M1 GOD PRESS YOU
GOD PRESS YOU 軽やかな
GOD PRESS YOU 足どりが
早く行く者たちを泣かせたよう
GOD PRESS YOU 急ぐ足
神様は君にのしかかるだろうか
GOD PRESS YOU 西へ行く
いつの日か君の子に逢えるだろうか
GOD PRESS YOU 水のない
GOD PRESS YOU 島にいる
火をおこし手を振って知らせている
GOD PRESS YOU 知らぬ間に
神様は君にのしかかるだろうか
GOD,GOD PRESS YOU
GOD PRESS YOU
M2 MOUNTAIN
ここへ来た日を思い出してる
極めつけの遠吠え
ひとりぽつんと ここに来てる
すすり泣きはずっと...
たまの休みに熱を出す君 愉快なことはないか
地震の前に指をからませてる
MOUNTAIN TOP 遠く赤い灯を見る
ちょうど眼を覚ましたとこさ
MOUNTAIN TOP 君が落ちてくる
上手によけながら行くよ
清い仲ならどこにも行ける しかめ面をしても
道はぬかるみ泉に続いてる 極めつけの遠吠え
ここで手を握りしめていたい 十字を切るよ急いで
霧の中 君の汗したたる時に
別のゆりかごに揺られている そこに頂上がすぐ
予告どおり僕はおいていかれる
M3 水に浮かぶダンス
はみだそうとしてるかもね
めそめそ 猫なで声がそんなに怖い?
間に合おうとしてるかもね
ましだろ? 知らないよりは君の知恵借りる
どう言えばいい?
たまにはね 君はいらない
いらないと どこでも行っちゃえる?
願いごと 僕は欲しいよ
欲しいとき どこかで泣いてる?
水に浮かぶダンス 氷の上のダンス
もうしないをくりかえすんだね
どうしたいの? 背中が焼ける思いをしてる
寝そべろう ここは陽がさす
塀の外 逃げたいなんて言いあきたような
ひどいこと言ったりもするよ
病気のふり いつでもしちゃえる
したいとき僕は出かける
出かけると そのまま寝ちゃえる
水に浮かぶダンス 氷の上ダンス
M4 銀の靴
今日は銀色の靴を買うんだ いとしの君のひも結びたいよ
今日は銀色の靴を買うんだ 寝ずに思ってた命のように
ひとりだけだから財布を握りしめてく
人混みの中で落としたら帰れないから
目もくらむほどの銀の靴がじっと見てる
今日は銀色の靴を買うんだ いとしの君のひも結びたいよ
ここで逃げたら幸せな女が待ってる
サイズに合わせ伸び縮みできたらいいのに
目もくらむほどの銀の靴がじっと見てる
そこではみんなが忙しいからやめたい
今にも倒れそうな日射しがそこで待ってる
目もくらむほどの銀の靴がじっと見てる
夏はまだなの? 夏はまだなの? 僕は中耳炎
夏はまだなの? 夏はまだなの? いつも中耳炎
M5 SWEET KILLED MUSIC
観覧車のベル鳴ってる
夕涼みの下手な僕のSWEET KILLED MUSIC
夏休みに絵を書いてる 東の空にはオムレツ
鏡をどけてよ急いで 靴下を脱いでいこうよ
SWEET KILLED MUSIC
君の手 3つも4つも集めるよ
ずるがしこい僕には かんたんな
SWEET KILLED MUSIC
クリスマスの来るその日を
羊を数えて待ってた
箱の中二人は もうすぐ
身支度ととのえ 出てくる
SWEET KILLED MUSIC
M6 HANK WILSONの遺言
鉄の壁を背に ここでお別れさ
泡を吹いて逃げるよう
この世にはいないで あの世だけにいるという
ついてるといえるよ
それは痛い 見ないようにしてるんだが
ひどくなる 徐々に
タルサで逢おう どこか厄介なことになるよ
それは急に 届かないところまで
壁の向こう 離れる
タルサで逢おう ここに立ったままでいよう
月が祝う
作られた言葉 残さないで
意外な知らせは 靴の中にある
脱がさないで そのまま
月が欠けるまで 笑いつづけたら
我にかえろう
M7 EVENING VIEW
EVENING VIEW
実は君が拝んでたのは
僕の作ってた太陽
EVENING VIEW
実は君が眠ってたのは
僕の作ってた太陽
EVENING VIEW
実は君が住んでいたのは
僕の作ってた太陽
EVENING VIEW 寝る途中
GOOD EVENING VIEW
EVENING VIEW 昇り竜
GOOD EVENING VIEW
EVENING VIEW もう四十
GOOD EVENING VIEW
EVENING VIEW
GOOD EVENING VIEW
EVENING VIEW 目が二重
GOOD EVENING VIEW
EVENING VIEW 毛ガニ食う
GOOD EVENING VIEW
M8 HOUSE−HUSBAND
小言を言う訳 きかせてくれなきゃ
鍋が暖まるまでの5分間に
誰がかわいそうで 誰が憎いのか
根がいいやつなのか 家がいやなのか
まばたきする間に まるで変わるほんと
爆発瞬間に うろうろするだけ
白いシャツの横に 濡れて吊されて
ガキが見上げてら 私は懸命だ
今日も終わりだよ SWEET HONEY
(先にごはん? 先オフロ?)
やっと終わりだよ SWEET HONEY
(先にごはん? 先にオフロ?
先に寝ちゃう? 上になっちゃう?)
汗がにじむまで 同じとこ磨く
きれいになったろ? ほめてもいいだろ?
今年の番組で どれが笑えたか
コンセント抜けた テレビ座ってる
三つ指ついただろう 朝はキスしたいだろう
私はよろこんで どこへでも行くだろう
君の手は猫の手 急ぐ足はニワトリ
寝ついてくれますか 根はきっといいやつなのだ
屋根はいで飛んでいけ
HOUSE HUSBAND
M9 19世紀の人魚
19世紀 人魚が君に似てんのは
神をも恐れてないんなら
19世紀 人魚が海中にいる心境は
ゆらゆらはうようなもの
もうすこし居たいここには もういちど来たいここには
永久に息しない 英雄になれるよ
吐く息の泡は 君が吸うだろう
90才の人魚は 君に早がわり
三重苦がまわっている
90才の人魚は 最中でもないだろう
目と目が合うときがある
寝息をたててたようなら 小石をいくつも拾えば
海流にまかせて 運ばれてしまうよ
熱い夜の海 君は溶けるだろう