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旧満洲談話室
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8月6日・8月9日 投稿者:RAORON 投稿日:2005/08/05(Fri) 22:38 No.3240  
これまで観念的にしか理解していなかった原爆の悲劇が、「特に落とす必要性も無かった」という3時間の特集番組を見て、外国人に言われるまでもなく、日本人はもう少し怒ってもいいのでは---?と思わされました。

米国の戦後占領政策の成功から、他の国に占領されるよりはよほどマシだと思っていましたが、まるでBSEに罹った牛を処分するのと変わらぬ感覚で、多くの広島市民を殺したこと、真珠湾奇襲への怒りから、日本人を人間とは思わなくなっていたという恐るべき敵対感覚には、私も臨時に広島市民になったような気分に襲われました。

そして直ぐ、8月9日が来ます。長崎への原爆投下と重なった我々満州からの引揚者達の受難の始まりの日が-----


Re: 8月6日・8月9日 バガボン - 2005/08/06(Sat) 00:19 No.3242  

昨日(4日)、私の元職場の後輩が、夏休み、お子さんを伴って広島と長崎に出発して行きました。世界中から多くの眼がそこに集まり、それぞれの思索を繰り広げる季節がまたやってきたのです。


Re: 8月6日・8月9日 ローラ - 2005/08/06(Sat) 07:31 No.3244   HomePage

アメリカの子ども達が学ぶ歴史教科書には広島の原爆の死亡者の数なども正しく書かれていないそうですね。(-_-メ)

まもなくその時間が近づいてきました。
今日も暑くなりそう。
蝉の声が賑やかです。


Re: 8月6日・8月9日 博文 - 2005/08/07(Sun) 23:06 No.3262  

私は一昨日父と話しながら原爆のNHKスペシャルを観ておりました。観終った私は父にこういいました。
「アメリカがピカを落とした相手は日本でよかったね」と。
「もし中国だったらどうなっただろう」と。
時を超えて追及される戦後の、賠償の嵐、厳しい責任追及、日本はこれら一切を放棄しました。
そしてその真意は恐らく当事国には伝わっていないでしょう。
日本人が日本人らしく日本人だけがわかる美徳を以って退いたというなんともあと味の悪い退き方です。

ローラ女史、昨今の教科書は変わってきていますよ。アメリカでは「原爆という手段で解決を図ったが、それ以外にどういった解決法があったか?」という書き方に変わっています。読者に結論を出させるわが国より数段進んだ教科書です。


Re: 8月6日・8月9日 バガボン - 2005/08/08(Mon) 01:13 No.3265  

博文さんの仮想、興味深く拝見しました。しかし、よく言われるように、歴史に「もし」はなく、日本がそれら「一切を放棄」することになる理由が「美徳」以外にもあり、中国に「落と」す理由はまったくなかったのです。歴史を含め、現実社会はゲームとは違うのです。社会をゲームのように扱うと、時に危険な道に迷い込みます。

教科書については、ローラさんがご意見をお持ちかと思います。よろしく(とけしかける)。


Re: 8月6日・8月9日 ローラ - 2005/08/08(Mon) 10:06 No.3267   HomePage

けしかけられてもねえ…(x。x)゜゜

>アメリカでは「原爆という手段で解決を図ったが、それ以外にどういった解決法があったか?」という書き方に変わっています。読者に結論を出させるわが国より数段進んだ教科書です。

数段進んでいる教科書を使うアメリカが何故戦争ばかり起こしているのでしょうね。


Re: 8月6日・8月9日 博文 - 2005/08/08(Mon) 12:29 No.3268  

>> バガボン様

バガボン様の「平和見解」興味深かったです。
でもそれを言ったらアメリカが日本に落とす理由もなかったと思います。アジアの人々に怒りを買ったのならわかりますが、アメリカには真珠湾攻撃以外怒りを買う理由さえなかったはずです。どうも戦後の教育で「アメリカや大英帝国は正義のために戦争をした」という認識が植えつけられていてとても疑問を感じます。
彼の国との仲が悪化したのも元をただせば日本の支那南下政策によって彼らの持つ植民地の維持が危うくなったことでした。
また、日本が戦後賠償請求をする権利を放棄したのは「日本人的美徳」以外になにがあったのですか?ご意見を給わりたいと思います。m(__)m

>> 数段進んでいる教科書を使うアメリカが何故戦争ばかり起こしているのでしょうね。

これはスルドイ!
でも、これは教科書に問題があるのではなくアメリカ人(と言っても純粋ではありませんよね?イギリス人と同じアングロ・サクソン系です)の民族性によると思うのですよ。あとアメリカ人は「世界の警察」を自負しております。第二次世界大戦はいわばそれを決定付けてしまったようなもので。なので、戦争を望む望まざるに拘らず参加しなければならない、と勝手に使命と考えているようです。日本人が同じ教科書を使えばまたずいぶん違ったものになると思いますよ。


