敦煌&西安
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タクスィム広場から路面電車に乗り、地下鉄へ。そしていざガラタ塔へ。
路面電車の通るイスティクラール通りは日本で言うなら青山辺りの雰囲気になるらしいです。
そして、路面電車を待っているとカナダ在住のフィリピンの方に道を聞かれました〜。ペラ・パレスを探しているそう。ここはアガサ・クリスティが定宿とし『オリエント急行殺人事件』を執筆した部屋が保存され公開している有名なホテルなんですね。余分にあった市内マップと路面電車の切符売り場を教えてあげて途中まで一緒に行きました。
ありがとうーーーー!!なんて親切な日本人なの!!
と大げさに感謝して行かれました。
そうなんです、トルコでは意外に英語が通じない。だから道に迷ったりすると外国人に聞きたいーって思うんですね。だって、私に道を聞く位ですから・・・・・
やっぱりマップ位は持っていたほうがいいですね。現地の人に場所を聞くにも、言葉は通じなくても地図でわかってもらえるから。

世界初の平和条約
翌日はクルーズとドルマバフチェ宮殿見学、そして軍事博物館などの見学です。


ボスポラス海峡クルーズ
考古学博物館 
アンカラの博物館の次にとても見たいものがあった場所です。それは、エジプトと結んだ世界初の平和条約の粘土板!
ただ、この博物館の目玉はアレキサンダー大王の石棺のようです。ガイドの説明もこれらが主になるので、私は同じ
目的を持った人と一緒に粘土板探しに走りました!とても小さな粘土板ですが、本物見つけました!!たった1枚の
この粘土板からエジプトとの関係が見えてくるのです。感動!の一言。エジプト、アブシンペル神殿の壁画にあった
カデッシュの戦いの様子が目に浮かびました。
粘土板を探す時は石棺とは別の建物(古代東方博物館)になりますので注意して下さいね。

気持ち良さそうにビール片手にクルージング!

船内では何故かキャビアが売っています〜。
どうやらトルコで買うと安いらしいのですが・・・・?
ボスポラス海峡沿いにある西洋風建築の宮殿。19世紀中頃の建設でオスマン帝国末期のスルタンの居城として使われたもの。帝位の間のドームは高さ36メートルあり圧巻です。
ドルマバフチェ宮殿
ガラタ塔からの眺め。アヤ・ソフィアとブルーモスクが
見えます。
宮殿正門
世界一短い地下鉄!
乗った感想は・・・あれ?これだけ?嘘でしょ?と思うくらい短かったです(笑)
だからでしょうか、殆んど誰も乗っていなかったです。
軍事博物館へ
ここでは伝統的な衣装を身につけたオスマン軍楽隊による演奏が見られます。
式典などで歩きながら演奏しているのを目にしたことがありませんか?あれです。写真がなくてここでお見せできないのが
残念ですが、動きがあって面白いし、それぞれ役割に応じた衣装など、目で見ても楽しめるし、大きなホールで勇壮な音楽を
聴くのはなかなかよいものでした!しかも観客の中に日本人がいると知って、日本人馴染みの曲を演奏してくれました。
意外にサービス精神があります(笑)。

これで大方の観光は終了。あとは自由にフラフラしておりました。
この日はチュラーン・パレスにて特別ディナー。
1867年建造の宮殿をそのまま利用したホテルで、ボスポラス海峡を目の前にした最高のロケーションにあります。
食事は海に面した宮殿の方でとりましたが、一般客室はお庭を挟んで別棟になっているそうです。
宮殿側内部は絢爛豪華な作りでちょっとした見学をしてから食事を楽しみました!
アレキサンダー大王の為に作られた石棺。
断定はされていないそうですが・・・
側面や天井は見事な彫刻で飾られています。

帝位の間
ハーレムの中の窓。
ここから外を見ていたのだそうです。
イスタンブールは Ceylan Intercontinental に3泊しました。
お部屋の様子からもわかるように豪華なホテルでした!

この日の夕食、ホテル前にある日本食レストラン『宝船』に早めに
行ったら、次々と入ってくるのは何故か同じツアーの方々。
「あら?どうしたの?」 「いや〜、外で適当に食べたけど・・・・」
世界三大料理の一つ、トルコ料理ですが、どうもこれは!というも
のにめぐり合えなかったようです。結局半数の方がここでお寿司なぞ
を食べておりました。私は茶碗蒸しやだし巻き卵も食べたりしてました
けれどね(笑)。
最終日はガラタ橋を渡ってスレイマニエ・ジャミィを見てからエジプシャン・パザールへ。
グランドバザールと比べると、こちらのバザールは地元の方用といった様子。

今回のトルコ周遊13日間も無事終了。本当はエーゲ海沿岸の方ではなく、ヒッタイト文明のハットウシャ遺跡などもっと奥地を見学したかったのですが、そちらの方まで行くツアーは当時殆んど無かったです。最近ではNHKスペシャルでヒッタイトの特集があるなど脚光を浴びてきたせいかツアーも充実してきていますね。次回は必ずハットウシャ遺跡へ!
また、行ってみて感じたのは地中海、エーゲ海、黒海と日本と同じく海に囲まれた国なんだな〜と。内陸ばかりに目がいっていましたが、この旅行で訪れたエーゲ海沿岸などのリゾートもとても良かったです。

最後に余談ですが、この旅行で残念だったのがトロイ遺跡。そこから発掘されたトロイの黄金はシュリーマンの持ち帰ったドイツから、その後戦争の混乱によってロシアに保管され、初めて撮影が許されたというNHKの番組も見たことがあります。髪飾り等本当に素晴らしい物でした!!今の貨幣価値で10兆円とか。こういった本来その発掘された場所でこそ価値あるものは、やはりその場で見たいですね。

エジプト、トルコときたので次はその間の国々を訪ねてみたいです。まづはシリア・ヨルダン・レバノン辺り。
政情不安定な国も多いのでいつ行けるかわかりませんが・・・・・・お終い