〜日本の諺をわかりやすく説明します〜
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ことわざ辞典は Water Form の 1ページです。
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肺肝を披く | 心を開いて何もかも隠さず打ち明ける事を言います。「開く」は閉めたものを開けると言った意味ですが、「披く」は隠さずひろげる、打ち明けるといった意味です。 出典:杜甫 |
八細工七貧乏 | 何でも出来る人は、何でも成功しそうなものですが、何でも出来る事がかえって災いして、なかなか成功できず貧乏する事をいいます。 |
日暮れて道遠し | やるべき事(又はやりたい事)はたくさんあるにも関わらず、それをする時間が残り少ない事を言います。 出典:史記 |
冷や飯を食わせる | 冷たい態度であしらう事です。「冷たいけど飯が食えるー♪」なんて思っているとトンでもないことに。。。 |
風樹の嘆 | 親孝行しようと思った時には親は亡く、親孝行出来ない事の嘆きです。親孝行、するなら今ですよー! 出典:韓詩外伝 |
風前のともし火 | 風の前に置かれた「火」は消え易い事から、物事が危機に面している事を言います。 出典:法苑珠林 |
覆水盆にかえらず | 太公望の妻は、読書ばかりしている太公望に愛想を尽かして出ていったにも関わらず、彼が斉の宰相になった事を知って復縁を求めました。この時太公望は水を入れたお盆をひっくり返し、「元に戻せたら希望に応じる」と言ったそうです。この中国の故事より、一度別れた夫婦は元には戻らないという事。また、一度してしまった事は取り返しがつかない事をいいます。 出典:拾遺記 |
へそで茶を沸かす | おかしくて大笑いする様子。 出典:糸桜本町育 |
傍若無人 | 「傍らに人が無い若し」と字のごとく、人がいても構わずに自分勝手な行動をする事です。 出典:史記 |
臍を固める | 覚悟を決める。決心するという事です。 |
臍をかむ | 自分のヘソを噛もうとしても噛めない事から、物事がどうにもならずに後悔する事。ことわざでは「ほぞ」と読みますが「臍」は「へそ」です。難しい字ですね。(^^; 出典:左伝 |
まかぬ種は生えぬ | いいことにも悪い事に対しても使う諺です。種をまかなければ芽が出てこないという言葉通り、物事の結果は、原因がなければ発生しないと言う事。 出典:毛吹草 |
待てば海路の日和有り | 辛抱強く待っていれば、必ず航海に良い天候になる。人生も同じ。今は辛くても、我慢して今を乗り切ればきっといい流れがやってくる!類:果報は寝て待て、石の上にも三年 |
ミイラとりがミイラになる | ピラミッドにミイラを探しに行った人が戻ってこなくなる事から出来た諺で、他人を探しに行った人が戻らなくなって 同じように探される立場になる事。心当たりありませんか? 出典:本朝甘四考・根無草 |
水は方円の器に随う | 水は形がないものなので、入れる器によって丸くも四角にもなります。人もこれと同じで、周りの環境や友人によって良くも悪くもなるという事です。先日「Water Formはこの諺のイメージですか?」と聞かれました。皆さんの協力と共に良い方向へ向かうようがんばります。(^^) 出典:宋史・十訓抄・毛吹草 |
三日坊主 | 出家したものの、(お坊さんになる)修行があまりにも きつい為に耐え切れず、すぐに止めてしまう人を指したもので、すぐに物事に飽きてしまう人の事です。 |
昔取った杵柄 | 以前鍛えた腕前で、今でも衰えず上手く出来る事を言います。 |
無理は三度 | 人が(人でなくても?)無理を我慢出来るのはせいぜい3回まで。それ以上になると普段おとなしい人でも怒るということです。気を付けましょう。 出典:袂の白しぼり |
明鏡止水 | 一点の曇りも無い鏡と静かに澄んだ水にたとえ、邪念の無い澄んだ心境を表しています。 出典:荘子 |
明鏡も裏を照らさず | どんなにすばらしい(曇りのない)鏡でも裏までは照らせない事から、どんなに賢い人でも目の届かない事があるという事です。 |
名物に美味いものなし | 美味しいと評判のものをわざわざ食べに行っても(期待が大きすぎて)感動するほど美味しく感じられないという事から、評判と実物が釣り合わない事を言います。ただ、本当に名物に美味いものが無いのかというとそれは間違いで、仙台の萩の月、札幌の白い恋人、鹿児島のかるかん等美味しいものもたくさんあります。(^^) |
芽が出る | 日の光にあたる/幸運に恵まれる 事を言います。努力が認められた時なども使われますね。 |
