Salon 1988 

 

プレステージシャンパンの中でも、とびきりspecialなひとつとなれば、このSalonでしょうか。憧れのサロンを味わえるチャンスにめぐり逢えました。

東京地方は連日33℃34℃という猛暑の中、シャキーーーーンと冷えたシャンパーニュを楽しもうという企画。
スタートは Delamotte Blanc de Blancs です。
このメゾンは実はサロンと同じコート・ド・ブラン地区のメニル・シュル・オジェ村にあって、サロンの隣とのこと。噂ではサロンのキュヴェが混入されているとか。そう思うとまた、一段とおいしく感じられます。
白桃と白い花の香り、チャーミングな味わいでスタートにふさわしいシャンパンです。

 

 

そしてもう、 Salonです。ヴィンテージは1988年。
只今、1990,1988,1985年が入荷したところとかで某○○本店にも並んでおりましたが、今日飲めるなんて!
シャンパン好きのメンバーとゆっくり楽しみました。みんな、言葉がない。でも何も言わないでいいですね。そんなシャンパンじゃないですから。

ちなみにサロンは、1867年に創業、1911年以降はこのヴィンテージ・シャンパンのブラン・ド・ブランだけを造っています。今までにたった29ヴィンテージしか造られていないというのですから、その姿勢のほどが窺われます。出荷されるのは、瓶詰めされてから少なくても10年から12年の熟成ののち。ルミアージュもすべて人の手で、というこだわりのメゾンです。

最後にグラスには甘い黒蜜の香りが立ち上り、格別なひとときです。


この日のワインリスト。

1 Blanc de Blancs Brut NV Delamotte
2 Le Mesnil Blanc de Blancs 1988 Salon
3 Pinot d'Alsace 1999 Zind Hembrecht
4 Beaune Clos de Feves 1993 Chanson
5 Latricieres-Chambertin 1994 Faiveley

ウンブレヒトのピノブラン。濃い、濃い、グランクリュのようです。
シャンソンのボーヌも絶品の香り。
そしてフェブレイのラトリシエール・シャンベルタン。グランクリュ。なかなか飲めるものではありません。

暑さを忘れる優雅な夜でした。
misiapapa、アレンジありがとう。

 

 



 

おまけに頼んだワインは圭角さんお薦めのムルソー・ペリエール。
珍しいLuciende Moineというネゴシアンもの。
たっぷりの栗の香りでした。デリンジャーみたい!
 

 

ヴィンテージ・シャンパン 当たり年のみ造られ出荷まで通常6-7年熟成される。
ちなみに、最近のビンテージ。
1990 コク・バランス・骨格と三拍子揃った当たり年。
1988 腰が強くハードで洗練された長熟タイプ。
1985 腰の強いしっかりしたタイプ。よいメゾンのものはさらに熟成可能。
1982 リッチでパワフル。飲み頃であるがまだ熟成 OK。
70年代のよい年。1979、1975、1971、1970。

ル・メニル・シュル・オジェ村のレストラン「Le Mesnil」のワインリストはすばらしいそうです。
それはそうでしょう。いつかは行ってみたいですね。夢の話しです。

 

飲んだ日 2001/8/1
スコア 19.5/20