[システムブロック図] [TK-80BS]

TK-80/80Eの仕様(当時のカタログより)

 
TK-80
TK-80E
CPU
μPD8080AD
(10進減算補正もできます)
μPD8080AFC
(8080Aの標準タイプ)
ROM
μPD454D 3個
(モニタ書込済)
μPD454D 1ヶ増設可
μPD464C 3個
(モニタ書込済)
μPD454D 1ヶ増設可
RAM
μPD5101C 4個実装済
最大8個実装可(1Kバイト)
*バッテリーバックアップ可
μPD2101ALC-4 4個実装済
最大8個実装可(1Kバイト)
*バッテリーバックアップ不向き
パラレルI/O
μPD8255C 1個
8ピット並列ポート×3組
(但し、一部キーボードのスキャニングに使用されています)
シリアルI/O
μPD8255Cのポート2ビット使用 110ビット/秒
動作モード
シングルステップ/AUTO
入力装置
キーボードスイッチ 25個
データキー     16個
ファンクションキー  9個
表示装置
7セグメントLED 8桁
消費電力
+5V±5% 1.1A以下、+12V±5% 0.15A以下
プリント版寸法
310×180mm
付属資料
一式
価格
88,500円
67,000円
送料
1,000円(電源除く)

 TK-80の"TK"は Training Kit の略だったようです。(このページを編集するときに気がついた) 確かに、TK-80は自分で組み立てるキットになっていて、コンピュータの入門用として販売されていました。入門だけなら、SHARP のMZ-40K「マイコン博士」も同様のものでしたが、こちらは非常に拡張性が高く、ただの入門機に終わらなかったところがすごいところです。

 本体写真を見てもわかるように、キーボードの左側のユニバーサル基盤部分に回路を組むことで、外部へのインターフェースを基盤上に作ることができました。オーディオカセットのインターフェースはこの半分のエリアで作ることができたようです。また、その横にはバスラインがそのままでており、TK-80BSと接続することでさらなる拡張ができるようになっていました。さらに、TK-80とTK-80BSを1つの筐体に納めたCOMPO BS/80 という製品もありました。

 テレビがディスプレイモニタの代わりです(落ちそう^^;)。またスイッチング電源が目を引きます。
 ワンボードマイコンは基本的にキットですから、プラモデルのように自分で組み立てる楽しみもあります。基本システムが高性能化してしまった今ではこんなところから作るのは至難の業ですが、PC互換機の世界がこれと似たような感覚にさせてくれます。


[電脳博物館]へ戻る