「Weekly Needs」1996.2.15号(番外編1/2)
※この番外編は新聞販売店様のご協力で皆様にお届けしています。
今月はウィークリーニーズ本紙休刊につき、番外編とかえさせて頂きます。
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今、ボランティア?(と呼ばれている輩)
は何をやっているのか?
には何ができるのか?
震災直後の混乱の時、およそ100万人に及ぶ人々が神戸市内外で災害救援の「ボランティア活動」を行いました。その後、「ライフライン」が復旧し生活がとりあえずの落ち着きをみせるなかで、ボランティアの数も減少していき、活動の中身も変化していきました。そして1年後の現在でもいくつかのグループ・団体が様々な場所で活動を続けています。その多くは「すたあと長田」のように震災を契機に誕生した「ボランティアグループ」です。
- 「仮設住宅」支援
- 多くのボランティアグループは仮設住宅に住んでいる方々への支援をしています。主な活動はバザーやお茶会、戸別訪問によるケア、自治会づくりのお手伝いなどですが、特に仮設の立地条件が極端に悪いところや独り暮らしのお年寄りの方への支援が重視されています。
- 「まちづくり」支援
- 今あちこちの場所で進められている「まちづくり」。限られた条件の中で住居やまちを建て直すための支援を、法律・建築・都市計画など様々な専門の立場の方が行っています。また、まちの方々がよりよく話し合えるためのお手伝い(新聞・資料作り)や、ちょっとしたイベントづくりの協力などを行っているボランティアグループもあります。
- <人と人><人と町>を結ぶこと
- 「ボランティア」と呼ばれる人たちは別に「特別な人間」(ものすごく余裕があるとか、善意の固まりのような人とか)ではありません。その殆どが気持ち一つで、震災後の現状に対して自分ができることをやっているんだろうと思います。私たち「すたあと長田」も含め、これからも各々のグループが厳しい現実が広がるこの神戸(長田)で様々な活動を繰り広げるでしょう。もしよろしかったら気軽に声をかけてみては如何でしょう?いろんな人と人がつながりながら町の力になっていく。それが神戸の「復興」の何よりの力になると私達は信じます。
(小野 幸一郎)
すたあと長田の実体に迫る
マンガ「すたあと長田の実体に迫る」(作画:橋本リカ)
すたあと長田スタッフ募集中!!
【主な活動内容】
- ◎通信紙発行(ウィークリーニーズ)
- ◎ラジオ番組制作
- (FMわぃわぃ・サタデーエクスプレス毎(土)午後2時〜)
- ◎イベント企画・運営
等々
経験がなくても、長田を愛する心があれば十分!!
何かやってみたいと思っている方、ぜひ顔を出して下さい。
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「すたあと長田」のサタデーエクスプレス
FMわぃわぃ77.8MHz
すたあと長田は、1月17日に開局した「FMわぃわぃ」(鷹取教会内スタジオ)から「すたあと長田のサタデーエクスプレスを放送しております。
復興に向けて、熱く発信できるメディアがもっとあってもよいのではないだろうかと考え、長田の皆様の生活に密着した情報・話題・音楽などを、様々なゲストの方々をスタジオに迎えて、熱く激しく楽しく愉快にお送りしております。長田にご在住の皆様、ぜひラジオに耳を傾けて下さい。
なお、当番組では、毎週皆様からのご意見・ご感想・リクエストなどをお待ちしております。
(勝山 和哉)
▽ハガキでのリクエストは
〒653 神戸市長田区海運町3-3-8
FMわぃわぃサタデーエクスプレス係
▽FAXでのリクエストは
078-737-3187
▽ご意見・ご感想は
すたあと長田まで
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スタッフ紹介
- DJ:小野 幸一郎(28)
- 黙っているとアイルトン・セナ。喋りだしたら稲川淳二。約束の時間は守らないわ。マイクの位置は無視するわ...。スタッフ泣かせのこの男が、このわぃわぃの放送に参加する話を持ってきた張本人。熱い気持ちは誰にも負けないこの男。これから、どのように番組を盛り上げていくのか、乞うご期待!
- チーフエンジニア:勝山 和哉(26)
- この企画に何を思ったのか、毎週金曜日になると、大阪は池田からフラッとやって来る。ハングリー精神旺盛。甘いマスクにカタイ性格がミスマッチで面白い。
- エンジニア:筒井 裕貴(16)
- 高校中退。この「すたあと」にドップリはまった一人。今現在「自分の本当にやりたいこと」を求めて、活動中。
- アシスタント・ディレクター:田中 省吾(28)
- この原稿を書いている私のこと。スタジオ内の雰囲気作りや雑用など、控えめな担当の割には、態度は一番でかかったりもする。打ち合わせの時にもギターを抱えている自称ミュージシャン。
numata@sakuraia.c.u-tokyo.ac.jp