日本が放棄したのは・・・ バガボン - 2005/08/09(Tue) 00:04 No.3275  

博文さま、下記の部分に対する私の意見です。

>また、日本が戦後賠償請求をする権利を放棄したの(に)は「日本人的美徳」以外になにがあったのですか?ご意見を給わりたいと思います。m(__)m
注:上文中の(に)は、文脈全体から推定して、この「に」があった方がベターだろうと判断して、バガボンが補充させて頂きました。博文さま、間違っていたらご指摘下さい。

侵略した領土と千島列島を放棄し、東京裁判で戦争責任を終わりとし、それらをサンフランシスコ単独講和で一応確定した、ということ。それらが放棄に関する内容だろうと思います。

その後の歴史をみれば、そこにはアメリカの世界制覇に向けての戦略がドーンと貫かれています。そして、戦後処理に関わった我が国指導者はそれを嗅ぎ取って、その笠の下に入ることに利益を見いだし、それを選択しました。このような構図を見ることが出来ます。

そうさせたところには、倫理的側面として、勿論、美徳などもあったと思われます。しかし、それは副次的要素であって、主な要素は上記したような即物的側面なのでしょう。それらの複合により、我が国の「放棄」の構図ができあがったと思うのです。

ついでに、ドイツに関していえば、ワイツゼッカー第6代大統領の「あの過去に目を閉ざす者は、結局は現在に対しても盲目となるのです」などの言葉に代表される対応、これは、我が国指導者の対応などに比べるととても困難な選択をしている、と思うのです。


Re: 8月6日・8月9日 博文 - 2005/08/09(Tue) 01:33 No.3277  

若いと日本語が変形してしまってなかなか「正しい」日本語を獲得するのに骨が折れます。訂正ありがとうございました(^^)。

サンフランシスコ平和条約というと14条ですか?
「この条約に別段の定がある場合を除き、連合国は、連合国のすべての賠償請求権、戦争の遂行中に日本国及びその国民がとつた行動から生じた連合国及びその国民の他の請求権並びに占領の直接軍事費に関する連合国の請求権を放棄する」(抜粋:引用者)

これは連合国からの請求をしないという意味ではないですか?

http://www.campus.ne.jp/~jcpd/kaihou/No_28/0009_2kouen.html
↑これを見る限り様々な難関はあれど請求は可能なようですが。

もっとも私が言いたかったのは賠償の法的根拠による可否ではなく、感情論の問題です。裁判が起こるのは訴訟の可否はもとより、訴えを出すか退くか、訴状を提出するか否かにあるのではないでしょうか?法的に無理でも世論に訴えるには他の方法がありますし、法的に可能でも訴状を持っていく気がなければ訴訟にはならないのですから。

私にはワイツゼッカーの聖書めいた言葉も、IQ層に感動こそ与えますが、冷静に見るとてんで要点を得ているようには思えませんでした。大体彼自身がヒトラー暗殺事件に関与し秘密警察に追われていた身ですからね、日本で言えば連合赤軍議長が東条英機批判をするようなものです。
大体全く明文的に詫びていません。
それでも誤魔化して逃げ回る日本とは段違いに好感が持てますけどね。


靖国問題を打ち切りとしましょう。 投稿者:小島よしゆき 投稿日:2005/08/06(Sat) 10:00 No.3247   HomePage
靖国問題で意見沸騰ですが、この問題はキリがありませんし、答えもないでしょう。日本人が幾つかの宗教を自身が受け入れている限りは。遺児の立場でさえ幾つかの意見があります。
日本人が靖国神社が理解できないのに、外国人が理解できるはずがないのは当然ですよ。この辺で靖国は打ち切りとしましょう。管理人さんが困ってみえますよ。
8月15日は自身で戦没者に対しての慰霊をしてあげたらどうでしょうか。

まだ意見を述べ足りない人は、メールアドレスを載せてください。


Re: 靖国問題を打ち切りとしましょう。 RAORON - 2005/08/06(Sat) 14:59 No.3251  

ご意見に一行一行全く同感です!!

特にラストの二行は秀逸ですね〜〜〜


それが良いですね。 ローラ - 2005/08/06(Sat) 22:03 No.3252   HomePage

地元の納涼祭に行っておりました。

ご配慮感謝いたします。m(_ _)m



納涼祭 ローラ - 2005/08/06(Sat) 22:16 No.3253   HomePage

この子ども達が平和に生きられますように!



