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ベーシックマスター仕様(当時のカタログより)

項目

ベーシックマスターレベル2 MB-6880L2

ベーシックマスター MB-6880

プログラミング言語 BASICおよび機械語 BASICおよび機械語
MPU HD46800(8ビット並列処理) HD46800(8ビット並列処理)
ROM 4Kバイト×4(マスクROM;モニタおよびBASIC) 4Kバイト×2(マスクROM;モニタおよびBASIC)
RAM 8Kバイト標準実装(拡張可能) 4Kバイト標準実装(拡張可能)
表示構成 横32文字×縦24行(768文字)
8ドット×8ドット/表示単位
横32文字×縦24行(768文字)
8ドット×8ドット/表示単位
表示内容 文字およびグラフィック記号(253種類) 文字およびグラフィック記号(253種類)
画面コントロール 自動スクローリング、
白黒反転可(プログラムによる切り替え)
自動スクローリング、
白黒反転可(プログラムによる切り替え)
キーボード JIS標準配列準拠56キー JIS標準配列準拠56キー
カセットテープ
インターフェース
カンサスシティスタンダード(300ボー) カンサスシティスタンダード(300ボー)
ビデオ
インターフェース
複合映像信号または日本標準方式準拠テレビ信号 複合映像信号または日本標準方式準拠テレビ信号
音声出力 5ビットD/A変換信号のスピーカー再生 5ビットD/A変換信号のスピーカー再生
使用電源 AC100V 50/60Hz(専用電源アダプター使用) AC100V 50/60Hz(専用電源アダプター使用)
本体寸法・重量 幅42.5×高さ8.0×奥行28.5(cm)・4kg 幅42.5×高さ8.0×奥行28.5(cm)・4kg
価格 \228,000 \188,000

 高校のころ、これが店頭に置いてあり、デモゲームが触れるようになっている電気屋が学校の帰り道にありました。よく遊んだ記憶があります。
 こいつはRGBディスプレイだけでなく、普通のテレビにもつながるようにRFモジュレータを内蔵していました。高価なディスプレイを買う金がない人も、テレビに直接つなげるだけで使えるということは、新たに買おうとする人の敷居を低くしたことでしょう。
 外装はノイズ対策のためか、非常に頑丈なスチールのシャーシに覆われていて、キーの上以外なら象が乗っても壊れないと思えます。 ^^)
 また、スタッコ調のざらざらした塗装がしてあり、これがまた無骨さを強調していました。白と黒を基調としたデザインと相まって、質実剛健なイメージが好きでした。

 今見ると、このキーボードのシフトキーってPUSH ONシフトではなく、モードロックキーだったんですね。このころは漢字入力などない時期なので、変換関連のキーは全くありません。ESC, CTRLキーのような修飾キーもありません。非常にシンプルなキーボードですね。リターンキーが[復改]と書いてあるところがレトロ心をくすぐります(拡大表示参照)。 ^^)
 ベーシックマスターは発表されたときから周辺機器までトータルデザインされており、ディスプレイ放電プリンタも同じような白黒を基調にしたデザインがされていました。また、周辺機器の設置の仕方までトータルコーディネートされた専用テーブルまでありました。
 ベーシックマスターはこの後、レベル2II, レベル2 Mk5 といった後継機種を出していくことになります。


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