パリ燃ゆ T〜V 大佛 次郎(著) 朝日新聞社 (2008/3/7)
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パリ・コミューンを作家として追うと・・・, 2013/5/10
パリ・コミューンをこの上なく詳しく描いたドキュメンタリー小説。それは、3巻合計で1695頁というボリュームもさることながら、史実を当時の新聞、著作から引き、日を追い、時間を追い、ときには一つのことをいくつかの角度から眺めて生き生きと描写するところで特徴づけられます。この本を読めば、パリ・コミューンの具体的姿が脳裏にリアルに焼きつきます。パリに土地勘のある読者なら、一層リアルにそのドラマを追体験できるでしょうし、この本を読んで後にパリを訪れる読者は、「パリ燃ゆ」の舞台を体験できるでしょう。 |