Re: 靖国問題を打ち切りとしましょう。 KORAON - 2005/08/07(Sun) 07:22 No.3254  

”火を付けて 降りかかる火粉に 驚きて あわてて取り消す 日本のインテリ”


Re: 靖国問題を打ち切りとしましょう。 ローラ - 2005/08/07(Sun) 08:42 No.3255   HomePage

取り消したつもりはありませんよ、靖国の母さん。(^○^)

この少年の母親達が「陰膳」を据えて子どもの命の安全を祈るような時代にだけはなってほしくない、と思っています。

ただ、素晴らしいノーラさんの投稿に対する返事を読んで、きちんとしたキャッチボールになってないと感じましたので…。


Re: 靖国問題を打ち切りとしましょう。 KORAON - 2005/08/07(Sun) 10:18 No.3256  

小さんとバさんとRAさんへ送る歌でしたの。

動物の母親は幼い吾が子を守るためには戦って相手を殺しもします。その相手に幼い子がいようと居まいと無関係です。
人間だけが(特に1945年後の日本人が)理性があるから殺し合いはいけないのだと、人類何千年かの弱肉強食の歴史に目をそむけさせられているようです。
今朝のテレビで、中国は世界覇権の道を歩みだしたとイギリスのエコノミストが報じていると言ってました。陰膳を据えて祈る世は必ず再来します。

満州で、日本危うしの気配を察知していち早く家族を日本へ帰したりしたのが、当時のインテリ階層だと聞きます。


Re: 靖国問題を打ち切りとしましょう。 靖国の母 - 2005/08/07(Sun) 16:16 No.3257  

ローラさん
>取り消したつもりはありませんよ、靖国の母さん。(^○^)
ただ、素晴らしいノーラさんの投稿に対する返事を読んで、きちんとしたキャッチボールになってないと感じましたので…。

あ、その問題でしたか。ノーラさんは、百歳を越える人がパソコンを駆使してなんて皮肉っぽく書かれましたので、正面から答えませんでしたが、鎮守の森うんうんというところをよーく読んでいただければ、ボールはちゃんとキャッチしていることが分かってもらえると思います。

繰り返しますが”火を付けて 降りかかる火粉に 驚きて あわてて取り消す 日本のインテリ”の狂歌はノーラさんやローラさんに宛てたものではありませんから、ご安心ください。



「戦争美化」と「母」で終了 バガボン - 2005/08/07(Sun) 19:26 No.3258  

この季節になると現れるヌエか亡霊のような言説と議論を交しても収穫がほとんどないので、私もあまり議論したくないのです。が、靖国の母=KORAONさんに光栄にもインテリと持ち上げられたので(?)チョットひと言だけ、初っぱなの話題:「戦争美化」と「母」について、山のようにある内容をほんの要点のみ。

例えば日本を代表する総理大臣の靖国神社訪問は、多くの国民とアジアの民衆とが受けた苦悩をおもんばかることには決してならず、あの戦争を美化して不要な戦争に道を開くのです。

本当の母は、母性本能からか、それらのことを感性豊かに受け止め、ローラさんやノーラさんのように反応するのです。野生動物のメスとは全く違うのです。なかに「靖国の母」さんのように思う母親もおいでなのですが、それは極めて特殊です。


Re: 靖国問題を打ち切りとしましょう。 靖国の母 - 2005/08/08(Mon) 09:11 No.3266  

バガボンかバカボンか知りませんが、自分を高みに置いて「この季節になると現れるヌエか亡霊のような言説」などと大衆受けする言辞を弄する評論家が日本にはたくさんいらっしゃいますね。

総理の靖国神社参拝を母性本能で受け止めて反応すると等々という珍説で飯を食っている人、自分ではインテりとは言いませんが、人からはそう思われたい方々。

この季節、九段坂に行きもしないで冷房の効いた部屋で空想すれば珍説が次から次へと生まれるでしょうよ。あそこにお参りする母親が極めて特殊な存在だというような。

バガボンさんかバカボンさんか知りませんがもうやめましょうね!

”その日の為に 体を鍛えておけ 若者よ”皮肉にも共産党員に教えられた1950年代の労働歌から 
虎視眈々覇権をねらう諸外国から日本を守るのはお前たち若者なのよっ!


