2001年夏−南アルプス主脈大縦走[前半] 2001年7月28日(土)〜8月3日(金)			地図はこちら
2年前に一度計画して行けなかった南アルプス主脈縦走を再度計画しました。 登山口は便ヶ島、下山口は北岳・広河原。 真っ正直に行くと、6泊7日になるのですが、休みの都合もあるので、どうにか5泊6日で歩けないかな？ と都合の良いことを考えながら･････^_^;;　どうか天候が持ちますように････
第１日目： 　平岡→便ヶ島
バスの時間もはっきりしないまま、ともかく飯田線で平岡に到着。 駅前に止まっていたバスを乗り継いで、和田から上村役場前まで。 ここでタクシーを拾って、便ヶ島に到着しました。 明日の行程を考えると易老渡の方がよかったのですが、便ヶ島なら水場があるのでテント泊できる、 と思ったのに、肝心の水場がなくなっていました。 天候も悪いため、早々に不貞寝になってしまいました。こりゃ、先が思いやられるかな･････
第２日目： 　便ヶ島(0410)→易老渡(0435-40)→面平(0650-0700)→易老岳(1040-55)→三吉平(1200-10)→光小屋(1340)
易老渡からの路は一度ＧＷに歩いていますが、たしか急坂を黙々と登る路。 涼しいうちにと、薄暗い中を出発したのですが、テント泊の装備と食料にやはりバテてしまいました。 易老岳に昼前に到着してホッと一息。 ここからは一昨年辿った路なので、安心して歩けます。 ザックの重さに喘ぎながらも、光小屋に到着しました。フ〜〜ウ
光岳は頂上付近が平らな山で、その一角の静高平付近はお花畑になっています。 目に付いたものをカシャカシャ撮っただけなのですが、うまく撮れていますでしょうか？････
第３日目： 　光小屋(0505)→三吉平(0550)→易老岳(0650-0700)→希望峰(0835-0915)仁田岳往復 →茶臼岳(0955-1005)→お花畑(1040-1100)→上河内岳(1200-25)山頂往復→聖平(1350)
朝目を覚ますと、外は快晴！。出発の準備をしてから、カメラと三脚を構えて、日の出を待ちました。 富士山がシルエットに染まっている様子、毎日こんなだったら好いのだけど････。
聖平へは一昨年歩いた路を辿ります。 途中、希望峰から仁田岳に寄り道して、やはり写真を撮っていました。 ところが、もう一足で茶臼岳、って時にガスが出はじめて、一面真っ白に･････。 風が強いので、ガスが流れているため、晴れたりガスったりの不安定な天気が、聖平まで続いていました。
水も足りているので、風の強い茶臼岳稜線をやり過ごして、上河内岳の手前にあるお花畑で小休止。 ここから見上げる上河内岳は迫力があって、好きな景色のひとつです。
「ガスで真っ白」この鬱憤を晴らしてくれたのが、上河内岳〜南岳の間の稜線東斜面に咲いていた高山植物でした。 こんな急斜面に這いつくばるように広がるお花畑を大好きになってしまいました。 花の名前がわかればもっと楽しいのですが････
第４日目： 　聖平(0200)→小聖岳(0310-20)→聖岳(0425-0510)→コル(0600)→兎岳(0650-0710) →中盛丸山(0840-55)→百間洞(1015-30)→百間平(1130-35)→赤石岳(1335)
一昨年に見た朝焼けの赤石岳が忘れられず、 「今回は日の出前に着くよう」にと夜中の2時に聖平を出発しました。 出発の頃は星空だったのですが、小聖の手前あたりからガスと風が出はじめ、聖岳では一面ガスの中。 しかも気温9度で、強風が吹き荒れていたので、早々に退散する羽目になりました。 兎岳とのコルではガスが切れたものの、兎岳はやはりガスの中。ついてない〜〜。
小兎から中盛丸山への稜線を辿っていると、突然ガスが切れて晴れ間がのぞいたのでした。 中盛丸山で飽くまで景色を眺めた後、百軒洞山の家へと下りました。小屋の水源の小沢の水のおいしかったこと････。 百軒洞山の家は確か94年(?)に移動/建替えされており、3階建ての立派な小屋になっていました。 十年以上前に南部を縦走した際の古い小屋が懐かしいな･････。
今日はもう一息足を延ばして、赤石岳の避難小屋までの予定です。 水場がないので水筒にたっぷり水を詰めて、重くなったザックを背に、百軒平への登り300m、 さらに赤石岳への300mを登り返します。 朝早くから歩いている身には、ザックが重い･･････。ようやくで避難小屋に到着。 ここの避難小屋も建替えされ立派になっており、女性の管理人さんが常駐していました。

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制作：加藤 輝男　2001年8月18日
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