==アジアの風がふき、長田に『FMわいわい』の声が流れる==
震災という、つらい出来事をきっかけに、長田で生まれたもののひとつに、ラジオ局がある。『FMわいわい』である。手弁当で有志のひとたちがやってる、ミニコミの放送局であり、電波は、長田と須磨、兵庫の一部にしか届かないが、実に地域の話題が多い。
「東京のマスコミで有名なのです」という関係者の話で(そういえば、この前、NHKのテレビでも紹介されてたね)と気づく長田のひとも一度、ダイヤルをFM(エフエム))の77.8にあわせてみてほしい。
放送を聞いていると、長田では、いろんな国に人が生き生きと共に暮らしていることを知らされる。中国、ベトナム、フィリピン、韓国・朝鮮語、英語が日本語といっしょに話される放送も興味深い。
朝の8時から、夜の12時まで、放送は毎日流れている。日曜に中学や高校の放送部も参加してくれたり、郵便局長さんがでたり、市場からの実況中継もあっして、となりのおばさんも出る放送なのだ。
『FMわいわい』は、いま区画整理が進みだしたJR鷹取駅の東、鷹取教会のプレハブから電波を出している。来年の1月17日がくれば丸2年となる。『FMわいわい』には忘れてはならないものが一杯つまっている。
(和田 幹司)
とってんかん トッテンカン わいわいと音がひびく かなづちを持つのは韓国のひと くぎを探してきたのは ベトナムやフィリピンのひと とってんかん トッテンカン |
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▲FMわぃわぃ「すたあと長田の サタデーエクスプレス」 放送中のスタジオ内 |
聖公会長田センターでは、在宅の高齢者を対象に、毎週金曜日、『ふれあいデイサービス』と称し、高齢者のデイサービスを行っています。来年早々に、火曜日も行う予定です。
内容は、車で送迎し、スタッフの用意した昼食を大勢で一緒に食べて、歓談するプログラムを行っています。
また、毎週日曜日には『としっこひろば』といって、こどもからお年寄りまで、おもちゃや遊びを通した異世代間の交流を行っています。ここでは、高齢者は遊びの先生になってもらいます。
こうした活動は、主に在宅で外出の機会が少なく、コミュニケーションが不足がちな高齢者が、少しでも外に出て、社会性を取り戻し、生きる輝きを取り戻してほしいという思いから行っています。
こうした活動は本来、行政が行うべきですが、行政も万能ではありません。ではどこがやるのか?
私は、地域住民が地域住民を支え、NGO・ボランティアはそれをサポートすることに努めるべきだと思います。地震で地域が崩壊した今、それは難しいことですが、少しずつ取り組んでいかなくてはいけないと思います。
そのため、これまで以上に、ボランティアの《横》の連絡が必要であると、(そうしていない自分を)反省しながら、横のつながりを強める動きをしたいと考えているところです。
(聖公会 長田センター主事:吉川 公慈)
2週に1回お届けしている「ウィークリーニーズ」ですが、まことに勝手ながら、次回の発行は、3週間 後の1月8日(木)とさせていただきます。ご了承ください。 すたあと長田 ウィークリーニーズ編集部 |
註:年末年始のイベント情報です
(ふれあい祭実行委員会(「ひまわりの会」事務局内))
今回のウィークリーニーズが、今年 最後の発行となりました。
新年 第1号のウィークリーニーズは、
【Vol.3 No.46】1月8日(木)発行号です。
来年もすたあと長田の活動……情報紙『ウィークリーニーズ』とラジオ番組『サタデーエクスプレス』(FMわぃわぃ:77.8MHz)をよろしくお願いします。
(すたあと長田)
《すたあと長田 ウィークリーニーズ編集部より》
「すたあと長田」は、いかなる政治・宗教団体ともつながりを持たず、また、どのような営利団体とも特別なつながりは無く、ボランティアスタッフにより全くの自主管理で運営しています。みなさんのお役に立てればと、情報発信活動として「ウィークリーニーズ」を無料発行しております。