Re: 靖国問題を打ち切りとしましょう。 潟元 - 2005/08/08(Mon) 16:58 No.3270  

まあまあ、凄まじいですね。暫く来ないうちに(笑)。
板汚しにきました。

なにやら昨今は右翼(右)とか左翼(サヨ)とか変な言葉の大安売りでこの国も困ったものです。どなたかも言ってたかと思いますが「愛国心」と「戦争美化」とは別です。国を愛するがゆえに戦争を回避することに全力を注ぐのは至極当然のことだと思います。しかし、戦争によって自国の人間が傷つき、命を落としたとしたら、私たちはどうするべきなのでしょうか?一部の戦争狂信者たちの暴走だからと見捨てるのでしょうか?

戦犯一人一人の善悪自体は後の歴史が判断してくれます。

私はそれはそれとして、合祀者一人一人の善悪含めて日本人として追悼の意を持つことに異議はなく、それを他国にとやかく言われるのは非常に遺憾に思います。大体自国の人に対しての追悼の気持ちが他国人にわかるとは思えません。
我々日本人が中国の皆さんが反満抗日分子を英雄と崇めることがイマイチ理解できないことと同じです。
逆に自国人が自国人の死を追悼することをやめたくらいで平和が保てる、そんな安直なことでもないと思います。

中国やアジアの人々に対しての慰霊と自国人としての慰霊を糞味噌にしてしまっては善悪の判断も誤ってしまいますよ。
参拝の善悪、これは日本人の意志によると思います。そして韓国や中国にその価値が解らないのもまた当然のことだと思います。
彼らは日本人ではありません。

>> 日本を守るのはお前たち若者なのよっ!
いたたっ!


戦後60年 投稿者:ノーラ 投稿日:2005/08/06(Sat) 08:28 No.3245   HomePage
あの戦争で戦死し、神となって靖国神社にまつられた年代は、もう80歳を超えています。その方のお母様だとすると、100歳を越えていらっしゃると思われますが、パソコンを操って書き込みをされるお元気には脱帽です。


Re: 戦後60年 靖国の母 - 2005/08/06(Sat) 09:07 No.3246  

はい もうよぼよぼです。
身近に接するものの代筆です。彼女は息子の遺品を寄贈し、遊就館に○○命で展示されております。夫や息子を戦争で失った悲しみ怒りがあるのは当然ですが、犬死と決め付けたり、逆に戦争を美化するというかのようなワンパターンの書き込みには疑問を感じます。
ノーラさんの「靖国神社に神とまつられ」という文字は、どのようなお気持ちで書かれたのでしょうか。


Re: 戦後60年 ノーラ - 2005/08/06(Sat) 10:03 No.3248   HomePage

私は戦争中を小学生で過ごし、軍国少女で生きていました。
そして、満洲の真ん中辺で、180度の境遇逆転の目に遭い、引き揚げてきました。

私たちは戦時中純真に日本を信じ、敗けるなど思いもしませんでした。教科書を持たずに、毎日軍事教練をし、兵隊さんが戦地で闘っている間の銃後の守りは引き受ける覚悟でした。

が、私たちは夢も希望も誇りも失って、家族までも失って引き揚げて来ました。
何の因果か、引き揚げ後、靖国神社の真裏に住むことになり、焼け跡のまだ片づかないうちから、あの境内を遊び場にしておりました。
あの本殿には、この戦争だけでなく、今までの戦争で亡くなられた方が神様としてまつられていることを、そのとき初めて知りました。
 私たちの家族や、周りの人たちのなかで、戦争に巻き込まれて死んだ多くの人が、名前も覚えられないままいる中で、どうして、この方たちだけが、神様なのか。少女の素直な疑問です。

私の両親も生きていればお母様と同年です。しかし、恩給も無く、貧乏のさなかに亡くなりました。

犬死にとか、美化などの次元では語れない、歴史です。

しかし、同じ時代を生きていた仲間として、お母様を心からお励ましし、これからも体験をお聞かせ頂きたいと思っております。


Re: 戦後60年 靖国の母 - 2005/08/06(Sat) 13:10 No.3249  

>犬死にとか、美化などの次元では語れない、歴史です。

そのとおりです。
村の鎮守、町なかの何々神社でご先祖に対して豊作や家内安全を祈願するのと同じ気持ちで靖国の神々に対してもこうべを垂れましょう。どんなに靖国をののしる日本人でも、まさか神殿に唾を吐きかけるようなことはしませんね。それは、素朴な素朴な日本人の深層心理によってたつものではではないでしょうか。

出征した家族に毎朝陰膳を絶やさなかった老婆を見てきたものから。


「その時・・・」 投稿者:バガボン 投稿日:2005/08/05(Fri) 00:05 No.3232  
昨日の「その時・・・」に関する皆さまの感想にウン、ウンとうなずきつつ、今日一日、ときどき思い出していたら、あの番組の不十分さはさておいても、脳裡に浮かんだことがありました。

