「Weekly Needs」1996.8.1号(Vol.3 No.10)
「まち」から「仮設」へ。「仮設」から「まち」へ。
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★☆ お知らせ ☆★
次回の発行は、誠に勝手ながら、3週間後の8月22日(木)とさせていただきます。ご了承下さい。
仮設やプレハブにお住まいの方へ
暑い夏を快適に過ごすために、次の事を注意して下さい
- ・食事は3食共、規則正しくとるようにしましょう。
- ・食事の時に、必ず水分をとるようにしましょう。
- (例・1日3回は、多くの水分をとるようにしましょう)
- ・多くの汗をかいたときは、水分を十分とるようにしましょう。
- ・食欲のない時には、間食にカロリーの高い物を食べるようにしましょう。
- (例・1日1回は、ヨーグルト・アイスクリーム・チーズ)
- ・睡眠は十分とるようにしましょう。
- (夜、眠れなかった時は、昼寝をしましょう)
- ・暑い時は、室内の温度調節を行いましょう。
- (冷房・扇風機等で調節を行い、快適に過ごしましょう)
- ・夏風邪に注意しましょう。
- (汗で濡れた衣服は、すぐ着替えるようにしましょう)
- ・朝夕涼しい時に、散歩をしましょう。
- (足の弱るのを防ぐために……)
- ・気分が悪くなったり、体が非常にだるくなった場合は、
かかりつけの医師にみてもらうようにしましょう。
- ・心臓病・糖尿病・腎臓病の方は、主治医にご相談下さい。
(阪神高齢者・障害者支援ネットワーク世話人:黒田 裕子)
インフォメーション
- ◆災害復興住宅の一元化募集が7月31日から開始
- 7月31日(水)から8月20日(火)まで、市営住宅・県営住宅・公社住宅・公団住宅をまとめて一緒にした募集が始まりました。
神戸地区での募集は、5つのブロックに分けられ、兵庫区・長田区・須磨区・垂水区をまとめた「神戸市西部ブロック」の募集戸数は、2,110戸(うち市営・県営住宅は、1,625戸)。
詳しくは、7月16日発行の「広報こうべ特別号43号」または、申込案内書をご覧下さい。申込案内書は、各区役所、支所、出張所や各ふれあいセンターなどで配られています
【問】市営住宅については、市営災害復興住宅募集の係
TEL: 078−322−1300
県営住宅については、兵庫県住宅供給公社
TEL: 078−232−9557
- ◆フェスタin湊川
- 小規模作業所の支援を目的に、第1回障害者支援フリーマーケット「フェスタin湊川」が開かれます。出店参加費等の全額を神戸市社会福祉協議会を通じて寄付されます。模擬店やゲームなども有ります。
【日時】8月4日(日)午前10時〜午後5時(雨天中止)
【場所】湊川公園(神鉄または地下鉄湊川駅すぐ)
【主催】青い空★KOBE
【問】TEL: 078−682−8278
※情報を詳しく知りたい方は、それぞれの問い合わせ先、または
“すたあと長田”078−521−7170まで、ご連絡下さい。
インフォメーション 番外編
震災義援金第3次配分決まる
兵庫県や日赤県支部などで構成する「兵庫県南部地震災害義援金募集委員会」は、7/23、全国から寄せられた震災義援金の第3次配分を発表しました。
震災で住宅が全・半壊または全・半焼した被災世帯のうち、主な生計維持者の1995年の総所得が690万円(給与総収入額の場合900万円)以下の世帯に対し、一律10万円の義援金支給となります。支給申請は、窓口態勢の整った市や町から、9月上旬をめどに申請受付を始めます(兵庫県内10市10町・大阪府内5市にて)。
2次配分の住宅助成では939億円の資金需要が見込まれましたが、実際には助成対象外の公営住宅への入居希望者が多く、支給実績は、見込みの3分の1にとどまりました。このため配分計画が見直され、新たな配分計画では住宅助成の資金需要をこれからの見込額も合わせて、537億円と試算。当初見込んだ939億円から差し引いた402億円と、新たに寄せられた未配分の28億円を合わせた、総計430億円を今後使える額としました。今回の第3次配分では、39万5000世帯を対象と見込み、395億円が配分されます。
お問い合わせは、被災時に居住していた市町へ。
★義援金の区分けと配分状況(独自調査)★
区分 | 支給額 | 配分額 |
死者・行方不明者見舞金 | 10万 |
480億 |
住宅損壊見舞金 | 10万 |
重傷者見舞金 | 5万 |
200億 |
要援護家庭激励金 | 30万 |
被災児童・生徒教育助成金 | 1〜5万 |
20億 |
被災児童特別教育資金 | 100万 |
45億 |
住宅助成義援金 | 30万 |
537億 |
(今回の)住宅損壊見舞金 | 10万 |
430億 |
配分額合計 |
1712億 |
みんなの伝言板
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皆さんの「声」と「声」をつなぐコーナー。「譲ります」「求めます」「この人を捜しています」などなど、多くの人に呼びかけたいことがあったら、ぜひご連絡を下さい。
(電話・FAX・郵便で「すたあと長田」まで)
- ★みすが夏まつり
