1.「すたあと長田」とは
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−1995年1月17日午前5時46分− 阪神間・淡路島を中心にして突如襲いかかってきた直下型大地震により、馴染み深い自分の街・故郷の街が徹底的に破壊され焼き尽くされたことは、神戸に生まれ育った者にとって、今も決して忘れることの出来ない、とてつもなく大きなそして凄まじい出来事でした。震災直後には全国各地から数多くの献身的なボランティア活動の方々が駆けつけ、被災地・神戸においても大活躍をしたことは、皆さんのご記憶にも新しいことと思われます。 その忌まわしい大震災から、いつしか9ヶ月の月日が経ちました。震災被害の処理・街の復興が進むにつれ、甚大な被害がもたらされた各地域においても、次第に地元の住民の方々自身による「自活への道」を目指していく動きが、少しずつ大きく確かなものへと前進しつつあるのが現在の神戸の姿です。 「すたあと長田」は、今年の春から活動を始めている、神戸市長田区の地元住民の方々の有志によるボランティア団体です。町の自活への道を目指して、地元・長田区を中心にしたボランティア活動を行っています。このたび作者(沼田)は、当団体の快諾を得て、「すたあと長田」のHome Pageをここに開設致しました。これにより、「すたあと長田」の活動、さらには神戸に住んでおられる地元の方々の「今」の生活の息吹を、広く世の人々に向けて紹介すると共に、願わくば神戸以外の地域に住んでおられる方々のお力添えを得て、カンパ等の協力手段による経済的側面などから、当ボランティアグループへの後方支援を成すことを目指しております。 1995.10.23(月) 沼田 英俊
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「すたあと長田」は、1995年4月1日から活動を始めている、地元住民によるボランティア団体です。現在は、若者中心約15人で、それぞれ学校生活や社会人生活の合間をぬって、皆さんのお役に少しでも立ちたいと活動を続けています。 隔週発行情報誌「Weekly Needs」が、私たちの活動の中心です。発行部数は、長田区内を中心として、この本誌を3,500部、お店の店先やバス停、お風呂屋さんなどにご厚意で置かせていただいているほか、その他にダイジェスト版(縮刷・新聞折り込み版)を6,600部、販売店さんのご厚意で皆さんのご家庭にお配りしています。 この「Weekly Needs」が少しでも皆さんのお役に立てば幸いですが、まだまだだなあと感じています。これからもより一層の努力をしていきたいと思います。 どうか、皆さんのご理解とご支援を、よろしくお願いします。
(「すたあと長田」代表・編集長: 河合 敏雅) |
向かって左から、家田・菅田・河合・吉岡・小野(敬称略)
すたあと長田 誕生まで ……の経緯 |
「すたあと長田」 プレハブ事務所 (長田区御蔵通) |
これが 「すたあと長田」の 事務所だ! |
「Weekly Needs」 が届くまで |
「すたあと長田の 実体に迫る」 |
すたあとスタッフ “妖怪曼陀羅” |
「すたあと長田」の歴史2(1995.4〜6)
「ピースボート」から「すたあと長田」へバトンタッチ
(神戸大学国際文化学部:舟橋健雄さんの長田報告より)