に次いで外国人が多く住んでいる区。そんな長田に生まれた「わぃわぃ」が国際的になるのは自然なことなのかもしれないけど、つくってしまった人々には感服してしまいます。話している意味は解らなくても、各国の音楽は楽しめる。つけっぱなしにしていたら、気分はアジア一周旅行!かもしれません。
私達「すたあと長田」も「FMわぃわぃ」で番組を一つ担当しています。その名も『サタデー・エクスプレス』!長田の街での情報はもちろん、イベントリポート、まちづくりの話、長田の内外で活動しているおもしろい方をお招きするゲストコーナーなんかを予定しています。仮設住宅に移って、もと住んでいた町を離れてしまった人とのラジオ文通も出来たらなあ、と思っています。
「サタデー・エクスプレス」では熱意あるスタッフを広く募集しています。これを読んで「やってみたい」と思った方、ご連絡下さい。一緒にいい番組にしましょう!
FMわぃわぃ 77.8MHz 神戸市長田区海運町3-3-8 鷹取カトリック教会内 TEL:078-737-3196 FAX:078-737-3187(スタジオ専用) |