どのような場合に成長痛と診断されるのでしょうか?
成長に伴う原因不明の下肢の間接および関節周辺の激しい痛みを成長痛といいます。その特徴は、主に夜間に出る痛みであり、翌日にはまつたく痛みを残さないということです。一般に下肢の痛みを訴える小児の約30%が原因不明であり、これらの大半が成長痛と考えられています。
原因は何でしょうか?
原因は不明ですが、疲労によるもの、骨の変形によるもの、精神的なものの3つに分類されます。成長痛を訴える子供は、長男、一人っ子、祖父母と同居する子供に多いといわれており、また神経質な子が多いとされています。
痛みのある時の家庭での処置はどうすればいいのでしょう?
痛みのある場所をさすったり、マッサージやシップなどが良いでしょう。また、ビデオなどを見せるのも効果的です。
どのくらい続くのでしょう?
痛くなる回数は週に1、2回、月に1、2回とさまざまですが、毎日続くことはあまりありません。多くは、9歳までの間になくなります。
運動やお風呂はどうすればいいのでしょう?
激しい運動の後に痛みを訴えることはしばしばありますが、多くは翌日に治るので適度な運動は必要です。また、成長痛は病気ではないのでお風呂に入ってもかまいません。