本木(幹木)に勝るうら木無し | 「幹」よりも優れた枝はないという事から、どんなに色々比べてみても初めに選んだ物がいいですよ。と言う意味。主に夫婦の関係に用いられるようです。最初であってもなくても、選んだ相手は大事にしましょう。 出典:女房形気 |
餅は餅屋 | 物事にはそれぞれ専門が有り、それに通じていなければ専門家にはかなわない事を言います。 |
桃栗三年柿八年 | 枇杷(ビワ)は九年でなりかかる と続き、何事もそれ相応の年月が必要であるという意味ですが、実は出典によって多少異なります。 ○〜 枇杷(びわ)は九年でなり兼ねる梅は酸い酸い十三年 ○〜 柚は九年でなりかかる梅は酸いとて十三(八)年 ○〜 柚は九年で花盛り梅は酸いとて十三年 ○〜 柚の大馬鹿十八年 ○〜 後家一年 (!?) (笑) |
門前市をなす | (主に個人の家の)門の前に市場が出来るほど、その家に出入りする人が多く集まっている様子。 出典:戦国策・平家物語・漢書 |
焼き餅焼くとて手を焼くな | 他人をうらやんだり妬んだりすると結局は自分に災いが降る事になるので適度にしなければならないという事。嫉妬も程々にしないとね。(^^; |
焼け石に水 | 焼けた石に少しくらい水をかけても冷たくならないように、少々の事では意味が無く役に立たない事のたとえ。 出典:世話尽 |
焼木杙に火がつく | 一度燃えた杙は炭になっているので、火を近づけると燃え易くなっています。この事から一度関係のあった男女間は切れても戻り易い事をいいます。でも不倫は止めましょう〜〜 出典:一代男 |
柳の下にいつも泥鰌はいない | 以前そこで泥鰌がとれたからといって、今回も同じ場所で泥鰌がとれるとは限らない事をいいます。昨日大連ちゃんしたあのパチンコ台だって、今日も出るとは限りませんよ。(笑) |
薮から棒 | 薮から突然棒が出てきたら驚きますが、この語の通り「突然物事をする事」です。薮とは草木が密生している場所のことです。 出典:夫婦気質・壇浦兜軍記 |
病膏肓にいる | 治る見込みのない病気にかかる事。転じて遊んでばかりでどうしようもない状態になる事などに使います。膏:心臓の下の部分 肓:横隔膜の上の部分。 「肓」は、こうです。「盲(もう)」ではないので注意しましょう〜。出典:左伝 |
唯我独尊 | 天と地の間に自分より尊いものはいないと言う事。思い上がりにも使います。 出典:伝燈録 |
宵越しの金は持たぬ | 江戸っ子は稼いだ金はその日のうちに使ってしまうと言われる事から、気前が良い事を言います。 |
横槍を入れる | 一対一の勝負に第三者がでしゃばる事。 |
楽は苦の種 苦は楽の種 | 種とは物事の始まりを表しています。今楽をすれば後で苦労し、今苦労しておけば後に楽をする事が出来る。どちらにしても、苦と楽は付いてまわる事を言っています。 出典:医者気質 |
李下の冠 | 李とはスモモの事。 スモモの木の下で冠は直さない方がいいですよ=疑われる事はするな という事です。 出典:文選 |
類は友を呼ぶ | 趣味が似ているもの同士は自然と集まる様子。 「オフ猿はオフ猿を呼ぶ」・・・ちょっと違いますか?(笑) 出典:易経 |
瑠璃も玻璃も照らせば光る | 瑠璃は七宝の1つで青色の宝石。玻璃は水晶(またはガラス)の事で、どちらも光を当てると輝く事から、互いに異なるものでも方法によってそれぞれの真価を発揮することです。人にも同じ事が言えますね。 |
瑠璃も玻璃も照らせば解る | 瑠璃も玻璃も照らすと見分けがつく事から、よく似ているものでもやり方次第で違いがわかるという意味です。 |
礼も過ぎれば無礼 | よかれと思って必要以上に丁寧にしてもかえって失礼ですよ という意味。「丁寧にしときゃいい」というわけではないのです。 |
老少不定 | 老いた人の寿命が少ないとは限らないですよ。と、人の寿命の不定を言う言葉。 そう。寿命ってわからないんです・・・・。(しんみり) 出典:平家物語・世話尽 |
ワインを損なう器は悪い器 | ワインを金品/財産、器を人に見立てたバスク地方の諺です。財政の管理がしっかり出来ない人はダメだという意味です。 |
わざわい転じて福となす | 今まで、てっきり不幸の後には幸が来る事だと思っていました・・・。(^^; 本当は不幸をバネに、幸福をつかみとれという意味です。 出典:史記・戦国策 |
笑う門には福来る | いつもにこにこしている門(もん=一族、一家族)には自然と幸福がやってきます。 Let's Smiling ! (^^) 出典:好色万金丹・旦那気質・筑紫のおく(狂言) |
わわしい女は夫を食う | 口やかましい妻は夫をダメにする という意味です。 出典:太鼓負(狂言) |