どんな病気ですか?
風邪のウィルス、特にRSウィルスによって起こります。気管支の奥の細気管支にまで炎症を起こします。冬に多く、2歳以下、特に6カ月ごろの赤ちゃんに良く見られる病気です。
どんな症状が出ますか?
「ゴホンゴホン」という湿ったせきが出て、のどから「ゼロゼロ」「ヒューヒュー」という音が聞こえたりします。もともと細い赤ちゃんの細気管支がさらに細くなり、呼吸困難を起こしやすくなります。
呼吸困難の症状を教えてください。
1. 息が速くなる。
赤ちゃんの呼吸は1分間にだいたい30〜40回の呼吸をしています。呼吸困難になるとそれが50〜60回に増えてきます。
2. 小鼻がピクピクする。
3. あばら骨の間がペコペコする。
(陥没呼吸といいます。)
4. 肩で息をする。
両肩が上がったり下がったりする状態。(努力性呼吸)
家での看護の仕方は?
あお向けに寝かせ、背中にタオルなどを入れて上体を高くしたり、部屋の湿度を上げると楽になります。水分の補給は十分に、せき込む時はスプーンなどで少量ずつ、こまめに与えます。しかし、呼吸困難の症状が現れたり、ミルクの飲みが悪い場合には、入院して治療します。