『すたあと長田のサタデーエクスプレス』ゲストコーナー

Vol.0-A 1995年11月4日放送

テーマ: 「『男はつらいよ 寅次郎 紅の花』長田ロケについて」

ゲスト(所属):
平畑 翼さん(「寅さんを迎える会」最年少スタッフ)

平畑 翼さん

【聞き手】小野幸一郎&家田慈子&河合敏雅(すたあと長田)
【テープ起こし】金原雅彦(すたあと長田)

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小野:
「寅さんが先日ですね、長田でロケをやりましたけど、『寅さんを迎える会』というのが、定期的にずっと行われてまして、いろんな方が協力して寅さんを迎えたわけなんですけれども、その中の最年少の16歳の男の子に今日はスタジオに来てもらっています。平畑翼(ひらはたつばさ)君です。こんにちは、ども!」

平畑:
「こんにちは。よろしくお願いします」

小野:
「彼の紹介をいたしましょう。寅さんを迎える会というのがずっと開かれてましたけど、寅さんを迎える会にはいつから翼君は来てたのかな」

平畑:
「(1995年)9月下旬からだと思いますけれども」

小野:
「9月下旬から? ほんまに。新聞か何かを見て」

平畑:
「電話で聞いて知りました」

小野:
「実は彼はですね、寅さんを迎える会のですね、最年少者! 最年少者(16歳)からいきなりぶっ飛んでオレ=小野(28歳)=がいくんじゃないかっていうぐらいなんですけれども。結構、毎晩寅さんを迎える会、遅うまでやってること多かったですけれども、お父さんとかお母さんとかから怒られませんでしたか?」

平畑:
「まあ、何回か怒られました」

小野:
「あぁほんま(笑)。何回か怒られた(笑)。でも怒られたら君はやっぱ『いや、行くんだ』と言って……」

平畑:
「今もケンカ中です」

小野:
「今もケンカ中か(笑)。じゃあ戦いながらも寅さんを迎える会行ってたわけやなぁ。それくらいやっぱ寅さんが好きやと」

平畑:
「はい。3年前からずっと好きです」

小野:
「3年前からずっと好き。断言しちゃう」

平畑:
「はい」

家田:
「きっかけは?」

平畑:
「きっかけは、テレビ観たのが面白くて好きになったんです」

小野:
「テレビでな、うん」

平畑:
「その時の作品が第25作目『寅次郎 ハイビスカスの花』。それを観たんです」

小野:
「第25作。第26作は? ちなみに」

平畑:
「第26作目は『寅次郎かもめ歌』」

小野:
「27作は?」

平畑:
「『浪花の恋の寅次郎』」

小野:
「あぁーっははっ(笑)」

家田:
「全部知ってんの? すごいなぁ!」

小野:
「……というわけで、なかなか稀に見る翼君なのであります。翼君はね、寅さんの映画で一番好きなのって何?」

平畑:
「第45作の『寅次郎の青春』です」

小野:
「『寅次郎の青春』! これは、何が一番好き?」

平畑:
「泉ちゃんを追っかけていく満男の姿に感動しました」

一同:
「オォッー、パチパチ(拍手)」

小野:
「僕もやはり追っかなアカンと思いました?」

平畑:
「ハイ」

小野:
「君は今、追っかけてる人おるん?」

平畑:
「別にまぁ、いないですけどねぇ」

河合:
「彼女おるん?」

平畑:
「彼女? いません」

河合:
「好きな子おるん?」

平畑:
「好きな子? いや別にいないですけどねぇ」

小野:
「やはりもう今は寅さん一本と」

平畑:
「ハイ」

一同:
「う〜ん!」

小野:
「(長田ロケ)当日寅さんね、(95年10月)24日の予定やったのが(雨で)25日になってね。25日に寅さんに会えた?」

平畑:
「あ、会えました」

小野:
「握手とかしたん?」

平畑:
「握手はしてないですけどね、『寅さん!』と声掛けたら、ニコって笑ってくれました」

小野:
「笑ってくれたん!」

一同:
「オォッー、パチパチ(拍手)」

小野:
「ほんま! サインは貰えんかったんやなぁ」

平畑:
「サインはちょっと貰えなかったですね」

小野:
「それは迎える会で言っててね、受け入れる側の人間がそんなことしたらアカンということでね。この辺は迎える会の人すごいキッチリしててね」

平畑:
「迎える会でも、サインとか記念撮影はしないでおきましょう、っていう決まりがあったんです」

小野:
「そうか。ナンバー1の映画は第45作の『寅次郎の青春』。じゃあ一番好きなマドンナは?」

平畑:
「牧瀬里穂さんですね、マドンナは」

河合:
「オォッー、パチパチ(拍手)」

小野:
「拍手が起きてますね(笑)。これはきっと趣味がいいという拍手なんだと思いますが」

家田:
「どうなんでしょうかねぇ(笑)」

小野:
「なぁ、うんうん。木の実ナナとか言われたらどうしようかと僕も思うてたら(笑)。うふふっ(笑)」

平畑:
「いや、木の実ナナさんも好きですけど、ハイ」

小野:
「あぁ好きか!(笑)」

一同:
「パチパチ(拍手)、オォッー(笑)」

小野:
「やっぱここで拍手が起きなウソやなぁ、やっぱなぁ。そうかそうか。ちなみになぁ、寅さんが好きだと断言する日本の16歳の男の子っていうのも、なかなか稀に見るもんがあると僕は思うねんけど、寅さんの他に好きな映画ってあるの?」

