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山小屋泊で、奥多摩:雲取山へ
2019年10月26日(土)〜27日(日)
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 天候のすぐれなかった10月も終わりになり、雨マークがなくどうにか晴れも期待できるかもしれないこの週末。 これまでに何度か日帰り山行に出かけているメンバーの、初めての山小屋体験として雲取山荘に出かけることになりました。 往路は六月にも出かけた鴨沢から。 復路は、小屋泊まりで朝早くから行動できるから、と石尾根を奥多摩駅まで歩く計画です。 台風が何回か関東地方を通過し、山路も荒れている様子なので、山小屋で情報収集しながら、になりました。

第1日目:
 鴨沢(0740)→小袖乗越(0805)→堂所(0955)→七ツ石小屋(1050-1105)→ブナ坂(1135)→奥多摩小屋(1208-1215) →小雲取山(1245)→雲取山(1305-1400)→雲取山荘(1420)
 前回と同じ電車とバスで鴨沢へ。小袖乗越を越えて、登山道へ入ります。 振り返ると奥多摩湖の湖面は流木だらけ、登山道も倒木が多いですね。 水場を過ぎ、堂所を越えて、七ツ石小屋で小休止。 七ツ石の巻き路をどうにか通り過ぎて、ブナ坂にたどり着きました。
流木に埋まった奥多摩湖 雲取山の登山口へ 鴨沢からの登山路 どうにか白い富士山に出会えた
 空には青空ものぞいており、富士山や、遠く南ア北部の冠雪した尾根の遠望がえられます。 営業停止でロープに巻かれた奥多摩小屋を過ぎ、急登で小雲取山へ。 一投足で雲取山に着いたのは午後一時頃。 たっぷりと一時間程展望を楽しんだ後、重い腰をあげ、北面の路へ入れば急降下で雲取山荘に到着しました。
ブナ坂を過ぎ、展望の路へ 遠くに白い南アルプス稜線 小雲取山への登り路 振り返り見る大菩薩連峰
もうすぐ雲取山山頂 関東平野の遠望 雲取山北峰(三角点) 雲取山荘に到着
第2日目:
 雲取山荘(0515)→雲取山(0545-0655)→七ツ石山(0812-17)→鷹ノ巣山避難小屋(0940-1030)→鷹ノ巣山(1050-1100) →水根山(1125)→六ツ石山(1235)→三ノ木戸山分岐(1305)→林道(1425)→奥多摩駅(1505)
 未明、外を見ると、東京の夜景が見えています。 暗いうちに小屋を出発して、急坂を喘ぎ登って雲取山頂へ引き返します。 空は高曇りで、綺麗な陽の出を望むことはできませんでしたが、それでも少しばかりの朝焼けにも出会えました。
未明、東京の街灯り 陽の出方向、雲が紅い 未明の富士山 陽の出は雲の中
 雲取山頂避難小屋で朝食のおでんをいただき、準備万端で出発!。 ブナ坂から七ツ石山へ登り返した後、石尾根へ。 今日は長い行程なので、尾根筋は止めて水源巡視道をたどります。 少し荒れている気がしないでもないけれど、無事に巳ノ戸の大クビレに到着。 水場で水を補給して、鷹ノ巣避難小屋前でゆったりと食事をいただきました。
飛竜山へと続く山並み テンカラの中を降り下りる 七ツ石山を望む 七ツ石山山頂にて
雲取山を望む 奥多摩の山々の展望 紅葉始まる 巻き路を歩く(1)
巻き路を歩く(2)
 急斜面の尾根路を登って、鷹ノ巣山に到着。 展望を楽しんだ後、東へ下って、尾根路をたどり、水根山から城山を過ぎると、急降りで将門馬場へ。 緩やかに登り返すと六ツ石山の肩。六ツ石山の山頂はガスに巻かれて展望なし!でした。
鷹ノ巣避難小屋にて 鷹ノ巣山への防火帯の登り 鷹ノ巣山にて 南面に展望の鷹ノ巣山
城山を過ぎての急降り 六ツ石山にて
 六ツ石山から再び縦走路に入り、三ノ木戸山を巻いて、しばらくで急角度で左下に下ると、林道に飛び出して登山道は終わりました。 絹笠の集落を通り過ぎ、車道になれば、もう少しで奥多摩駅です。
霧の登山道を進む 登山口で林道に飛び出す
 奥多摩駅でホリデー快速に乗車できたおかげで、早々と帰宅することができました。 今日は天候が芳しくなかったためか、驚く程乗客が少なく電車も混むことなくすみました。
 
 今年の六月に出かけた雲取山へ、 昨秋と同じコース採りで出かけました。 違うのは、雲取山荘に泊ったこと。 「思っていた以上に良い部屋で満足です」との感想だったから、成功!したのでしょうか?。 これで、北へも南へも足を向けるようになるかな・・?
 秋の山と言えば、紅葉、ですが、今年の秋は気温が高めでもあり、紅葉は遅いようです。 2000mの稜線近くでようやく始まったばかり、の印象でした。 秋が深まるにつれて段々と下がってくる紅葉。稜線でもこの後、十日〜二週間位は楽しめそうですよ。
 今年の九月から十月にかけて、関東地方は何度か台風に襲われました。 この山行の一週間前にも台風21号が通過したこともあり、登山路の様子が心配でしたが、 鴨沢からの路や石尾根(の巻き路)は、少し落枝が多いかな?という程度で通過することができました。 結構幸運だったかもしれません・・・。

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制作:加藤 輝男 2019年10月31日
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