虫やネズミの出る季節になり、健康状態や衛生面が気になっている方もいらっしゃるかも知れません。これから夏に向けて、清潔な暮らしのために何に気を使ったらいいのでしょうか?
ハエがわきます。ねずみがでます。ルールを守って「燃えるゴミ」を出してください。
●残飯類●料理くず●果物の皮●茶がらなど●チラシ●チリ紙●包装紙などの紙切れ
ごみは必ずポリ袋に入れてしばって出しましょう。
ごみをそのまま出したりダンボール箱に入れて出したりしないようにしましょう。
仮設トイレでの衛生対策で、EM液やボカシを使っているところもあることと思います。夏になると、糞尿が腐敗するのが早くなります。腐敗して悪臭がただよい、ウジがわいたりハエが飛び回る前に、EM菌によって、先に発酵させてしまうことが必要です。
そのためには、
・まめに(排便した人が必ず)EM液またはボカシを散布する。
・発酵のスピードを早めるために(腐敗に先手を打つ!)多めに投入する。
▼バイゾールなどの殺菌剤などを同時に散布すると、EM菌も死んでしまいます。殺菌剤を使用する場合は、ボカシ等の量を大幅に増やして下さい。(EM液・ボカシは人畜無害です)
▼EM液・ボカシがご入り用の方は
「環境浄化を進める会」
TEL:671-0331 中本さんまで
5月のある日、兵庫区のボランティア団体「ちびくろ救援ぐるうぷ」の活動に参加する機会を得ました。ここでは、「すたあと」と同じく、引っ越しなどの「ガテン仕事」をひきうけているほか、福祉活動として、老人ケアや避難所を回ってのマッサージなどもしています。私もマッサージチームに同行して、ある避難所に行き、初対面の人に足のマッサージをするという、貴重な体験をしました。
入浴剤の入ったお湯に足を入れてもらい、それを両手でさすってほぐす、というものです。わたしは全く初めてだったので、自分の技術もなく、これでいいのかな、と内心すごく不安でした。案の定、お湯の中にタオルを落っことしたり、お湯がぬる過ぎたりと、失敗続き。または、力が弱すぎて効き目がなかったことも。でも、「気持ちいい」といってもらえてほっとしました。
足のマッサージをしながら、相手の方と少しずつお話をします。最近の生活のこと、これから復興して、平常化していくなかでの不安ー。だんだん打ち解けてくるにつれて、心の深いところまで話してくれ、私たちボランティアのことにも興味を持ってくれます。「自分のお父さん、お母さんにもやってあげてよ」と言われ、故郷に両親を残して神戸に来ている私は「はい」と言ったきり涙ぐんでしまったり。話をしていて、こんなことをおっしゃった方がいました。
「こんなサービスまでしてもらって贅沢やなあ。申し訳ないなあ」。ボランティアに甘えているのでは、とおっしゃるのです。でも、ボランティアする側としては「ありがとう」と言われるだけで「やってよかった」「うれしい」と思ってしまうものです。ただし「よかった」で終わらせるのではなく、何が求められているのか考えながら・・・。
ボランティアの活動は力仕事の肩代わり、避難所での手伝い、情報の伝達、イベントの企画・運営と、多岐にわたります。震災以後、ボランティアも全国各地から来てくれます。また、ボランティアの団体は大小含めて数多くあります。想いは同じなら、もっとお互い協力していけたらいいな、と思っています。
私達が活動することで、皆さんが元気になってくれること、自分も何かしようと思うこと。これがすべてのボランティアたちの一番の願いなのです。
初めての足湯 のためのガイダンス
今回紹介した足湯マッサージですが、誰にでもすぐできます。ご家族で、また避難所などで、おとなりさん同志お互いに足湯マッサージをするなんてのはどうでしょう。お話ししながらコミュニケーションもはかれます。
まず、少し大きめのたらいにお湯を張ります。お湯の温度はちょうどお風呂くらい。お好みの入浴剤を溶かし入れます。香りの効果で、ゆったりリラックス出来ることうけあい。
マッサージしてもらう人はイスに腰掛け、足を楽にして下さい。マッサージする人は、片足を両手で持って、お湯を掛けながら、かかとからゆっくりお湯のなかにいれます。
両手の親指を足の甲におき、残りの指で両側から足をはさむようにかかとにあてます。そのまま静かに指先の方向にしごいていきます。手は土踏まずにぴったり沿わせること。普段立ち仕事をなさっている方は、結構足の裏がこっています。じっくりほぐしてあげ
ましょう。
足の指も、一本一本、指の付け根からつまんでは引っ張って、マッサージします。
<注意事項>
1.お湯がぬるくなったときには、差し湯をして下さい。その時は、熱湯に注意。
2.高齢者の方の足湯マッサージをする時は、ていねいにしてあげましょう。骨が弱い方もおられますので、骨折なんて事になっては大変。
