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花一杯の上州:袈裟丸山へ 2002年5月4日(土)〜5日(日) |
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大型連休の好天候もまだまだ続きそうなので、ガイドブックを探して、わたらせ渓谷鉄道から袈裟丸山へ行くことに・・・・。 もうツツジの季節だろうし、前に庚申山荘に泊まったので、山容も大体分かっているので、安心ですしね。 わたらせ渓谷鉄道の電車の時間に合わせて、朝は少しゆっくり目に出発しました。 山頂近くに避難小屋があるのですが、定員六名と小さいので、念のためにテント持参です。 | |||
第1日目: 沢入駅(1045)→造林小屋(1130)→塔ノ沢登山口(1205-10)→寝釈迦(1300-15)→賽ノ河原(1415-25)→小丸山避難小屋(1515) |
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今回のコースは行き・帰りとも林道歩きが長いのです。沢入駅で電車を降りて、歩くこと1時間少しで登山口に到着。 やっと登山道が始まります。沢沿いの石の多い道をたどり、急坂を登ると寝釈迦に着きます。 寝釈迦の前後を中心にニリンソウなど春の花が咲き誇っていました。 | |||
沢沿いの道をなおも進み、登山道が左手に沢を離れるようになると、新しい避難小屋に到着、一息で賽ノ河原です。 一面咲き誇っているヤシオツツジを前景に、袈裟丸連峰が一望でした。 ツツジの中を抜け、小丸山は左に山腹を巻くと、やがて小丸山避難小屋が見えてきました。 | |||
3m四方くらいの小屋には4人グループが先客でいましたので、テント泊にすることに・・・・。 テントを張り、水を確保して一息ついていると、雨が降り出しました。 天気予報通りとはいえ、いやなものですね。雨は10時頃まで続いていました。 | |||
第2日目: 避難小屋(0430)→前袈裟(0525)→後袈裟(0555-0610)→社(0655)→群界尾根登山口(0750)→大滝(0845)→追付橋(0918) |
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朝外を見ると、雲が多いながらも晴れそうな様子。テントを撤収して、出発です。 昨夜の雨で下草は濡れているし、道はぬかるんでいるし、ですが、空には青空が広がっていきます。 たどり着いた前袈裟で赤城山などの展望を楽しんだ後、八反張のコルを慎重に通過すると、一登りで後袈裟に到着。 ですがガスに巻かれて展望無し。バスの時間も気になるので、早々に登山口へと向かいました。 | |||
郡界尾根の下りの途中、気の早いシャクナゲが二株だけ咲いていました。 緩くなった坂道のツツジのトンネルを抜け、八重樺原から木段の急坂を降りると、 ここから長い林道歩きが始まります・・・・。 | |||
林道をひたすら下り、大滝の見学にも寄らず、息せき切って歩いて、ようやく追付橋のバス停に到着。 ぎりぎりで村営バスに間に合って、小中駅までショートカットできました。 さあ、次は再びわたらせ渓谷鉄道に乗り、間藤駅から備前盾山へ向かいます・・・・。 | |||
ガイドブックを眺めながら「不便だから」と敬遠していた袈裟丸山ですが、 自然がたっぶり残っていて、意外と趣のある山でした。小丸山付近のダケカンバが良い雰囲気を醸し出していました。 難点は、電車を使用すると林道歩きが長いことでしょうか。沢入駅、小中駅からそれぞれ1時間半、2時間半ですから・・・・。 今回は一泊でしたが、ほとんどの人は折場口から日帰りで前袈裟を往復しているようでした。 往復5-6時間ですから、登山口まで車を乗り入れできればいいかもしれませんネ。 | |||
賽ノ河原手前の避難小屋は新しくなっていましたが、小丸山避難小屋は古いまま、定員約6名。 こんな小さな避難小屋に、夕方5時過ぎに、シュラフも(もちろんテント・ツェルトも)持たずに来て、 「満員」で泊まれない!、と騒ぎたてる人たちがいたので、一騒動となりました。 営業小屋と違って、管理人のいない収容人員の少ない避難小屋は概して先着順になりがちで、 混雑時にはトラブルがあるようです。「混みそう」なら、テント・ツェルトの用意が必要ですよね。 余計な騒動(とトラブルとかアクシデント)を引き起こさずに済むのですから・・・・。 |
制作:加藤 輝男 2002年5月17日
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