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「長春の給水塔（正）」へとぶ
長春の給水塔の話ならやっぱりおもしろい。興安大路の給水塔の位置をご存じの方がいらして、その場所を地図上に示して下さっていたのです。長春の櫻木小学校の同窓会のサイトです。その地図を、お許しを頂いて下に掲げました。ついでにその給水塔が写っている絵はがきも再掲しました。
崇智路給水塔の場所（櫻木小学校同窓会ホームページより）
興安大路から見た給水塔（李重，2005）
これによると、興安大路そのものからは離れています。崇智胡同に近いので櫻木小学校同窓会の地図には崇智路給水塔と書いてあります。絵はがきでは、望遠レンズの効果が出ていてかなり近くに見えているようです。望遠レンズで撮ると、左右の関係に比べ奥行きがぐっと縮められてしまうのです。給水塔は、「長春の給水塔」で予想したような興安大路沿いの屋根の上などではなく、白菊小学校の東側の「満州国集合住宅」の敷地内に建っていたとのこと。白菊小学校の北西隅と、写真を撮っていたと思われる大同広場西の電電会社ビルとのちょうど中間の位置に相当します。写真をよく見ると、そのくらいの位置関係には確かに見えます。忠霊塔が給水塔の右、意外に近く見えるのとも符合します。忠霊塔と給水塔の間に白菊小学校の屋根が見えていますが、今回の写真では見にくいです。給水塔が、今回明らかになった場所にあるのなら、興安大路の地べたから見たのではお店の屋根に隠れて見えないだろうから、給水塔が見えない興安大路商店街のもうひとつの絵はがきの件も納得である。
それにしても、随分背の高い大きなものを作ったもの、と驚かされます。そしてそこからの給水先は、どんな範囲だったのでしょう。その同窓会サイトには、順天地区に配っていたという記述がありました。順天小学校の方まで給水するとなれば大きくて高いものが必要だったろうと素人の私は思います。
謝辞：長春櫻木小学校同窓会のホームページより許可を頂き地図の掲載が可能となりました。深謝します。
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