==おとなりの兵庫区にキャナルタウン広場ができたよ!==
ことし(1997年)は、兵庫港ができてから、130年にあたるらしい。もっとも奈良時代に大輪田の泊(おおわだのとまり)という『みなと』がすでにあり、ここにそそいでいた川だから『みなと川』というそうだ。ここにそそぐ運河もある。
おとなりの兵庫区から、長田をのぞいてみるのも、おもしろい。兵庫運河にかかる橋をわたり、川崎重工の兵庫工場で写真をとっていたら、4人づれの中学生が「おなじカメラやね、阪神電車の新しいのをとりにきたの?」と聞かれた。
『55−06』という車両で、この工場でつくっている。東尻池の交差点の南東のあたりを車もすくない休日に歩いてみることをおすすめする。
目じるしは富士通テンの工場なのであるが、そこを東にすすみ、はま側におれると貯木場があらわれる。都会でこんな景色がみられるの?というくらいで、きやり唄が聞こえてきそうである。
浮かんでいる丸太のあいだから、ぴょんぴょんさかながはねる。そのさかなをねらう白いサギ。高取山もうつくしい。
運河のあるJR兵庫駅のみなみは、だから『キャナルタウン広場』となづけられた。
あたらしい名所の誕生だ。
(和田 幹司)
やまがあり あめがふり かわがあり みなとにそそぐ かわをつくり みずをながし ひろばができ みせができ どんとこい たくさん 来い |
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▲兵庫運河に架かる橋 |
ウィークリーニーズをご覧のみなさん、こんにちは。FMわいわいです。
今日はみなさんにFMわいわいのことをお知らせしようと思っています。
FMわいわいは長田区の海運町にあるコミュニティFMラジオ局で、JR鷹取駅から南東に歩いて5分くらいの所にあります。
昨年1月17日の開局以来、長田区を中心に身近な地域情報と8言語による放送を皆さんにお届けしています。日本語、中国語、ポルトガル語(ブラジル人向け)、英語、ベトナム語、タガログ語、スペイン語(中南米人向け)韓国・朝鮮語の8つの言葉による番組をFMの77.8メガヘルツ(MHz)で放送しています。
そして放送スタッフは全員がボランティア。このウィークリィーニーズを発行している「すたあと長田」のメンバーも毎週土曜日に「サタデーエクスプレス」という番組を担当しています。
FMわいわいの番組は、長田の街と同じように多種多様です。定住外国人による外国語放送は、単にその国の人向けの放送だけでなく同時に外国人と日本人の相互異文化理解への橋渡しの意味があります。そのため日本語も番組の中で使われています。
そして日本語放送もFMわいわいならではの番組です。FM放送局でなんと演歌が流れます。中学校、高校の放送部が制作する番組があります。沖縄、奄美の音楽と文化を紹介する番組もあります。病気、健康に関する事を直接、病院の先生に答えてもらうコーナーもあります。そしてもちろん邦楽、洋楽の最新ヒットチャートもオンエアー!
こんなFMラジオ局が長田にあります。
みなさん、ラジオをFMの77.8メガヘルツに合わして、FMわいわいを一度聞いてみて下さい。きっとわいわいを、そして長田を好きになります。
(FMわいわいプロデューサー:金 周司(きむ じゅさ))
※詳細は「広報こうべ特別号」又は「申し込みの手引き」をご覧ください。
※お問い合わせは、市営住宅については
神戸市営災害復興住宅募集の係:078−322−1300
(9:00〜17:00 土・日・祝は除く)
《区別の供給戸数(市・県営)》 | |||||
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東灘区 | 347戸 | 兵庫区 | 847戸 | 垂水区 | 2177戸 |
灘区 | 1630戸 | 長田区 | 586戸 | 北区 | 783戸 |
中央区 | 2011戸 | 須磨区 | 1162戸 | 西区 | 1164戸 |
みなさんの「声」と「声」をつなぐコーナー。「ゆずります」「求めます」「集まってください」などなど、多くの人に呼びかけたいことがあったら、ぜひ連絡をください。 (電話・FAX・郵便で「すたあと長田」までご連絡ください)
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さてさて、長田区はみくら通り5−5の「共生・共創センターもやい」なるお店。ボランティア達で立ち上げ、去る9月1日にめでたく開店となりましたが、道ゆく人々も「何屋さん?」と不思議そう。
目印は黄色地にもやいと書かれた大きなのれん。店の入り口には車イス用のスロープが有り、店内には仮設の方々の手作り品や雑貨の販売。リサイクル衣類のコーナーにはお値打ち品が並んでいるし、毎週水曜日は、包丁とぎ(今なら200円)もやって来る。 ドーンと真ん中にある畳スペースは12帖で、会合や茶話会、休憩所としても利用可。さをり織り(はた織り機)は誰でも体験出来て無料。月替わりで催し物も企画中。 とにかく何でもお気軽に! 【お問い合わせ先】078−578−6921 |
(文・画:金田 真須美)
《すたあと長田 ウィークリーニーズ編集部より》
「すたあと長田」は、いかなる政治・宗教団体ともつながりを持たず、また、どのような営利団体とも特別なつながりは無く、ボランティアスタッフにより全くの自主管理で運営しています。みなさんのお役に立てればと、情報発信活動として「ウィークリーニーズ」を無料発行しております。