ホーム日付順 | 地域別 | お気に入り | イエローページ


秋空の下、南ア:鳳凰三山
2012年10月13日(土)〜14日(日)
地図はこちら
 
 安定した天候を告げるかのような10月の青空。 まだ少しは展望の良い高山へ行かれるかな?、と遠近探して、鳳凰三山に決めました。 前の二回 (その1),(その2)は 共にGWの雪山だったので、無雪期は初めてです。 野呂川の向かいに聳え立つ北岳、甲府盆地の向こうの富士山、そんな展望が期待できます。 下りはこれも何度目かのドンドコ沢、急坂ですがいくつかある滝を眺める楽しさもありますし、ね。

第1日目:
 夜叉神(0815)→夜叉神峠(0905-15)→杖立峠(1020-25)→苺平(1140)→南御室小屋(1215-30)→薬師岳小屋(1330)
 朝の甲府発広河原行きのバスを夜叉神で降りて、峠へ向かいます。 まずはドッシリと根を張ったような北岳と対面、やっぱりいいな〜。 ここから薬師岳小屋まではほぼ樹林帯の中で展望もなく、黙々と高度を上げて行きました。 水場のある南御室で小休止の後、急坂をこなすといくらかで岩峰となり、一投足で薬師岳小屋に着きます。 久しぶりの好天気のためか、小屋はほぼ満員でした。
白根三山、夜叉神峠から 南御室小屋 薬師岳手前の岩峰 富士山遠景、岩峰から
観音岳を望む 富士山、夕景 北岳夕景、空が広い・・・
第2日目:
 薬師岳小屋(0510)→薬師岳(0520)→(0540-0600)→観音岳(0615)→赤抜沢ノ頭(0710-15) →鳳凰小屋(0745-0800)→五色ノ滝(0830)→白糸ノ滝(0850)→鳳凰ノ滝(0925)→南精進ノ滝(1000) →沢コース分岐(1045)→青木鉱泉(1110)
 未明に小屋を抜け出して薬師岳へ。稜線をたどりながら、撮影場所を探します。 生憎の薄曇りのために御迎光はダメでしたが、観音岳に着く頃にはいくらか青空がのぞき始めました。
未明の八ヶ岳、浅間山も見える 未明の富士山 朝の北岳、一面の薄雲 行く手の地蔵岳、左手に甲斐駒ケ岳が見える
地蔵岳 北岳を返り見る 早川尾根の向こうに甲斐駒ケ岳 地蔵岳、左手遠景は八ヶ岳
スッくと聳え立つ地蔵岳 甲斐駒ケ岳とお地蔵様 観音岳をふり返る
 地蔵岳のオベリスクを横目に見て、下山コースはドンドコ沢へ。 いくつかある滝がちょうど良い休憩ポイントとなります。 紅葉と滝の取り合わせも好いものですね。 12時15分のバスに間に合うかな?と思いながら歩いていたら、一時間も前に着いてしまいました。 そんなに急いだつもりはなかったのに・・・??
テンカラ(天然カラマツ)? 地蔵岳を返り見る、空が青い 富士遠景、谷の切れ間に 五色ノ滝
白糸ノ滝 鳳凰ノ滝 鳳凰ノ滝 シラヤマギク
カ二コウモリ 沢の上流に、地蔵岳を見つけた ノコンギク トリカブト?
エゾリンドウ? 南精進ノ滝 南精進ノ滝、滝壺 トネアザミ?
 青木鉱泉からバスで韮崎へ。韮崎からはゆったりと各駅停車で帰ってきても、まだ3時過ぎでした。 駅前に降り立ったらアスファルトが濡れているのに驚きました。なんか不安定な天候だったようですね。
 
 ドンドコ沢は2年前にも歩きましたが、鳳凰三山を前回歩いたのは1996年だから16年も前ですね。 GWの雪山なので眺めはずいぶん違いますが、雪がそれほどなくて夏道ものぞいていたので、 あの時もこんな路だったかな?と思い返しながら歩いていました。 せっかくの展望の稜線なのですが、天気予報は快晴を告げていたものの、薄雲で陽の出・陽の入りが見られなかったのが残念でした。
 久しぶりに泊まった薬師岳小屋、好天の予報で満員でしたが、 心なしか顔ぶれが少し変わって、若い人達が増えたように感じます、山ガールも見かけたし・・・。 老いも若いもみんな元気で山歩きをできるのが何よりです。^_^;;

[戻る]

制作:加藤 輝男 2012年10月20日
Copyright © 2012 by Teruo Katoh