関東軍が「張り子の虎」だったことは、部隊の南方転用を待つまでもなく、ノモンハンでも立証されていたのですが、それを知ってかしらでか、早期終戦に持ち込まなかった、というか戦争完遂を求めたその思考/行動特性は、現在、いろいろ問題にされることの多い「ゲーム」そのものだ、と。民衆の生活や一兵卒の生命などとは次元を異にしたバーチャル(仮想)空間での「ゲーム」をやっていたと思わざるを得ません。

兵も民衆も、お国のために戦うものなどと高邁な理想を植え付けられても、肝心の大本営、総司令部から在満関東軍の参謀達が、単なる勝利を目的としたゲームに興じていたとすれば、兵も民衆もたまったものではありません。彼らはリセットをすれば、元に戻る(と思って始めた)のかも知れませんが・・・。「その時・・・」を見た連想から、今日の白昼、ひとつの像となってむすばれたのは、そんな図式でした。

さらに問題なのは、同時に、その像の裏に、現代の政治指導者もが同じ特性をもつ集団として写っていたことでして、それを見た途端、ぞ〜っとして、今日の暑い日中、ありがたいことに寒く感じさえしたものでした。


Re: 「その時・・・」 ローラ - 2005/08/05(Fri) 11:51 No.3235   HomePage

連日の報道番組を観ながら、私もありがたいことに寒さを感じています。
哀れなまでに無能無策だった日本の指導層。
あまりにも非情な米ソの国際政戦略。
その狭間に翻弄されて虫けらのように殺されていった人々。

あの悲惨な体験はこれからの教訓とならねばなりません。
出来ればこんな陳腐な言葉は書きたくないのだけれど、最近やたらと戦争を美化したり、軍備の必要性を唱える声がかしましく聞こえ、怖ろしくてたまらないのです。


Re: 「その時・・・」 靖国の母 - 2005/08/05(Fri) 15:02 No.3236  

>最近やたらと戦争を美化したり

戦争を美化している風潮が日本のどこにあるのですか?教えてください。


Re: 「その時・・・」 ローラ - 2005/08/05(Fri) 16:59 No.3237   HomePage

靖国の母さん、気分を害したのであればゴメンナサイ。
言葉が過ぎたかもしれませんね。

先日、満洲仲間に紹介されて靖国神社付属の遊就館(ゆうしゅうかん)のサイトを拝見させていただきました。
その時感じたのです。
映像のトップに、「戦争を知らない世代に伝えたい、この感動…」のテロップが流れておりました。
又、実際に見学された仲間は次のように掲示板に書いていました。
「外国人の見学者も大勢いらっしゃった。大半の日本人は急ぎ足での館内見学。その中に座って見学する中国人らしき若者が食い入るように見ていたビデオは、水杯の後、着剣した銃を構えて壕から飛び出す中国戦線の日本兵のシ-ンであった。」と。


遊就館 小島よしゆき - 2005/08/05(Fri) 18:31 No.3238   HomePage

当管理人様が発言を写された発言の主です。

確かにあそこは半日では真の訴えるものを読み取れないくらいの展示量です。大半が時間が制限されたなかに足早に展示物の中を通り過ぎると言う感覚の見学でした。

二人の中国人の若者が、最初は立って見ていましたが、ビデオの内容に腰をおろして見始めました。日ごろ学習中の中国語で感想を聞こうと思いましたが、バスへの集合時間にせかれて、聞かずに立ち去りました。
一度ナマの彼らの展示物の印象を反省をしているか、賛美にみえるか聞けぬのが残念でした。

靖国参拝の件ですが、戦没者の遺児の代表ということで、靖国神社の奥殿にあがり参拝をしたことがありました。
一番中央で全員より一歩前に座り、神前で黙想し、三拝の神式にて参拝をしました。戦没者は全員が「神」であり「みこと」であるわけです。

そのとき、こう思いました。親父はここでは神であり、家に帰れば仏壇に墓に院号がついた仏である。
どちらがよいのだろう。死者は選べない。中には靖国で会おう、と散華された方もあろう。うちの親父は酷寒のシベリアで、多分、妻や私たち子のことを思い痩せた餓鬼のようになって果てたに違いない。

間もなく盆が来る。神でなく、きっと家に帰ってくるだろう。普通の幸せな姿を見せて、迎えようと思います。



遊就館 ローラ - 2005/08/05(Fri) 22:14 No.3239   HomePage

小島さん、
無断で引用してしまい申し訳ありませんでした。
思いがけない質問に目を白黒だったものですから…(;^_^A アセアセ・・・

>確かにあそこは半日では真の訴えるものを読み取れないくらいの展示量です。

毛嫌いせずに一度向学のために見学に行かねばなりませんですね。
何かと話題の新しい歴史教科書とやらも読んでみなければ…。
ああ、読む物がありすぎて時間が足りな〜い。

