Corton Charlemagne 1997

Faiveleyのコルトン・シャルルマーニュ1997年です。あまり見かけないと思ったら0.6haのみの自社畑から造られる生産量の少ないワインでした。CCの代表といえば、Bonnuau du Martrey か Louis Latour などといわれますが、貴重なフェヴレイの一本が飲めました。


色合いは輝きのある山吹色。濃い目です。香り。すでに熟成香。でもきつくなく、おとなしい。酸はやや低めに感じ、ミネラルがたっぷりと乗っています。97ですから若干小さい年?味わいはソフトで甘く上品。重そうで重くない。といって、ピュリニーのように繊細ではない。ニュイとボーヌの差もありますね。クリーム系のソースを使った魚料理にあう中庸なワイン。しかし。時間とともにゆっくりと開いて、酸もはっきり主張をはじめ、大柄な女優のような、馥郁とした味わいになりました。

エチケットの表示は以下。

Recolte du Domaine Faiveley Corton Charlemagne Grand Cru 1997 No 1209
De cette recolte,il a ete produit 2780 bouteilles.

 

スタートは極上シャンパーニュ2本。Salon 1988 & Salon 1990 です。
サロンについては、ひろみみワインの別ページにもありますので、よろしかったら見てください。
そして本日の2本は極めて良い状態。ボトルも写真のようにとてもかっこいい。余分な飾りを捨てた自信に満ちた姿です。
90年は、ソフトでエレガンス、バランスがきれい。
88年は、腰が強くて刺激的。香りもたくわんのような熟成シャンパーニュ独特の香りを立ちのぼらせ、泡立ちも強く、インパクトがありました。

赤ワインはヴォギエのシャンボール・ミュジニー・プルミエールクリュ1998年。
ミュジニーの若木で造られる、タンザーおすすめの一本とのこと。
ミュジニーの王者は Domaine Comte Georges de Vogue、貫禄といい、品格といい、他とは一線を画している、しかし、高いです〜。そこで、本日はプルミエクリュ。ミュジニーになれない若木で一応格下げとなりますが、ヴォギエ様であることは間違いなし。Chambolle-Musigny Premier Cru と一行で書ききるところが潔いです。
これぞピノ・ノワールといった透明感のあるルビーレッドにすっきりきれいなフルーツ香。果実味もタンニンもたっぷりあって、ほんとはしっかりしてるのだけれど、なぜか「かわいい」と感じてしまうワイン。若木と聞いただけで、そう思ってしまうのかも。いつかミュジニーのぶどうになる日を夢見て育っていくのですね。なんて、ういういしい。

 

この日のワイン
Salon 1988
Salon 1990
Corton Charlemagne1997 Domaine Faiveley
Chambolle-Musigny Premier Cru 1998 Domaine Comte Georges de Vogue
merci beaucoup!
 

飲んだ日 2002/8/21
スコア 17.5/20