恒例「お勧めCD紹介」コーナー

中:では、そろそろ最近お勧めのCDを聴きましょうか。
青:最近っていってもねえ。あんまり新譜とか聴かないんですよ。
  …それじゃあ今日買ったやつをいきましょうか。マーヴィン・ゲイの
  "What's Going On"のスペシャル・エディション。これを聴きたくて。
  2枚組みで片方がライブなんですよ。'72年の。晩年のものって結構でてるけど、
  この時代のものってあまり無いんだよね。
中:もう一方は正規版のリマスターですか 青:リマスターと、同じ曲並びで別ミックスが   入ってるんじゃないかな。 中:(演奏始まる)…のっけからムーディーです   ね(笑)オネエチャン、キャー!な感じ。 青:「SOUL TRAIN」とか観ても凄いもんね。 中:青山さんもライブ、女性の方多いじゃない   ですか。 立:綺麗なお姉さん、多いですよ。 青:そう?目の色変わっちゃいそうだなあ(笑)
 What's GoinG On" DELUXE Edition 中:ライブ盤とか、出されないんですか? 青:やっぱり、勇気が、要りますね。ライブ盤は。 中:出す意味って絶対あると思いますけど。 青:やっぱり、聴く人の立場だと、多少の粗があるくらいのライブ盤って魅力的なんだ   ろうけど、自分が出そうとすると、かなり躊躇しますね。凄く気になりますよ。   音源自体は今までから録ってるものがあるから出せなくはないけど 中:客観的に聴いてみると? 青:自分のライブの音源聴くの、嫌いなんですよねえ。 中:自分の声を聴くのが嫌いとか、そういう感じですか 青:それに近いかも知れない。オーバーダビングまでするのも興醒めだしなあ。 中:逆にリミックスにして出したりする人もいるじゃないですか、素材として完全に   調理してしまうというか。 青:そこまでいくと、やってる側としては楽しくなるかも知れないね。でも逆に   リスナーの立場からすると、あまりライブのリミックス盤って聴く気が   しないんですよ。どうせ出すならそのまま録ったものを出して欲しいって   のはあるし。リミックス盤とかも買わないしなあ。 中:ご自身の作品のリミックスとかは、興味ないですか? 青:自分で作るのはね、また違った作品が生まれたりとか。 中:以前、過去のアルバムを録リ直したいという話もありましたが。 青:ああ。でも最早、過去を振り返るのはやめましょうという感じですね(笑)   今更そんなこと言ってもしょうがないし。
中:先日の公演以来、ディランどっぷりって感じ   ですか? 青:いや、どっぷりって訳じゃないけど… 中:先日のさかなのカバー、凄いのを通り越して   笑ってしまいましたよ(笑) 青:いやぁ…あの曲は強烈にボブを感じたんで。   ボブが演ったらどうなるかなあと。 中:イメージとしては今年入ってからはボブ・ディ   ランとジョージ・ハリスンなのかなあと(笑) 青:いや、マイブームとかそういうのは全然無いん   ですけど。
  Bob Dylan"TIME OUT OF MIND" 中:ディランは結局何回観られたんですか? 青:結局1回だけ。何度も観たいけど…高すぎまっせ(苦笑)だから、ボブ・ディラン   追っかけサイトを毎日見て「こんな曲演ってるー」って(笑)。毎日演ってる事   全然違うんだよね。アンコールが7曲くらいあって、それだけが毎回同じなんだけど、   本編は毎回全然違う。大阪1日だけ"Tears of Rage"演ってて 中:おおーっ!
青:…観たかったなぁ…1回しか演ってない曲がいっぱい   あるんだよね。 中:でも多分、サビにくるまで何の曲か分からないんで   しょうね(笑) 青:でも思ってたほどではなかったですよ。崩してはいるんだ   けど、大分前にテレビで観た時よりは。テレビで観た   "All Along The Watchtower"とか全然分かんない唄い回し   になってたりとか。今回は分かりやすかったね。今回   『血の轍』とかの曲が多かったんだよなあ。好きなんです   よ。編成も格好良かったんですよ。キーボードいないし。   ギターのチャーリー・セクストンが良かったんですよ。   リズムギターに徹してて。堅実な感じで。ジョン・フォガ   ティみたいで(笑)

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