3.冬場は上半身汗をかいていたりしたら、後で冷えないようにちゃんと着替えをしてもらいましょう。
もし足湯マッサージをご希望の方がおられましたら、お早めにお電話ください。
「ちびくろ救援ぐるうぷ」 TEL:671−1442
このページは「ちびくろ救援ぐるうぷ」さんのご協力を得て作成しました。
(編集部・家田 慈子)
あの日から
五ヶ月
たとうとしている
寒い冬の空の下
日だまりをさがしてた
あの時
あの日から
五ヶ月も
たとうとしている
正村 圭史朗
(正村さんは雲仙普賢岳の噴火以後、島原ボランティア協議会で活動を続けておられます。現在は「ボランティアのためのボランティア」として「すたあと」に様々な情報を提供してくれています。)
これからが僕たち「ガイド班」の「すたあと」である。
(吉良和人)
スタッフ募集
興味のある方は、ご連絡を。
電話521-7170 竹内、または吉良まで
営業時間:7時〜19時
定休日:日曜日(祭日営業)
店長:和田 明さん
電話:671-8725
メニュー:Coffe,Tea \270
モーニングセット \300
ピラフ・カレー等の軽食 \520
出前もしています。貸し切りパーティーも受け付けています。
6月1日に「Coffee Houseあきら」が北町交差点の仮設店舗から場所を東尻池に移して再びオープンしました。震災わずか10日後にはワゴン車を借り移動コーヒー店を始めた。全焼してしまった前のお店には何も残っておらず、紙コップを利用してのスタートだった。この時は色々な友人の親切により、お水などを運んでもらった。しかし、道路占拠違反によりおまわりさんに注意され、先が見えない不安な日々が続いたが、コーヒー豆屋さんの提供により現在の場所に店を構えるにいたった。ワゴン車営業のころは気楽な面もあったが、今までごひいきにしてもらったお客様とこれからのご自身の生活のために、との意気込みもある。「やらねば何もはじまらない」と、この5ヶ月間で一日しかお店を休んでない。
店内はコーヒーの香りが漂っており、マスターの愛犬プチのお迎えもあり、ほのぼのとした雰囲気のお店です。ゲーム機になっているテーブルもあり、若者はついつい長居してしまうかもしれませんね。一見恐そうな(ゴメンナサイ)マスターは実は話好きでけっこう笑かしてくれる気さくな人です。店にはマスターのお守りという地震の時に火災で焼けた100円玉が溶けてかたまりとなったものが置いてあります。店長から長田区のみなさまへ
「がんばれよぉ〜しかないやん」
(阿部・古賀・田村)
朝9時起床、朝御飯を食べながらテレビを見て世界の動きをチェック。9時25分、チャリンコをとばして区内の某予備校へと向かう。午前中まじめに授業を受け昼休み、暇を見て区役所内のボランティアセンターに顔を出す。再びだるそうに本業に戻り、2時すぎに晴れ晴れとした表情で区役所に戻る。6時、「あ〜、宿題せな〜」とつぶやきながら帰宅の準備。
これが18歳、岡本泰典君の一日である。震災直後は避難所で過ごす。しかし当時は何もする気が起こらず、毎日の生活も外人ボランティアにゆだねて、「まあ頑張ってくれ。」と、ただただ彼らを見守っていたそう。しかもその頃の彼は、大学入試に追われた受験生。ところが結果は残念ながら、岡本君を浪人生活へと導いた。もちろん彼はそんなことで頭をかかえてしまうようなオトコではない。3月7日、何かしようと区役所内の長田ボランティアルームを訪れる。
そこでは彼が唯一の地元民だった。スタッフからかなり重宝され、早速、発足されたばかりのマスクプロジェクトに配属される。当時アスベストに関する情報がほとんど無かった中、岡本君は何冊も本を読み、独学でそれを調べ、まとめあげたのだ。その行動力には目を見はるものがあった。
私は、4月から〈すたあと〉でマスクプロジェクトを引き継ぎ、岡本君にアドバイスを貰いながら活動しているが、彼のチェックは厳しい。「問い合わせ来た時に個別に送れる資料まとめといたら?」「もっときめ細かい調査がいるよ」などなど。その度に、「おいおい、こいつほんまに18なん?」と疑問に感じるが、いたずらっぽく笑う目には、やはり若さがあふれている。
チャリンコに乗るのが大好きな彼は、震災前からよく遠出をし、駅に寝泊まりしたこともしばしば。この趣味が功を奏したのか、今回も、な、なんとあの雲雀ヶ丘までマスクを配りにチャリチャリ登って行き、道に迷って北区まで行ってしまったとか・・。
今日も彼は、予備校と区役所を往復する。一人の青年として、そして長田区民として、自分のできる範囲で活動を続けていく。「また新しいプロジェクトする事になってん。」と楽しそうに話す前向きな彼の姿に、私たちは励まされているような気がする。
(ぴろ)
すたあとで救援募金を受け付けます
さくら銀行 長田支店 普通預金
口座番号:322-6790422
口座名:すたあとサハリン義援金窓口