SINGS WITH THE BLUEMOUNTAINS

Produced by 直枝政太郎&鈴木博文
All Songs Written by 青山陽一
Arranged by 青山陽一&直枝政太郎

The Bluemountains:
 青山陽一:vo,g,b,kbd,perc,hca
Guests:
 夏秋冬春:perc
 浜田理恵:org(M2,4,6,7,8),p(M1,3,4)
      chorus&clap(M8)
 武川雅寛:vln(M1),tp(M8)
 松岡基樹:mandolin(M9)
 原口 宏:perc(M2)
 直枝政太郎:perc(M1,2,3,8),chorus(M8),effects


このアルバムについて(発売記念ライブパンフレットより抜粋)


M1 GOD PRESS YOU

 今回のソロの話があった時にまず浮かんだ曲。こういうクールなファンキーみたいなのは昔から
 やりたかったのです。カーティス・メイフィールド師匠が聴いたら怒りそうですが…。サウンド的
 には安い昔のドラムマシンとかファズベースとか変な事をいろいろやってます。ムーンライダーズの
 武川氏がヴァイオリンをプレイしています。


M2 MOUNTAIN

 70年代風都会派ソウルにハードロックがくっついた(?)様な、私なりの”かっこいいロック”観に
 基づいた曲。思いっきりギターを弾いています。ヘタクソなりに、かっこよく”切れた”(?)で
 しょうか。浜田さんのオルガンもワイルド。なんとミキサーの原口氏もパーカッション隊に参加
 している。


M3 水に浮かぶダンス

 こういうテンポの速い爽快なロックというのは今までわりとなかったかもしれない。実を言うと
 NRBQの新譜に影響されたのですが、それよりは、もう少し軟派な仕上りになってしまったけど、
 たまにはこういうのもいいかもしれない。


M4 銀の靴

 アカペラに近い状態で、ノー・エコーで耳元でささやくような音像というアイディアからできた曲。
 歌詞のイメージは漠然と”新線新宿駅の京王モールの靴屋(!?)”というのがありまして、その辺りを
 歩きながら聴いてみると面白いかも。でも聴きすぎて頭やられないよーに。


M5 SWEET KILLED MUSIC

 去年「TURN TO THE POP」のSPECIAL ISSUEの時に歌った曲。歌詞も
 全くその時と変わってなくて、その時の出演者にひっかけた言葉が出てくる。最後のバグパイプ風(?)
 シンセも私が弾いてます。夏秋君のブラシ・スネアもいい味出してます。


M6 HANK WILSONの遺言

 ハンク・ウィルソンというのは御存知の様にレオン・ラッセルがカントリーアルバムを出した時に
 使った変名で、もちろんあのハンク・ウィリアムズのもじりだと思うけど、私はこのアルバムの
 ジャケットが好きで部屋に飾ってあるのです。それを眺めていたら、この詞ができた。といっても
 サウンドは何というかアル・クーパー風のハチロク・バラード。浜田さんのオルガンも大活躍してる。
 イントロがあんまりなツイン・ギターで笑えるかもしれぬ。。私1人のコーラスもミラクルズかなにか
 にナリきっています。


M7 EVENING VIEW

 その時プロデューサーの直枝氏が人工太陽の絵を描いてまして、人工太陽の唄っていうのがいいでは
 ないかと盛り上がったのです(何のこっちゃ)。こういうグシャグシャのハードロックでも妙にリズムが
 イナタくなってしまうのが私らしい気もする。歌詞もお遊び感覚満載でしょ。わたしは中日ファンだ。
 悪いか!


M8 HOUSE−HUSBAND

 HOUSE−HUSBANDというのはGRANDFATHERSの1stのタイトル候補の1つだったの
 ですが、いつか使いたいと思っていたものです。といっても別に主夫に関する意見を述べている訳では
 なくて、これはいわゆるひとつのラップのようなもので、こう調子よくポンポン歌っていく感じを出し
 たくてこうなったというか…。どうせ言われるだろうから言ってしまうとサウンドのコンセプトは完全に
 スライのものです。武川さんのトランペットがいい味を出していますが、ちょっとオフにしすぎたかも
 しれない。クジラさんのファンの人、ゴメン!この曲のみに直枝氏と浜田さんのコーラスが入っています。


M9 19世紀の人魚

 これは生ギター持って歌いはじめたら、そのまま終りまでできてしまった曲。歌詞もいきなり「19世紀
 人魚は〜♪」とナゼか歌っていたという。BLワルツの松岡君にマンドリンを弾いてもらってます。
 それと、この曲のスネアの音は何だと思いますか??実は湾岸スタジオにある大きなカンの底をスティックで
 ぶったたいた音です!いちばん最後のアブク音は直枝氏がアナログ・シンセを駆使した(?)音。