〜日本の諺をわかりやすく説明します〜
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挨拶は時の氏神 | もしあなたが誰かとけんかをしている最中に、仲裁をしてくれる人が現れたら感謝の気持ちをもって、その仲裁に従うのがいいですよ。という意味。 |
秋茄子は嫁に食わすな | 有名な諺ですが、色々な意味が言われていますね。 秋茄子はとっても美味しいので嫁には食べさせん!という意味や 秋茄子は種が無いので嫁に子供が出来ない事を気遣う。 という意味など。でも本命は、ナスは体を冷やすので食べ過ぎるのは体に良くないという意味。出典:毛吹草 |
秋の日は釣瓶落とし | 秋はすぐに日が落ちて暗くなる事を井戸のツルベに喩えていった言葉。 ツルベとは井戸で水を汲む時に使う、ひもの付いたバケツの事です。 |
悪妻は百年の不作 | ダンナにとって ためにならない女性と結婚するとその悪影響は100年にも及ぶゾ!という警告(笑) 悪妻をめとらぬよう また悪妻にならぬようみなさん注意しましょう。 |
朝の蜘蛛は福が来る、夜の蜘蛛は盗人が来る | 朝の蜘蛛は福を持ってくるので殺してはいけないが、 夜の蜘蛛は泥棒が来る前ぶれなのでかならず殺しなさいという言い伝えです。でも、科学的には何の根拠もないそうです。蜘蛛もたまったものではありませんね。(笑) |
アワビの貝の片想い | アワビの貝殻は1枚だけに見える事から、片思いの事を言います。でもアワビは巻き貝なので元々1枚の貝なのです。知っていましたか!? 出典:世話尽 類:磯のあわびの片思い |
案ずるより生むが易し | あれこれ悩んで心配したことも、やってみたら以外と簡単に出来る。 ま、余計な心配は不要 とにかくやってみろって事ね! 出典:悪太郎(狂言) |
言いたい事は明日言え | 言いたい事があってもちょっとまって、ゆっくり考えてからいいなさいという事。 |
医者の不養生 | 医者は、立場的に患者に養生(体をいたわり健康状態を良くすること)を言っていても自分の体を大事にしない事から、立派な事を言っていても行動が伴っていない事を言います。もちろん、全ての医者がそうだというわけではありません。ことわざですから。。。ね。(笑)出典:風流志道軒伝 類:紺屋の白袴 |
入り鉄砲に出女 | 徳川幕府時代、諸侯のむほんを防ぐ為に関所をおいて、江戸に鉄砲が入る事と諸侯の人質である女性たちが江戸から出る事を禁止した言葉です。 |
烏合の衆 | 規律も統一もなく集まっている人々の事。ここで「烏」とはカラスのことを指しています。 「烏(う)」は、「鳥(とり)」から一画減らした形の文字で、黒い色という意味もあります。出典:後漢書・文選 |
兎の角 | ウサギに角はありませんね。このことから「うそばなし」または「ほらばなし」の事を言います。 |
うどの大木 | 体ばかり大きくて役に立たない事です。ところでウドは高さ2m程になる多年草。茎は太くて大きくなるけれど、食用にも木材にもなりません。(注:特殊に育った軟化うどは生で食べる事が出来ます) |
江戸っ子は五月の鯉の吹き流し | 江戸っ子は言葉使いは荒いけれども腹の中は空っぽでさっぱりしている事を言います。 |
海老で鯛を釣る | エビのような小さいもので、タイのような立派で大きな物を手に入れる事。まぁ、エビによってはタイ以上のものもありますが(笑) |
老い木に花 | めったにないけれど、一旦弱ったものに再び勢いがつく事です。出典:毛吹草[夫木抄] |
押してもだめなら引いてみな | 目的に対してがむしゃらに押し進めるだけではダメ。原理/状況を見極めて、場合によっては引く事も必要なのです。 |
男心と秋の空 | 男心は秋の空のように変わり易い事を言います。ことわざとしては、「男心と秋の空」も「女心と秋の空」もどちらも存在しており、また この2つは” 反意語”として扱われています。(反意語という所がミソですね。(笑)) 類:男の心と川の瀬は一夜にしてかわる 反:女心と秋の空 |
女心と秋の空 | 女心は秋の空のように変わり易い事を言います。え?自分の解釈ですか?それはちょっと・・・・(^^; ねぇSさん。(笑) 反:男心と秋の空 |
飼い犬に手をかまれる | 面倒を見てやっていた者から裏切りを受けたりする事です。 出典:平家女護島 |
風と女は閉じ込められない | 風は隙間を通って抜けていき、捕らえる事が出来ないことから、無理な試みであると言う意味。まぁ。。。そういう事らしいです。(笑) |
風の中で育った木は根が強い | 風は逆境などを指しています。色々な苦労を乗り越えてきた人は芯が強いと言う意味です。 |
