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1999年夏休み 南アルプス南部〜光岳から聖岳へ
1999年8月1日(日)〜8月4日(水)
地図はこちら
 
 久しぶりに、光岳から塩見岳か北岳まで南アルプスを縦走する計画を立てたのです。 入山口は便ヶ島の予定だったのですが、飯田からの足を確保するために「予約の電話を入れないと」と電話かけようとしたら、 廃業していたことが判明。 急遽、計画を変更したのですが、それまでの熱が一気に冷めてしまって、光・聖だけになってしまいました。来年こそは・・・・?。

第1日目
 畑薙ダム(0900)→大吊橋(0950)→ウソッコ沢(1120-30)→横窪沢(1310)
 夜行を避けるため、前日は静岡のホテルに宿泊、早朝のバスに乗って畑薙ダムへ。雲があって、展望がよくありません。 10年前に歩いた道を逆にたどって、ウソッコ沢から横窪沢へ。 まだ時間は早いのですが、明日は光岳までの行程なので、今日は横窪沢でテント泊まりです。 それにしても、小屋がきれいになっている・・・・。
畑薙ダムを振り返る 日本一の畑薙大吊橋
第2日目
 横窪沢(0400)→茶臼小屋(0615-0705)→茶臼岳(0735-45)→希望峰(0815)→易老岳(0925-30)→三吉平(1025-30)→光小屋(1145)
 早朝の涼しいうちに稜線へ出るために、朝4時に出発。夜中に雨が降ったりして、天候は良くなくて、茶臼小屋に着いた頃は小雨でした。 どうも標高2500m以上はガス(雲)の中のようで、山を上ったり降りたりするごとに、ガスが晴れたりかかったり、という天気でした。 だもんだから、のんびり休憩する気も起こらず、光小屋まで歩いてしまいました。
ガスに浮かぶ茶臼岳 頭を出そうとしている兎岳・聖岳 易老岳下から光岳方向を望む
 光小屋も昨年新築したばかりだそうで、食事付きになっていて、食事・寝具付きで宿泊する中高年の人たちが目につきました。 南ア南部も変わったよな・・・・・。
センジガ原から振り返る聖岳 センジガ原の向うに光小屋が・・ 光岳から望む聖岳
第3日目
 光小屋(0515)→三吉平(0600-05)→易老岳(0710-25)→希望峰(0900-30):仁田岳往復→茶臼岳(1015-30)→分岐(1045) →お花畑(1105-30)→上河内岳肩(1230-55):山頂往復→聖平(1440)
 今日は(も?)行程が長いので、早めに出発。天候は相変わらず、っといったところ。 それでも、希望峰に着いた頃はガスが切れていたので、仁田岳まで往復して、写真を撮っていました。 茶臼岳を過ぎて、亀甲状土のあるお花畑で昼食です。 ここから見上げる上河内岳はすっきりと見えていたのですが、竹内門を過ぎる頃からガスが出てきて、 上河内岳に着く頃は一面真っ白、なんかクタビレ儲けっていった気分・・・・。 で、長い下りで疲れた足を引きずって、聖平到着(ここも小屋が綺麗になっていました)。 明日は、聖岳だ!!
聖岳方向の朝(1) 聖岳方向の朝(2) 聖岳方向の朝(3) 仁田岳から喜望峰への道
仁田岳からの富士山 喜望峰越しに望む聖岳(1) ガス舞う茶臼岳山頂 喜望峰越しに望む聖岳(2)
上河内岳の遠望 仁田岳から喜望峰への道(2) 上河内岳へ続く登山道 その脇には聖岳が・・・
二重山稜にはさまれたお花畑 竹内門の奇岩 聖岳と聖平
第4日目
 聖平(0310)→小聖岳(0405-10)→聖岳(0510-20)→聖平(0636-735)→薊平(0755)→西沢渡(1015)→便ヶ島(1045)
 夜中に目を覚ますと快晴の上天気なので、頂上で日の出を見ようと、聖平を3時過ぎに出発、ヘッドランプを点けて歩き始めました。 明るくなる景色と競争しながら頂上を目指したのですが、結局頂上まで後少し、というところで日の出になってしまいました。 それでも、頂上は絶景!!。正面に見える赤石岳、荒川三山、が真っ赤に染まって見えました。来年はここを越えるゾー。
 一旦聖平に引き返して、朝食をとってテントを撤収し、薊平から下りになります。 歩くたびに暑くなるのを感じながら、樹林帯の中の急坂を下ってようやく西沢渡。軌道跡(?)をたどって便ヶ島へ。 聞いたとおり、小屋はなくて、平地になっていました。 今日はここでテントを張ってのんびりしようと考えていたら、光岳から降りてきた人に和田まで車に乗せてもらえたので、 平岡からの電車をうまく捕まえて、豊橋経由でどうにかその日のうちに帰宅することが出来ました。感謝!!
残念ですが、カメラが壊れて?・・・・・、写真は無しです、あしからず。
 
 前回、聖へ行ったのは1989年ですから、本当に10年ぶりでした。 あの時一緒だった人たちは今でもよい思い出です。 山慣れた人しか入れなかった南ア・南部だったのに、今回行ってみて様変わりしているのにビックリしました。 小屋は綺麗で食事付きだし・・・・。それにつれて、テント・食事を持たずに南ア・南部へ入ってくる人たちが増えています。 特に、便ヶ島に車を置いて、光・聖を回遊するコースが人気のようでした。 でも、ツェルトも食事も持たず、小屋へ行き着けなかったらどうするんだろう、と心配です。

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制作:加藤 輝男 2000年1月10日
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