秋の「大和ミュージアム」は楽しみにしています。(*^_^*)


Re: 「その時・・・」 バガボン - 2005/08/06(Sat) 00:06 No.3241  

靖国の母さん、

あなたは、本当に母ですか?母親であれば、そのような質問はできないのではないか、と私は思うのです。


Re: 「その時・・・」 靖国の母 - 2005/08/06(Sat) 07:03 No.3243  

>母親であれば、そのような質問はできないのではないか、私は思うのです。

何故ですか?
靖国の母はみんな戦争を美化しなければいけないのですか? 人間をワンパターンでくくってしまわないでください。


今晩 投稿者:ノーラ 投稿日:2005/08/03(Wed) 09:57 No.3221   HomePage
9時15分からNHK総合の「そのとき歴史は動いた」があります。

どういう視点から出来ているかを見たいです。


Re: 今晩 ローラ - 2005/08/03(Wed) 15:01 No.3223   HomePage

ソ連対日参戦の衝撃、戦場に残された開拓民苦難の逃避行、シベリア…。
サッカーの試合ともかち合ってますので、ビデオなどお忘れのないように。
(^○^)


Re: 今晩 ノーラ - 2005/08/03(Wed) 22:00 No.3224   HomePage

今見終わりました。

語り尽くせていませんね、あれでは。
「裂かれた大地」を読んだ後です。まったく要を得ていません。


Re: 今晩 あなたのやぎさん - 2005/08/03(Wed) 22:18 No.3225  

私も見ました。
同感です。歴史の上っ面をなでただけでした。じっくり取り組んだ番組が欲しいですね。
しかし、若い人にはあの歴史の概要さえ知らない人が多い。あの番組を見た人たちが「裂かれ大地」を読むようになってくれるといいですね。


Re: 今晩 MIE - 2005/08/03(Wed) 22:23 No.3226  

主人が見ていたサっかー中継を、中断して、今見終わりました。日ソ中立条約を信じていた河辺参謀長が「予の判断は、はずれたり」と、日誌に書いたとか---。日本の外交が違っていたら、ソ連対日参戦もなく、原爆も落とされなかったのでしょうかね。



Re: 今晩 MIE - 2005/08/03(Wed) 22:25 No.3227  

「裂かれた大地」は、注文中です。


Re: 今晩 一子 - 2005/08/03(Wed) 22:31 No.3228   HomePage

>語り尽くせていませんね・・・全く!!
ノーラさん
同感です。 結局軍部上部の、後手後手、決断の甘さが大事を招き、知らされぬは平民。何時の時代も、泣きを見るのは、我等国民ですね。「裂かれた大地」で、知りましたが、3月の大阪大空襲の後に、渡満させる等、腹立ちすら、覚えます。


Re: 今晩 ローラ - 2005/08/04(Thu) 09:57 No.3230   HomePage

>3月の大阪大空襲の後に、渡満させる等、腹立ちすら、覚えます。

一子さん、私は思いました。
あれは開拓団に名を借りて、手薄になった関東軍の後を埋める補充兵だったのではないかと…。
農業経験者ではなく、軍隊経験者を選んでいたのが何よりの証拠。


Re: 今晩 RAORON - 2005/08/05(Fri) 09:05 No.3233  

期待して見ましたが、ノーラさんのお説の通り全く「要を得ないしろもの」でしたね!!

