ご協力頂いた皆さん、ありがとうございました。
みなさん、アスベストの事なんてもう忘れていませんか?7月に、神戸市近辺での解体工事がピークをむかえる、と言われてます。そこで、第二弾アスベストQ&A コーナーをお届けします。
神戸市の空気は未だに黄色い、というコト、知ってますか?
メチャクチャ暑いのは分かってますが、まだまだマスクが必要なようです。
そ・こ・で、耳よりな情報をみなさんに...。
アスベスト何でも電話相談
7月2日10時〜17時
TEL: 0797-22-4399
主催:被災地のアスベスト対策を考えるネットワーク
6月24日・25日、私立育英高校で、「復興」と題しての文化祭が開かれた。
育英高校が今回「復興」をテーマに掲げた理由に対して生徒会長は「昨年十一月に、神戸市からボランティア推進校に指定された。そして、何かやろうと思ってた矢先に、今回の地震が。あれから五ヶ月が経って、神戸のために、いや、社会のために、僕たち高校生に何が出来るだろう、と思った結果がこの文化祭です。」と語ってくれた。
彼らの気持ちに対して、それならと思い立ち上がった兵庫区の「ワンツードリーム」というボランティア団体が協力して、現在神戸で活動中の団体をはじめ、大阪枚方で地域型ボランティアとして活動している「スマイル」の、資料・写真等の展示、また別の会場において、救急救命士の講習会等も開かれ、幅広い視点で見たフットワークの良さには、さすが高校生と思うばかり。両日合わせて大変な盛況であった。
震災後の気持ちを、熱くさせてくれた春の選抜高校野球は、記憶に新しい。育英ナインの活躍に誰もが勇気づけられたに違いない、そんな彼らの情熱と、今後のボランティア活動に対し、すたあとからエールを送りたいと思う。
「が・ん・ば・れ」
(島原アウト・サイド:正村 圭史郎)
長田交差点のでっかい時計が動き出して、ちょうど1週間目を迎えた6月17日・18日の両日、建物の修復工事を終えた兵庫トヨタ自動車株式会社 神戸営業所のショールームで「リフレッシュフェア」が開催された。
約80名の社員が持ち寄った品々の出されたガレージセールは大盛況。震災後、暖房の入らない建物で活躍した石油ストーブも並んだ。そして何といっても目玉は産地直送の野菜市。「不足しているモノが多い被災地で主婦の人に喜んでもらおう」と小笹所長はガゼン張り切り、フェアの前日、自ら揖保郡御津町まで2tトラックを走らせたという。農家の方々の手で袋詰めされた新鮮な色々な野菜は、格安ということもあり大好評。
その他、ハズレなしのビンゴゲームや、ヨーヨー釣り、金魚すくいなど、広い駐車場をフルに利用して、大人も子供も一緒になって楽しめるイベントでした。「是非第2回も企画したい」と、今回のフェアの成功に、嬉しそうな表情でコメントする小笹所長。第2回、見逃せませんね。
なお、リフレッシュフェアでの売上金は義援金として長田区役所に納められたそうです。
「長田も変わったけど、郵便局も変わった」。局長さんや職員の方が、まつりを、長田を懸命に盛り上げようとされている姿を見た。6月24日(土)、長田郵便局の更地で、長田リバイバル祭が行われた。
(幹)
神戸っ子だから(ホイ)この歌のテープが、ある日すたあとに届いた。題名は「へこたれへんでソング」、略して「へこソン」。この歌は、どういう思いから生まれたのでしょう。「戦後は美空ひばりや宮城まり子の元気な歌に励まされたので、今回の震災で被害にあわれた人たちに歌で元気を出してもらいたい...。」「若い子が歌うラップとかじゃなくて、おじさん・おばさんでも分かるような歌で、瓦礫工事とかしながら歌ってくれたら...。」と言うのは、個人でカウンセリングを行っている伊藤友宣(とものり)先生。この歌を作詞・作曲してくれました。
へこたれへん(ハイハイ)
神戸っ子だから(ホイ)
へこたれへん(ハイハイ)
へこられへんで ソング(略称...へそコン)
作詞・作曲 伊藤友宣