風吹けば桶屋が儲かる | 何かが起こった事によって第三者が得をする事で 由来は 風が吹くと土埃が目に入り目の病気になる人が増え、目の見えない人の使う三味線の需要が増え、三味線の材料になる猫の皮が必要になり、結果ねずみが増えて桶がかじられ桶屋が儲かると言った具合です。でも実際は風が吹くと空気が乾燥し、桶に使われている木が乾いてたがが外れてしまい、使い物にならなくなってしまうので桶屋が儲かると言った具合のようです。 |
河童の川流れ | 得意な事なのに、油断して失敗してしまう事を言います。そういう時ってありますよね。(^^; (笑)類:弘法も筆の誤り、猿も木から落ちる、上手の手から水が漏る 英:The best horse stumbles.(駿馬もつまずく) |
金持ち喧嘩せず | ケンカをしても得するもの(もうけ)がない上に失うものは多いので金持ちはケンカをしない。=軽はずみな事をしないという意味です。出典:漢書 |
聞くは一時の恥聞かぬは一生の恥 | 解らない事を他人に聞くのはちょっと恥ずかしい事があるけれど、それを聞かないままにしてずっと放っておく事の方が全然恥ずかしい事ですよという意味です。あ、そのまんまですね。(笑) 出典:毛吹草 |
義を見てせざるは勇無きなり | 正義が何かを知りながら、それをしないという事は勇気が無いことだ という意味です。 出典:論語 |
食うだけなら犬でも食う | 犬に対して少し失礼な気もしますが、何もしないで食べるだけなら犬でも出来ると言っています。これは「人間としての値打ちは幸せや意義を感じる事にある」という事を言っています。 |
芸が身を助ける | この場合の「芸」はもともと遊びで身につけた物を指しています。(もっとも、最近は「技術」を指す事も多くなっているようです) 食べる物が無く、稼ぐ手段が見付からない時に「芸」があった為にそれに助けられた事をいいます。出典:毛吹草 |
芸が身を助けるほどの不仕合せ | 全盛時代に憶えた芸を、落ちぶれた時に売り物にして生活知なければならない不幸な状態のこと。「芸が身を助ける」と似ていますがこちらは不幸なのですね。(^^; 出典:東ユ(ウ)子 |
下衆の後知恵 | 下衆(身分の低い者/心がいやしい者)は肝心な時に案が出ず、事が終わってからいい案を出すものだ。と言う事。ちなみに英語では「後で言う事はやさしい」と言うのだそうです。 |
恋に師匠無し | 恋というものは、誰かに教えてもらわなくても自然と学ぶものということです。 |
国士無双 | 「国内に2つと無い」事をあらわしています。ちなみに一九牌字牌を1枚ずつ集めても国士無双になります。(笑) |
紺屋の白袴 | 人のことはあれこれするけれど、自分にまでは手が回らない事。もしくは 人にはあれこれ指図するけれど自分は何もしない事をいいます。紺屋(染め物や)は染める事を仕事としているのに、自分は忙しくて白い袴をはいている事から言われるようになりました。 出典:骨董集 類:医者の不養生 |
塞翁が馬 | 人生の幸せも不幸せも予想がつかないことを言います。昔、辺境の塞(とりで)近くに住む翁(男の老人)の馬が逃げてしまい人々が悲しがった所、翁は「これが良い事になるかもしれない」と言い、後日その馬が駿馬を連れて帰ったので人々が喜ぶと 翁は今度は「なにか悪い事が起こるかもしれない」と言いました。不幸な事に翁の息子が落馬し足が悪くなってしまいました。すると翁は「また何か良い事があるかもしれない」と言いました。何と今度は戦争が起こり、健康な若者はみな兵士へと連れて行かれましたが翁の息子は足の悪いことが幸いして徴兵を免れたという故事から来ています。出典:淮南子 |
才子、才に倒れる | 自分の知識に自信を持ちすぎてかえって失敗することです。 |
猿も木から落ちる | どんなに得意なものでも失敗する事があるという事です。出典:毛吹草類:河童の川流れ、上手の手から水が漏る、弘法も筆の誤り、天狗の飛びそこない |
四海波静か | 海に波が立っていない事から、世界が静かに(平和に)治まっている様子。四海の解釈の仕方は2通りあり、1つは三大洋(太平洋、大西洋、インド洋)とそれ以外の海。もう1つは辺り一面(四方)の意味です。出典:常語藪 |
疾風に勁草を知る | 強風を受けた時に差が歴然と出ることです。 |
水火も辞せず | おぼれる可能性のある水の中に入る事や、燃え盛る火の中に入る事すらも問題にしない事です。良く言えば勇気、悪く言えば向こう見ず。 |
するのは失敗何もしないのは大失敗 | どうせ失敗するなら何もしないより何かして失敗する方がマシ。「した事」自身が身になっているはずです。次回にチャレンジ! |
青雲の志 | 2つの意味があります。一つは社会的に高地位につき、有名になろうとする志。もう一つは行いが清く、俗世から離れようとする志です。 出典:王勃 |
切磋琢磨 | 言葉そのものの意味としては、骨や象牙を切って磨いて形をとって磨く事で、人がお互いに励ましあって学問、教養、人格を磨く事を言います。 出典:詩経 |
