“夏休み・草刈り隊”大募集!

すたあと長田通信「1998年冬の号」(草刈り記事)へ

戻る


―企画主旨―


 一瞬にして日常を失った『阪神・淡路大震災』。
 あれから3年半が過ぎた現在でも、この被災地では1万6千(6/1現在)世帯の方々が未だ仮設住宅で生活を送られています。ピーク時の半数を割ったとはいえ、そこに残る多くの方々は高齢者で、日頃の通院や買い物でさえ大変な思いをされています(殆どの仮設住宅は震災前居住区からは遠い郊外に建てられています)。
 ましてやこれからの季節、広い仮設の敷地内で次から次へと生えてくる雑草はお年寄りにとって歩きづらい上、景観や虫の発生といった問題も抱えており、全て処理するのは並大抵の作業ではありません。

 先日、訪ねた仮設住宅で聞いた話です。「若い人手が足らんやろうから今年も草刈り手伝いに行くで…」と、引っ越して行かれた“元”仮設住民の方から申し出があったそうです。「そんなひと言が何よりの励みに成る」と、仮設に残るその方は仰っていました。

 応急住宅の仮設で孤独死という結末を迎えた方もすでに200名を越え、ある意味で行政にゆだねられた私達の暮らしと命ですが、小さな市民の力も合わせあい、つないでいく事で、大きな力の輪になることを私達は震災で学びました。

 そこで今、全国の皆さんに呼び掛けたいのです!

 ―仮設住宅で草刈りに汗してみよう!
 ―草刈りには参加できないけれど、道具の提供なら出来る!
 ―草刈りには参加できないけれど、資金のカンパなら協力出来る!

・・・等々お考えの方はぜひ「すたあと長田」までご連絡下さい(当方が不在の折は必ず留守電にメッセージをお残し下さい。責任を持って後日連絡をさせて頂きます)。
 一人でも多くの方のお力添えを心からお待ちしております。

ボランティアグループ すたあと長田

〒653-0014
神戸市長田区御蔵通5−5
TEL/FAX. 078(521)7170
担当:金田 真須美

※参加希望の場合も道具提供の場合も、必ず事前にご連絡下さい。


―参加要項―



―草刈り道具―提供のお願い!


 草刈り用のカマ、園芸用くまで、移植ごて(各々金属製のもの)、軍手、タオル、虫よけスプレー(肌に直接スプレーするタイプ)、蚊取り線香など。

※特に蚊取り線香は仮設の方々に配布したいと思いますので、宜しくお願い致します。


―活動資金カンパ―にご協力を!


 ボランティア活動の常として当「すたあと長田」も、慢性的な資金不足という問題を抱えております。
 もし「活動に伴う資金のカンパを」とお考えの方は、お手数ですが下記までお振り込み下さいますよう、宜しくお願い申し上げます。

さくら銀行 長田支店
(普)6797966
すたあと長田
(会計 横田ゆり)

 


戻る
numata@sakuraia.c.u-tokyo.ac.jp