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1989年秋−南ア:甲斐駒ヶ岳〜仙丈岳
1989年10月8日(日)〜10日(火)
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 今回の三連休ですが、この前の甲斐駒が忘れられず(?)に、 甲斐駒〜仙丈と連続で登ることにしました。 登りはもちろん黒戸尾根。七丈小屋、馬ノ背ヒュッテ、と展望を求めての山小屋泊りです。

第1日目
 横手(0850)→駒ヶ岳神社(0915)→笹ノ平(1120-30)→刃渡り(1230-35)→五合目(1330-1400)→七合目(1450)
 今回は七丈小屋泊りなので、自宅を早朝出発し、横手までバスにしました。 急登の黒戸尾根も二度目だし、七合目までなので、 それほどあせらずに登ることが出来ました。 雪がちらついて来て、五合目小屋で雪宿り(?)していましたが、結局予定通り七合目まで歩いてしまいました。
七丈小屋では、夏山の聖平で一緒だった人に再会しました。何という奇遇でしょうかね、彼等は金沢からなのですから・・・・。
第2日目
 七合目(0450)→八合目(0520-0600)→甲斐駒ケ岳(0650-0730)→駒津峰(0815-45)→北沢峠(0955-1040)→馬ノ背ヒュッテ(1250)
 今度は暗い内に小屋を出発し、予定通り、御来迎場で陽の出を迎えました。あれは奥秩父の稜線でしょうか。やっぱり御来光はいつ見てもイイですね・・・・。
地蔵から頭をのぞかせた富士山 地蔵から頭をのぞかせた富士山 八合目からの御迎光(1) 八合目からの御迎光(2)
八合目からの御迎光(3) 八合目からの御迎光(4) 甲斐駒の岩壁が陽に焼けている
 所々のツボ足や鎖場を越えて甲斐駒ヶ岳山頂に到着。仙丈や北岳が迎えてくれます。 白ザレを踏みながら急降下し、六方石を登り返して駒津峰へ。ここからの端正な甲斐駒も素敵ですね。 今回は(も?)双児山から北沢峠に下ります。
雪を冠った仙丈岳 北岳も白い 雷鳥がいた! 鳳凰三山と富士山
駒津峰から見た甲斐駒ヶ岳 鋸尾根の遠景 双児山から振り返る甲斐駒ヶ岳 薮沢を抱いた仙丈岳
 大平山荘に泊りたいのをグッとこらえて、北沢峠から薮沢を登ります。沢の傍を歩くので、早くから展望が開け、振り返れば甲斐駒がよく見えます。 沢をはなれるともうすぐ馬ノ背ヒュッテ。夕食後、夕陽に染まる山々を撮影するために、馬ノ背まで足を延ばしました。稜線近くの小屋はイイな〜。
薮沢からの甲斐駒の眺め 薮沢の眺め 薮沢から馬ノ背へ 馬ノ背から見る仙丈岳
雲海の鳳凰三山 甲斐駒も赤く染まる
第3日目
 馬ノ背ヒュッテ(0420)→仙丈岳(0520-0620)→小仙丈岳(0700)→大滝ノ頭(0730)→北沢峠(0815)
 ヘッドランプを着けて小屋を出発し、薮沢カールへと足を進めます。 さすがに「頂上で陽の出」という訳にはいかなかったけれど、甲斐駒、鳳凰三山、北岳、そして富士山の素晴らしい眺めに恵まれました。 南のほうに目を移すと、大仙丈岳の向うに、塩見岳、荒川岳、がうっすらと見えていました。 この素晴らしい展望を胸にしまって、小仙丈尾根を降りて、北沢峠に着いたのは、まだ朝の8時過ぎでした。
陽の出前・・・・ 甲斐駒の向うに八ヶ岳のシルエット お揃いの富士山と北岳(右) 御迎光(1)
御迎光(2) 富士山も赤く染まり始める・・ 中央アルプスに山の影が映る 甲斐駒ヶ岳のシルエット
仙丈岳にて 鋸尾根越しの八ヶ岳 南アルプス南部の山々 薮沢カールと仙丈小屋
小仙丈尾根と甲斐駒ヶ岳 陽が射し始めた仙丈岳山頂 甲斐駒・鋸尾根と八ヶ岳 大滝ノ頭付近からの甲斐駒ヶ岳
 
 一日目に黒戸尾根を歩いているときには雪が舞っていたのですが、南アでは小雪が北アでは大雪になったらしく、 小屋のテレビでは立山の中高年大量遭難のニュースが流れていました。 「晴れれば夏山、荒れれば冬山」になる10月は意外に遭難の多い時期です。 昨秋の八ツの時も大変でしたが、この頃の登山は、天候の読みと装備の準備が難しいところです。 家に無事帰り着いてこそが、週末登山家の登山なのですから、充分な準備と注意をしないと・・・・。

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制作:加藤 輝男 2000年11月19日
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