心が安まる老子 伊藤淳子(著) PHPエディターズグループ
私たちも「老詩」をつくって見ようか・・・, 2006/03/16
「老子」は、汲めども尽きない世界です。数限りない読み方が可能なようです。この本は、いろんな職業人として(雇う人も雇われる人も、そして生活人としてもですが)の読み方を示してくれました。人としてまっとうに生きたい、しかし、うまくいかないことの多い職場。そんな中で、心安まる示唆を拾い上げることの出来る泉として著者の伊藤さんは「老子」を読み取りました。それを詩の形式により意訳して示してくれました。老子は詩である、ということは加島祥造さんが常々おっしゃり、「加島老詩」をものしておられます。読者それぞれが、「老子」を読みながら自分の「老詩」を作ってみるとおもしろそうです。