Marieの奏でる音楽収録作品初出一覧
単行本データ2001/1/29 ブックデザイン : 鈴木成一デザイン室 初版。ソフトカバー A5判 276ページ 表2、見返しには「ピリトの地」の全景図、表3、見返しには「工房のまち ギル」の全景図がある。
2001/12/24 ブックデザイン : 鈴木成一デザイン室 新装版。ソフトカバー A5判 276ページ 掲載誌の「コミック・バーズ」版元がソニー・マガジンズから幻冬舎に変わったことにより、下巻発売と同時に、上巻も幻冬舎から出版された。 デザイン等は初版と同じ。 初版には帯があった。 2001/12/24 ブックデザイン : 鈴木成一、西村真紀子(鈴木成一デザイン室) 初版。ソフトカバー A5判 248ページ 表2、見返しには「ピリトの地」の全景図、表3、見返しには「世界地図」がある。 2004/11/2 Design : Seiichi Suzuki, Makiko Nishimura (Seiichi Suzuki Design Room) Traduction : Marie-Saskia Raynal - Naomiki Sato Adaptation graphique : Jean-Luc Ruault フランス語版。ソフトカバー A5判 288ページ。右開き 本体内のタイトルカットは日本語版同様にセピア色でカラー印刷だが、第1話の冒頭はモノクロ 表2、3、見返しの全景図は削除。 詳細については、フランス語版について参照 2005/2/16 Design : Seiichi Suzuki, Makiko Nishimura (Seiichi Suzuki Design Room) Traduction : Marie-Saskia Raynal - Naomiki Sato Adaptation graphique : Juliette Catrix フランス語版。ソフトカバー A5判 256ページ。右開き 本体内のタイトルカットは削除。第9話冒頭は4ページのみカラー(日本語版は6ページ) 表2、3、見返しの全景図は削除。 詳細については、フランス語版について参照 2007/8/25 ハングル版。 翻訳:(ナギホ) ハングル版。ソフトカバー A5版 280ページ。右開き カラーページは完全再現。表2、3、見返しの全景図は、日本語版以上にクリアな形で再現。 ページ数の違いは冒頭の扉のページを含めているところから来ている。 詳細についてはハングル版について参照 2007/8/25 ハングル版 翻訳:(ナギホ) ハングル版。ソフトカバー A5版 252ページ。右開き カラーページは完全再現。表2、3、見返しの全景図は、日本語版以上にクリアな形で再現。 ページ数の違いは冒頭の扉のページを含めているところから来ている。 詳細についてはハングル版について参照 フランス語版についてフランス語版はフレデリック・ポワレ監修の「Sakka(作家)」コレクションを通して出版されました。フレデリック・ポワレは漫画家であると同時に、日本の漫画(家)を精力的にフランスに紹介する伝道師でもあります。
著者紹介末尾に著者紹介があるので、無理やり機械翻訳+意訳してみます。ベースは「ショートカッツ」の英語版か? なお、残念なことに「Usumaru Furuya」と間違って表記されています。1968年生まれ。通常と異なり、豊富な芸術経験の後にマンガ界に入る。美大で学ぶが油絵をあきらめ、彫刻や芝居に傾倒、舞踏や体を使った表現に興味を抱く。1994年、スタイルやストーリーテリングの約束事について知らないままマンガを描き始め、「Palepoli」を伝説の前衛誌「ガロ」に掲載。4コマギャグ漫画を通じて、ユーモア、詩的、不条理など様々なシーンでのグラフィック表現を試みる。たとえば、いたずら好きの幽霊が作品を駄目にする話では、ページの上に乱暴(指の痕や落書き)するといった具合。強力なオファーもあって、「ガロ」とのコラボレーションと並行しながら「ヤング・サンデー」など成人向け漫画へも進出。1998年には同誌で「ショートカッツ」を連載。一転して、ナンセンスなユーモアと、女子校生、空想の産物、テディベアなどポップで「キュート」なジャパニーズ・カルチャーのシンボルを描く。当然ヒロインも、純真だったり、ひねくれていたり、ロボットだったり、殺し屋だったり、宇宙人だったり ...。全篇ジャパニーズカルチャーに浸ったこの作品は、意外にもアメリカで翻訳出版される。2000年には「ガーデン」「Wsamarus 2001」「プラスチックガール」を出版。この「マリィの奏でる音楽」は2000年、幻冬舎から2巻組みで出版された。幻想的な哲学に彩られた本作品では、古典を加味した描画力、ストーリーテリング力に驚かされる。 ハングル版について「π(パイ)」の台湾版同様、書籍の購入は困難を極めました。毎度のenjoy Koreaで相談して販売しているサイトを教えてもらい、ネット書店に日英両方で書いたメールを送りましたが返事をもらえず、出版社 anibooksのサイトをどんなに機械翻訳してもメールアドレスが分からず...。結局、ネット上で見つけた「ハニル堂 韓国エンターテイメント書店」さんに 「π(パイ)」のハングル版共々お願いしました。漫画の扱いに愛が感じられたことと、クレジットカードが使えるのがキーでしたね。さてそのハングル版ですが、「ショートカッツ」と同じくanibooks社から出版されています。カラー図版は完全に再現され、吹き出し、脚注、オノマトペすべてが 丁寧にハングル訳されています。特にオノマトペの作業は素晴らしく、韓国漫画界の底力を見た気がします。 これらを担当したスタッフに敬意と感謝をこめて、是非、クレジットしたいのですが、ハングルが読めない、書けない、入力できない、と、 まるで歯が立ちません。翻訳者だけはオンライン書店の機械翻訳結果からどうにか割り出しましたが...。せめても、クレジットと思われる末尾ページのスキャン画像を掲載します。 クリックすると拡大して表示されます。 関連記事「電脳漫画技研」では、この作品をベースに、コンピュータで漫画を描く、兎丸さん流の方法を論じている。「古屋兎丸×砂対談――マンガに違和感を覚えて」に、連載開始時の様子が語られています。「上下巻520〜30ページなんですけど、もうネームは全部切ってあります。」だそうです。 関連URL- 幻冬舎の紹介ページhttp://www.gentosha.co.jp/search/book.php?ID=600013 http://www.gentosha.co.jp/search/book.php?ID=600006 - フランス語版の紹介ページ http://www.sakka.info/isbn/2-203-37311-3 http://www.sakka.info/isbn/2-203-37317-2 - コミックバーズ収録作品リスト 連載号の情報はここから。詳細な感想も読める。 http://picnic.to/~ohp/birz/birz.htm - SFオンライン48号 書籍レビュー(尾之上俊彦) ただし上巻のみ。 http://www.so-net.ne.jp/SF-Online/no48_20010226/review_book.html?15 - 韓国大手書店KYOBO(教保文庫)オンラインサイトでのハングル版の紹介 - 日韓翻訳サイト。ハングル版翻訳者の名前は、このサイトの翻訳結果から取得した。 http://www.enjoykorea.jp/translation/translation_main.html - ハニル堂 韓国エンターテイメント書店 韓国語版はこちらから購入しました。日本語で注文できる上、クレジットカードが使えます。 http://www.hanildoh.com |