昨年は主軸先発投手2人で31勝を上げ大活躍であった。そして今年更に小宮山が加入しまた野村がやっと復帰、三浦・福盛と加われば先発投手陣のコマは揃い、抑えの佐々木が移籍してしまっても、新外国人ベタンコートも加入しどちらかと言えば何とかなるかと思わせたが、ベタンコートが期待外れに終わり、その影響で福盛が抑えになり、阿波野を先発ローテーションに加えた。しかも隆・川村はオープン戦で今ひとつ調子が悪い。
それでも、開幕し隆・川村・三浦が順調にスタートし、小宮山も健在ぶりをアピールした。それでも、阿波野は予想通りというか(^^;;先発で登板してもなかなか勝てない状況が続いた。そこにやっと芽を出しかけたのが矢野であった。
しかしコレも、続かず4月後半からは主軸投手陣が総崩れをし、しかも期待の矢野まで肘の痛みを訴え登録抹消となり、三浦も肝機能障害と悪夢は続いた。
そして前半戦隆は6試合連続で勝てない、三浦は51日間勝利を見放され、小宮山も勝ちが安定せず、野村に至っては話にならないとい厳しい状況が続き、ベタンコート自身も先発をした事がないと言いながら、先発で起用せざるおえない状況となった。その中に新戦力が登場した。07/20カープ18回戦で4年ぶりに一軍で投げた細見が涙のプロ入り初勝利を上げた。
オールスター明けから状況が一変した。今まで勝てなかった三浦が8月に4勝上げ月間MVPに選出され、川村もまた細見も勝てるようになってきた。しかし小宮山・隆は安定せず。隆は好投するが突然崩れるのを繰り返し、最後は初っぱなから打たれ初めてしまい08/18捻挫をきっかけに登録抹消され今シーズン2度と1軍に戻れなかった。また抑えを主体にしていた福盛が、調子を崩し先発をする機会が増えた。そして中継ぎとして1軍登録した神田が終盤になって先発起用をし、安定したピッチングを披露した。
と言うわけで、先発投手から簡単に1年間を振り返ったが、31勝を上げた2人がなんと今シーズン13勝しか出来ず、何とか結果を残したのは三浦(11勝6敗)だけであった。また小宮山については8勝12敗と今ひとつであった、特に初回に失点を食らうパターンが多く、ゲームを組み立てられなかったが、私的にはこんなものかなぁと思った。本来小宮山の勝利は上乗せとならなければ意味がなかったが、結果的には穴埋めにもならなかった。
そして特に不調の原因になったのは、被ホームランの多さであった。チーム被ホームランは152本と2位のカープと6本差ではあったが、
小宮山24本・川村23本・三浦22本と3選手が規定投球回数での被ホームランベスト3となり、規定投球回数に達しなかった隆19本・野村15本と先発投手だけで103本(中継ぎ登板分も含まれる)と、話にならなかった。 |