平畑:
「どんな映画あるんかあんま知らんねんけど」

小野:
「あんま知らない? でもなんかやっぱ日本映画が好きなの?」

平畑:
「ハイ」

小野:
「ほんま。日本映画って言っても寅さん以外にもいろいろあると思うねんけど、寅さん以外に何が好き?」

平畑:
「まぁ……『釣りバカ日誌』ぐらいが好きですかねぇ」

小野:
「同時上映やんかおまえ(爆笑)。おな…(笑)同じ駒しかないんか(笑)同じ駒しか! うん……。それ以外には?」

平畑:
「それ以外はまぁ『ドラえもん』なんかが好きです」

小野:
「『ドラえもん』! なんかこの日本文化の王道を行ってますねぇ。『ドラえもん』なぁ。『ドラえもん』ももしかして1作目からずっと観たりしてる?」

平畑:
「いや、この歳になるとなかなか映画館に行くのが恥ずかしいんで」

小野:
「恥ずかしいなぁ!」

河合:
「16やねんから!」

小野:
「アッハッハ(笑)。あのなぁ寅さんってなんか年配の方がね、けっこう行きはるっていう傾向があるのかなっていう気もしなくもないんやけど、友達とかでね『あっあの寅さんのあの第四十何作すごかったなぁ』とかで盛り上がったりする?」

平畑:
「全然しないです」

小野:
「やっぱりなぁ(笑)」

家田:
「想像通りの答えですね」

小野:
「フッフッ(笑)やっぱでもじゃあ、誰にも話せん、つらいって感じやでやっぱ?」

平畑:
「やっぱ聞かれます。『寅さんが死んだらお前も死ぬか』とかいろいろ」

小野:
「で、聞かれたら君何て答えるの?」

平畑:
「いや、一応『葬式には行く』と答えてます」

一同:
「ハッハッ(笑)」

家田:
「この辺がサバサバしていていいですね」

小野:
「なんや『寅さん死んだらどないすんじゃお前』とか、そんな感じくらいの冷やかしくらいしか受けへんの?」

平畑:
「ハイ」

小野:
「ほんまにィ。かわいそうやなぁ」

平畑:
「別に何とも思ってませんけど。ハイ」

小野:
「でも君、学校の方っていうのは、なんや僕は(迎える会で)夜しか会ってなかったんやけど、学校の方はまじめに行ってる?」

平畑:
「いや、ロケの日は2日ともさぼりました」

小野:
「さぼった! はぁっ!」

家田:
「大丈夫だったそれで?」

平畑:
「見つかって怒られました」

小野:
「アッハッ(笑)。ちゃんとオチが付いてるとこがすごいな(笑)」

家田:
「何でバレたんやろうな?」

平畑:
「誰かが言うてしまったんです」

小野:
「言うてしまった。『寅さんロケ行ってるらしいぜ』って」

平畑:
「まあどういう感じだったか僕はいなかったから知らないですけど」

家田:
「そやなぁ。友達は結構、平畑君は寅さんが好きっていうこと知っているのかな?」

平畑:
「いや知ってます」

家田:
「みんな言っちゃう? ああ面白かったって」

平畑:
「ロケ観たことで有名になりました」

家田:
「あ、本当に」

小野:
「テレビでた?」

平畑:
「テレビでましたよ」

小野:
「あ、ほんまに」

平畑:
「後ろ姿だけですけどね」

小野:
「後ろ姿で『あっ、あそこに翼がおるやん』とかって思ったのかな。さて、その寅さんの映画、今回のロケは長田ロケってことでほぼ1日やったね」

平畑:
「はい。朝から夕方まで」

小野:
「朝から夕方までずっーとやっとって。どう、観た感じやとええシーンが撮れたと思う?」

平畑:
「はい。とても楽しみにしています」

小野:
「ああほんまに。タイトル何やったっけ?」

平畑:
「『(男はつらいよ)寅次郎 紅の花』です」

小野:
「長田のシーンは頭と終わりに出てくると」

平畑:
「合計5分くらいですね」

小野:
「いつからっていうのも知ってる?」

平畑:
「(1995年)12月23日からです」

家田:
「ちゃんと頭に入ってますね」

小野:
「松竹系でね、大々的に公開されるっていうことで。当然観に行くやろ?」

平畑:
「はい、当然観に行きます!」

小野:
「友達も誘って観に行くか」

平畑:
「はい」

小野:
「そやなぁ」

平畑:
「観に行ってくれる人いるかどうか分からないですけどね」

小野:
「ハハッ(笑)」

家田:
「作るんやって!」

小野:
「エキストラでは出れへんかったもんな」

平畑:
「はい。出なかったですね」

小野:
「僕もな、観に行くし、まあ……」

家田:
「そうなん?」

小野:
「観に行くよ! 当然よォ!」

平畑:
「ぜひ観に行って下さい!」

小野:
「蛇足ながら、『すたあと長田』の腕章も(寅さんの腕に)出演してますのでね、それを確認しに行きましょう(笑)。なんのこっちゃ(笑)。というわけで、あのどうも色々とありがとう」■


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