このページは、Windows95/98以降で動作する日本語入力プログラムの特徴を、リコーの太田純さん提供の文章と画面写真で紹介しています。
(このページで紹介する日本語入力プログラム)※WXG Ver.1.00〜3.00は、新しいバージョンと同時にインストール出来ないので、メニュー画像に含まれていません。
環境設定 変換画面 MSIME95 4.0 (95-10-18) マイクロソフト版Windows95に標準で付属していたIME。MS-IMEはエー・アイ・ソフトのWX2をソースごと買い取って移植したものがスタート地点だが、MS-IME95では独自の改良により用例変換を搭載した。(Windows98に無理やり載せたため環境設定画面を表示しようとすると異常終了してしまう...)[辞書サイズ: 4.9MB] |
環境設定 変換画面 NECAIIME for Windows95 (95-10-18) PC-9821シリーズ用のWindows95に付属していたIME。Windows3.1版と比べてユーザーI/Fも改良されていたが、NECがWindowsの独自版移植から撤退したためその後アップデートされることなく消えてしまった。[辞書サイズ: 2.3MB] |
環境設定 変換画面 WXG Ver.1.00 (96-07-08) WX3を一から書き直して開発されたエー・アイ・ソフトの次世代WXシリーズ。ナビキャレットや辞書エクスプローラなど豊富な機能を誇ったが、初期バージョンはバグが多く不評を呼んだ。付加機能をロボットのパーツに見立ててインストールする、ロボットセットアップ(画面写真)というふざけた機能がついていた。(いや、ふざけてたっていいんです。ちゃんと動いてくれればね...。)[辞書サイズ:4.0MB] |
環境設定 変換画面 OAK for Windows 95 V4.0 (96-07-08) Windows版OASYSに付属するが、単体販売も行われた。候補一覧こそ表示されるようになったが、変換操作後に取消キーを押してからでないと文節選択が行えないのは従来バージョンと同じ。[辞書サイズ: 2.4MB] |
環境設定 変換画面 ATOK10 Ver.1.0 /R.1 (96-08-30) Windows95に対応し、32ビット化された最初のATOK。入力・校正支援機能が追加されるなど、ATOK9と比較して膨大な改善が行われた。[辞書サイズ: 5.2MB] |
環境設定 変換画面 Rupo ACE Ver.2.0 (R1.00) (96-09-12) 東芝のWindows版ワープロRupo Writerに付属するIME。候補一覧が標準で2次元表示されるなど、ユーザーI/Fにやや特徴がある。Ver.3.0はWebサイトでダウンロード販売されていたが、すでに販売終了となっている。[辞書サイズ: 4.0MB] |
環境設定 変換画面 MS-IME97 日本語入力システム (96-10-29) Office97に付属していたMS-IMEの改良版。手書き文字認識機能を初めて搭載した。MS-IME95は用例変換という未熟なAI変換だったが、MS-IME97では完全なAI変換を実現している。[辞書サイズ: 5.7MB] |
環境設定 変換画面 EGBRIDGE Ver.7.3 (96-10-30) エルゴソフトのWindows用IME。Windows3.1用の16ビットIMEであった7.0を32ビット化してWindows95に対応させた製品。[辞書サイズ:5.9MB] |
環境設定 変換画面 CanoIME Ver.1.10 (96-12-03) キヤノン販売のキヤノワード J for Windowsに付属するIME。特徴らしい特徴はない。単体販売は行われなかったらしい。[辞書サイズ: 2.3MB] |
環境設定 変換画面 WXG Ver 2.00 (97-01-13) WXGの進化バージョン。不評のためかロボットセットアップ機能はなくなった。住所入力機能などが追加されている。[辞書サイズ:4.1MB] |
環境設定 変換画面 ロータス ペンシル97 (97-01-17) ロータスオフィス97に標準添付するために日本IBMがWriting Headsをもとに開発していたIME。商品化直前に標準添付が取りやめになったため、現実に世に出ることはなかった。[辞書サイズ: 2.0MB] |
環境設定 変換画面 ATOK11 Ver.1.1 /R.2 (97-10-28) 定期的に進化するATOKの新バージョン。意味解析後の構文再解析やジャンルによる絞り込みなど、変換精度に関する細かいブラッシュアップが行われている。ユーザーI/Fに関しては大きな変化はない。[辞書サイズ: 6.0MB] |
環境設定 変換画面 Canna StandAlone 3.5 (98-01-13) NECが開発し、フリーソフトとして公開していたUNIX上の日本語入力プログラム“かんな”のWindows移植版。シェアウエアとして販売されていた。サーバー・クライアント方式を採用し、Windows単体で動くスタンドアロン版とUNIX上のサーバーに接続するクライアント版があった。[辞書サイズ: 2.0MB] |
環境設定 変換画面 Microsoft IME 98 (98-01-23) Windows98に標準で付属していたバージョンのMS-IME。ユーザーI/Fが大幅に改善され、文節区切りも明示されるようになった。カスタマイズ機能も搭載されるなど、もはやサードパーティー製品に見劣りする部分はほとんどない。[辞書サイズ: 7.1MB] |
環境設定 変換画面 WXG Ver 3.00 (98-01-30) WXGのさらに進化したバージョン。「訳せ!!ゴマ」の翻訳エンジンと辞書を利用したIME翻訳機能が追加された。辞書サイズは2.00の倍以上に増強されている。[辞書サイズ:8.6MB] |
環境設定 変換画面 松茸 ver4.1 (98-10-21) 管理工学研究所の“松茸”のWindows対応版であり、シェアウエアとして販売されていた。正式なプロジェクトではなく、松茸を消滅させたくない有志がほとんど趣味でWindows対応させたものらしい。変換カーネルや辞書はMS-DOS時代とほとんど違いがない。[辞書サイズ: 0.9MB] |