1番のみ抜粋あの一揺れでガタピシャ崩れた
瓦礫の中から生きのびて
助けられない生命のかなしさ
心の底までしみました
家がなくとも物がなくとも
金がなくとも生きている
いのちが輝き元気があるから
いつでもあなたが信じられます
神戸っ子だから(ホイ)
へこたれへん(ハイハイ)
神戸っ子だから(ホイ)
へこたれへん(ヨウ)
(以下略)
「前略 山田洋次様、渥美清様。復興の町、長田を「寅さんシリーズ」に登場させてもらえませんか。」
神戸商科大学の5人の教授がこう呼びかけた。4月21日付で、実際にご両人宛に次のような手紙も書いて下さった。
「日本映画の中で心に残るのは寅さんシリーズだ、と言われるように、下町の見直しが始まっています。長田はハード面では壊滅しましたが、その後の救援の中で、下町の良さが遺憾なく発揮され、美談がたくさんあります...。」と、庶民の町を強調してくれている。
「中小の企業は、地域の生活、文化と密着した産業の中心的な担い手...、長田のケミカルシューズ業者は活力旺盛で、豊かなベンチャー型事業者が集まっているという特徴も持っています。」と、元気良く長田の紹介が続く。
「...長田は庶民の町です。...脱亜入欧(亜はアジア、欧はヨーロッパのこと)の都市三宮に対する「復亜卒欧」の都市、長田という選択枝があり、そのライフスタイルの方が心地よいよ、という美例を示したい。」と、5人の教授は元気一杯だ。
「...当地には在日韓国・朝鮮人9000人をはじめ、28カ国のアジア系の方が違和感なく住んでいます。...「日本の中のアジア」として、共に生き協力し合って将来を拓きたい我ら長田人、という始動があります...。」と、寅さんにラブコールを送っている。
「寅さんの温かさ・笑い・涙は、被災者への何よりの支援だと感じます。...長田は、下町のベンチャー的国際都市として、個性的で活力旺盛な多士済々を抱えています。一度、長田小話「長田物語」を聞いていただければ幸いです。」と締めくくっている。
先生方の手紙は無事にお二人に届きました。ただ、実際に神戸にきて撮影をするのは、やはり難しいとのこと。もしかしたら「寅さんが震災直後に神戸に入り、ボランティアをしてくれた。そこでいつものように、人情深い話を繰り広げた」という設定で、神戸での体験について寅さんが大いに語る、という場面が見られるかも。ただ、あくまで決定はまだしていないようです。
(幹)
長田でボランティア活動を行ったピースボート。震災当時、デマなどが飛び交う中、正しい情報を伝えようと「デイリーニーズ」を発行し始めたのは1月25日のことでした。被災された方々に対し、手渡しで新聞を配る中で、人と人とのつながりが生まれました。これを、震災によって生まれた数少ない財産の一つとして残そうと、3月中旬「すたあと」によって「人・物・情報のアクセスマガジン〜ウィークリーニーズ」が生まれました。
それから現在に至るまで、商店街の店先やバス停・郵便局・銭湯など、皆さんの身近なところから、避難所・仮設住宅等に避難されておられる方々のところまで、無償で配達を行っています。また、新聞と一緒に、販売店のご厚意により、縮小板をお配りしています。
...もう7月。地元に引き継いでからは3ヶ月あまり。「デイリーニーズ」からを含めるとかれこれ5ヶ月もの間、新聞を発行してきました。
しかし、去る6月25日、「すたあと」のボランティア活動を支えてきた地元以外の人達が完全に撤退し、活動縮小を余儀なくされ、人員面・資金面で非常に難しい状況となってきました。ともあれ、町を前よりもっと素晴らしくしよう!!と、今まで続けていたボランティア活動です。継続することが大事だ、と私たちは考えています。「自分達の町の復興を支えるボランティア活動」は、今も、そしてこれからも絶やすことはできません!
新聞発行だけでなく、様々な可能性がある私たちの活動に、皆さん!どうかご協力をお願いします!!