長期の仮設生活で身も心もボロボロ。遠隔地仮設では就労場所も少なく、仕事に就けた人も、職場での嫌がらせ、過酷な労働、低賃金などを切実に訴えられる住民もおられます。
イライラがつのるなかで、蓄えも底つき、経済的にも緊迫度は高まるばかりです。生活保護を受けることをちゅうちょされている人がいますが、生活が困難になれば当然の権利として受けるべきだし、何ら恥じることはありません。生活が困窮する前に、担当の民生委員に相談したり、市・区役所の民生保護課などに早めに相談する事が必要です。年金額の少ない方も相談してみてください。
《申請主義》といって本人からの申し入れがないかぎり行政は助けてくれません。待っていても誰も助けてくれません。自分から積極的に動いてください。周囲の人もそのような人を見かけたら、教えてあげてください。今一度、震災直後のことを思い出してください。無我夢中で助けあったこと・悩みを分かちあったこと・情報交換したこと。『いたわりとやさしさにあふれた思いに立ち返り、共に生きることの大切さ』を再認識してください。
微力ながらボランティアも生活再建のために協力させていただきたいです。何なりと相談してください。
(姫路「こころのケア」ネットワーク代表: 岸岡 孝昭)
▲姫路で熱心にボランティア活動 をされている岸岡孝昭さん |
そのほか、くわしい条件や申請方法は、4月1日発行の「広報こうべ 4月号」に載っています。
【問】市住宅供給公社 家賃助成 担当室
【電話】078−332−3321
市住宅供給公社の一般賃貸住宅の場合は、
住宅サービス課:078−332−2413
こんにちは、はじめまして。<阪神・淡路大震災「仮設」支援NGO連絡会>というのをご存知でしょうか? 事務所は<すたあと長田>と同じ 敷地内(御蔵通5‐5)にあるんですが、たぶんあまり知られていないのではないかと思います。そこで少しご紹介をしたいと思います。
私たちの連絡会は、主に仮設住宅を支援するボランティア団体(大阪から姫路までの約30団体)の連絡調整役をしています。
たとえば、どういった支援の仕方がいいのか? 孤独死をどうしたら防ぐことができるのか? 被災者の生活が公営住宅等へ移行していくにあたって仮設住宅以外の支援をどうしていくのか? これでいいのか? といったような「ボランティアとは何か?」という話し合いをしたり、全国からの支援物資などをみんなで調整して配ったりといったことを月2回行う《全体会》という会議の中で話し合っています。
今回の震災で見えてきたことのひとつとして、人とのつながりの大切さがあると思います。もっと となりの人と仲良くしていれば……と思うことが、かなりあったのではないでしょうか。そういった人のつながりというのをひとつのキーワードとして仮設住宅の支援をしたり、全国で講演やイベントなどを行って伝えていったりしています。
もちろん仮設住宅だけでなく、まちで必死に生活をされておられる方や、県外に避難され、全く情報の入ってこない中で苦労されている方たちの支援もやっていこうと考えています。
けれども30団体といっても、現実は1団体の構成メンバーが2〜3人といった小さな団体が多く、なかなかきちんとできないのが私たちの悩みです。これから公営住宅へ移られる方も増え、またまちに戻られる方もいるかと思います。前よりももっと人とのつながりができて、そして住みよいまちが戻るまで、できる限りみなさんと一緒に歩いていきたいな、と考えています。
もしよかったら気軽にのぞいてみてくださいね。
(阪神・淡路大震災「仮設」支援NGO連絡会: 山田 光)
みなさんの「声」と「声」をつなぐコーナー。「ゆずります」「求めます」「集まってください」などなど、多くの人に呼びかけたいことがあったら、ぜひ連絡をください。 (電話・FAX・郵便で「すたあと長田」までご連絡ください)
|
すたあと長田のサタデーエクスプレス |
---|
地域に密着した放送をしているFMラジオ局「FMわぃわぃ」 77.8MHzより放送中! 4月19日(土)の放送から時間を延長。 毎週土曜日 午後1時30分から3時まで生放送。ぜひ聞いてください。 |
(和田 幹司)
▲大きなくすのきのまわりには あたらしい家も多く建ちならぶ |
“すたあと長田”と“すたあと長田のウィークリーニーズ”に対するご意見やご感想をおよせください。
今後の活動をしていく中で、参考にしていきたいと考えております。ご連絡は、でんわ・ファックス・おてがみ なんでも。お待ちしています。
(すたあと長田 スタッフ一同)