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当時としても、机までトータルコーディネートしたのはこのベーシックマスターとYAMAHAのYIZ(MSXじゃない方)だけだったと思います。日立の意気込みというか、メーカーのまじめな姿勢がわかります。
寸詰まりのエレクトーンを彷彿とさせるこのデザインは、見栄えの悪いケーブルを隠し、各機能をコンパクトにまとめるという意味で非常に優れたものといえます。また、テーブル部分と足の部分を分解可能にし、テーブル部分だけを事務机に置いて使うこともできるようにするなど、狭い事務所への導入も考慮した細かな配慮が感じられます。
今の時代ならマウス専用台として使用されるスペースも、この時代からすでに用意されています。今のパソコンデスクもこのくらい大きいスペースにしてコーヒーでも置けるようにしてくれればいいのに、と思うのは私だけでしょうか。
写真の椅子は事務椅子なのですが、考えてみるとOAチェアが一般に浸透したのも最近になってからのことですね。モデルの女性の髪型、化粧、服装などがこのカタログ作成年代(昭和54年1月)を物語っていますね ^^) (junjunが山口百恵のようだと茶々を入れてます)