八ヶ岳：権現岳

八ヶ岳：権現岳、展望を求めて 2011年6月5日(日)			地図はこちら

梅雨の晴れ間の土曜日、高尾山を歩きながら日曜日どこへ行こうかと考えめぐらせていて、昨秋に歩き損ねた権現岳を思い出しました。タクシーで乗りつけ観音平を早朝に出発できれば、日帰りができるはずです。午後の外出先から早々に帰宅し、時刻表を確認、タクシー会社に連絡して、夜の列車に乗り込みました。

観音平(0535)→編笠山(0755-0805)→青年小屋(0825-0900)→権現岳(1000-20)→三ツ頭(1055-1100) →前三ツ頭(1135)→天女山(1305)→甲斐大泉(1400)
早朝タクシーで乗り付けた観音平はなんと薄曇り・・・。展望もないのでそそくさと雲海、押手川を通り抜け、たどり着いた編笠山はまたもやガスの中でした。せっかくの展望の山なのに残念ですね。青年小屋で食事をしている間に、少し薄陽が射したので、権現岳へと向かいました。


ノロシ場、ギボシと、岩腹を鎖で通り抜けるこのコース、何度か歩いているのに記憶が薄い・・・。権現小屋で小休止、八ヶ岳南部の展望を一頻り楽しんだら、後は降るだけ。とは言っても、標高差1500mの一気下りは結構きつい路でした。




天女山からの下り、コースを間違え少しだけ路迷いをしましたが、午後2時に甲斐大泉駅に到着。小淵沢駅始発の高尾行きに乗り換え、ゆったりと帰ってくることができました。夜は大雨でしたから、早く帰ってきて正解だったのでしょうネ。

編笠山には二度撮影山行,(1), (2),に来ていますが、権現岳はそれ以上に展望に優れた山でした。編笠山の展望に加え、ギボシにさえぎられていた南八ヶ岳が丸見えになるのですから・・。旭岳の向こうに赤岳が朱に染まったら、それは素晴らしいものでしょう、一度権現小屋に泊まる撮影山行を企ててみたくなりました。
25年前、靴やザックを買い整えて、初めて挑んだ高山がこの権現岳でした。権現岳山頂で出会った人と意気投合して、キレット小屋まで往復したのを覚えています。でも、三ツ頭～天女山の山路は少しも記憶になかったです。^_^;; 　このところ、低山歩きが多くなり、すっきりと晴れた空の下、森林限界を越えるコースを歩く爽快感がなかったように思います。これを機会に、初心を思い出しながら、稜線歩きを満喫したいな、と思います。

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