はじめの四年間 岩波書店 (1975/03) ローラ・インガルス・ワイルダー(著)、鈴木哲子(訳)、ガース・ウィリアムス(画)
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農家での結婚生活は一筋縄ではいかない, 2007/1/21
結婚に際して、ローラは農業は止めたい、というが、3年やってもダメなら止めよう、といって始まる。しかし、雹害、病気、火事、借金などがつぎつぎと襲う。その間、長女ローズの誕生があるが、長男は生まれて間もなく死ぬ。農家での生活は一筋縄ではいかない。それを乗り切ったのは、開拓者精神とでも言える意志の強さと楽天性であった。
この巻は、ローラの没後に、残されたノートを出版したものだとのこと。序章のほかは、章がほぼ年に相当している。また、ここまでの巻に比べてテンポが早い。末尾近くでは早すぎるくらいなところもある。