前人の植えた樹 | 昔の人が樹を植えておいてくれたおかげで、後の人は木陰で涼む事が出きるという意味で、先代の善行のおかげで後の者が楽を出来る事に対して使われます。 |
滄海の一粟 | 青く広い海に浮かぶ1粒の「泡」の事をいっています。とてつもなく広いものに比べてとても小さいものを比較する事です。 出典:蘇軾 |
袖すり合うも他生の縁 | 全く知らない人とのふとした出来事も、前世からの縁があっての事。 他生とは、現世とは違う時代の事で前世を指しています。ここで出会ったのも、もしかすると前世からの縁!? (^^) |
大海の一滴 | 広く大きな場所に非常に小さいものがある事の例えです。滄海の一粟と似ていますが「一滴」は海に混ざると探せませんね。(^^; 出典:太平記・毛吹草 |
立て板に水 | 立てかけた「板」に水をかけると、水は板をつたって下に流れ落ちますよね。この水の流れにたとえて「すらすらと言葉が出ること」を言います。出典:源平盛衰記 |
旅の恥はかきすて | 日頃は謹厳(きんげん:慎み深くまじめ)な人も、旅に出ると つい「はめ」を外す。。。という意味です。類:後は野となれ山となれ 反:立つ鳥後を濁さず |
知恵者1人馬鹿万人 | ものの道理が解る人は、解らない人に対して何と少ないのだろうと言う事。使うタイミングに注意が必要ですね。 |
着眼大局 | 元々の意味は、物事に対して広い眼を持って対応する。という事ですが「大局」がマスも表す事から、囲碁などで盤面の全体の形成をつかむ事にもたとえられます。 |
ついた餅より心持ち | ご馳走してもらった餅よりも、それをご馳走してくれた相手の気持ちが大変ありがたいということです。海原ユーザンの精神ですね。(?!) |
月夜に釜を抜かれる | 月が出ている明るい晩に大事な釜を盗まれてしまう事で、油断をしすぎてつけ入られることです。釜はお米を炊く大事なもの。そんなものを盗られるとは。。とほほ。 |
泥中の蓮 | 蓮の花は泥の中から咲くにも関わらず白くきれいな事から、汚れた環境の中にいてもその影響を受けることなく「けがれなさ」を保つ事を言います。 出典:伝燈録・周敦頤 |
天長地久 | 天と地は永久にあるものだと言っています。 出典:老子 |
頭角を表す | 学識や才能が他の人より際立っている事です。 出典:韓愈 |
捕らぬ狸の皮算用 | まだ捕まえてもいないのに、狸の皮がいくらで売れるかな。。などと計算することでまだ決まってもいない事に対して色々考える事です。「この宝くじがあたったら、あれを買ってこれも買って。。。」なんて言うのがそうだったりします。(笑) |
取り付く島も無い | 頼りにする物が見つからず、どうして良いかわからない事。または相手の態度があらく、話すきっかけがつかめない 事をいいます。こうなってしまったのは相手が短気だから?それとも?? 出典:胸算用 |
無い袖は振れぬ | 相手に対して、何かをしてあげたくても自分に無い物(袖はお金のたとえ)は出せないと言う意味です。 出典:世話尽 |
夏の雨は、馬の背を分ける | 夕立は、極端に局地的に降りますよね。それで、馬の背の右と左で片方は降って片方は降らないという状況になっていることをいいます。日本では「夕立は馬の背を分ける」とも使われています。出典:梅園日記 |
煮え湯に水を差す | 水を差された「煮え湯」は、お湯としても水としても使えない事から、どっちつかずで役立たずの物にする事を言います。 |
糠に釘 | 「ぬか」にくぎを打っても手応えがない事から、何か意見や忠告をしても反応のない事を言います。 出典:浮世風呂・女房形気 |
猫に小判 | 物の価値がわからない者に高価な物を与えても無駄である事のたとえ。 出典:茶人気質・関取千両幟 |
猫も杓子も | なんでもかんでも。どれもこれも。と言う意味です。語源は、一休咄の「生まれて死ぬるなりけりおしなべて釈迦も達磨も 猫も杓子も」の所からでたようです。ごろがいいですね。 出典:一休咄 |
猫をかぶる | 獰猛(どうもう)さを隠し、あたかもおとなしい猫のように振る舞う事(人)。又は、わらで編んだむしろ(=ねこ というそうです)をかぶる意より、知っているのに知らないふりをする意味もあります。 「むしろ」の「ねこ」が、動物の「猫」とかけあって現在の意味になったのかもしれませんね。英:He is a wolf in sheep's clothing.(彼は羊の服を着た狼だ) |
能ある鷹は爪を隠す | 優れた鷹は獲物に襲いかかる直前まで爪を隠し、相手を油断させる事から、優れた才能の持ち主である程、普段その実力を見せびらかさないと言う事を言います。 出典:北条氏直時分諺留 |
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