環境設定 変換画面 書院IME V3.0 (98-11-16) シャープのWindows版ワープロPower書院に付属するIME。ユーザーI/Fはかなり原始的なものであり、RupoACEやCanoIMEに比べても見劣りする。実行ファイル中に「製作者 イースト株式会社」というメッセージがあるところをみると依託開発製品らしい。[辞書サイズ: 3.0MB] |
環境設定 変換画面 EGBRIDGE Ver.9.0 (98-12-10) エルゴソフトのWindows用IME。32ビットWindowsに対応したのはEGBRIGE 7.3からであり、9.0はその次のバージョン(8.0は番号が飛んでいる)。単体販売はされず、EGBRIDGE 7.3のパッケージに9.0のCD-ROMが添付されるという販売形式だった。EPWING形式のCD-ROM辞書検索ツールが付属する。[辞書サイズ: 6.8MB] |
環境設定 変換画面 WXG Ver 4.00 (98-12-28) WXP以降パワーユーザーの支持を得てメジャーとなったWXシリーズの最終形態。豊富な付加機能と強力なカスタマイズ機能を誇ったが、Windows XP対応はアナウンスされず開発休眠状態にある。[辞書サイズ: 9.8MB] |
環境設定 変換画面 マトリクスIME V4.00 (99-01-27) 日立のワープロ専用機と同じ操作で利用できるWindows用IME。同音語候補選択や文節長変更はテンキーで行うという独特なもの。withmeユーティリティの一部としてダウンロード販売されている。[辞書サイズ:0.6MB] |
環境設定 変換画面 ATOK12 (99-02-04) 省入力機能や再変換など大幅な機能向上を果たしたATOKの新バージョン。カスタマイズ機能も刷新されている。[辞書サイズ: 8.9MB] |
環境設定 変換画面 VJE-Delta Ver.2.5 (99-04-01) 日本語入力の老舗であるバックスのWindows用IME。豊富な機能とクセのないユーザーI/Fが特徴だが、ボタンなどのデザインはどことなく野暮ったい。EPWING形式のCD-ROM辞書検索ツールが付属する。[辞書サイズ: 2.9MB] |
環境設定 変換画面 Microsoft IME 2000 (Japanese) (99-04-16) Office2000に付属していたMS-IMEの改良版。和英混在入力の機能向上や再変換機能の追加が行われた。ユーザーI/Fにはそれほど大きな変更はない。[辞書サイズ: 8.4MB] |
環境設定 変換画面 ATOK13 (99-08-21) 定期的に進化するATOKの新バージョン。ボタンのデザインが3D化されたことを除いてユーザーI/Fに大きな変更はない。WXGの辞書ブリーダと同様に既存のテキストから辞書学習やカタカナ単語の自動登録を行うAI辞書トレーナが搭載された。[辞書サイズ: 9.7MB] |
環境設定 変換画面 風2.0 (00-02-25) 「超多段シフト方式」を採用したWindows用IME。詳細についてはMS-DOS版の「風」の項を参照のこと。[辞書サイズ:0.06MB] |
環境設定 変換画面 VJE-Delta Ver.4.0 (00-12-27) 予測入力や度量衡変換、数式変換などを機能追加したVJE-Deltaの新バージョン。ユーザーI/Fやボタンデザインなどが一新されている。[辞書サイズ: 3.0MB] |
環境設定 変換画面 ATOK14 (01-01-18) インターネットに接続して検索サービスやユーザー辞書の同期を行えるiATOKを搭載。手書き入力で部首が入力できるようになったほか、細かい変換精度や辞書の改善が行われている。[辞書サイズ:9.7MB] |
環境設定 変換画面 Japanist V1.0 (01-01-18) OAKの後継製品として名称を一新した富士通のIME。OAKのバージョンに換算するとV7に相当する。予測入力や辞書育成機能を搭載し、候補一覧から辞書引きが行えるなど、ユーティリティー機能を大幅に改善している。[辞書サイズ: 3.6MB] |
環境設定 変換画面 Wnn98 R3.0 (01-08-30) オムロンソフトウェアが販売していたUNIX用日本語入力プログラムWnn6のWindows移植版。前バージョンのWnn95はパッケージ製品だったが、Wnn98はダウンロード販売の形式をとっていた。Emacsキーバインドでアプリケーションのカーソル移動を可能にするエンジニアサポート機能を用意している。[辞書サイズ: 4.7MB] |
環境設定 変換画面 Japanist 2002 (01-11-20) Japanist V1.0の改良バージョン。候補一覧からの検索機能が大幅に向上しているが、変換機能に関してはほとんど改良されていないようだ。[辞書サイズ: 3.6MB] |
環境設定 変換画面 ATOK15 (02-08-13) 関西方言の話しことばに対応したATOK。推測変換機能も改善されている。[辞書サイズ:11.3MB] |
環境設定 変換画面 skkime98-1.0beta7 (02-10-30) EmacsLispで実装された“形態素解析を行わない”仮名漢字変換プログラムSKK(SimpleKanatoKanjiconversionprogram)と同等の機能をWindows上で実現したIME。GPLベースのフリーソフトとして配布されている。[辞書サイズ:2.8MB] |
環境設定 変換画面 ATOK16 試用β版 (02-11-01) 北海道・東北方言および九州方言の話しことば、また旧仮名遣いによる文語表現に対応したATOK。Web上の辞書にアクセスして変換を行うWeb辞書変換機能を搭載する。2003年2月28日発売予定。[辞書サイズ:11.7MB] |
作成日:2002年 11月 4日 (月) 更新日:2002年 12月 31日 火曜日