開拓団の悲劇を伝えるにしては余りにも資料不足で、あなたのやぎさんのおっしゃるとおり、これでは何も知らない若い人達には「迫力不足」もいいところです。

ただ敗戦後も1年以上現地に居た私の、「本能的なソ連嫌い」は今回報道されたヤリトリを知らないまでも、本質的だったのだ!と納得させられました。


Re: 今晩 ローラ - 2005/08/05(Fri) 11:03 No.3234   HomePage

>「本能的なソ連嫌い」は今回報道されたヤリトリを知らないまでも、本質的だったのだ!と納得させられました。

ラオロンさん、
「ソ連が満洲に侵攻した夏」(半藤一利著) 文春文庫
を是非お読みください。
スターリンの野望はそれだけでなかった…。


演劇その他 投稿者:C57135 投稿日:2005/07/31(Sun) 22:14 No.3208  
こんばんは。毎日暑いですね。
演劇といえば、ご興味あるかわかりませんが、浜松町の「劇団・四季」で間もなく「ミュージカル・李香蘭」が再演されます。
それが終わると、満州からソ連に不法に拉致(抑留)されて非業の死を遂げた近衛文麿の息子・文隆を描いた「異国の丘」
http://www.shiki.gr.jp/applause/ikoku/index.html
(音楽も感涙ものです)、「南十字星」と「昭和3部作」が続いて再演されます。
昨年、「南十字星」を見に行って、滂沱の涙を禁じえませんでした。その後お客さんに会いに行くのに困った(昼間でしたので・・・)
あとこれこそご関心の程は不明ながら、現在神田の交通博物館で週末(残るは8/7)「華北交通〜社員生活」「交通と文化(昭和13年の新宿区立四谷第五小学校の学童の交通安全)の映画が上映されています(無料)。
私はこのすべて、スケジュールに一番に入れました。
ご興味ありましたら(特に「四季」オススメいたします。


Re: 演劇その他 キャセイ - 2005/07/31(Sun) 22:36 No.3209  

「李香蘭」はみたことあるんですが、史実とかなりちがうのです。
特に川島芳子の銃殺は48年3月25日なのに(国民党が北京脱出寸前)昭和20年銃殺のように演出されている、日本の軍国主義を非難するのに「南京事件」がでてこない。
決定的なのは「李香蘭」は一部のインテリジェンス・シヴィリヤンを除けば今でも人気はあります。


Re: 演劇その他 ローラ - 2005/07/31(Sun) 22:49 No.3210   HomePage

劇団四季といえば「キャッツ」を連想しますが、「昭和3部作」のような「二十世紀の悲劇を語り継ぐ」作品も上演されているのですね。
ご紹介ありがとうございました。


Re: 演劇その他 赤猫 - 2005/08/03(Wed) 06:06 No.3220  

>それが終わると、満州からソ連に不法に拉致(抑留)されて非業の死を遂げた近衛文麿の息子・文隆を描いた「異国の丘」

私はこないだこの人のことを書いた小説を読みました
西木正明「夢顔さんによろしく」上下 文春文庫
なかなか魅力ある人物だったようです
ソ連からスパイになるよう要請され
拒否したため秘密裏に抹殺されたように書かれていました


Re: 演劇その他 ローラ - 2005/08/03(Wed) 14:54 No.3222   HomePage

赤猫さん、お久しぶり〜〜♪

>西木正明「夢顔さんによろしく」上下 文春文庫

こちらの本がミュージカル「異国の丘」の原作でしたのね。
古本屋業は繁盛してますか。
調べてみたら、この本も早速ユースド商品に入ってますね。(^_-)-☆


無名戦士 ドッグ岡田 - 2005/08/04(Thu) 05:52 No.3229   HomePage

異国の丘をソ連で父親を亡くした友人と二人で公演の折に見学した事がありました。
近衛文隆氏は確かに立派な人だだ、ミュージカルであれば華やかなシーンが必要であろうし、ニューヨークを舞台のダンスも不可欠かも知れないが、痩せて名もなく凍って死んだ、無名戦士がもう少し登場するかと思いました。

その時歴史は動いた・・・の舞鶴港での取材したのだが、他の取材地は無かったのでしょうか。舞鶴は主にソ連からの抑留者の引き揚げ港なのに、違和感を感じましたが、みなさんのご感想は。他の引き揚げ港には資料がないのかも知れませんね。ラストの松平アナの涙で詰まった声が印象に残りました。

突然の書き入れ失礼いたしました。


異国の丘 ローラ - 2005/08/04(Thu) 10:14 No.3231   HomePage

ドッグ岡田さん、はじめまして〜〜♪
ひょっとして小島さんのお友達でしょうか。

「その時歴史は動いた」の感想ありがとうございました。
舞鶴港には中国東北地方に留用されていた方々も引き揚げて来ておられますね。
多分、舞鶴引き揚げ記念館の紹介をしたかったのでしょう。


暑中お見舞い 投稿者:MIE 投稿日:2005/08/02(Tue) 00:12 No.3215  
8月ですね。

水の中の魚は、暑さ知らずでしょうか?