- 8月10日(土)・11日(日)・13日(火)に「みすが夏まつり」を開催します。「日本3大七夕まつり」の仙台(宮城)・尾張一宮(愛知)・平塚(神奈川)と古川(宮城)・福岡(福岡)の巨大で優美な七夕飾りで、会場を飾ります。
- 10日は、午後4時からの開催。人形劇と桂団長さんの落語会を御蔵5・6丁目の集会所で行い、メイン会場では、がじまるの会が沖縄エイサーを披露。バザーもあります。
- 11日も午後4時からで、集会所で人形劇を。メイン会場のステージでは、明石海峡鬼面太鼓・朝鮮舞踏・春待ちファミリーバンドのコンサートが催され、ゲーム(ビンゴ)大会もあります。
- 13日は、午後7時から「第2回がんばろな神戸 河内音頭盆踊り大会」を行います。菅原市場でも、金魚すくいなどの模擬店が出るほか、イベントなども予定しています。
みなさま、お誘い合わせのうえ、遊びに来て下さい。
【主催】みすが夏まつり実行委員会
【問】TEL: 078−578−1100
(まち・コミュニケーション事務局)
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仮設だより 〜「星和台南仮設」夏祭り〜
7月21日(日)に、北区にある仮設星和台南住宅の敷地内で夏祭りが催されました。
「祭りだワッショイ皆で遊ぼう!」と題されたこのイベントの主催は、仮設星和台南住宅の自治会。それに、近所にある君影台住宅・星和台住宅・鳴子住宅・南鈴蘭台住宅の各仮設の住民の方々でした。
会場には、多くのお客さんが訪れ、手品や兵庫商業高校の舞獅隊による中国獅子舞、輪田鼓会・輪楽鼓(わらっこ)、ソウルフラワー・モノノケサミットのチンドンコンサートなどが祭りを盛り上げ、最後は、花扇会の方々を中心にみんなで盆踊りを踊りました。
それぞれの住宅と星和台地区で活動するボランティアなどのグループの方々が、素人ながら本格的な模擬店を出店し、プロさながらの腕を振るって、訪れた方々を喜ばせていました。
(吉田 信昭)
- かん:
- 暑い日だったけど、たくさんの人が「くつの街ながたアジア自由市場」に集まってくれたね。
- あき:
- 大阪で高校の先生をやっている友人も、受付を手伝ってくれたの。「長田って、人も町も活気があるね!」と、びっくりしてたわ。
- かん:
- 僕も、ドイツからやってきたリービッヒさんとクリナップさんを、「自由市場」に案内したんだ。中国の留学生の歌いっぷりの清らかさに感心していたよ。
- あき:
- いつもながら、長田の人なつっこさが感じられたお祭りだけど……会場の震災の跡地は、やはり痛ましいわね。
- かん:
- ドイツの友人2人はね、ハーバーランドにも案内したんだけど「ここの投資は、出どころが違うだろうけど、なぜ町の復興にもっとお金を廻せないんだろう」と言ってたよ。
- あき:
- 大勢の人に、神戸や長田の被災地を見てもらうことも大切だわ。高速道路の開通はもうすぐだけど、住宅はまだまだだもの……。
※アジアタウンづくりが提唱されているが、それに関し「アジア映画を観る会」が結成され、9月28日を皮切りに、中国やイランや韓国の映画の上映が予定されている。場所は、長田消防署。(連絡先 TEL: 078−691−3746)
(和田 幹司)
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『みんな歌に合わせて踊ってました』 |
「7/27・28 会場入り口」 |
○すたあと長田の『サタデーエクスプレス』○
ミニFMラジオ局“FMわいわい”より放送中
毎週土曜日午後2時〜2時55分
周波数77.8MHz
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この「ウィークリーニーズ」は以下の皆様の協力により配られています
- ◎新聞販売店様のご協力で長田区内に折り込み戸別配布
- ・読売新聞 丸山IC ・読売新聞 新長田IC
・神戸新聞 五位の池専売 ・毎日新聞 丸山販売
・毎日新聞 尻池販売 ・読売新聞 御蔵IC
- ◎地元ボランティア団体・個人の協力により各地区の仮設住宅に配布
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▽姫路「心のケア」ネットワーク:玉手・新白浜(姫路市)
▽鹿の子台ボランティア連絡会:鹿の子台第1〜8(北区)
▽有野台ボランティア:有野台第1〜3・五社・東有野台・有馬(北区)
▽神戸女子大学ボランティア活動本部:桜木町(須磨区)
▽SVA神戸:長田区内各仮設
▽兵庫商会:南落合第1〜3(須磨区)
▽阪神高齢者・障害者支援ネットワーク:西神第7(西区)
▽りんくうネット:大阪府内仮設
- ◎すたあとスタッフによる配達(仮設住宅・店舗など)
- 長田区内各仮設および店舗等・東白川台(須磨区)・学園東町第5(西区)・星和台南ほか(北区)
- ◎コープこうべ様のご協力で店頭に据え置き
- ▽コープミニ ポートアイランド店
▽コープミニ 鹿の子台店
今号の制作スタッフ
- 編集長: 小野 幸一郎
- 副編集長: 吉田 信昭
- 版下: 吉田 信昭
- タイトル: 加瀬 久美
- 見出し・イラスト:家田 慈子・瀬戸 綾子・橋本 吏賀
- ワープロ入力: 和田 朋子
- ※インターネット・ホームページ:
- ../start/
numata@sakuraia.c.u-tokyo.ac.jp