猛暑が続いてますね。 ローラ - 2005/08/02(Tue) 14:39 No.3216   HomePage

MIEさん、
カラフルで珍しい魚の暑中見舞いありがとうございました。
眺めているだけで涼しい〜〜♪

今朝、「帰ってきたおばあさん」のチケット予約しました。
15時30分の方にしてありますがしばらくは変更も可能です。



Re: 暑中お見舞い ノーラ - 2005/08/02(Tue) 16:23 No.3217   HomePage

お二人の芸術作品には及びませんが、夏ばての猫が
暑中見舞い申し上げます。

チケット、お世話様でした。



Re: 暑中お見舞い ローラ - 2005/08/02(Tue) 19:38 No.3218   HomePage

((o(>▽<)o)) きゃははっ♪
夏バテの猫ちゃん、カメラ目線だよ。


無題 投稿者:バガボン 投稿日:2005/08/01(Mon) 13:09 No.3213  
No.3163以下でノロさんが掲げてくださった「丹東賓館」、興味深く拝見しました。ノロ邸など古くからの建物を活用していることには驚きを禁じ得ませんが、そのことを別にしても、このようなロッジ群からなるホテルが、森や水、草花や生け垣に囲まれて、結構いろんな所にあることに思いを馳せています。

ビーチのリゾートホテルで流行の水上コテージはさておいても、小生の経験だけでも、中国は重慶の山間郊外、マレーシアのキャメロン・ハイランド、フィリピンはミンダナオ・サマル島、南フランスの平野を見渡せる山腹の小村など・・・。(日本では、それは華奢なバンガローに堕してしまうのが残念です。)それらを並べてみて、ロッジ風ホテル群を好む要素が、民族の枠を越えて人間にはあるのではないか、とふと思うのです。

実は、小生、中部地方山間地の村おこしの仕事に少しかかわっておりまして、都市の人々に村の良さを知ってもらうため、グリーンツーリズムに期待を寄せております。それには、いろいろ仕掛けやら必要になりますが、「昔からの遺産を使った旅舎」をありきたりでなく工夫することに期待を寄せております。地域の歴史、そこには時に「満洲開拓団」も登場するでしょう、有形・無形の地域の民俗は農業生産の基盤整備にも生かすことが可能です、等々、等々・・・

ロッジ風のホテル群には、”食う寝るところに住むところ”の民族に共通した何かがあるのではないか。万一、ノロさんお薦めのように丹東賓館に滞在して書き物をするような機会がありましたら、じっくり見せて頂きながら、ロッジ風ホテル群論なぞをモノしてみたいものだ、と夢想します。

満洲と接点の少ない話題(本当は太いつながりがあるのですが、それはいずれ又改めて)で、失礼しました。


Re: 無題 ローラ - 2005/08/01(Mon) 21:09 No.3214   HomePage

ロッジ風ホテル群に関する考察面白く読みました。

「丹東賓館」で検索していたら、なんとノロさんのサイトをみつけてしまいました。(*^_^*)


帰ってきたおばあさん 投稿者:ローラ 投稿日:2005/07/30(Sat) 15:26 No.3202   HomePage
ノーラさん、MIEさん、
チケット予約方法について博品館劇場(新橋駅から徒歩3分)に電話で問い合わせてみました。
電話で予約が出来て決められた日時までにお金を届ければ良いそうです。
9月3日は、「10:30 開場/11:00 開演」と「15:00 開場/15:30 開演」の2回です。
どちらの方がご都合がよろしいのでしょうか。
朝寝坊の我が家としては午後の方が楽ですがどうにでもできます。
詳しいことはこちらをご覧ください。
     ↓
http://www.tr3.net/sachiko/obasan/2005/index.html

他にも観劇されたい方はお申し出ください。


Re: 帰ってきたおばあさん ノーラ - 2005/07/30(Sat) 17:21 No.3204   HomePage

お世話になります。私はどちらの時間帯でも結構です。


Re: 帰ってきたおばあさん MIE - 2005/07/31(Sun) 23:42 No.3211  

ローラさん、ノーラさん。
お返事遅くなってしまいました。
ようやく、三家族、孫7人が今日それぞれ帰っていきました。

わたしも、時間帯はいつでもいいですよ。
ローラさんにおまかせします。


Re: 帰ってきたおばあさん ローラ - 2005/08/01(Mon) 11:20 No.3212   HomePage

MIEさん、お疲れさまでしたね。
でも、ご家族勢揃いでご主人様喜ばれたことでしょう。
長女さんご一家のドイツは遠いですね。

近い内に多分15時の方で予約させていただきます。


暑い8月 投稿者:ノーラ 投稿日:2005/07/31(Sun) 10:48 No.3206   HomePage
8月は「敗戦の日」を挟んでいろいろなあの当時の話しがわき上がります。
特に今年は60周年。

それに加えて、ローラさんと私の誕生日も近づきます(^-^)


Re: 暑い8月 ローラ - 2005/07/31(Sun) 15:25 No.3207   HomePage

o(*^▽^*)o♪ ノーラさんと同じ誕生日で光栄です。

60年前の8月8日、ソ満国境にはソ連軍が集結、侵攻の時を待っていた。
その夜は満洲のあちらこちらで雷鳴がとどろいていたそうですね。

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